こんにちはミャーです。リアルタイムでは昨日からカナダに入り、これからユーコン準州のホワイトホースへ移動します。明日からは、
5日間のユーコン川下りに参加です!
わたしの世界一周は基本的に食テーマですが、食以外では「ユーコン川とアマゾン川はぜったい!」という位に行きたかった場所。キャンプしながらカヌーで川を下るので、その間はブログ更新はできなそう。なので次回は暫くお待ちくださいね。さて今回はアイスランド編最終回。朝イチからアイスケーブツアーに参加して、午後は人気エリアのゴールデン・サークル。最後までアイスランドを楽しみました!
※アイスランド通貨のクローナ(Kr)は、ほぼ1Kr=1円なので、文中の日本円換算は記載しないこととさせていただきます。
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思ってたのと違う?カトラ・アイスケーブ・ツアー。
このアイスランド一周で唯一の個室ホテルに泊まり、なんと朝食付きという至れり尽くせり。でもそのぬか喜びは束の間で、「朝食は7:30からです」のひと言で砕け散りました。
朝めし食ってたらツアーに間に合わん•••。
泣く泣く諦めて車を走らせたのでした。
集合場所のガソリンスタンド売店で、ささっとドーナツの朝ごはんが1235Kr(つまり約1235円ですね)。価格的には超高級なドーナツを齧ると、
つ、冷たい•••(泣)
冷蔵庫から出したてですからね。
出発時間の9時少し前にチェックイン。「少しハードだからよく読んでサインしてね」と免責の署名をして、緊急連絡先も書くよう言われます。ちょっと不安。
結構人が集まっていますが、7〜8人のグループに分けて少人数で行動するようです。
我々のガイド兼ドライバーは、もう少しでお爺さんという佇まいのすっ惚けた雰囲気が素敵な御仁。なげやりジョークを絡めながら喋り続け、車を奥へと進めます。
自分の運転じゃあ、絶対来れない場所に踏み込んでいくのが楽しいですね。
途中からは黒砂のダート道。地図にも無いような道をグイグイと進みます。
カトラ火山は氷河に覆われたバリバリの活火山。大規模噴火は100年ちょっと前ですが、小規模なのだと2011年にも噴火があったそうです。
だからこの辺り一帯は、黒砂や溶岩原や地熱地帯がごちゃ混ぜで、さらに氷河もあるという賑やかさ。
「ほれ、こうして掘ると温泉が出るんだよ」とガイドの爺ちゃん。なるほど、確かに温かい。
緑の山に氷山。不思議な景色です。
さて、ここからはアイゼンを装着。もちろんツアー会社が用意してくれたもので、ヘルメットも支給されてかぶっています。
氷に囲まれた坂を登り、
おお、この写真は随分ハードな登りに見えますね。実は全然そんなことなくて、
とりあえずここまでは楽勝です。
ひとしきり登り切ったところで爺ちゃんから注意喚起。「これから洞窟に入るから、ゆっくり確実に。1歩1歩アイゼンを地面に刺すように歩くんだ」というような事を教わります。「何かあればロープで助けるから慌てずに」と。氷の洞窟に踏み入るのですから危険もあるのでしょう。
身が引き締まる思いですね!
ザクリ、ザクリ。一歩一歩確実にアイゼンを噛ませ、滑らないように注意して進みます。断崖の谷間には簡素な木の橋がかかり、確かにここを踏み外したらちょっと危ない。でもまあ慎重に歩けば特にヒヤリとする事もなく、
いよいよ氷の中へ踏み込んでいきます。
中の壁や天井は所々青みがかってはいるものの、
全体としては黒白グレーのモノトーン。火山帯の氷河だとこうなるのでしょうかね。100mか200mか、向こう側に見えている光の先から一気に洞窟へ降るのかと思ったらお爺ちゃんてば…
皆んな洞窟はどうだった?
え嘘でしょ∑(゚Д゚)
光の向こうに本格的な洞窟が待ち受けていると思ったけれど、アイスケーブ・ツアーの氷の洞窟って今のだったんですか⁉︎ お爺、あれは洞窟じゃなくて、
トンネルって言うんですよ。
だいぶ期待と違う洞窟に完全な肩透かしですが、気を取り直して言うとすれば、
トンネルを抜けたら氷河だった。
360°氷に囲まれた世界。真っ白だったり青だったりの、綺麗なやつではないけれど、これはこれで中々の迫力です。
溶け出した水が滝となり、
それがまた氷河を侵食して流れを作っています。爺ちゃんに連れられて奥へと進み、ポイントへ着くとピッケルを渡されます。
よし、氷を砕いてみろ。
順繰りに氷を割って、その間爺ちゃんが写真を撮ってくれます。この辺りの氷は表面の泥を除くと中は綺麗。
氷河の氷をゲットしました!匂いは…クンクン…もちろんしない。味は…ペロリ…しない。色々確かめていると爺ちゃんが、
持って帰ってウイスキーでも飲んだらいいよ。
と。そうか数千年前の氷でオン・ザ・ロックというやつか。そういうのは南極のイメージが強くて失念していました。でも今持って帰って今夜はキツイなあ。なにせ明日のフライトは殆ど寝られない極悪スケジュールなのです。
氷は諦めて、またトンネルを通って元の世界へ。
ふと上を見ると、トンネルの天井に誰か登って作業しています。たぶん落ちそうな氷を除去しているっぽい。今にも足元割れそうで見てるだけで怖いですね。
結局ハードでも恐ろしくも全くなく、アイスケーブならぬ氷河と氷のトンネル散策は45分ほどで終了。想定とは違ったけれど、ガイドの爺ちゃんが魅力的でとても楽しい時間でした。
※このガソリンスタンド↓の敷地内にツアー会社Katratrack が入っています。
ゴールデンサークル突入!まずは美しいカルデラ湖、ケリズ/Kerið。
ツアーが終わり解散すると、時刻はすでに12時半過ぎ。相変わらず時間の余裕が無くてお昼は行動食で凌ぎますが、
いい加減に野菜を摂らないとマズい。
近くの町にスーパーを見つけたので、夕食用の野菜を買うことにします。
今日の宿は初日に泊まったレイキャビクのケックス・ホステル。あそこはキッチンも充実してましたからね。
あとソーセージも買って、ポトフにしましょう。簡単で安くて野菜たくさん摂れるから、今の状況ならベストでしょう。
さて再び道を西へと取ってひた走り、
ケリズというカルデラ湖にやってきました。この辺りはもうレイキャビクから1時間程度で来られていくつもの人気スポットが点在している、
ゴールデン・サークルと呼ばれるエリア。
駐車代が450Krを払い、湖が見える場所まで行ってみると、
なるほど、独特の深い緑ですね。これは見る場所によっても雰囲気が変わりそう。
お鉢回りができるようなので、ぐるり一周歩いてみます。
ほほう、こっちからだと雲が写ってまた綺麗。
うんうん、ケリズ綺麗ですね。
ストロックル/Strokkur の噴き上がる間歇泉が楽しい。
アイスランドの間歇泉といえばゲイシールが有名なのですが、近年は活動停止中。でも同じホイカダールル渓谷のストロックルで、噴き上がる間歇泉を見ることができます。
駐車場に停めてすぐ向こうに人が集まっていますね。近づいて行く途中、さっそく間歇泉が吹き上がりました。マジかいきなり!
近くに行くと、湯気が出ている泉があります。一応カメラを起動して待っていると、泉の一部がぶかりと盛り上がり、
あっという間に噴出。カメラを構えた時にはもう残滓しか写りません。むむむ、次こそはと完全に構えた状態で待つこと数分、
おっしゃ!
くおおおっ!
バシュン!
あ〜楽しかった。
間歇泉は5〜10分くらいの間隔で噴き上がるので、それほど待たずに見ることができます。
大地を割る大滝、グトルフォス/Gullfoss!
続いてはストロックルからすぐ近くにある滝、グトルフォス。ここもアイスランド有数の大迫力だというけど、どんなものでしょう。
無料の駐車場から整備された道を歩くと、遠くからでも水煙が上がっているのがわかります。
道が行き当たった場所は、上から滝を眺められる展望台。
うっわぁ〜何ですかこれは!!
満々とたたえられた水がまず一つ滝を作り、そのすぐ下でナイフのように三角の滝に傾れ込んでいます。
立ち上がる水飛沫に虹が出ていますね。
展望台の脇からは長い階段と更に滝へと続く道。帰りは登りで大変そうだけど、これは見ない訳にはいきませんね。
落ち込む場所を真横から見ると、それはもう大迫力!
滝を落ちた後の水は、割れた大地の間を遠く遠く流れて行くのでした。
グトルフォスは駐車場も馬鹿でかいけれど、お土産店もかなり広い。センスの良いものが沢山あって、かなり物欲を刺激します。
旅の途中だからあまり荷物を増やせないんですけどね、そういや先日タオルを失くしてしまったのでした。
よし、タオルゲット。良さげな風合いです。
大陸プレートの狭間を歩く、シンクヴェトリル国立公園/Þingvellir National Park。
最後に向かったのはシンクヴェトリル国立公園。
駐車場が沢山あって、そもそも敷地がとても広い。対岸に回り込むのも大変そうなので、P1に停めて歩くことにします。
駐車代750Krをカードで支払います。
P1駐車場から少し歩くとビジターセンターやトイレがあって、さらに進むと展望台に当たります。
ほお〜良い景色!
左を見ると、岩の丘がバックリ割れているのが分かります。
これが大陸プレートの狭間!
ヨーロッパと北米、2つの大陸プレートの裂け目をばっちり見ることができるのです。もちろんプレートは動いているので、年間数センチずつ広がっていくそうですよ。
そのプレートの間に遊歩道があるので歩いてみましょう。6つ上の写真の地図でいうと、ピンクの道を左から右へ。滝のある所まで行ってみます。
坂を降る時、遊歩道の脇を覗くと裂け目がぱっくり。
すごいですね、まさに地球を感じられる場所です。
このアイスランド国旗が立っている辺りは、昔々アイスランドの民主議会が開かれていた場所。各地の代表者がテントを持って集まって、ここでルールを決めたり折衝をしていたそう。あのThe Settlement Center で見たエギルのサーガにも出てきましたよね。
泉を通って、
最後はÖxarárfoss という滝。ここまで30分位です。前夜の寝不足に栄養不足が祟り、体力的にはもう限界に来ています。それでもここが今回のアイスランド一周で最後のスポット。ハードな強行軍だったけど、信じられないほど素敵な景色を山ほど見られました。
アイスランド最高〜!!
フラフラになりながら心の中で快哉を叫びます。車に帰りついたら、少しだけ休憩してから帰りましょうか。
レイキャビクで仮眠して、早朝便のフライトへ。
1時間弱でレイキャビクまで戻り、アイスランド最後の宿は初日と同じケックス・ホステル。本来ならゆっくり寝て、明日の最終日にレイキャビクをぶらぶらしたい所なのですが、なんとわたしのフライトは、
朝6:15発のグラスゴー行き。
4時にレンタカーを返す必要があり、その為には遅くとも夜中の3時に宿を出なければなりません。予約する時にGuide ito Iceland にはその旨を相談して24時間対応のレンタカー会社にしてもらっているし、ケックス・ホステルも24時間フロント対応。
そこは安心なのですが、宿に着いたら既に21時。
まずは速攻でポトフを作ります。雑に切って雑に味付け。とにかく今は、
スピードと栄養だけが優先事項です。
ポトフをかき込んでシャワーを浴びて22時。
いいよね1くらい飲んじゃっても。ホステルのバーでセッションIPAが1500Krです。何気にアイスランドで飲んだお酒はこれ1杯だけ。
くぅ〜旨すぎる!!!
元々予定に無い所に無理矢理組み込んだ5泊7日だったけど、アイスランドに来て本当に良かったです。
4時間ほどベッドに潜り込んで、まだ眠い目を擦りながら3時にチェックアウト。寝る前の22時半はまだ明るかったけど、今はもう朝焼けが出ています。
最初はおっかなびっくり走った空港への道も、慣れたものであっという間。セルフのガソリンスタンドで給油(3975Kr)して、満タン返しもバッチリです。レンタカー会社に着くと、担当の人はサッと一回りして、
パーフェクト!!
と。よしフロントガラスの傷、もとい汚れは大丈夫だったようです。空港まで送ってもらって、アイスランド旅は終了したのでした。
ところで空港があるケプラヴィーク周辺は、わたしがいた最後の方は地震が活発になっていて噴火注意の通知が来ていたのですが、
3日後ほんとに噴火しましたからね!
それでも普通に飛行機は飛んでたらしいけど、さすがアイスランド。当たらなくて助かったような、見てみたかったような…。
さて次回はイギリス北部、スコットランドの中心都市グラスゴーですが、冒頭に書いた通りリアルタイムでユーコン川下りに出るので更新はたぶん1週間くらい先になります。長年の憧れ、
ユーコン川を楽しんできますね!
それでは暫しお暇いただきます。
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