5月25日の木曜日。ミュンヘンからバスに乗って、オーストリアのザルツブルグ/Salzburg へ向かいます。ザルツブルグはモーツァルトの生まれた土地。至る所でクラシックのコンサートが催される、
まさに音楽の町なのです!
そして近郊の には「世界一美しい湖畔の町」として有名なハルシュタット/Hallstatt もあり、やること盛りだくさんのザルツブルグ2泊です!
※文中のレート換算はアテネで実際にセディナカードを使い調達したレートを四捨五入して、1€(ユーロ)=147円で記載しています。
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ミュンヘンからザルツブルグはバスで2時間。
今回もお馴染みFLiX BUS で予約して、9時発11時到着の便で12.99€(1910円)。ザルツブルグはミュンヘンから東へ向かい、オーストリアの国境を超えてすぐの場所なので近いですね。ミュンヘンのバス乗り場は来た時と同じこちら↓。
宿から歩いて行けるので楽ですね。
バスターミナルにはちゃんと電光掲示で行き先と便名、乗り場も出ているので分かりやすい。
今回乗るのは944便Rijeka 行きのやつです。
乗り場がわかったので待ち時間で朝ごはん。昨日ローテンブルクで買っておいた雪玉お菓子シュネーバルです。今日は小さい方ですね。
うん、甘い!
定刻にバスは発車して、広大な平原地帯を走ります。
すごいなぁ、真っ平だ。
これじゃあ日本と農業の考え方が違う訳だ。ヨーロッパの農業の機械化はすごいらしいですね。
11時を少し過ぎてザルツブルグ•サウスのバスターミナルに到着。郊外にあるバスターミナルなので、ここからローカルバスで市街地へ行かねばなりません。
その前にトイレトイレ•••と、あっありましたね、ガシャガシャ
あ、開かないだと⁉︎
近くにいたオッチャンは「ダメだ諦めな」と悲しそうに首を振り、わたしはというと慎重に膀胱さんと相談です。
よし、たぶんいける。
ザルツブルグもGoogleマップの路線検索が生きているのでそれを見ながら再び路線バス乗り場へ向かい、さて市街地への切符を買わねばなりません。イマイチ分かりにくい機械ですが、先に買ったたぶん中国人の子が教えてくれました。
どうやら時間制のようで、1時間の券が2.2€(323円)。
切符を買うとすぐに、市街へ向かう3番のバスがやって来ました。
この機械があるということは、切符を打刻しろという仕組みなのでしょう。ミュンヘンと一緒ですね。
バスは30半弱で宿近くのバス停に到着。今回の宿はWolfgang’s managed by a&o という大型ドミトリーホステル。チェックインは15時からというので荷物だけ預け、フロントの兄さんに聞いてみます。
こんな服しかないんだけど、クラシックのコンサートって行けると思う?
まあ普通ダメですよねと思ったら「うん、ミラベルのなら大丈夫じゃない?オレならこれで行けるよ」と自分の来ているTシャツを摘みます。そのTシャツはペラペラでスケスケのハイパーカジュアルなやつ。それで良いなら何でも良さそう!と早速ミラベルのコンサートを調べてみました。
ハルシュタット行きのチケットをゲットせよ!
コンサートに行くとしても、時間が許すのは今夜のみ。ネットでザルツブルグの観光サイトから入るも、今日の分はもう締め切っているようです。同じサイトに出ていたチケット売店に直接行ってみることにしましょう。もしミラベルが駄目でも対面なら、
この格好で入れるコンサートある?
と聞けますからね。
2つほどチケット売店の場所をチェックして、向かう途中に立ち寄ったのが、ザルツブルグ中央駅。明日、日帰りで行く予定のハルシュタットへの切符を買っておきたいのです。
駅に入ってまっすぐ進むと、右手にOBBのチケットオフィスがありました。OBBというのはオーストリアの国鉄。ハルシュタットへは鉄道とバス、2通りの行き方があるのですが、どちらもOBBが運営しているそうです。
鉄道とバスどっちにする?と聞かれて値段を確認すると、
バスは鉄道の半値レベル。
鉄道の方が景色が良いと何かに書いてあったけど、そんなに値段が違うならバスしかあり得ません。鉄道の値段は忘れたけれど、バスなら往復30€(4410円)です。
窓口で買うと希望時間の行程表を出してくれて、帰りの分もお願いしたら調べてプリントしてくれました。とはいえ翌日使ってみて分かったのですが、
受け取ったチケットに便の指定はありません。
その日ハルシュタットに行き帰りするOBBのバスなら、何時のどの便でも乗れるようです。
ザルツブルグ•カードと、ミラベルのチケット。
ハルシュタットはこれでOK。そうなると次はミラベルのチケットです。ミラベルというのはザルツブルグにある宮殿で、その中をコンサートホールとして使っている様子。
中央駅から歩いて、目星をつけておいたミラベル宮殿向かいのチケット売店へ行ってみます。パノラマツアーズというこちら、
さっそく聞いてみると、
うちじゃコンサートは扱ってないな。
ネットか向かいのミラベルで直接買えるんじゃないか?と言うので行ってみましょうか。あ、でもその前に、
ザルツブルグ・カードをここで購入。ザルツブルグ・カードというのは、ザルツブルグの名所の殆どが入場無料で、公共交通機関も乗り放題、遊覧船にまで乗れちゃう優れものです。24、48、72時間の3種類あって24時間なら30€(4410円)です。詳しくは解説サイトやこちらの公式サイトに譲りますが、素早く胸算用すると、
午後半日だけでもきっとお得!
考える事が多くて大変忙しいのですが、見切り発車で購入しました。
さて、道路を渡ってミラベル宮殿へ。1階をぐるりと回ってみても、チケット売り場は見当たりません。
コンサートの看板があるので2階へ登ってみましょうか。
ふむ、この中でしょうか。重い扉を開けてみると、
おお〜ここがコンサート会場ですか。大きくはないけれど、宮殿の一室でクラシックの生演奏なんて、
とてもザルツブルグらしい体験じゃないですか!
結局ミラベル宮殿にチケット売場は見つからなかったけれど、意を新たにして、もう1軒のチケット売店に行ってみましょう。
町を南に下りザルツァハ川を渡り、
ほぉ〜この辺りは建物も看板も綺麗ですね。
お、ここです。その名もチケットショップ!構えも大きいし、ここなら扱ってるんじゃないでしょうか。
あれ、人が居ませんね•••?
貼り紙を読んでみると、ただいま閉鎖中!諦めきれないわたしはその場でネットを漁り、さっきとは別のサイトで予約を敢行。お、今度は買えそうだぞとクレジットカード決済に進むと、
カード決済に失敗しました。
との表示。カードを変えてもやはり駄目で、よくよく縁が無いものと、一旦諦めたのでした。
ザルツブルグのご当地ストリートグルメ、ボスナ!
ハルシュタットやらコンサートやらで何もしないうちに時間がどんどん過ぎて行きますが、そろそろヤバい。明日は1日ハルシュタットだし、明後日にはザルツブルグを去るのです。
そろそろザルツブルグ飯を食べないと!
チケットショップからすぐのここ、バルカン・グリルはかなり知られた有名店。1950年に、今やザルツブルグのご当地ホットドッグであるボスナ/Bosna を生み出したお店です。
2番が人気らしいですが、オリジナルとある1番を注文。値段はどれも4.9€(720円)ですね。
座る場所は無いのでその場で立ち食いです。ガブリといくと、
お〜パンがザクっとして中は柔らか。
この食感は堪りませんね。ソーセージは無骨な味わいで、それを生玉葱が締めています。オリジナルのカレー粉が食欲をそそり、うまいです。これは2〜3本いけちゃいますね。
モーツァルトの生家で、コンサート欲が再燃します。
ボスナで胃袋もひと心地。それでは観光も進めましょうか。せっかくのザルツブルグ・カードですからね、30€のもとはとらないと。
まずは近くにあるモーツァルトの生家へと向かう途中、何かのサイトで見たチョコ菓子を発見。
モーツァルトクーゲル/Morzartkugel という、オーストリア土産の大定番だったでしょうか。確か発祥の店が有名で、偽物もあるから注意と書いてあった記憶が…
ここは偽物っぽいですね(汗)
2種類あってバラ買いできたし、ここでいいか。うん、美味しいですね。1個10秒で平らげて、こちらの黄色い建物がモーツァルトの生家です。
おお、一瞬閉鎖されてるのかと思いました。入場料は12€(1764円)ですが、ここもザルツブルグ・カードなら無料。
ちょっと得した気分ですね。
中に入るとまずはキッチン。宮廷音楽家だった父レオポルト・モーツァルトはこのアパートの3階を借りていて、1756年にモーツァルトがこの家で産まれたのだそうです。
産まれたの時に父親が書いた手紙とか、
こちらはモーツァルトが子供の頃に作曲した直筆の楽譜。一番早い作曲が5歳の時だそうですから、天才とは恐ろしいものです。
子供の頃の肖像画とか、
子供の頃に使ってたバイオリンだとか。5歳でピアノとバイオリンを弾けたんですって。
子供の頃から父親に連れられてヨーロッパ中を周り、宮廷で演奏をしまくったそうで、なんかマイケル・ジャクソンを思い出すような話ですが、
その人生は順風満帆とはいかず。子供の頃に観た映画「アマデウス」でも中々ハードな人生でしたもんね。
オペラの舞台ミニチュアとかも集めてあって、かなり見応えのある展示です。
こちらはリビングルームでしょうか。
最後にはモーツァルト作品を聴けるコーナーもあったりして、気分は俄かクラシックファン。先ほど諦めたミラベル宮殿のコンサートに未練が湧いてきました。最後のトライと、何度かお世話になっているget your guide サイトを見てみたら、
あら、買えちゃった。
灯台元暗しとはこのことですよ。20時からの回で38€(5586円)。よし、それまでしっかり観光して、オーストリア料理も食って、万全で臨むのです!
長くなるので今回は一旦ここまで。次回はザルツブルグ観光の続き、レジデンツと大聖堂、そしてホーエンザルツブルグ城です。食事はオーストリア十八番の豚肉料理、そしてミラベル宮殿のコンサートと盛りだくさんです!
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