現地ならではのおいしさを探して、ゆるゆると旅します

世界一周 めし旅

ユーコン4日目、最後の夜はカレーとスモア!

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こんにちはミャーです。ジャマイカに来て体調を崩し、ブログの更新がだいぶ遅れてしまいました。概ね回復してきていますが、メキシコに着いたらしっかり休養を取りたいと思います。さてブログは8月2日の水曜日。疲れは溜まっているものの、筋肉の方はそれなりにカヌーに慣れてきた気がします。4泊5日のカヌー旅はあっという間で、

この日の夜でキャンプは最後。

村跡探索やハイキング、川を流れ泳ぐ熊を見たりとイベント盛りだくさんだったけれど、オーロラを見ようと遅くまで起きていたキャンプの夜がとても印象深い1日でした。

※文中のレート換算はバンクーバーで実際にセディナカードを使い調達したレートを四捨五入して、1カナダドル(CAD)=106.8円で記載しています。


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ビッグサーモンの村跡と先住民のお墓参り。

朝起きるとコーヒーの用意ができていて、ユーコンの流れを見ながらゆっくり。

その間にも朝ごはんの支度は進んでいで、

今日の朝食はブルーベリーパンケーキとチーズオムレツです。キャンプ地でこんな上げ膳据え膳の生活って、

もうむしろ罪悪感すら覚えますね。

卵よりチーズの方が多いんじゃないかと思うオムレツですが、毎日カヌーを漕いでいるので胃袋は快調そのもの。

朝からしっかり食べてキャンプ地を撤収します。本日の行程を川地図で教えてもらい、10時頃に出発です。

漕ぎ出してすぐに一旦上陸。近くにあるビッグサーモンの村に寄ります。村と言っても人が住んでいる訳ではなくて、ここも昔ゴールドラッシュなどで栄えた跡地。

当時の小屋がいくつか残されています。

ふむふむ。

村跡から更に奥へと進み、

途中には動物のフン。これはムースか何かでしょうか。木には熊が縄張りを主張する為につけた爪跡が残っていたり、

大きな骨が落ちていたりと動物の痕跡があちこちに見つかります。

これはビーバーが齧った跡かもしれません。

先へ進むと開けた場所に出て、これは先住民の昔の墓地だそう。皆で手を合わせて再び船に戻ります。

丘の上からユーコンの絶景を望む。

今日もAさんが相方で、わたしが前に座ります。

先頭を行くガイドのSさんに離されそうな時は頑張って漕ぎますが、余裕がある時間も増えてきました。

こっそりグビリ。

川地図の見方も段々とわかるようになってきました。いつかまたユーコンに戻り、独りで川旅をしたいという思いがますます強くなっていきます。

独りで行くならもっともっとゆっくりペースで、気に入ったキャンプ地を見つけたら、何もせず2泊とかしちゃいたいものです。

集合の合図で船を寄せて、川を流れながらのオヤツタイム。再び離れて川を下っていくと、先を行く船から声がかかりました。

あれ、あれクマじゃない⁉︎

我々の数百メートル先を流れに乗って泳ぎ降る黒い塊。わたしの目にはハッキリとは認識できなかったのですが、確かにブラックベアだったそう。先日の白頭鷲の他にも鳥は結構多く見れて、ムース(大きな鹿)なんかは、かなり近くでハッキリと見ることができました。残念ながら写真は撮れていないのですが、グループツアーでこれだけ遭遇できたのはかなり豊作なのだそう。

今にも崩れて来そうな、実際に崩れることもあって危険なのだそうですが、砂と岩の崖を越えて進んだ所で上陸。

ここでちょっとハイキングするよ〜とSさん。先日の崖登りに近いハイキングよりは急じゃないとのことですが、

そこそこハードな登り坂が続きます。毎日カヌー漕ぎで運動しているとはいえ、尻から下は全く動かしていませんからね。急に脚に負荷がかかって身体がびっくりしています。

ひぃ、これはきつい。

本気でシンドくなってきた所で小休止。登りはもう少しですから頑張りましょう。

天辺で崖をぐるりと回り込むと、

眼下にユーコンの美しい流れが広がっていました。

反対側もひたすら手付かずの大自然。視界の届く範囲には、もしかして1軒も人が住む家がなかったりするんでしょうか。今は仲間と一緒なのでそうでもないけれど、もしいつかソロで来ることができたなら、

過去経験のない解放感と、その裏腹の孤独感を感じられるような気がします。

道が通じていない場所。川旅でしか来られない場所というのは、なにか危うい魅力を感じるのですね。

パイクラーメンと砂金取り。

再び川を降り午後の2時。本日は上陸してお昼ご飯です。

朝のうちに用意してくれていたサンドイッチに加え、

本日もラーメン。あれ、昨日と一緒じゃんと思う勿れ。これはパイク出汁を加えて、パイクの身も入っているパイクラーメンなのです。旨味の強い魚だけあって、

ラーメンにしてもとても美味しい!

これもユーコンじゃなきゃ絶対に食べられない1食なのでした。

お昼を食べたのはCYR’S DREDGE という場所で、2人の男が見つけた砂金スポットなのだそう。

このドラムをぐるぐるさせて、遠心分離の要領で金を取り分けたのだとか。ひと夏でかなりの量を取ったものの、事情があって結局彼らは翌シーズンに戻ってこれなかったそう。

つまり、まだここでは砂金が取れる!

日本でもいま砂金取りが密かなブームだそうですが、

我々もちょっとだけ砂金取りをやってみました。

うーん難しい•••。

金色のキラキラしてるのは金じゃ無いそうで、「これだよこれ」と教えて貰っても、いまいち見分けがつきません。塊で落ちてれば良いのにね。

再び川に出て、あとは一路本日のキャンプ地を目指します。

川地図をチェックしたり、効率の良い漕ぎ方を試行錯誤したり。18時過ぎにキャンプ地に到着しました。

最後のキャンプは最後まで起きてみる。

テントの設営も終わり、川で水を浴びてひと息ついているとウェールズ人のPさんがやってきました。

ヘィ バディ!薪木を切ろうぜ!!

連れられて行くと結構太い丸太が用意されていて、これを鋸で切って、斧で割ろうというのです。

生木を鋸で切るのは中々に重労働なのですが、何故かPさんはこれが大好きで、先日一緒にやって以来バディ認定をされてしまったわたし。交代しながら必死に鋸を動かして、ぜぃぜぃぜぃぜぃ…。

こんな事しなくても、落ちてる枯れ木を集めりゃ良いだけなのですけどね(泣)

Pさんが超絶楽しそうだから付き合いで致し方なし。最若手のAさんを巻き込んで、普段の軽減を図ります。

そうこうする内に夕食タイム。ユーコン旅最後の夜ご飯はカレーライスです。

うーん間違いない!

定番にして最善のメニューですよね。さすがSさん、日本人のツボを外しません。

食後はスモアをやるよ〜と声がかかりました。日本でもキャンプブームで有名になったスモア。これはカナダ発祥(アメリカ説もあり)なのでまさに本場なのですね。

美味しくてつい「おかわり/Some More!」と言ってしまう所から、Some More が省略されてS’more =スモアという名前になったという事です。

マシュマロを焚火で炙り、程よく狐色になった所で、

チョコと一緒にグラハムクラッカーで挟む。ここはどうしても “グラハムクラッカーでなければならん” そうですよ。熱で溶けたマシュマロがびよ〜んと伸びて、楽しいキャンプデザートです。

22時を過ぎて、ようやく夕暮れのユーコン。

いつもなら早めに寝る人も出る時間ですが、最終夜だからか今日はみんな残っていますね。Oさんが残っていたビールを配給してくれて、最後のビールをちょうだいします。

電波の届かない場所で4日目。例えばオーロラは今日は見れるかなぁという話にしても、普段なら誰かがググって「今日はオーロラ指数◯◯%だね」で終わる所を、あーでもないこーでもない。

答えのない会話がとても心地よいのです。

ゆっくりゆっくり時間は過ぎてゆき、

夜12時を回り更に午前1時。

うん、やはり今夜もオーロラは駄目そうですね。緯度が高いので、夏は夜がとても短いユーコン。一度真っ暗になった空も少しだけ明るみが感じられるようになり、そろそろ寝ましょうかとそれぞれテントに潜り込んだのでした。


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