5月14日の日曜日、朝起きてみても前日からの雨は降り続いているようです。
これは観光って雰囲気じゃないなあ。
もともとザグレブにこれといった目当ては無くて、プリトヴィツェから別の国ヘ行く経由地として寄ったのです。2泊しか取ってないから明日には出発なのですが、まだ行き先すら決まっていない。雑務を片付けながら、旅程もはやく決めないとですね。
※文中のレート換算はアテネで実際にセディナカードを使い調達したレートを四捨五入して、1€(ユーロ)=147円で記載しています。
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クリーニング屋さんのがWIFI 早いじゃん。
今回泊まってるゲストハウスには洗濯機もランドリーサービスも無くて、代わりに近所にコインランドリーがありました。
洗濯機は1回5€(735円)で乾燥機は15分ごとに2€(294円)。洗剤は不要で勝手に入れてくれるシステムです。トークンを買って洗濯機を回すと38分との表示。
お、早いですね。
乾燥機もあの大きさなら45分も回せばバッチリ乾くでしょう。ということは併せて1時間半少々。
よし、ならずっとここに居よう。
何故ならこのランドリーにはフリーWIFIがあって、宿のよりずっと早いんですもん。もう、ここに泊まった方が良いくらい。
さてネットで色々調べて考えたのですが、このままスロバキアとかオーストリアのウィーンに行くと、南ドイツは完全にすっ飛ばすしスロベニアには一生行かないような気がする。仮に一回西のスロベニアに行くとすると、
もうあと一歩伸ばせばベネチアです。
ベニス、ベネチア、ベネツィア•••。水の都、水上ボート、最古のカジノ、カルパッチョ、ベリーニ、イカ墨パスタ。駄目ですね、もう頭の中がベネチアで溢れています。こうなると無視してウィーンとか行っても集中できませんからね、一旦西のスロベニア、そしてベネチアを目指そうじゃないですか!
ザグレブの郷土料理を食べに来たら、ハムが絶品だった件。
行き先が決まったらすぐ諸々の手配を済ませます。何と言っても明日には発つのですから。スロベニアの首都リュブリャナへのバスと宿はすんなりだけど、ベネチアがいけません。4泊しようとホテル予約サイトを検索したら、
一番安いのが18万円 ∑(゚Д゚)
そんなアホなと他のサイトを見てみたり、日付を変えたりして分りました。直前だからドミトリー宿が埋まりまくった上に、週末が絡むと料金は跳ね上がるようです。仕方ない、じゃあ平日2泊の短期決戦で、そうなると次は•••なととやってたら13時を回り、
そろそろザグレブ飯を食いましょう!
やってきたのはStari Fijaker。Googleマップで見つけた、宿に近くて郷土料理の評判がよいお店です。
店に入ってみると、しっかりテーブルセッティングされた高級レストランの設え。その割にメニューは写真が多くて分かりやすい。英語も併記されていて助かります。
「ザグレブ周辺の郷土料理が食べたくて来たんです」と言うと、
メニューは全部この辺の郷土料理ですよ。
「特にお勧めは」とダック・ローストに、サルマとソーセージとハムの盛り合わせを挙げてくれて、後者をチョイス。
もう一つ「まさにザグレブのスープがあるけど如何ですか」と言うのでもちろんお願いします。Zagorska Juha というので訳してみたら、ザゴリェ地方のスープのようです。テーブルで熱々のスープをたっぷり注いでくれて生唾を呑みこみます。
一口食べてみると様々な素材のおいしさが渾然一体となって、
これは素晴らしく旨い!
具材はマッシュルームとジャガイモ、少量のパンチェッタともしかすると乾燥ポルチーニも入ってるかもしれません。赤いけどトマト感はなくて、パプリカパウダーでしょうか、旨味がとても柔らかいのです。
パンも美味しいものだから、スープとパンで既に腹6分目。少しペースを落とさないとです。
メインの料理もかなりのボリューム。メニューにあるサルマはロールキャベツのような料理なのですが、季節によって変わるらしくこれはお米も入ったピーマンの肉詰め。
これ系の料理はトルコ、アルバニア、そしてボスニア・ヘルツェゴビナでも見ましたが、北に行くほど米比率が下がってきて、ボスニアでは肉・米半々。そしてこの店のは牛挽肉がメインです。
トマトベースの煮汁がよく絡み、ジューシーさはボスニアに軍配が上がるものの食べ応えがすごい。
クロアチア語でコバシツェ/Kobasice というソーセージ。これは羊肉のようですね。脂は感じず赤身の旨味が濃厚で、噛むとギュッと音がしそうにみっちりと肉が詰まっています。
そしてこちらがBuncek。たぶんブンチェクと読むのでしょうが、調べた感じおそらく豚足肉を燻したハムです。これがですね、食べてびっくり
過去最高レベルに旨いハムです!
ぶりん、ぶりんと弾むような歯応え。ナイフを当てると肉の繊維に添ってほぐれ、噛むほどに肉の旨味と熟成の旨味、薫香がほど良く鼻に抜けるのです。確かに塩蔵品らしい美味しさなのに、新鮮な肉らしさも感じられる。これは素晴らしいものを食べさせてもらいました。飲み物は炭酸水を頼んでお会計は20€(2940円)。
20€⁉︎ 嘘でしょ安い‼︎
白インゲンのトマト煮も、マッシュポテトすらもおいしくて、残さず食べたら腹12分目。夜またレストランへ行く余力は到底なくて、遅い時間にまたモソモソとパンを食べたのでした。でもやっぱザグレブのパンは安くてうまいですね。
次回はザグレブを出て、お隣の国スロベニアの首都リュブリャナへ向かいます。スロベニアもそれこそ全くイメージの無い国だったけど、
やはり旨いものが沢山ありました!
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