クロアチアを離れ、お隣スロベニアの首都リュブリャナへ。町の象徴ドラゴンにテンションが上がり、さっそくのリュブリャナ城探索。スロベニア料理一発目はスロベニアのお袋の味ビーフスープと、スロベニア名物ソーセージです!

スロベニア ヨーロッパ 旅のブログ

スロベニアの首都リュブリャナは、ドラゴンの町でした!

投稿日:

5月15日の月曜日。短いザグレブ滞在を終えてクロアチアからお隣スロベニアへ。首都リュブリャナに2泊だけ滞在するのですが、スロベニアとスロバキアの区別もつかなきゃ、リュブリャナなんて聞いたことあったっけ?というレベル。でも行ってみるものですね。ドラゴンが町の象徴のリュブリャナは、おいしいものもたくさんある、

とても魅力的な町でした!

※文中のレート換算はアテネで実際にセディナカードを使い調達したレートを四捨五入して、1€(ユーロ)=147円で記載しています。


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ザグレブからリュブリャナはのバス移動。

ザグレブからリュブリャナまでは鉄道も走っているようですが、比べるとやはりバスの方が安い。そろそろヨーロッパ鉄道旅なんていいなぁと考えているのですが、なかなかチャンスはやってきません。

痛風の足はだいぶ回復。宿の前からトラムに乗って、バスターミナルを目指します。

ザグレブは痛風と雨に祟られて、町歩きも食べるのも殆ど出来ませんでした。また来る機会があると良いのですが。とはいえクロアチア全体で言ったらかなり楽しみましたからね。ドブロヴニクの絶景&郷土料理にザダルの本マグロ。極め付けは美しすぎるプリトヴィツェ!

クロアチア美味しくて楽しかったです!

リュブリャナへのバスは、プリトヴィツェから着いた時と同じザグレブ・バス・ステーションから発車します。

出発時刻までかなり余裕があるのでカプチーノを1杯。それもその筈、今回乗るのは12:15発15時到着予定の便で、20.99€(3086円)。バス便は多数出ているのですが、ゆっくり朝寝をしたかったのです。

この時間を利用して、リュブリャナの情報をインプット。次々新しい町に行くので、情報入手はいつも自転車操業です。こういう時2人だと分担できて良いですよね。

バスは定刻に出発し、30分少々でクロアチアを出国。クロアチアもスロベニアもEU加盟国、国境審査は無いのかと思ったら一応ありました。

クロアチア出国はゲートを素通り。

スロベニアはガソリンスタンドの脇にバスを停めて係官が乗り込んできます。それぞれIDやパスポートを開いて掲げ、係官は足を止めずざっと見ていく。

これってやる意味あります?

道は山の前に広がる広大な農地をひた走り、出発から1時間後に20分休憩。ちゃんと英語でも言ってくれますからね、何分休憩かわからなくてトイレ行くのもビビってた

トルコとは安心感が違います。

休憩場所はいつもの場末ドライブインとかじゃなくて、何となく素敵感が漂っています。

ほら、かわいい牛さん。こういうのがあるということは、ここはファーム系のこだわり食があるに違いない。ほらほら、店名がマルシェですって。

写真がイマイチだけど、料理もなかなか旨そうじゃないですか。手前に玉葱転がしてるとこなんか「農場から召し上がれ」の雰囲気作りですね。こういう意図には敏感なのです。だって、

そういう仕事してましたから…(遠い目)

これはスロベニア名物のクリームケーキ。ホイップとカスタード、2種類のクリームを重ねた国民的ケーキだそう。これも美味しそうですが、

こっちもとても美味しそう。いや、いま中途半端に食べるわけにはいきません。バスターミナルのカフェで、既に今日行くお店は決定済み。極力腹を空かせて万全で臨むのです(涎)

あ〜景色が美しい。

などと休憩所で刺激された食欲を誤魔化している内に、バスはリュブリャナへ到着しました。

リュブリャナのバスターミナルは鉄道駅前の野天式。ザグレブと打って変わって天気も良さそうだし、サクッと宿に荷物置いて町に出ますか!

リュブリャナのドラゴンが格好いい!!

バスターミナルから宿までテクテクと。いわゆる旧市街方向へ向かいます。

駅周辺はそうでも無いけれど、途中から徐々にヨーロッパらしい古そうな建物が増えてきます。

このリュブリャニツァ川を挟んで旧市街が広がっています。そしてですね、宿の目の前の橋がその名も竜の橋/Zmajski Most。橋の両袂に、

四体の竜が鎮座ましますのです!

どうですか、このまさに、

ザ・ファンタジーな竜のお姿!

後ろの建物と相まって、そろそろ魔法でも使えそうじゃないですか。かっこよすぎるので、もう少しアップもお見せしましょう。

ドドン!

勇ましいお顔に今にも飛び立ちそうな躍動感。尻尾も堪らないですよね。

ついでに書くとドラゴンはリュブリャナの町の象徴だそうで、ドラゴンショップなるお土産屋さんもあったりします。

勇者の服とかないですかね。

ドラゴンスレイヤーとか隠してないですか?

そんな訳で到着早々テンション高めのリュブリャナです。宿はドラゴンさまのお膝元、リュブリャニツァ川沿いのモースト・ホステル/Most Hostel です。2泊で32.32€(4751円)のドミトリー宿で、受付は向かって右に数軒隣のH2Oホステルと共同です。

キッチンも何も無い部屋ですが、立地だけは最高です。

とりあえずリュブリャナ城には登っとこう。

ホステルに荷物を下ろし、早速町へ出てみます。ドラゴン橋を渡ってみると、

青空市が出ていますね。ドラゴンからの青空市とは、やるなリュブリャナ。

なかなかツボを心得ていますね。

果物類がうまそう。もうちょい安ければなぁ…。そのまま店でご飯のつもりだったけど、ふと横を見るとケーブルカーが急斜面を登っていきます。そうか、あれがリュブリャナ城か。

もしかしてとスマホをチェックすると、明日の天気は雨模様。これは今のうちに登城しておいた方が良さそうですね。

なんか色々チケットがあるのですが、とりあえずケーブルカーに乗れて展望塔にも入れる12€(1764円)のチケットを購入。あとで知ったのですが、ケーブルカーに乗らず歩いて登ってもさほどキツくはないそうです。で、城自体は無料で入れるのだけど、展望塔とかいくつかの施設に入るにはお金がかかるという仕組み。

そんなことも知らず、わぁかっこいいケーブルカーだぁなどと喜んで乗り込みます。

着くとそこは屋内で、ここからどう回ったら良いものか…渡されたマップは超大雑把だし暫し途方にくれます。

取り敢えず骨々ドラゴンを撮って落ち着きましょう。ここにきてようやくリュブリャナ城の解説をしてくれてる日本語サイトを検索してみると、ここは所謂遺跡的なお城見学とはだいぶ違って、博物館やらカフェやら公園やら、色々なものが集まって市民の憩いの場を兼ねているとのこと。一時期は市民が住めたりしたのだとか。

ふーむ、いまいち分からん。

じゃあもう片っ端からということで、北東にある城壁に登ってみます。ここは無料で入れる展望スポット。

ふーむ、やはり無料じゃこんなとこか。ならば12€チケットの出番です!反対の南西側にあるビューイング・タワーというのに行ってみましょう。

こんな階段をひたすら登ります。これ、登りと降りが別々の二重螺旋になっていて、見てるだけでも目が回りそうです。とはいえ息切れするほどでもなく頂上に到着。そこからの景色は、

お〜さすが12€!

こうして見るとリュブリャナは、緑が多くて素敵ですね。眺望は360°楽しめて、

スロベニア国旗が誇らしげに旗巻いています。

因みに、上から見下ろすリュブリャナ城はこんな感じ。いわゆるヨーロッパの城っぽい雰囲気はあまりありません。

タワーを降りると麓には牢獄の展示がありまして、一時期実際に使われていたのだとか。

手前のお部屋はこんな感じ。それより奥の部屋から何か音が聞こえてきます。何事かと覗いて見ると、

ひゃあ怖い!

覗き窓の向こうに拘留されてる人の映像を流しているのですが、その映像の荒さと雰囲気が、どことなく貞子を思い出させます。

牢獄の隣はチャペル。なかなか対比が鮮やかですが、ここはリュブリャナッ子に人気の結婚式場なのだとか。チャペルを出るとお次は歴史博物館。

本当ならばスロベニアの歴史を襟を正して学ぶところなのですが、生憎わたしは今

博物館アレルギーを発症しているのです。

花粉のように許容量を超えると突然発症するアレですね。一応入って風のように出てきました。

別の場所にはひと昔まえの写真コーナーも。これは社会主義時代の労働者食堂だそう。ふむふむ、雰囲気がありますね。

お土産ショップはフレデリックのネズミキャラ縛り。絵本のフレデリックとの関係がよく分からないのですが、この城にフレデリックというネズミが昔から、そして今も住んでいるそうですよ。

城の中はジャズクラブとか、まだまだ色々あるのですが程々にして城外も散策してみましょう。城の外は高台の広い園地になっていて、

場所によっては素敵な景色を望めます。さっきの無料城壁よりはこっちのが綺麗ですね。

ふむふむ、なるほどなるほど。そろそろ飯にしましょうか。

スロベニア郷土料理一発目!ビーフスープとご当地ソーセージ。

事前にGoogleマップで見つけておいたこちら、スロベニアの郷土料理がおいしいと評判のSlovenska Hiša - Figovec です。Slovenska Hiša は訳すとスロベニアの家。

いかにも伝統的な家庭料理が楽しめそうじゃないですか。

店内に入るとにこやかなウェイトレスさんが迎えてくれました。

スタイリッシュ且つ温かみのある店内。この感じは料理も期待できそうです。メニューはかなりのページ数なので、今回頼んだ部分だけ載せておきます。

まずはスロベニアの母の味だというビーフスープを。それにクランスカ・クロバサ/kranjska klobasa という名物ソーセージも試してみましょう。

飲み物はビール推しっぽいので、スロベニアのビールUnion のノンフィルターを。ノンフィルターは酵母を濾し除いていないので、特有の風味がおいしいけれど扱いが繊細なんですよね。

うん、旨い!

料理の前にパンがきました。

緑のペーストが入った小瓶。中身はたぶんパセリバターですね。

うん、旨い!

ビーフスープは家庭でもよく食べられているのだそうで、一口啜るとなるほど納得。骨や内臓などは使わずに、

たぶん牛肉のみでスープを取った軽やかな味。

味が優しすぎて少し自分で塩胡椒を足しましたが、家庭的でホッとする味ですね。

具材はジャガイモ、人参ともちろん牛肉。

それにフニャフニャの細い麺が入っています。

続いてソーセージが登場。このソーセージはスロベニアの法律で材料の配分が細かく規定されているそうで、豚肉を68%以上、牛肉を12%以上使って脂身は20%以下にするのだそう。他に使っていいのは塩と胡椒、ニンニク、水だけで、それも5%以内。他にも肉を挽く粗さや燻製する温度など、その規定はかなり厳密。メニューの解説によると、宇宙食として採用されたこともあるのだとか。

付け合わせの調味料はハニーマスタードと、

生ホースラディッシュ(西洋わさび)のソース。

バリッとした豚腸に包まれたソーセージは、みっちり肉が詰まり程よくジューシー。肉の旨味もたっぷりです。ソーセージ単体でもかなり美味しいですが、特筆すべきはホースラディッシュ。濃いヨーグルトか生クリームも入ってますかね、そこに生のホースラディッシュを加えてディップのように仕上げています。クリーミィな中にピリリと爽やかな辛みで、

これがソーセージと絶妙な相性!

マスタード以外でソーセージとこんなに合うのは目から鱗です。かなり大きなソーセージだけど、飽きることなく一気に食べ切りました。お会計は18.2€(2675円)。激安とはいえないけれど、リュブリャナはヨーロッパにしてはお値頃な町のようです。

スーパーにも寄ってみましょうか。

リュブリャナにはアルバニア以来お馴染みのスーパーSPARがありまして、土地柄を感じにちょっと寄ってみました。

スロベニアは南西のごく一部だけ海に面しているけれど、基本は内陸の国。

なのでやはりお肉コーナーは充実していて、

肉加工品はさらに大充実。

最初にご当地ソーセージを食べたは選択は間違いじゃありませんでしたね。

当然ながら乳製品も充実していて、牧畜文化圏を感じさせます。

右端に写っているJota というスープも美味しいらしい。明日見かけたら食べてみましょう。

スロベニアではこの揚げドーナツ的なプトゥイ/Ptuj というのも人気だそうなので、明日の朝食に買ってみましょうか。次回はリュブリャナのローカル食堂と町歩き。そしてスロベニア流煮込み料理にクリームケーキ。スロベニアを食べまくる1日になりました。


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