こんにちはミャーです。リアルタイムでは引き続きメキシコ満喫中なのですが、軽沈没を含めて40日ほど探したメキシコシティを漸く引き払い、サン・ミゲル・デ・アジェンデという風光明媚な町に移って来ました。ここで1週間ほど滞在し、お隣のグアナファトへ移動する予定です。さてブログは8月19日の土曜日。絶景・名所が目白押しのグランドサークル巡りをセドナで締めくくり、アリゾナ州都のフェニックスへ。
いい加減観光ばかりで、ろくなもの食べてないぞ∑(゚Д゚)
ということで、アリゾナ名物のチミチャンガ、そしてソノラン・ホットドッグを食べに行ってきました。今回は2日分を一気に書いていきます!
※文中のレート換算はサンフランシスコで実際にセディナカードを使い調達したレートを四捨五入して、1ドル($)=142.9円で記載しています。その後レートは更に悪化していくんですけどね(泣)
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エアポート・メサ/Airport Mesa で思わずトレッキング。
グランドキャニオンやアンテロープキャニオン等、アメリカらしい絶景目白押しのグランドサークル。他にもまだまだ見所はあるけれど、わたし的にはもうそろそろ限界。だってここの所観光ばっかりで、
本当にろくなもの食べてないですからね!
“めし旅” を標榜するからには、そろそろ本業に戻らねばなりません。という訳で最後にセドナ/Sedona にちょこっと寄ったら、一目散にフェニックスを目指そうという訳です。
セドナにも人気スポットは多いようで、どうやらトレッキングしながらパワースポットを巡るのが王道っぽい。車で走っていてもトレッキングしてる人たちを良く見かけました。
うん、でもトレッキングは結構です。
エアポート・メサというこちらは、駐車場からすぐに展望場に行けるお手軽スポットということで、今回の趣旨にぴったり。エアポート・メサが目の前の駐車場は無料だけど狭いので、停めれたらラッキーと聞いていましたがちょうど空いていました。よしよし。
駐車場から道を挟んで反対側には、既にセドナらしいツートンカラーの岩山。
入場料金不要、係員とかもおらず自由に見て回れるようです。敷地に入ってすぐに案内地図がありました。
とりあえず入って左方向に山頂へ向かう道があるので行ってみましょう。
おお、あそこに登るのですね。と言っても山登りのようなものではなくて、距離的にはすぐそば。少しだけ張られているロープに頼るような急坂もありますが、すぐに山頂へ到着。
天辺は岩場になっていて、セドナらしい景色を一望できます。ここに居るのはきっと皆んな「楽してセドナを楽しもう」仲間ですね。
うんうん、良いですね。
セドナっぽいです。
山頂から降りてくると、下にもこのような展望所がありました。山頂ほどの開放感はないけれど、ここからでも充分素敵な景色を見ることができます。
さてこれで帰ろうかと思ったのですが、ふと見るとAIRPORT LOOP という表示が。これは先ほどの案内地図に出ていたトレッキングコースですね。エアポート・メサというその名の通り、すぐ脇には空港があるのですが、これは空港のある台地を1周するというもの。3.3マイルというから約5.3km、
やだなぁ行く訳ないじゃないすか。
そう思いながらも、先を行く人たちに釣られて足を踏み入れてしまいました。
ちょっとだけ、その先からの景色が気になりますからね。
2〜300mも歩いたら戻ってこようと思って進むと、
いきなり中々の悪路。かなり斜めになった岩場を歩いて行かねばなりません。前を行くご一行は諦めて戻り、
そうなると進みたくなるのが人の性。
もうちょっとだけ行ってみましょうか。
道端にはサボテンがびっしり生えていたりして、狭い所ではトゲに刺さりそうで注意が必要です。
歩くつもりはなかったので、足元はトレッキングシューズではなく素足にKEENのサンダル。トゲが刺さったら痛そうです。
なるほどこんな感じかと納得してそろそろ帰ろうかと思ったら、遠く向こうに神殿のような形の岩があるじゃないですか。
ちょっと気になりますよね。
もっと近くで見たいと再び崖道を進んでいくこと暫し。
おお〜。
本当に神殿のような形ですね。途中向こうからやって来たオジサンとすれ違い「もっと先は視界が開けて素晴らしいよ」とのこと。
なるほど、こんな感じですか!と思わずまた先へ行ってしまったのですが、ふとGoogleマップを開いて困惑しました。
もうとっくに1/3を超えちゃってるね。
ならもう同じ道を引き返すより、1周しちゃった方が良くないか。不本意ですが、ここまで来たなら仕方ない。
台地の一番先まで来ると、断崖沿いから中に入り、
この辺りから正規ルートがどこか分からなくなります。なんか道っぽい踏み跡が沢山あるんですよ。案内表示も出てないですしね。
GoogleマップのGPSを頼りに、なんとなくの方向を目指して進んでいたのですが、
あら、そろそろiPhoneのバッテリーがやばい。歩くつもりなどなかったから、モバイルバッテリーも置いて来ちゃってます。ここからは一旦電源を切って、ポイントポイントで位置確認だけすることにします。
するといつの間にか空港のフェンスに行き当たり、
これ絶対正規ルートじゃないですよね⁉︎
そう思いながらもフェンスを伝って行くと、
ようやく舗装道路に出てくれました。ふぅ危なかった。
ビュンビュン飛ばす車にヒヤヒヤしながら、車を停めた駐車場を目指します。
結局AIRPORT LOOP に入ってから1時間半。ようやく駐車場に戻って来れたのでした。こんなはずじゃなかったのですよ•••。
※エアポート・メサ直下の無料駐車場はこちら↓。もう少し先に有料駐車場もあります。
フェニックス1食目はチミチャンガに挑戦!
セドナを出たのは13時半過ぎ。フェニックスまで何も食べないのはツラいので、マクドナルドに寄って軽く昼食を摂ります。先ほどの歩きで心身ともに消耗したようで、途中路肩に停めて長めの休憩。
いかん疲れてるな•••。
15分ほど仮眠を取って回復させて、あともう少しでフェニックスですよ。
フェニックスはメキシコにも近いアメリカの南側にありますが、分類で言うとアメリカの”南部” とは言わないらしい。今回の横断旅の主目的であるソウルフードや南部伝統料理には早いけれど、
そろそろ美味しいもの主体の旅に戻しましょう。
17時半にフェニックスに着いて、宿に入る前に直行したのはEl Norteño というお店です。
アリゾナ名物料理を調べていると、チミチャンガ/Chimichanga というメキシコ料理がヒットしたのですね。メキシコ発祥ですがアメリカ中西部で広く親しまれているようで、ここフェニックスのあるアリゾナ州でも人気なのだとか。どんな料理かというとですね、
簡単に言えば、揚げブリトー。
肉やら豆やらチーズやら、色々な具材をトルティーヤ生地で包んで揚げて、ソースをかけたものだそうです。
ドアを開けて店内に入ると、そこは狭い空間。注文と支払いをここでして、表で受け取る流れですね。大量のメニューからチミチャンガを見つけて注文、料金は13.58$(1941円)を支払うと番号の書かれたレシートを渡されて、外で出来上がるのを待ちます。実はGoogleマップの口コミでこの辺は治安が悪いと書かれていて警戒してたのですが、
駐車場にいかにも怪しい男がいる∑(゚Д゚)
何をするでもなく縁石に座り油断なく目を光らせているのです。駐車場に車を停めた別の男が近寄って来て、何やらゴニョゴニョやって離れていきました。お兄さんもしかして、ド◯ッグディーラーさんですか?
店外にイートインスペースもあるけれど、窓には柵が嵌っていてなんか怖い。いつでも逃げられるように、車内で食べることにしましょう。蓋を開けると中には色んなドロドロがてんこ盛りで、
何より、すっごい重たい!!
1食で胃袋に入れる重さじゃない気がします。
なるほど切ってみるとトルティーヤの中はシンプルで、ほぼ全面的にお肉。二重三重の生地は揚げることでザクザク食感となり、大量のソースにも負けない存在感です。上にかかっているのはワカモレ(アボカド)にサワークリーム、豆煮込みペーストのフリホーレスにトマト系のソース。すぐにグチャグチャに混ざっていって、
もう何を食べてるかわからん!
質量もすごいけど、味の方もかなりの重たさです。おいしいのだけど、食べるだけで体力を消耗する1食なのでした。食べ過ぎて身動きも取れない有様で•••もしいま襲われたらやばいな。
ディーラーっぽい兄さんを警戒しつつ、張り裂けそうな胃袋が落ち着くのを待ちます。そろそろ運転できそうなので、予約してあるモーテルに向かいましょう。
フェニックスの町では2泊、こちらの3Palmsという小綺麗な宿で1泊当たり10,533円です。
部屋も広くて快適で、ちゃんと使えるプールもあります。チェックインして部屋に入るなり、ベッドに転がり込んでひたすら胃袋を休めたのでした。
朝から再びチミチャンガ!
翌日は疲れを取るためゆっくり朝寝をして、11時を回ってから宿を出ます。
朝昼兼用ご飯にやって来たのは、こちらのSomeburros というお店。昨日食べ過ぎてさんざん苦しい思いをしたばかりなのに、再びチミチャンガを食べに来たのです。
昨日の怪しげな雰囲気とは反対に、シンプルで洒落た雰囲気の店内。カウンターの奥にメニューボードがあるから、きっとあそこで注文するパターンですね。
メニューボードを探してみたけどチミチャンガは見つからず、店員さんに訊いてみましょう。
チミチャンガ?うんあるよ。
何種類があるらしく口頭でわわっと言われて、よく分からないけどグリーンチミをチョイス。サルサは赤か緑かと訊かれて今度は赤を選択。ファウンテンドリンクの小もお願いして、お会計は14.66$(2095円)でした。
その場でトルティーヤチップスと赤いサルサ、ドリンクのカップと番号札を受け取ります。サーバーでレモネードを注ぎ、空いてる席を確保。チミチャンガは出来上がったら番号札を見て、テーブルまで持って来てくれるようです。
ポリポリポリポリポリポリ
見た目より量のあるトルティーヤチップスを食べているうちに、お待ちかねのチミチャンガがやって来ました。
お〜でかい。
昨日より洗練された盛り付けに騙されそうになりますが、昨日のに劣らず普通の2食分はありますよ。ワカモレとサワークリームが添えられていて、ソースを味見してみるとタバスコっぽさにコクと苦味が加わった感じ。何でどう作っているのか想像もつきません。
切ってみると中には煮込んだ牛肉がたっぷり。ドロドロとしており、豆っぽいニュアンスも感じます。濃厚でスパイシーで昨日同様に、
見た目以上に食べ応えのある、濃厚スパイシーな味わい。
揚げてある生地もずっしりとくるので、美味しいけれど非常に重たい。再び胃袋をパンパンにして店を出たのでした。
掴み所のないフェニックスの町中散歩。
食後には中心部の駐車場に車を停めて、フェニックスの町を歩いてみました。フェニックスはアリゾナ州の州都ですし、人口160万人超。
観光的に有名じゃないアメリカの地方都市がどんな感じか楽しみにしていたのですが、
おいおい、全然人がいないぞ。
車社会だからか単に寂れているだけなのか、いずれにしても歩いてもカケラも面白くないのです。
地元の店が集まって作ったというフードホールへ行ってみると、
さすがに多少は人がいるけど、160万都市のグルメスポットとしては、いまいち盛り上がりに欠ける雰囲気です。
このまま帰ってはなんとも消化不良。そこで若い頃にファンだったアメリカのプロ・バスケ、NBAのフェニックス・サンズの本拠地を覗いて来ました。
ファンだったのは「空飛ぶ冷蔵庫」ことチャールズ・バークレーが居た頃ですから、いま現役の選手の名前も知りません。しかもまだシーズンは始まってもいないですからね。それでも少しはその雰囲気を味わえるかと期待していたのですが、
スタジアム併設のショップは開いてなくて、
ガラス越しにユニフォームを見るだけで終了。肩透かし感というか、どうにもモヤモヤが募りますが、
今回は潔く負けを認めましょう。
というかアメリカの都市って、一部を除くと本当に観光資源が少ない気がします。長く滞在するとまた違った面が見えてくるんでしょうが、移動しながら1泊2泊する程度だと中々に手強いのです。
フラストレーションが溜まった時には甘いもの。という訳で、ローカルチェーンのドーナツ屋さんに来てみました。ボサ・ドーナツというこちらのお店、
いかにもアメリカンなドーナツが並んでいます。3個買って5.18$(740円)。とりあえず1つ食べてみたのですが、
うん甘いね。
個人的にはミスドを懐かしく感じた次第です。
名物ソノラン・ホットドッグを郊外人気ローカル店で!
フェニックスの名物料理を調べて出てきたのがチミチャンガの他にもう一つあって、それがメキシコはソノラ州発祥のソノラン・ホットドッグ/Sonoran Hotdog です。ソノラ州はアリゾナのお隣なので、アリゾナ南部に伝わって、ツーソンやフェニックスでも定着したようです。
せっかくならよりローカルな雰囲気の店でと、郊外にあるこちらのLupita’s Hot Dogs にやって来ました。
駐車場を探して3周してしまいましたが、店の向かって左脇の細い道を入ると駐車場があります。
店の奥に写真付きのメニューが貼ってありますが、知らない料理がたくさん並んでいますね。とりあえずソノラン・ホットドッグを一つ注文します。
いかにも自家製な飲み物もどことなくメキシコっぽい。パイナップルジュースも頼んでみると、
でっかいカップに並々注いでくれました。繊維を感じるので生搾りしているようですが、水で薄めてありますね。これはメキシコでは一般的なスタイルですが、
ここのは砂糖でかなりの甘さ!
ドーナツに続いて砂糖の過剰摂取です。
さて、こちらが件のソノラン・ホットドッグ。ふっくらとしたパンに包まれているのは、ベーコンで巻いたソーセージです。
その上に豆や玉葱、トマトなどがどっさり。マヨネーズ系の白いソースに粉状のチーズと野菜の水分が渾然一体となって、
とてもとてもジューシーで美味い!
その中でベーコンとソーセージの食感がより引き立っているように感じます。さてホットドッグ一つでは物足りないので、壁のメニューからもう1品頼んでみましょう。エロテ・エンテーロ/Elote Entero、丸ごとトウモロコシ的な意味のメニューをお願いすると、
おお、何でしょうこれは。確かに丸ごとトウモロコシではあるけれど•••。
食べてみるとまわりを覆っているのは粉チーズ。トウモロコシに薄めのマヨネーズのようなのをドップリ浸し、そこにチーズを振りかけているのです。赤いのは唐辛子のソースでして、トウモロコシ自体の味が控えめなので、ひたすらマヨチーズを食べている感。というかですね、
これ口の周りがめっちゃ汚れる∑(゚Д゚)
メキシコに来て、これもド定番のストリートグルメだと分かったのですが、結局これ以降一度も試したことは無いのであります。お会計は3品で15$(2144円)。ソノラン・ホットドッグもチミチャンガも、お隣メキシコを感じるフェニックス・グルメでした。
帰る頃には夕暮れのフェニックス。翌日は700km超の大移動ですからね、早めに寝て体調を整えたい所です。
次回は一気に東へ移動して、ホワイトサンズ国立公園へ!夕方に到着したホワイトサンズは、真っ白な砂丘が果てしなく広がる不思議世界。夕暮れのホワイトサンズは、とても美しかったです!
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