こんにちは、ミャーです。オランダの旅ブログは時系列に沿わず纏まりの良い内容ごとに書いていますが、今回はオランダが世界に誇るスーパーブランド「ハイネケン」の見学と、オランダのストリートグルメや軽食編。本当はもっと色々食べてみて、オランダ人から聞いた「オランダには料理がないんだ」という発言をひっくり返したかったのですが、オランダ後半あたりから、
歯が痛くなっちゃってですね•••(泣)
最終日なんかもう耐え難く夜も眠れないレベル。ロキソニンを数時間ごとに摂取して凌いでいたのです。歯痛の顛末は次回全部書きますね〜(昇天)
※文中のレート換算はアテネで実際にセディナカードを使い調達したレートを四捨五入して、1€(€)=147円で記載しています。
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屋台通りでオランダのストリート・グルメに挑む!
アムステルダム2日目。国立美術館でフェルメールを観た後に向かったのが、アルバート・カイプ・マーケット。Albert Cuyp Street という通りに、数百メートルに渡り屋台や露店が並ぶ、
買い喰い天国との情報を得たのです。
途中悠長に休憩を挟んだりしていたら、到着したのは16時半近く。
あらら、魚屋さんがもう店仕舞いしてるじゃないですか。キベリング/kibbeling という鱈などの白身魚を揚げたものが魚屋さんで買えると聞いていたのですが、
むぅ〜残念、次回だな。
露店の大半は食べ物ではなくて服や雑貨類のお店でして、およそヨーロッパらしくない見るからにチープなデザインは、「オランダ人はお洒落に無頓着」という噂を思い出しますね。それにしてもこの雰囲気は、
どことなくフィリピンっぽい。
とても懐かしい気分で口元が緩みます(色々と失礼)
そうそう、こんな感じ(笑)
食べ物屋台もほとんど店仕舞いしていたのですが、オランダ国旗を掲げた揚げもの屋さんが開いていました。よしよし、
揚げものこそが、オランダ・ストリートグルメの大本命!
その実力を推し量ろうではないですか。
最初はクロケットを単品で頼もうと思っていたのですが、メニューを見ると色々と種類があるのですね。そうなると色々試してみたいのが人情というものです。
まずはオランダといえばのフリッツ。要はフライドポテトですね。小さいのが3€(441円)に、マヨネーズが0.5€(74円)です。そう、
オランダではポテトにはマヨネーズが定番!
揚げものに油主体のマヨネーズってと思うのですが、日本のより酸味抑えめでまろやかで、これが意外と合うのですね。ケチャップよりよほど洗練された味です。ポテトも太めで中はホクホク。うん、驚くほどではないけれど、美味しいと思います。
続いてはオランダ名物の揚げもの盛り合わせ、ミックス・ダッチ・スナック6.5€(956円)。クロケット(コロッケ)にビターバレンというクリームコロッケのようなもの。
とろとろ熱々でなかなか旨い。
他にも魚のすり身揚げやチーズ入り、麺が入ってるのもありました。バリエーション豊富でハフハフしながら食べるのは楽しいのですが、正直に言いましょう。
スーパーに売ってるこれ↑ですよね?
凍ってるのを油に入れるとこ、モロ見えでしたしね。もちろん別の店で手作りのを食べてみないと正当な評価は出来ません。ですがこっそりここだけの話を言ってしまうと、
冷食対決なら日本方の勝ちかもね•••。
店もだいぶ閉まっていて、今ひとつ満喫出来なかったアルバート・カイプ・マーケット。消化不良なので、別の日にまたリベンジにやって来ました。今度は魚屋さんも開いていて、魚の品揃えも充実しています。
手長エビに、
蛸に蟹。
オランダって蛸も食べるんだ!
一気に親近感がわきますね。魚介類の品揃えは楽しめたけれど、やはり今日もキベリングは売っていません。仕方ない、またどこかで見かけたら試してみましょう。
このストロープワッフルもオランダ発祥のお菓子。薄く焼いた円形の生地にシロップを挟んだものです。焼きたてに惹かれるけれど、甘いものにはまだ早い。
オランダらしい食べ物を探して歩きますが、屋台はとても国際色豊か。ギリシャ料理やイタリア料理、日本食の店もありました。
ナルトラーメンて渋いな。
逆に言えばオランダならではの店は意外と少なくて、諦めかけた所で発見しました。
そうこれ、ハーリング/Haring です。ニシンを塩漬けして醗酵させたもので、オランダ料理の一つ。尾っぽを持って高くぶら下げて、顔を上に向けてパクリといくのがオランダ流だそう。
この店ではサンドイッチにして売っているので、一ついただいてみましょう。
ハーリングに生玉葱、胡瓜のピクルスというシンプルな組合せで4€(588円)。醗酵食品なのでクセがあるかと身構えていたのですが、食べてみるとそれ程でもない。というかむしろ、
浅めの漬け具合でとても美味しいですよ!
ピクルスとの相性も絶妙なのです。なんだ、オランダにも美味しいものあるじゃないですか!ちょっと安心しましたよ。
派手でパリピなハイネケン・エクスピアレンス!
オランダといえばもう一つ忘れてはいけないのがハイネケン。言わずと知れた世界トップクラスのビールブランドです。実は4年前に会社を辞める前は、日本のハイネケンの皆さまに大変お世話になっていたので、さすがに素通りは出来ません。それに当時から聞いていたのですよ。
アムスのHeineken Experience は凄いよ!
と。ならばぜひ!と公式HP(→こちら)から予約して行って参りました。
町中にどーんと構える大きな建物。以前は醸造所として使われていたけれど、今はブランド体験のできる施設に生まれ変わっています。
中に入りロッカーに荷物を預け、受付を済ませるとオレンジ色のリストバンドが貰えます。
写真の撮り方が悪くて反対側になってしまっているけれど、ボタンのようなゴムが2つ付いていて後でビールと引き換えられるのだそう。そう、ツアー終わりには、
工場できたてビールが飲めるのです!
ツアー入口に行くと、案内のお兄さんがいきなりのハイテンション。
ハーイ皆んな楽しむ準備はOKかな〜⁉︎
なるほどなるほど、そういうノリですか。ひとり旅のおっさんには厳しいものがありますが、なんとかついていこうじゃないですか。
ノリの良さもさることながら、ハイネケン見学はその自由さも特徴的。ポイントごとにスタッフがいるけれど、その間は各人が自分のペースで好きに移動する感じです。
最初はハイネケンの歴史の展示と、古いビールの容器などが並べられています。
ふむふむ、昔はこういうのにビールを入れていたのですね。
ハイネケンラベルの変遷や、
ボトルも展示されています。なるほど、昔から緑のイメージではなかったのですね。
お、これは今のものに近い。
原材料コーナーではまた別のスタッフが待っていて、水や大麦、ホップに酵母の話をしてくれるのですが、
皆んな見て!ハイネケンのA酵母よフ〜⤴︎⤴︎⤴︎
このパリピ感、ちょいとムリしていませんか?
再び自由に移動して、糖化窯を見学します。銅窯が格好良くて、窓ガラスも雰囲気がありますね。
窯の中はこんな感じ。実際にここで製造はしていないので、
小さな窯で工程の説明をしてくれます。大麦は発芽させて麦芽にし、酵素で麦芽のデンプンを糖に変えるのですね。製造工程の説明はごく簡単で、ここからがハイネケン・エクスピアレンスの本領発揮。
銀色の小部屋に入れられて、音と光のショーが始まるのです。
ビールができるまでの醗酵を表現しているっぽいのですが、もちろんビールが赤や緑になる訳もなく、
ちょっとクラブパーティーの雰囲気出したかったんですよね?
酵母が活性化して、いよいよビールが出来上がると、
フ〜!!
歓声を上げて盛り上がります。
瓶詰めされる所も爆音の音楽でノリノリ。いや〜楽しいですね•••
仮にひとりじゃなかったら(泣)
ひとしきり終わるとまた別の小部屋に通されて、
たましても爆音と光のハイネケンショー。この辺になると、もう何を表現しているか分かりません。
ひたすらにノリで着いていくのですよ(がんばれ俺)
ショーが終わり部屋を出ると、そこではハイネケンを持ったお姉さんが、
お疲れさま〜。
とビールを配ってくれました。待ってました!先に呑ませてくれたら、もう少し上手くノレたのにね。
乾杯はここじゃプルーストって言うんだぜ、皆んないいかい?
プルースト!!!
お兄さんの号令に合わせて、皆んなで乾杯。いや〜旨い!頑張ってついて来た分、なお美味しく感じます。
この後はもうご自由にという流れで、ハイネケンブランドに関連したゲームや写真スポットが用意されています。チャリンコゲームに、
ラグビーのゴールキックゲーム。ハイネケンはラグビーワールドカップのスポンサーですからね。
サッカー・チャンピオンズリーグのスポンサーもしてるので、こんなベンチや記者会見の雰囲気で写真撮影出来るのです。
いや〜さすがハイネケン。学ぶではなく楽しむに全振りした、最後まで遊び心が詰まったブランド体験です。たくさん写真も撮れて、これは良い記念になりますね!
仲の良い誰かと来ていたら•••(悲)
最後はバーに辿り着き、最初に渡されたリストバンドのボタンとビールを引き換えて貰います。
さっきの1杯は別なので、計3杯のビールが振る舞われる訳ですね。注がれるのは工場で出来立て数日の、とてもフレッシュなビール。
うはぁ、滅茶苦茶スッキリ飲みやすい。
新鮮で雑味が一切無いからか、軽いコクと共に喉をすぅっと通り過ぎていきます。
3杯しっかりいただいて、ホロ酔い気分でハイネケン・エクスピアレンスを後にします。
お土産ショップを冷やかして、
うんうん、良いセンスですね。
これはちょっと着ないかな。
Tシャツのセンスは微妙ですよね。
ビール3杯がついて参加費は23€(3381円)。ソロ参加だと多少ハードルが高い(精神的に)ものの、なかなかに楽しめるハイネケン見学でした。
オランダ流パンケーキを食べてみる。
ハイネケン見学をしたのが6月22日のオランダ最終日。実はこの前日、朝起きたら突然歯が痛くなっていたのですが、ハイネケンを終えた辺りから痛みが更に酷くなってきました。
痛みに耐えながら地下鉄に乗り一駅だけ移動して、
ロキン/Rokin 駅を地上に出たら、なんとも印象的な像がお迎え。ここから100mほど東の運河沿いは、飾り窓というアムステルダムのオトナの名所。遊ぶ気はないのですが、見るだけで見てみようとアムステルダム中央駅へと散策します。
この運河の両脇ですね。なんだか不明瞭な書き方ですが、
分からない人は分からないままでOKです。
アムステルダムはこれも大麻も合法ですからね、遊びたい人は踏み込んだ遊びもできるのです。
さて、アムステルダム中央駅までやってきて、お昼ごはんに入ったのはPANCAKES Amsterdam というそのまんまの名前のパンケーキ屋さん。かなりの人気店らしく、中途半端な時間でも行列ができていました。
暫し並んで席へと案内されて、暫しメニューを検討。甘いのと食事系、かなりの種類がありますね。パンケーキ自体もダッチ・パンケーキとアメリカン・パンケーキの2種類があり、オランダ流のダッチ・パンケーキは極薄の生地が特徴なのだとか。
もちろん目当てはダッチ・パンケーキ。
トラディショナルというカテゴリーから、シンプルなベーコンと林檎のパンケーキを選びます。
飲み物にコーヒーを頼むと、小さなストループワッフルが付いてきました。
カリサクのワッフルの間に、粘度の高いシロップが挟まり独特の食感。これはクセになる美味しさですね。でも痛くない右の歯でゆっくりゆっくり噛んで食べたのですが、
やばい、歯痛のレベルが尋常じゃない(脂汗)
続いてパンケーキが到着です。クレープのように薄い生地に、ベーコンと林檎スライスが埋まっています。なるほど、果物とベーコンてパンケーキに良く合うのですね。ほんの僅か加減を間違えるだけで飛び上がるほど歯が痛いのですが、痛みに耐えながらも冷静に味わった結果、
うん、これ家で普通に作れるね。
パンケーキ12.95€(1904円)、コーヒー3€(441円)。有名店価格なのは分かるけど、ちょいと高すぎないかと思うのでした。
一旦宿に帰り、普通にしてても耐えがたい歯の痛みに恐れをなして、翌日移動するベルギーの歯医者さんを調べました。詳しくは次回の記事でまとめて書きますが、なんとか予約も取れてひと安心。
最後の夕食はまたオランダ料理の店へ行くつもりだったけれど、とても外食を楽しむ余裕はありません。宿の近くのスーパーへやって来て、
ほほう、さすがオランダもヨーロッパの国。ハム関係の充実度はなかなかのものです。
そしてオランダといえばゴーダチーズ。これにパンを買ってくれば、お手軽オランダ風サンドイッチが出来るのです。
ビタミンC要員にオレンジも加え、
これで晩ごはんと明日の朝食は手当できました。
うむ、旨い!
どこかの冷食の揚げものより充実したオランダ飯かもしれません。
さっき食べて気に入ったストループワッフルも買って来て、今回のオランダ旅はこれで終了。歯痛のせいで消化不良だけど、機会があればまたオランダ飯をリベンジに来ましょうね。
次回はアムステルダムからベルギーのブリュッセルへ移動して、到着翌日にさっそく歯医者さんへ向かいます。そこで示されたのは中々にハードな選択。旅の計画の変更を余儀なくされる内容でした。
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