現地ならではのおいしさを探して、ゆるゆると旅します

世界一周 めし旅

タワーブリッジ〜キュー植物園、ロンドン観光にカレーの1日。

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こんにちはミャーです。リアルタイムでは只今ニューオーリンズに滞在中。長年来たかった音楽と食の町ですが、

思ってた以上に楽しい!美味しい!

連日腹がはち切れそうになっています。さてブログはロンドン2日目。朝イチでイングリッシュ・ブレックファーストを食べに行った前回の続きからです。ロンドン名所を駆け足でまわり、インディアンタウンでカレーを食べて、最後はキュー植物園まで行ってきました!

※イギリスの通貨のスターリング・ポンド(£)は、実際にこの旅中にグラスゴーのATMでセディナカードを使い引き出したレート、1£=182.6円で記載させていただきます。


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タワーブリッジから、ロンドンブリッジまで歩いてみる。

前日に宿へチェックインした時にスタッフのお姉さんから「ロンドンは初めて?ならタワーブリッジへ行ってみたら。ここからならタワーまで歩けるしね」と言われるまで知らなかったのですが、どうやら色んな映画にも登場しているロンドン名所の一つだそうで。

なるほど、なるほど。上にも登れるらしいけど、Googleマップで見た感じ入場料が12.3£(2246円)ですって。なんかガラス張りの床とかあるらしいですが、

橋にしちゃ、ちょいと高くないですか⁉︎

登らず渡らず、南岸をロンドンブリッジまだ歩いてみましょうか。うん、この眺めは確かに何かで見たような気がします…。

対岸の北の方にはオモチャのようなビルが立ち並んでいます。

あれがロンドン金融の中心地、ザ・シティですね。

川べりは遊歩道のようになっていて、あちこちにあるこの人形は何ですかね。顔かたちは一緒で模様だけ色々あるのです。

こちらがロンドンブリッジ。ここから北に渡ってザ・シティへ行ってみます。

ロンドンの金融街ザ・シティ!

最近ではランキングを落としましたが、わたしの若い頃は証券取引所といえばニューヨーク、ロンドン、東京。今でも世界有数の取引高を誇る金融の町がロンドンのザ・シティです。

欧米、特にイギリスでは装いが信用に直結していると聞くじゃないですか。きっとビシっとサヴィル・ロウのスーツを着こなしたイギリス紳士が颯爽と働いていることでしょう。

そんな期待をしてザ・シティを歩いてみると、

あれ?あれれれ?

クールビズでネクタイしてないのは仕方ないにしても、どうなんですかこれ。

スーツにリュック率が激高ですよ•••。

日本でも多いですけどね、「スーツに皺が寄るし、ビジネスの場にはそぐわないよ」と若い頃お説教されたことがあったけど、なんだなんだロンドンでこれなら日本だって全然オッケーじゃないですか。

ザ・シティの中にあるこちらはレドンホール・マーケット/Leadenhall Market。ハリーポッターのダイアゴン横丁のロケ地という噂もある通りです。レストランやカフェなんかも入っていて、なかなか雰囲気のある商店街です。

もう少し金融街らしい場所がないものかとGoogleマップを見ていたら、王立取引所 /The Royal Exchange という施設が近くにあるようです。

ふむ、これですね。中では相場の動向にピリピリするビジネスマンがいるのかと思ったら、

真ん中にカフェがあって、周りをブランドショップが取り囲む商業施設でした。カフェとお店の半分はフォートナム&メイソン/Fortnum and Mason。

紅茶やジャムなんかが有名なイギリスの百貨店ですが、こんな所でもご商売されているんですね。さすが高級な雰囲気で美味しそうなお菓子なんかもありましたけど、

まあ、良い値段でございますこと。

場違いなので早々に退散しましょう。

西側から出て、振り返って見た王立取引所。なかなかかっこいいですね。

何となくザ・シティ感が物足りないので、もう少し足を伸ばしてみましょうか。

こちらがたぶんイングランド銀行/Bank of England。イギリスの中央銀行ですね。

お隣のこちらは2002年までロイド銀行/Lloyds Bank の本社が入っていたそうで、イギリスで最も歴史のある銀行だそうですから世界の歴史に影響するような、

悪いこともやってきたんでしょうねー(偏見)

こちらが現在のロンドン証券取引所/London Stock Exchange。なるほどなるほど、

外から見てもただのビルですね•••。

門外漢が外から見てもさして面白い光景は見れなそうなので、この辺で河岸を変えるとしましょうか。

移動の前に証券取引所のすぐ近くにあるセントポール大聖堂。なんと入場料が、

23£(4200円)ですってよ∑(゚Д゚)

オンラインで事前購入すれば多少割引されるとはいえ、ここも外から見るだけでいいですよね。高いなあロンドン。

ロンドン一番⁉︎ のカレーを食べに行く。

ロンドンの美味しいものと言って多くの人が挙げるであろう料理は何を隠そうカレーです。インドを植民地に持っていたイギリスなので、インド系移民も多いし独自に発展していたりもするようです。

ざっとネットで調べただけなので全体像は掴みきれませんが、どうやらロンドンカレー界隈は、インド料理をベースに洗練させたミシュランの星を取るような店と、昔ながらのインド料理系に分かれるような雰囲気です。

今回向かうのは後者に当たるお店。地下鉄でAldgate east 駅を降りると、そこは紛れもないインド人街。雑多な雰囲気や看板の具合がどことなくインドを思い出させます。

もちろん通りはインド料理屋がいっぱい。レストランはもちろん、インド軽食やインド菓子の店も並んでいます。

さて、今回訪れたのはこちらの真っ赤なお店。その名もAladin Brick Lane - Best Indian Curry House in London と、

自らロンドン一番と謡っておられる(笑)

ロンドンのカレーを調べてた時に見たとあるサイトでも、ここをロンドン一番の店だと紹介していました。まさか店名を鵜呑みにした訳じゃ…。

さぞかし人気店なのだろうとネット予約をしてから行ったのですが、店に着いたら全然席空いてました。とはいえネット予約で20%オフ特典があるので、行くなら予約が良いですね。さて、メニューを広げると膨大な品数に圧倒されます。

とりあえずマンゴーラッシー2.95£(539円)を頼み、喉を潤します。

うん、普通においしい。

カレーの方はチキンティッカのマサラとプレーンライスを注文。チキンティッカは骨なしのタンドリーチキンのようなもので、マサラはメニュー表によるとまずタンドール窯で調理して、バターソースで更に煮込むようです。

Very Rich と書かれていたその味は、

めっちゃ甘い∑(゚Д゚)

鶏肉は柔らかくて中々ですが、褒める所はそれだけ。玉ねぎをミキサーにかけたであろうベースは、まさにまさにひと昔前(いまも多いけど)に日本で多かったお手軽インド料理店の流儀。しかもそれを甘さで誤魔化そうなんざ、

インドにこんな料理はありませんぜ。

お会計は値引きやら何かの加算やらよく分からないのですが、最終的に16.95£(3095円)。これでも店を出る時にはかなりの客入りで、ロンドンのカレーシーンは虚実入り混じり、中々に混沌としているようでした。いつか別の店でリベンジしないとですね!

ビッグベン、国会議事堂、ウェストミンスター寺院。

再びロンドン観光へと復帰して、向かったのはかの有名なビッグベン。ウェストマンスター宮殿、つまり英国議会のある建物にくっついている時計塔ですね。

これぞまさにロンドン!

予備知識が無いばかりにタワーブリッジも今ひとつピンと来ず、ザ・シティやカレーも空回り気味の本日ですが、ようやくロンドン観光している気分になってきました。目の前の橋は観光客で溢れかえり、音楽やダンスのパフォーマンスでとても楽しい雰囲気。

そしてこちらがイギリスの国会議事堂。ここであの狭い席にぎゅうぎゅうになりながら、議論を闘わせている(たぶん)のだと思うと感慨もひとしおです。

その南側にはウェストミンスター寺院。入場料は27£(4930円)もしますから、ここも外から見るだけにしましょうね。

格安チケットでキュー植物園に乗り込む!

ロンドンに着いて、行こうかどうしようか迷ったのがキュー植物園。キュー・ガーデンともロイヤル・ボタニック・ガーデンとも呼ばれるこの植物園は、世界遺産にも登録されている世界一有名な植物園。

それなのに迷ったのはやはり入場料で、通常券だと23£(4200円)となかなかの値段。ネットで前売りを買うと19£(3469円)とぐっとお買い得にはなるのですが、さして植物に関心のないわたしには、

まだまだ微妙なお値段。

因みに上記は寄付込みの金額なのですが、公式HP(→こちら)で買おうとすると寄付は必須。ちょいとモヤっとする仕組みです。

でもですね、諦めかけた所で見つけたのですよ。

16時以降なら激安になるチケット!

何と寄付込みで11£(2009円)。チケットプライスのページには出ていないのですが、購入画面に進んで日付を選ぶと「ADULT + DONATION AFTER 4PM」というのが出てくるのです。

閉園時間は19時だから3時間もあれば充分。そう思っていたのですがやはりそう甘くは無いようです。大きな落とし穴があるのを後で思い知るのでした。

こんな所に住めたら大分できた人間になれそうだよね。などと考えながら歩くこと暫し、

こちらが入場ゲートです。16時に合わせてドンピシャのタイミングで到着しました。

※Kew Gardens 駅から行く場合の入場ゲートはこちら↓です。

ゲートでチケットを見せて問題なく入場することはできたのですが、その際に言われたのは、

5時に閉まる施設が多いから気をつけて。

何と植物園自体は19時まで開いているけれど、中の施設にはそれぞれにクローズの時間が設定されていたのです。

こんな感じ↑ですね。「パームハウスは最初に行った方がいいよ」というので、トイレを済ませたら急いで向かってみましょう。

入口から比較的近くにあるパームハウスは、たぶんキューガーデンにいくつかある中でも一番メインの温室です。

前庭に美しい花壇があって、さすが天下のキューガーデン。

中に入るとモワッと湿気のある暑さ。鬱蒼と南国っぽい植物がてんこ盛りに植えられています。アフリカだとか南米だとか出身地で区画が分けられていて、植物の名前もプレートで示されているので、

分からないなりに結構たのしい!

巨大な団扇のようなやつとか、

とても怪しげな赤いやつだとか、タマリンドやマカダミア、スターフルーツなんかの食べ物系も色々あります。

2階にも登れて、上から「ほほぅ」下から「ははぁ」と意味もわからず感心しながら楽しんだのでした。

パームハウスを出て、これも5時に閉まるという温帯温室/Temperate House へ向かったのですが、途中に気になる標識を発見。Treetop Walkway って、

なんかとても楽しそうですよ。

アホみたいに敷地が広いので、取り敢えず行ってみるというのは難しい。Googleマップでチェックすると、やはりこちらも5時クローズと出ています。時間的にどちらか一つ。よし、木の上散歩にしてみよう。

方向を変えてTreetop Walkway へ行ってみると、おお、これですね。

真下に着いてみると、Googleマップ情報と食い違っていて、こちらは6時までやっていました。

くそ、順番逆にすれば両方行けたのに。

気を取り直して登ってみると、なるほど木のてっぺんの高さにぐるりと歩ける通路が設られてあります。

これはたぶんヘーゼルナッツの木。目の前で見られるのは貴重ですね。

上からならさぞかし素敵なキューガーデン・ビューが見られるのではと期待したのですが、

うーん、そうでもないみたい。でも、ちょっと高い位置から木の中を歩くのは、なかなか楽しい体験でした。

木の上散歩を終えてダメ元で温帯温室へ行ってみると、こちらは事前情報通り5時に閉まっていました。

でもよく見ると窓は少し開いているんですよね。

隙間から少し覗いてみると、

おお、見える!

でも名前の書かれたプレートが見えないので、それこそ何が何だか分からない緑の塊。諦めて次へ行きましょう。

温帯温室の近くにはPavilion Bar and Grill という飲食施設があって、ここで少し休憩します。時刻は5時を少し回り閉まる所はもう閉まっているので、もう急ぐ必要もありません。

ビール1本が確か6£(1096円)くらい。急ぎ足で1時間歩き回ったので、冷えたビールが沁みるようです。

ビールを飲み終えて、もう少しだけ奥(南西)の方へ足を伸ばしてみることに。

中国の影響を受けて18世紀に建てられたグレート・パゴダ。その近くには1910年の日英博覧会に展示されたという、

勅使門がずんと存在感を放っております。これは京都の西本願寺唐門(=勅使門)のレプリカだそうで、外国で見ても日本のお寺の建築は格好いいですね。

勅使門の前は日本庭園。ちょいと枯山水の模様が雑な感じはしましたが、なかなか素敵なお庭です。

日本庭園の奥の広場で再び小休止です。ひたすら広大で歩き回ると大変なキューガーデン。お弁当なんかを用意してきて、こういう場所でゆっくりしながら1日過ごすのが一番の正解のような気がします。

4時からの激安チケットは忙しすぎました。

あちこちにさりげなく綺麗な花が植えられていて、余裕があれば見所スポット以外も楽しめると思います。

再びパームハウスの近くに戻り、Waterlily House という温室へ。

ここもGoogleマップだと19時まで開いてそうだったけれど、5時クローズが正解。

少し遠くからだけど、池に浮かぶ巨大なハスが見えました。

最後はパームハウスの裏手にあるローズ・ガーデン。イギリスといえば薔薇ですからね、

それはもう多彩な色の薔薇が咲き誇り、

目を楽しませてくれます。ところでキューガーデンは植物だけじゃなく鳥もあちこちで見かけて、

この水鳥はそれはもう大量発生しています。人馴れしているなんてものではなくて、

完全に眼中にない感じ。水掻きのついた足がキモ可愛いですね。

4時からの短い時間なりにキューガーデンを楽しんで、そろそろ閉園の7時になりそう。入口脇にあるショップだけ覗いて帰るとしましょうか。

鉢植えの植物なんかも売っていたり、

植物の本も充実。キューガーデン・デザインの文具やエプロンや…色々欲しくなるけど絶対この先の旅では使わないから我慢です。

盆栽なんかも売っていたり、

こちらは日本コーナー。日本庭園だけじゃなく、日本の昔話や怪談の本もあったりと、日本文化に関心を持ってもらえて嬉しいですね。「やっぱ正規料金で1日過ごさなきゃ」そう実感はしたけれど、4時からチケットもこれはこれで楽しめました。滞在日数的に長時間いられない人なんかは、とても良いプランかもしれません。


次回はロンドン3日目。大英博物館でがっつり過ごし、館内のカフェでアフタヌーンティーも頂いて来ました!


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