アジア ネパール 旅のブログ

【ネパール】世界遺産の古都バクタプルで、王様のヨーグルトと美味しいカレー。

投稿日:2020-02-27 更新日:

カトマンズには2泊だけして、一旦移動します。目指すはエベレストの展望スポットとして知られる、カトマンズ近郊の村ナガルコット。ナガルコットへは割安なローカルバスで行けるというので行き方を調べていると、一度乗り換えが必要で、

その乗り換え場所のバクタプルが、世界遺産の古都だというのです。

乗り換えついでになんて世界遺産に失礼な話ですが、折角ならそのバクタプル/Bhaktapur の町も見てみたい。カトマンズの宿の女将とそんな話をしていたら、

バクタプルでは絶対にヨーグルトを食べなさい。

と強いお勧め。一緒に話していた他のお客さんはバクタプルへ行かないので「カトマンズでも食べられるる?」と聞くと、

食べられないし、あっても味が違うから、絶対バクタプルで食べないと駄目よ!

これは期待ができそうです。カトマンズからナガルコットへのバスでの行き方と合わせて、書きたいと思います。

※1ネパールルピー=0.97円。ほぼ日本円と同額なので、ネパール篇では個別の日本円換算は記載しないこととします。またネパール篇で単にルピーと記載したものは、ネパールルピーのことだとご理解ください。


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カトマンズから先ずはバクタプル行きのバスに乗ります。

2020年1月23日木曜日、朝9時にタメル地区の宿をチェックアウトして、バス停へ向かいます。1.7km 20分少々の距離を歩いていると、

途中で良い雰囲気の市場を発見。地図で見るとAson Bazar と出ています。よし、ここにはまたカトマンズに戻ってきたら来てみよう。後ろ髪をひかれますが、キャリーケースをガラガラしながらだと身動きとりづらいので、お預けです。

ネット情報では、地図アプリと実際の場所がズレているという話もありましたが、ちゃんと地図上の場所にバスが停まっていました。

その名もバクタプル・バス・パルク/Bhaktapur Bus Park

どこかにバス停名が掲げられている訳ではありません。その辺りにいるバスに行き先を確認して乗るかたちです。

バクタプルまでは1時間ちょっと、たぶんボラれました...。

バクタプル行きだと確認して乗り込んだバスは、ここが始発のよう。

荷物を荷室に預け、席に座ると間も無く発車です。宿の女将に聞いた話では「それなりの頻度でバスは出てるから行けば大丈夫」と言われていたけど、すぐ出発はラッキーでした。

満席になる前に出発したバスは、途中途中でお客を拾い、立ち乗りの人が出てきたかと思いきや、

いつの間にかギッチリ。

バクタプルが近づいてきた所で、料金回収にきた兄さんに言われて100ルピーを支払います。

ん、高いな。

後で調べてみたら、このバスは結構外国人には高く言ってくるらしく、おそらくボラれました。帰りはちょっと違うルートだったので単純比較はできませんが、35ルピーでしたからね。

でも車窓からは、トウモロコシを焼いているおばちゃんや、

蜜柑売りのおばちゃんが居たりして、なんとも長閑な風景。トウモロコシと蜜柑は、この時期ネパールでよく見かけました。1時間ちょっとでバクタプルに到着し、降ろされたのはこちら(↓)のツーリスト・バス・パルクです。

バス降車場にあった小店でチヤ(ミルクティー)を頼むと、1杯50ルピー。これもちょっと高い気がします。

お茶を飲んでひと行き方入れていると、やんちゃな少年に話しかけられました。

このくらいの歳で、既に流暢に英語を話すのだから、すごいものです。こまっしゃくれて面白いなと暫く話していたら、

ねえ、お金ちょうだい!

と言いだしたので、スッパリ断りました。そのあと自分で何か買って食べていたので、本当に困っているのではなく、言ってみたのでしょう。

ところであんた、日本人の割には英語喋るね。

と言って去って行きました。生意気なガキンチョめ。

世界遺産遺産の古都バクタプルは、街並みよりまったりした街の雰囲気が心地よい。

バス降車場の正面にある、この路地を進むとバクタプルの町なのですが、

中に入るには入域料を払う必要があります。

1人1500ルピー!!!

バスのボッタクリなど霞んでしまう高額請求ですが、オフィシャル料金なので仕方がない。渋々払うと「どこから来たの?」と聞かれ、

日本語のパンフレットをくれました。

さすが1500ルピーです。町に入って最初に通るのが、ダルバール広場。

かつて王宮があったという町の中心で、

55窓の宮殿/55 Window Palace をはじめ、

往時を偲ばせる建築物が並んでいます。でも歴史的建築物として、魅了されるほどじゃないというのが正直な感想。

雰囲気があって、素敵ですけどね。

でもそれよりも世界遺産に指定された区域内だというのに、そこかしこに生活の匂いがして、

それがまた、ほっこりと暖かく、とても良い気持ちになるのです。ダルバール広場から南東に路地を抜けた所にあるバクタプルの目玉のひとつ、ニャタポラ寺院は修復中でこの通り。

でもそのニャタポラ寺院の目の前にある公共の井戸では、

水を汲んだりバイクを洗ったり、そして延々と続く井戸端会議。

人もゆったり、犬もゆったり、何故か癒されるバイブが流れているような、バクタプルの町なのです。

そんな中ですが、ダルバール広場にあるゴールデン・ゲートの中にあるヒンドゥー寺院。ここは門内はカメラ厳禁で、本堂の中にも入ることはできませんが、

その本堂外側にある、ヒンドゥーの神々の木像が素晴らしい。

ゴールデン・ゲートの彫刻も素敵ですが、中は見惚れるほど良かったので、バクタプルにいかれる際はぜひ!

お土産屋さんが連なる路地を歩き、最後に目指すのは陶工広場/Pottery Square。

広場には一面に陶器が干されていて、

ひとつひとつ手作業している様子は、これまた時間がゆっくり流れるようで良い雰囲気。すっとすれ違うオジイが、

はっとするほど素敵な顔だったり。

きっと良い歳の取り方をしたのだろうなあ。

タイミングによっては竈に火を入れるところが見られたり、

ロクロを回すところも見られるかもしれません。

裏路地にいたこのお母さんは、しきりに土コネをやらせようとするのですが、きっとチップが必要です。興味があれば、やってみてもいいかもですね。素朴な陶器が並ぶ広場の周りには、陶芸のお土産屋さんが何軒かあって、

全然素朴じゃない売り物のギャップに戸惑いますが、それもご愛嬌。

探せばお気に入りの1品が見つかるかもしれません。今回まわった辺りは歩いてすぐの範囲に固まっていて、すぐに見つかると思うので地図は載せません。ゆっくり散歩すると心が和らいでいく、そんな町でした。

ニャタポラ寺院の広場を見下ろす有名店で、王様のヨーグルトと美味しいカレー@New Nyatapola Cafe

ニャタポラ寺院の広場に、1軒だけ突き出ている3階建てのレストラン。飛び抜けて一等立地であり、料理も美味しいと評判の、ニュー・ニャタポラ・カフェです。

3階のテラス席からは広場を一望できて、

ニャタポラ寺院が修復中でなければ、バクタプル観光的に最高の景色です。その分お値段もネパールとしてはかなり高級で、

表示料金に税とサービス料が併せて23%かかり、食事するだけでも600ルピーは超える設定です。

まあ、ここでケチケチしててもしょうがない。

飯をケチるくらいなら、その分ホテルをケチります。

まずはヒマラヤン・ティーの小ポット225ルピー(以下全て税サ別)を頼んで、

景色を眺めながら優雅な時間を楽しみます。

お店よりも、井戸がよく見える特等席を確保です。

続いてSpring Vegetable Curry 355ルピーと、Fluffy White Rice 225ルピー。fluffy というのは「ふんわりした」という意味で、

要するにただの白飯が225ルピーです。

もちろんホカホカで米のクオリティは高いのですが、うーん、モモ2皿分か...。

カレーは春野菜と書いてあるけれど。ジャガイモ・人参・カリフラワーと、どちらかというと冬っぽい。これをオン・ザ・ライスして、

ワシワシっと掻き込むと、

あれ、これかなり美味しい!

玉ねぎベースのソースには、香味野菜の旨味がしっかりと出ていて、ベシタリアン料理だけどコク深なのです。ネパールでダルバートに乗ってくるカレー風味の副菜とは根本的に違う、

インドのカレーに近いもの。

洗練された、レストランの料理という印象です。食後はもちろん、

バクタプル名物、王様のヨーグルト!

現地名はズーズー・ダウ/Juju Dhau。ズーズーが王様、ダウはヨーグルトの意味です。この店では、Bhaktapur Royal Yogurt というメニュー名で245ルピー。

水牛のミルクで作るというヨーグルトは、濃厚で確かに美味しい。わざわざ、これの為にバクタプルにやって来るネパール人もいるのだとか。お会計はトータル税サ込み1305ルピー。ネパールとしては高いけど、

シチュエーションや料理のクオリティを考えると、納得です。

バクタプルから再びバスで、ナガルコットへ!

バクタプルからナガルコットへ行くバスは、カトマンズから来た時に降りた所とは別の、離れた場所から出発します。つまり、バクタプル観光をしなくても、

乗り換えには1kmほど歩く必要があるのです。

上の地図が正しいバスの発車場所ですが、Google maps には100m離れた場所に別のNagarkot Bus Stop が登録されていて、着いてみると、

牛しかいない。

向こうから歩いてきた青年に尋ねると、

わざわざ引き返して案内してくれました。いい人だ。

ナガルコット行きであることを確認し、荷物を預けてバスに乗り込み、10分ほど待つと出発しました。途中から葛折りの崖道が続き、

砂利まじりのオフロードをかっ飛ばすバス。

頼むから前を見て運転してください。

左の子が乗ってきてからお喋りに夢中のドライバーさん。むむむ、なんかちょっと甘酸っぱい雰囲気ですよ。

バスは約1時間でナガルコットに到着。料金は55ルピーでした。ナガルコットには2泊して、いくつかあるヒマラヤ山脈のビュースポットを巡る予定です。

↓ナガルコットでバスが到着する場所はこちら

次回予告

ナガルコットに到着してその日に向かったのは、運が良ければエベレストが見られる、

ナガルコット・ビュータワー。

迫力のヒマラヤ山脈に感動し、夜はネパール版の“蕎麦がき”のようなディド(ディード、ディロとも)に挑戦しました!


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