チキンスープで炊いたご飯と鶏肉を食べる料理は、シンガポールチキンライスを始めとして、東南アジア各国にあります。この旅でも台湾の鶏肉飯、マレーシアのチキンライス、タイのカオマンガイと食べてきましたが、ベトナムではコムガー/Cơm Gà と呼ばれて親しまれています。そんなコムガーを2軒食べ歩いてきました!
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お洒落カフェでホイアン名物コムガーと、クレープ・クレームブリュレ@メロウ・クレーピー・カフェ/Mellow Crêperie Café。
コムガーについて調べていると、どうやらベトナム中部のホイアン周辺の名物料理の様子。ホーチミンで美味しいホイアン風コムガーを食べられる店を探していて、こちらのサイトに辿りつきました。
ちぇりさんという方が書いている内容がそれはそれは美味しそうで、オトコひとり旅には不似合いなオシャレカフェへ突撃です。
日本だったら相当入りづらい、パステルな色使いの店内ですが、多少場違いだって大丈夫。
何か思われたとしても、せいぜい“変なガイジン”で済みますからね。
サイトで紹介されていたコムガー・ホイアンは、写真を見せて確認したところ、Chicken Salad with Rice 48kVND(226円)とのこと。これまたベトナムならではのアボカドスムージー45kVND(212円)と一緒にオーダーします。
実はおそるおそるオーダーしたアボカドスムージーは、濃度が高くこってり味。でも、思ったよりはクドくなくて美味しく飲めました。
さぁ、コムガー・ホイアンが到着しました!他の国のチキンライスとは、見た目からして大いに違って、その特徴は大きく2つ。
- お米はターメリックを入れ鶏ダシで炊く
- 茹で鶏は割いて、野菜やタデ系のハーブと和える
まずご飯はターメリック(ウコン)によって黄色味がかっていて、食欲をそそります。チキンスープで炊いているのですが、チキンの風味も塩分も控えめで、ほんわり香る程度。
鶏肉は繊維に沿って割いているので、噛み応えがしっかり。そして同様に細長く整えられた玉ねぎやタデ系のハーブを、これもあっさり目のソースで和えてあります。これだけだと、かなりお上品なオシャレカフェ的ご飯なのですが、
別皿のニョクマムベースのタレをかけると事情が一変します。
途端にがっつり感が加わり、ご飯がすすむ味になって、それでも爽やかさは失わない。育ちの良いおぼっちゃまが、いっぱしの男になったような、そんなコムガーに変身するのです。
なるほど、なるほど、と納得しながら食べていたら瞬殺で無くなってしまいました。量が少ない訳ではないけれど、後味の軽さに育ちの良さが表れているようです。
よし、それならデザートもいけるな。
これもちぇりさんのサイトで紹介されていた、クレープ・クレームブリュレ55kVND(259円)。中に入っているのは冷凍されてネットリ食感になったクリームで、
これもクリームの濃厚さと、パッションフルーツの酸味が絶妙なバランス。
全てがレベル高くて、全部200円台って、なんて良い店なんでしょう。いくらホーチミンが物価安いといったって、こういう店なら倍以上とってもおかしくない。安くて美味しくて、女子っぽすぎるのがタマにキズ。ちぇりさん、良い情報ありがとうございます!
中華系チキンライスの有名店で、焼きおにぎり型ライスを選択@コムガー上海/Cơm Gà Thượng Hải。
ホーチミンでコムガーと検索すると、一番多くヒットするのがこちらのお店。比較的お高めのレストランで、口コミに賛否両論はあるものの、コムガーといえばこの店という声も少なくない。そしてネット上で正体がわからなったけれど、
まぁるい焼きおにぎりのような、美味しそうなライスに目が釘付けになり、
これは行って食べてみないと!と訪問してきました。
店内は広々清潔で、レストランらしいレストラン。
プロが撮った写真もきれいなメニューですが、これはベトナム語のみで内容が分かりません。
こっちの英語メニューと照らし合わせると、料理の内容が理解できます。写真を見せて気になっていた丸いライスについて質問すると、クランチーライスといって、
ホイアン風のターメリックと鶏ダシで炊いた黄色いご飯を、丸めて揚げ固めたものだそう。
早速それと、茹で鶏をオーダー。クレソンと挽肉のスープもオススメだというので、クレソン好きには願ってもない!それもオーダーしました。
まず先にクレソンと挽肉のスープが到着です。澄んだスープは滋味豊かな旨味がたっぷりで、さすが中華系の良店はスープでハズすことがない。
具もたっぷりで、食感が残る火入れのクレソンをわしわしと頬張ります。そうこうしていると、メインがやってきました。
これこれ!なんとも目を惹くビジュアルです。
揚げてカチカチになった外側を、フォークとスプーンで、エイッエイッと崩すと、中はこんな感じ。
うっすら黄色いターメリックの鶏ダシご飯が、ほっこりと納まっています。なるほど、食べてみて分かったけれど、
外側のはお米を潰したものを衣替わりに使っている、2層構造ですね。
単純に丸めて揚げただけじゃあ、こうはならないですもんね。でもこのワン・アイディアで、オコゲ的な香ばしいカリカリと、ほっこり温かご飯が一度に楽しめて、これはいい!
正直ライスの印象が強すぎて、茹で鶏はあまり記憶に残っていないけれど、
鶏ダシご飯と併せて食べると、もちろん美味しい。値段に見合うかという点で賛否が分かれるようですが、ここでしか食べられないクランチーライスを食べに、1度行ってみるのは良いかもしれません。
ちなみに全く色気のないビジュアルにそそられたデザートは、
漢方っぽくて美味しさが良くわかりませんでした(残念)
デザートとスープ込みでお会計は176kVND(827円)。贅沢したなーと思ったけれど、それでもこの程度ですからね。安いなぁ、ベトナム。
次回予告
美味しいものが多すぎて、まだまだ続くベトナム飯シリーズですが、次回は一旦目先を変えて、ベトナムのクラフトビールをご紹介します!ベトナムは、クラフトビールまで安くて旨くてを徹底していて、参ってしまいます。
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