アジア マレーシア 旅のブログ

ペナン島5日目。また行きたい店だらけのハズレなし!名物グルメ三昧の最終日。

投稿日:2019-09-23 更新日:

何も知らずに来て、文字通り「必食」のものが多すぎて慌てて延泊をしたペナン島も最終日。まだまだ食べたいものはあるけれど、なんとか最低限納得いくところまでは回りきれました。今回は以下の4店をご紹介します!

  • 街中にある入り易くて食べ易い、アッサムラクサの良店
  • 竹から出てくるインド風炊き込みご飯、ビリヤニが絶品!
  • 緑のゼリーのかき氷チェンドルの大人気店
  • コスパが良くて何でも美味しい!ニョニャ料理レストラン

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街中にある入り易くて食べ易い、アッサムラクサの良店 My Own Cafe

ペナン2日目に、郊外の極楽寺門前にあるペナンでいちばん有名なアッサム・ラクサは食べていますが、

比較のためにももう1軒食べてみたい

と探していて見つけたのがこのお店。googlemapの口コミが217件で4.5ポイントと中々の高得点です。営業時間が9:00-17:00で早めに終わってしまうのと水曜定休なので注意が必要です。

オシャレではないけれど、カフェというだけあって観光客でも入り易い雰囲気です。

メニューはめちゃくちゃシンプル!フードはアッサムラクサ6RM(156円)とフィッシュボール5RM(130円)、コーヒー紅茶類にフレッシュフルーツのジュース。フード両方とジュースをオーダーしました。

アッサム・ラクサ。前回食べたときと同様に酸味と魚介系の旨味がしっかりしていて、目が覚める味。例のハーブも入っていますが

こっちの方が全体的にクセがなくて食べやすい!

やや太めの米粉麺は、むちっとした食感がおいしい。麺自体はこっちの方が好みかもしれない。

うん。全体的にマイルドだけど、このラクサ美味しいですよ!

アッサム・ラクサは若干クセがあるので、人によって苦手という人もいるようです。まずは街中にあって入り易く食べ易い、この店で試してみるのは良いかもしれません。

ところでこのラクサ、酸味がすごくフルーティです。フード博物館でアッサム・ラクサの酸味はタマリンド、ドラゴンフルーツ、マンゴスチンのどれかに由来すると学んだので聞いてみたら、

この店はタマリンドペーストを使用。

現物を見せてくれました。たぶんタマリンドパウダーなんかも出回っているんでしょうけど、しっかり果実現物を使っているのは良いですね。

もうひとつのフードメニュー、フィッシュボール。つまり魚肉団子です。ペナンではちょっとした副菜やトッピング、おやつにと、結構食べる機会が多いけれど、どこで食べても美味しいです。日本のおでんに入っているのと似ていますが、もうちょっと軟らかめ。

この店のは1個ずつが少し大きめで、ダシが染みてやっぱりおいしい。

ラクサだけだと少し物足りない量なので、サイドディッシュにお奨めです。

竹から出てくるビリヤニが絶品!Kannaa's Bamboo Masala Briyani Penang

お昼ごはんはリトル・インディアの一角にあるこのお店。竹筒で調理されたインドの炊き込みご飯ビリヤニが美味しいと評判のお店です。

ビリヤニは11時から提供。チキン、マトン、魚、海老、野菜の5種類から選べます。迷ったけど口コミでも評判の良かったマトン16RM(416円)をチョイス。

注文するとすぐにテーブルにバナナの葉が敷かれ、その上にヨーグルトソースで和えたサラダと、 カレーペーストが置かれ、更にバケツに入ったカレーソースが置かれます。

バケツのなかには脂の浮いたカレーソース。見た目は怪しいですが、

大丈夫。おいしいです(笑)

暫し待つと竹筒を持ったインド人のオジサンが現れます。もう片方の手に持った棒でリズムよく竹筒をカンコカンコ叩くと、中身をバナナの葉にあけ始めました。

おお!出てくるでてくる。

まだ出てくる!

大き目の茹で玉子を基準に見ていただければわかる通り、けっこうなボリュームです。お米はもちろん、インドならではの

めちゃくちゃ長い長粒米です。

このままでも美味しいのですが、バケツに入ったカレーソースをばしゃりとぶっかけて、

スプーンもフォークも無いので手でいただきます。

※たぶん、言えば出してくれると思います。

お米はパラパラだけど、スパイスと旨味がしっかり染み渡っていて、これは旨い!黄色いカレーソースも汁気が足されてマイルドな味に。ここまではあまり辛くありません。

奥の赤いのを混ぜた途端に辛さが火を噴きます。

うおぅ辛い。辛いけど旨味も増して、これは旨い!!

茹で玉子を崩して混ぜると辛さがマイルドに。そしてゴロゴロはいっているマトン肉。

これがすっごく柔らかくて肉の味が濃い。

日本だと臭いと言われるマトン肉ですが、臭みは全く感じません。羊好きなので気づかないだけかもしれませんが、ここのマトン肉はかなり美味しい。そしてビリヤニ全体としても

過去のビリヤニ歴で暫定No.1!

といっても、まだ4回くらいしか食べたことないのですが(汗)。もし日本でこの値段で出したら行列が途絶えないレベルじゃないかと思います。次にペナンに行っても、再訪必死のお店です。

国民的スイーツ「チェンドル」の大人気店 Penang Road Famous Teochew Chendul

マレーシアをはじめ、東南アジア諸国で人気の伝統的スイーツにチェンドル/Chendul というものがあります。一般的にはパンダンリーフに緑が鮮やかなゼリーと、甘く炊いた小豆の入ったココナッツミルクかき氷です。

ウォールアートがかっこいいこのお店は、いつも賑わっているペナン島でも有名なお店。

まずは路上の屋台でオーダー。一番人気のチェンドル3.2RM(83円)をオーダーすると、

今席がいっぱいだから、あっちの店に行ってくれ。あっちも同じ店で席があいているから。

なんか違う店に見えるし、ちゃんと品が届くのか不安になりながら移動して席に座って待っていると、

3分できました。早い!

自然な甘さに炊かれたお豆に、自然な緑色のパンダンゼリー。ココナッツミルクベースの、これまた甘さ控えめなシロップに漬かっています。このままだと物足りない味なのですが、

なかにゴロリと塊で入っているかき氷をザクザク崩すと、

氷に混ざっていたヤシ糖の、コクのある甘さが全体に広がって、

あぁ、これはみんな好きになるわ。

マレーシアでは、チェンドルを掻き込むおひとり様オジサンは普通にいるので、甘いものが苦手じゃなければぜひ男性にもトライしてもらいたい、マレーシアの風物詩です。

コスパ抜群のニョニャ料理、チェキ・ニョニャ・レストラン/Ceki Nyonya Restaurant

昨日行ったニョニャ料理の高級レストランカバヤ/Kebaya。雰囲気もよく料理も美味しく、値段に充分見合う良いお店だと思いますが、

アレンジが多くてニョニャ料理の実像がよく分からない。

まあ、1軒や2軒行ったとこで料理の実像なんか分からなくて当たり前なのですが、その手掛かりも掴めていないということで、宿泊先ホテルのおじさんに相談したところ教えてもらったのが、このお店です。

ニョニャ料理というのはその昔、移住してきた中国人商人の家にマレー人妻が嫁ぎ、

中国とマレーの食材や技法が融合してできた料理。

そして比較的裕福な家を背景に育った料理なので、基本的にきちんとしたレストランで食べる料理という位置づけです。

それでもこのお店は、ほとんどのメニューをSmallとLargeが選べ、スモールであれば1皿20RM(520円)前後と、手頃な値段で楽しめます。早い時間ということもありまだ空いていたので、

いかにもマダムという感じの女主人

に質問しながらゆっくりとオーダー。

まずは野菜料理からペナン・ニョニャ・ミックスベジタブル/Penang Nyonya Mix Vegitables の小18RM(468円)。一番ニョニャっぽい野菜料理という無茶ブリに対してオススメしてくれた料理です。

カレーソースに独特の深みがあり、絶品。

東南アジアに多い、甘さが目立つココナッツカレーとは一線を画す味です。

続いてビール・ルンダン/Beef Rendang 小22RM(572円)。以前インドネシア編でご紹介したCNNの世界一美味しい1位のあれです(下の記事ご参照)

インドネシア発祥の料理でマレーシアでも食べられると聞いていたので、マダムに聞いてみました。「これもニョニャ料理なんですか」

「もちろんニョニャ料理よ。うちにあるのは全部ニョニャ料理なんですのよ。」

うーん、これはどっちの意味にもとれる回答ですね。まあ、マダムにニョニャ料理というお墨付きはもらったので、堂々とオーダーできます。肝心の味の方は、

肉が柔らかくて調理が上手。でもソースのコクはインドネシアの勝ち。

すごく美味しいけれど、やっぱり本場はインドネシアなんだろうなと感じる内容でした。

明らかにたのみ過ぎですが、最後の1皿がペナン・ニョニャ・サンバル・プロウン/Penang Nyonya Sambal Prawn 小36RM(936円)。これも辛いサンバルソースが効いた、インドネシアでも出てきそうな1品。料理文化が色濃く繋がっていることは理解できるけれど、ニョニャ料理らしさはイマイチよく分からない。

それでもこの料理は、今回最高の激旨のひと皿!!

10cmくらいある大ぶりのエビが5尾。スプーンとフォークで簡単にはずれる殻をとってソースを絡めると、もうビールが止まりません!

ご飯に各料理を盛り合わせて、

超贅沢なカレーライスに変身させます。

食後にはマダムおすすめのデザート、Pulut Hitam 6RM(156円)も。

甘さをごく抑えた黒い糯米の暖かいお汁粉に、ココナッツミルクのクリームがかかったニョニャ伝統スイーツだそうです。

うん。暖かいデザートというのは食後の余韻を広げてくれて、よいですね。ローカル式だという濃いめのコーヒーもいただき、最初に飲んだビールも併せて会計は110RM(2860円)。サービスチャージ10%がかかります。

たぶん私がたのみ過ぎなだけで、ふつうは1人2000円もしないと思います。

料理はどれも本当にきちんとしていて、美味しい。雰囲気もサービスも良くてコスパの高い良店だと思います。

次回予告

美食の街というキャッチフレーズを裏切らない、美味しいものだらけのペナン島。まだまだ美味しい店があるんでしょうね。名残惜しいですが、次回はペナンをお昼に経って、フェリーとバスで、マレーシア第3の都市イポーを目指します。

実はイポーも「美食の街」や「食の首都」などと言われるグルメタウン!

初日の夜にイポーの大定番料理、チキンともやしに挑戦です。


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