アジア マレーシア 旅のブログ

ペナン4日目。リトル・インディア探索とウォールアート、夜はニョニャ料理の名店へ!

投稿日:2019-09-22 更新日:

インド・中国・マレーと3つの食文化が混ざり合う美食の街ペナン島ジョージタウン。ペナン島4日目のこの日は、午前中にインド人街リトル・インディアを探索し、夜は中華とマレーの融合で生まれたマレーシアを代表する美食「ニョニャ料理」の名店へ!合間に街歩きが楽しい、ジョージタウン名物のウォールアートと、ペナン料理が学べるワンダーフード・ミュージアムもご紹介します。


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スパイスとお香、インド音楽に包まれるリトル・インディア。

朝起きて「今日の朝ごはんは何にしよう」と考える時、中華にインドにマレーにと、選択肢が多くて幸せになれるのがペナンです。中華系が2日続いたので、今日はインド料理にしようと、ジョージタウンのインド人街リトル・インディアへ向かいます。

花の色にも不思議とインドを感じます。

このインドのお廟がある Jalan Masjid Kaputan Keling という通りから東側がリアル・インディアです。

エリア内に立ち入ると、道々に炊かれたお香の香りで一気にインドムード。道行く人もみんなインド系で、サリーのお店がたくさんあります。

DVDショップからは爆音のインド音楽!

濃い顔のインド映画がザクザクです。

ローカルスーパーほもちろんインド食材尽くしで、売り場の半分がスパイス!

日本でも手に入るポピュラーなものもあるけど

見たことも聞いたこともないものの方が多い。これだけのスパイスを使いこなすインド人は、やはり半端じゃあないです。半端じゃないといえば、

世界3大ウザイ国筆頭として揺るぎない国インド。(注 個人的見解です)

以前旅した際には毎日毎日信じられないことが降りかかってきて、

人間としての許容範囲を大きく広げてくれた、あのインドです(注 それでも大好きですです)

強烈なイメージが染みついている私の目には、イポーのリトル・インディアがすごく新鮮に見えます。

こんなに穏やかな顔のインド人ばかりがいて、こんなに落ち着いたインド人の街があるなんて!

そうと分かったからには警戒レベルを2段階引き下げて、安心して朝ごはんに臨みますよ。

インドの定番朝ごはん2種 Retoran Ros Mutiara Sdn. Bhd.

ペナンのインド系朝ごはんといえば、ロティ/Roti の名前がよく出ます。といってもインドのロティのイメージとちょっと違って、マレーシアを始めとした東南アジア特有のロティ・チャナイ/Roti Canai というものです。

ロティだけでたくさんの種類がありますが、卵やチーズなどのしょっぱい系から、バナナやチョコなどの甘い系まで対応するのもロティ・チャナイの特徴だそうです。

その特徴を目いっぱい体現していそうなロティ・バナナ+玉子をオーダー。

勢いで頼んだけど、バナナと玉子って...。さらにメニューを見て懐かしくなって、インド朝食の定番プーリー/Puri を無意識のうちに注文していました。

誰かわたしを止めてください。

まず先にプーリーセット3RM(78円)が出てきました。ジャガイモの素朴なカレーが付いてくる所も、インドとおんなじ。

日本の皆さんは、小麦粉の生地を揚げたプーリーを食べたことがない方が多いと思うのですが、実際に食べたら多くの日本人が好きなはず。なぜそんなこと言えるのかというと、

構成要素がカレーパンと一緒だからです。

ジャガイモのカレーも辛さがほとんど無い、優しい味わい。

そして薄い生地を自分でちぎり、自分でカレーをつけるセルフメイド式なので

カレーと生地のバランスも完全に自分好みにできるのです

どうでしょう、少し食べてみたくなりました?

さて、プーリーに興奮している内に、ペナン篇としては本命のロティが到着。バナナと玉子入りで4.7RM(122円)です。

これは別の店の写真ですが、ビヨーンと伸びる生地を薄く薄くして鉄板で焼き、上から具材を乗せたら包むように生地を折って、裏返してまた焼くという工程になります。

砂糖は入れなかったようで、バナナの自然の甘さは玉子や生地ともよい具合にマッチしている。

いや、正直に言うとバナナは無くてもいいけど、あっても邪魔ではありません。

やっぱり甘くするかしょっぱくするか、どっちかの方が無難ですね。そして、外側がサクっとして、生地が重なりすこし厚いところがモチっとする食感は、

台湾で食べた蛋餅(ダンピン)そっくりだ!!

つまり、すごく美味しい魅惑の食感です。ただしそこはインド人街、

「カレーいる?」と言って

ディップ用のカレーをサービスしてくれました。

これ会計につかなかったので、無料サービスなんですね。この生地がカレーに合わない訳はなくって、プリー2枚食べた後のロティも、あっという間に完食しました。インドでは食べられないというロティ・チャナイも、いち推しのペナングルメです。

ウォールアートが楽しいペナン街歩き。

初日に宿からもらったこの地図には、60を超えるウォールアートのポイントが記されています。これを見ながらスタンプラリーみたいに探して歩くのも楽しいし、ぶらぶら街歩きをしていてパッと目に入ってくるのも楽しい。そんなペナン名物のウォールアートを厳選してご紹介します!

※現地を訪れれば地図をゲットできるので個別の場所は割愛いたします。

ただ絵を描いているだけじゃなくて、現物と絵を組み合わせているのが楽しい。

ユーモアもあって、ポップで、みんなが楽しめるけど、

絵柄がやさしさに満ちていてほっこりします。

ちょこっと小さめのもあれば、壁一面を使ったもの、

見上げるほど大きいのもあります。絵のなかにおさまって一緒に写真を撮れるものもいくつかあって、

たぶん一番人気なのがこのブランコ。ひとり旅で楽しめないのが残念なので、知らない人を拝借。

うん、楽しそうでいいなぁ。

これ好きなやつです。左のにゃんこがカワイイ。こういう描かれた絵の他に金属で作ったこういうのも数多くあります。

もう飽きるほどあるんだけど、見かけるとついつい写真を撮ってしまいますね。

夜はライトアップされてまた綺麗。キリがないのでこれくらいにしますが、インスタ映え関係の皆さまにも、ペナン島おすすめです。

地図に載っていないアートもちょこちょこ隠れています。

食の博物館でペナンフードのお勉強。Wonder Food Museum

観光の街ペナン島ジョージタウンには、上下逆さま博物館とか、ゴーストムージアム、マジックシアターだとかの

軽いノリの面白スポットがあちこちに。

さすがに40超えたおやじのひとり旅でそんな所に行ったら、ふと冷静になった時が怖いので近づかないように気を配っていたのですが、

ペナンの食文化を学べる博物館と聞いては見逃せない。

入る前から、アピールしている方向性に不安を覚えますが、リスクを冒す価値はあると信じて、入場します。

入場料は25RM(650円)。屋台メシなら2日は食いつなげる金額です。

入って早々に展示されているミニチュア。このミニチュアと同じポーズで写真を撮れる小道具が置いてあって、

「お、君なかなか鍋がふれてるじゃないか」

なんて遊びができます。

違う。そうじゃない。

その反対側にはペナンのストリートフードの食品サンプルがずらり。おお!これは食べた。これは見たことないな、ググってみよう。

誰もが素通りしていくコーナーを丹念に20分かけて確認しました。

中華、インド、マレーのそれぞれの代表料理を並べて見せるコーナー。この脇に主要料理の解説が英語であって、なかなか勉強になります。

プラカナン料理、つまりババ・ニョニャ料理の解説。今日の夜に食べる料理なので精読します。それにしても全部英語の文章を読むのは普段なら苦痛でしかないのに、

食べ物のことになるとスイスイ入ってくる不思議。

巨大な食品サンプルの前で写真を撮れるスポットでは、ラクサが一番人気なのですが、

写真を撮りたい人たちと、下の説明を読みたいわたしで、どうしても場所がかぶる。仕方がないので説明文の写真をささっと撮って端っこで精読するのですが、

君たち、ここに良いことが書いてあるからちょっと読んでみなさい。

と心の中で呟くのでした。

館内の8割はフォトスポットという作りで、

小道具も色々揃っているので、

施設のスタッフ君の写真を撮ってみました。

うん、あんまり楽しくないな。

料理の説明のみならず、食に関する歴史やマレーシアの人々の食への意識、食生活のことなど、内容自体は結構勉強になり、知的満足と一抹の寂しさを抱えて博物館を後にしました。

出口の手前にあるこれ、めちゃくちゃ怖い。「飢えて死んじゃう人がいるんだから、食べ物を無駄にしちゃだめですよ」というメッセージなんだけど、

リアル過ぎて今にも動きそう。

顔を覗いたら絶対おそろしいことが起こるような気がします。

マレー美食を代表するニョニャ料理。名店 Kebaya Dining Room で食べる豪華ディナー。

宿のおじさんに「ニョニャ料理が食べたいんだけど良い店知らない?」と聞いたら即答で出てきたのがこのお店、カバヤ・ダイニング・ルーム/Kebaya Dining Roomです。

ここがベスト!料理はコースだけで・・・云々

ちょっと寄ってみるという店でもなさそうなので、ホームページをチェックしたら格式ある高級店の雰囲気。18:00と20:00の2部制で、前菜・野菜・メイン・デザートを1品ずつ選ぶプリフィクス・スタイルでひとり128RM(3328円)です。

宿で知り合ってペナン情報を交換していた、日本人ひとり旅女子のMさんも行く!とのことで今回は2人です。

メニューとにらめっこするけど、何を頼んだらいいのかサッパリ。サービススタッフのお姐さんに

「ニョニャ料理を楽しみたいんだけどお勧めは?」

と聞いて、相談しながら選びました。ニョニャ料理店だけど、アレンジが入ったものもあれば、一部ニョニャ料理じゃないものも混ざっているのです。

まずはビール!イスラム圏にいて、たまにしか飲まないから余計うまい!

前菜はオタオタOtak Otak をチョイス。オタオタはニョニャ料理の定番で、魚のすり身を通常はヤシの葉に包んで焼く料理。ここではパイ生地にアレンジしたようです。

すり身だけじゃなくて切り身も入っています。うまい!

Mさんの頼んだ前菜と1個ずつ交換。Kebaya Ban Xeo。これはお店に直接聞いていないので分からないけど、ニョニャ料理なんでしょうか。ベトナム料理バインセオのアレンジのように感じる。タマリンドソースがマレーシアっぽいです。

Greens、つまり野菜料理のカテゴリからはソフトシェル・クラブ。揚げたソフトシェルクラブとマンゴーとかのフルーツをライムと和えて・・・と説明してくれます。

へぇ美味しそう!それもニョニャ料理ですか?

と聞くと

いえ、これはタイ料理です。でもこの店でも人気のイチオシです。

人気のイチオシメニューはニョニャ料理であってほしい!と思いながらも、ソフトシェル・クラブは大好物。ニョニャ料理研究の方針をあっさり放棄して、オーダーしてしまいました。

高いお金を払って、食いたいものを我慢するほど人間ができてはいないのですよ。

味は当然うまいに決まってます!ビールが進む進む。

Protein(たんぱく質)というメイン料理的なカテゴリからは、

これはまさしくニョニャ料理ですよ!

とお姐さん。Prawn Gengというエビのココナッツミルク・カレーです。

ここでご飯が出てきます。店内の雰囲気も料理の内容もまさしく高級レストランですが、

ご飯とオカズの構図になった途端に「お食事」が「ご飯」になる不思議。

ご飯はおかわり自由です。

Mさんのオーダーは豚三枚肉のロースト。中はジューシー、表面はパリっとクリスピーで絶妙な火入れです。それぞれ3皿+ご飯を食べるとしっかり満腹。Greensがサラダというより、しっかり量のある1品なので、結構お腹にきます。

デザートはいちばんニョニャ料理らしいというTang Yuen。

ココナッツの実が入ったもち米団子を、暖かく調理したココナッツミルクに浸して出す料理です。温かいデザートは食事の最後まで胃が暖かくて良いですね。ドリンクも2~3杯ずつ頼んで、お会計は2人で358.3RM(9316円)。ペナンではかなりの高級店ですが

味も雰囲気もサービスもしっかり納得できるクオリティ。

内装素敵ですねと褒めたら、食後に館内を案内してくれました。そもそもこのレストランはSeven Terracesという高級ホテルの一部門。レストランの背中側には内回廊があり、ホテル施設とつながっています。

1泊2000円のホテルでちょっと贅沢なんて言っている身には眩しいですね。久々の高級ディナーにすっかり満足し、安くても居心地の良いゲストハウスに戻るのでした。付き合っていただいたMさん、ありがとうございます。良い旅を!

次回予告

今回も長くなってしまいました。読んでいただいて、ありがとうございます。次でペナン篇は最終回!最後まで食べ続けのペナン旅です。

  • アッサムラクサの人気店で朝ごはん
  • 竹から出てくるインド風炊き込みご飯ビリヤリが絶品の店
  • ニョニャ料理ふたたび!チェキ・ニョニャ・レストラン。

今回行った高級ニョニャ料理レストランは、すごく美味しかったけれどアレンジが多く、ニョニャ料理を知るにはちょっと微妙。宿の別のオジサンにそんな話をしたら「じゃあ、ここに行ったらいい!」と教えてもらった店がおいしかった。

最終日も3食ともハズレなし!

さすが美食のペナンです。


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