おはようございます!ミャーです。いよいよラグビーW杯日本大会ですね!世紀のイベントに居れないことが残念です。外から日本代表を応援します。
さて話はペナン島です。街の人も観光客も、みんなが食を楽しんでいるフーディーな雰囲気に興奮し、一夜明けて2日目。早朝から起き出して、さっそく街に飛び出します。
まずは昨日入れなかった飲茶の有名店、大東酒楼へリベンジです!
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大東酒楼で夜明け前から絶品飲茶を食べ過ぎる。
朝6時半すぎ、まだ日が昇る前にお店に到着。月曜だからか時間帯なのか、客入りはざっと3割。
よし!余裕で座れる。
まずはメニューからお茶を選びます。ここは無難にプーアル茶をチョイスすると、急須に入れたお茶を持ってきてくれました。2杯目からは下の写真の給湯器で、自分で勝手におかわりしてOK!
すぐにでも点心に飛びつきたいところですが、「お茶を飲みながら、まったりと朝を過ごす」のが飲茶の作法(←個人的なイメージです)
「あの人がっついちゃって、やあねえ。」
などと思われないように、余裕のあるふりをしてお茶を一喫。そして頃合いを見計らい、ワゴンのおばちゃんにアピールし、テーブルまで来てもらいます。
おお!どれも美味しそう!
全部ください。
と大人買いしそうになるのを堪えて、1品1品選んでいきます。
我々日本人にも馴染みが深い焼売や餃子に目がいって、そればかり頼みそうになるので気をつけて注文。
うん、我ながらなかなか良いバランスです。
豚と海老の焼売に、骨つき豚肉を豆鼓のアンで蒸しあげた料理。
揚げだしに見えるのは、
ふるふる豆腐にプリプリすり身を合わせて揚げたもの。
旨くないわけがないです。
海老焼売は想像を一段と上回る美味しさ。こんな美味い点心が1皿4〜5RM(104〜130円)なんて、信じられません!
本場広州や香港で食べたものにも、引けを取らない。
注文するごとに、この紙に書き足していってくれるので、金額も分かりやすい。そうこうしている内に、もうひとつのワゴンが通りかかりました。
鶏肉の包み揚げ。台北で食べた鶏捲によく似た料理。今思い出しても神がかっていたアレには及ばないものの、これも充分旨い。
勧め上手なおばちゃんに「お粥はいらない?」と言われて「もちろん要ります!」。お粥もワゴンで回ってきます。
最後はエッグタルトまで。甘さ控えめ卵たっぷりでおいしい。おいしいのは良いことだけど、
まったりとお茶を飲みながら点心をつつく、優雅な朝はどこへいった!?
早朝から7皿も平らげたテーブルを見て我ながら少し恥ずかしく感じたけれど、お会計は34.2RM(889円)と懐にはとことん優しい。
ひと皿平均120円ですよ。
恐るべきコスパです。
ローカル市場のチキンが新鮮すぎる。
飲茶で膨れたお腹をさすりながら、向かったのはローカル生鮮市場Chowrasta。宿で教わったおすすめの朝市です。
グラブドライバーから、市場へは朝7時半から9時に行けと言われていましたが時刻は8時、ドンピシャです。
新鮮野菜にハラルの牛肉。
魚に活けのカニ。
さすが美食の町。どれをとってもクオリティも鮮度も高い!
鶏も鮮度抜群!
というレベルを既に超えています。
若い女の子が、肉を見る目でニワトリを選んでいるあたり、食の街の底力を感じます。
ちょっとシュールな光景ですが、食べるということは、そういうことですね。
市場の場外にも所狭しと露天が並んでいて、お菓子に雑貨、アクセサリーと何でもありです。月曜の朝からすごい数の人がいるなと思ったら、この日はマレーシアの祝日だそうです。
もちろん、飲食の屋台もたくさん。思わず懐かしくて買っちゃったのが
お豆腐屋さんで売っていた豆花。
台湾でも食べた、中華圏では定番のスイーツです。豆腐の味を損なわない爽やかなシロップの甘さが、ちょうどいい。早朝から動いたのでいったん宿に戻ってひと休み。昼からはバスに乗って郊外の極楽寺を目指します!
極楽寺門前町にある一番有名なアッサム•ラクサの店 Penang Air Itam Laksa。
ペナン島の中心部ジョージタウンは、隅から隅まで歩けるくらい小ぶりな街ですが、市街地をぐるぐる循環するCATという無料バスがあります。
バスの正面と横の電光掲示にCATと表示されているのが無料バス。バス停で待って、乗るバスが近づいてきたら手を挙げて止め、降りる時は日本のバスと同じようなブザーを押すと次のバス停で止まってくれます。観光の街だけあって素晴らしいサービスですが、
これから行く極楽寺へは有料バスに乗る必要があります。
201、203、204の路線(多分502も)に乗るとた辿り着きます。
時刻表なんてないので、いつ来るか分からないバスをのんびり待つ必要があります。すぐ来る時もあるけど、この時は30分待ちました。
《乗ったバス停はこちら》
乗車の際に運転手さんに行き先を告げ、言われた金額を料金ポケットに入れて、チケットをもらう仕組みです。極楽寺は現地名Kek Lok Si Templeというので、
ケッ ロッ シー!
と言えば2RMと言われるはずです。チケットは後で確認に来ましたので、無くさないようにしましょう。
日本のバスより新しくてきれいです。
3つ先までバス停名が表示されるので便利。googlemap で検索すれば、バスがどっちに向かうか事前に把握できます。40分ほどかかって極楽寺近くのバス停に到着しました。
《極楽寺最寄のバス停》
帰りのバスもここから乗ります。反対車線に帰りのバス停があるのかと思ったら、同じ車線の同じバス停。このバス亭の先をぐるっとまわって帰路につくようです。
すぐにはお寺に行かず、まず向かったのはアッサム・ラクサ/Adam Laksaでペナン島一有名な店、Penang Air Itam Laksaです。日本で知られているラクサは、ココナッツミルクを使ったクリーミーなカレー麺みたいなものですが、
実はラクサというのは地域々々で様々なタイプがあるのだそうです。
ペナン島では、別名ペナン・ラクサとも呼ばれるアッサム・ラクサ。酸味が効いた、魚介系のスープ麺です。
調理場のあたりで注文をして、空いてる席へ案内してもらいました。
アッサム・ラクサ5RM(130円)です。茶色いスープは魚をすりつぶしたものが入っているそう。そして、わりとしっかりした酸味は、
タマリンドか、乾燥させたドラゴンフルーツやマンゴスチンなんかのフルーツ系材料から取っているそう。
フルーティな酸味は暑い日に心地よいのですが、具材に混ざっているハーブが、ミョウガとミントを混ぜたような癖のある味。
タイ料理が好きならいけると思いますが、好き嫌いはある味かもしれません。
もちろん、わたしは大好きな味。太めの丸い米粉麺はわずかにもちっとして、小さめの丼のわりには食べ感がしっかりしている1杯でした。汗だくになって、店を出ました。
中国4千年の技を感じる驚異のお菓子、龍鬚糖。
ラクサの店から極楽寺に向かう途中、中国お菓子の土産物を売る店を通り過ぎようとして、思わず2度見してしまいました。客の注文に応えてお菓子を作っているお姐さんの手元に、
絹のように細い糸の束。
食べ物としてはちょっと想像したこともない質感に、思わず足が止まります。注文して作りかたをしっかり観察してみました。
粉のなかで紐状のものをクルクルすると、
みるみるうちに、極細の糸の束に変化していきます。その様は
天女の羽衣もかくやというほどの繊細な美しさ。
それを伸ばしていくつかに切り、
真ん中にピーナツのアメを細かく刻んだものを入れて、るりと巻いたら出来上がり。
純白の繭のようです。
手に持つと壊れそうなほど柔らかく、口に入れるとふんわり、はらり。
儚げでいながら、極細の糸の束が不思議な噛み応えを生んで、
まさに夢見心地の食感です。
甘さもクドくなく、ピーナッツのコクも加わり、その食感と相まって永遠に食べていたい味。
6個1パック6RM(156円)は安すぎる。日本なら1000円でも行列を作れる気がします。
宿のおじさんに聞いたところ、これはペナンのお菓子じゃなくて、イポーのじゃないかとのこと。よし。イポーは次に行く予定の街なので、探してみましょう。
カラフルな仏教寺院、極楽寺/Kek Lok Si Temple
ラクサと龍髭糖を堪能したら、もう街に帰ってもいいのですが、せっかくここまで来たのだからお寺くらい覗いていきましょう。
歩かないと太りますからね。
参道に入る前に公衆トイレで用をすませます。
トイレの前にある
待ち合い用の椅子が便器の形
というシュールさにひとりツッコミを入れつつ、寺へ向かいます。
駐車場の奥が入り口で、入場料はかかりません。
亀が100匹くらいいる池を超えて、坂を登るとお堂があります。
3体の仏様を拝んで、お願い事がある人は、ローソクやお線香、瓦なんかを買って、願をかけます。
1日用とか1週間用とか、大きさで値段が変わるようです。
もっと気軽なのだと、
願いごと別に細かく分けられたリボンを買って
名前やメッセージを書いて竿に結ぶというのもあります。
そこから上に登ると、大小さまざまなお堂があって、こんなカワイイのや、
夢でうなされそうなのまで様々。
基本的には有難いお寺なんだと思うのですが、厳粛さの感覚が日本人と違うので、どうもそんな気になれません。最初の大きなお堂の下は商業施設だし、仏様の脇でものを売っているし、
なにかと商売っ気が強いのです。
山のてっぺんにある観音様へ登るリフト乗り場も、お土産売り場を通っていきます。
欲しいものがひとつも無いぞ。
往復で6RM(156円)を払ってリフトにのります。
リフトを降りたテラスの広場からは、大きな観音菩薩像。おぉ...と感心して、ふと後ろの建物をふりかえると
う わっ、びっくりした。観音さまをストーキングですか。
ジョージタウンの街を遠望できるテラスでしばらくぼんやりと過ごし、帰路につきます。定番だと、ここから少し行ったペナンヒルというところでペナン島を一望するところですが、口コミ評価はそれほどじゃないし
腹ごなしはもう充分。インド料理が入る隙間はできました。
さきほどのバス停の戻って、502のバスで帰ってきました。
創業112年の名店ハメディヤ・レストラン/Hameediyah Restaurant で食べるナシ•カンダール。
時刻は午後16時半過ぎ。昨日は大行列でとても入れなかったので、混む前の時間を狙ってリベンジ訪問です。
すごい...こんな時間にもう並んでる。
大人気ぶりに期待が高まります。
並びながら、店頭で焼いている料理を観察。肉と卵の混ざった生地を流して、間に別の小麦粉を焼いた生地を挟んでまた最初の生地を流す。
聞くとムルタバ/Murtabahという料理で、これはチキン/Ayamだとのこと。
Ayamはインドネシア語と同じですね。「ありがとう」を意味するテレマカシも、マレー語だとテリマカシ。ほぼ一緒です。
順番がきたら、ライスの種類を指定して、おかずを選びます。昨日の経験から、ナシ・カンダールには白米一択と学んだので、ナシ・プティとオーダー。
肉はベベクがお勧めだよ〜。
というので、それで。多分アヒル、もしかしたら鴨です。その後皿の内容をチェックしてもらって、番号札を受け取ったら2階へ。
野菜はキャベツと唐辛子、ゆで卵もつけてもらいました。ドリンクにアイスコーヒーを頼んで、実食開始です。
ベベク、ぎゅっと締まった味で美味いです。
例によって、仕上げにざばぁとかけられたカレーソースがまた絶品!
唐辛子を刻んで混ぜるとピリリとアクセントが効いて、卵の黄身でマイルドに。キャベツがジューシーに全体を受け止めて、
ごちゃ混ぜならではの、食べ方で変わる味の広がりを存分に楽しめます。
インドネシアのナシ・チャンプルでも感じたこのごちゃ混ぜ系食文化は、どこから来ているんでしょうね。ちなみにマレーシアには経済飯というぶっかけ飯スタイルがあり、ナシ・カンダールはそのインド料理バージョンとのこと。経済飯、惹かれる名前です。
ところでインド料理老舗店対決は、味的には甲乙つけがたし。
だいたいですが、ハメディヤの方がラインクリアの倍くらいの値段(といっても1食20〜25RM、500〜600円)で、店はキレイ。ラインクリアは安いし24時間やっているというのが嬉しい。もちろん、どちらも超絶おすすめです!
食べ終えたら番号札を持って1階に降り、レジで会計するのですが、
さっき見たムルタバが旨そうすぎる。
誘惑に負けて思わず1個お持ち帰り。それも入れてお会計は29.15RM(758円)です。
宿の食器を借りて、いただきます。
切るとこんな感じです。ソースのかかってないお好み焼きみたいな...
おいしいけどガッツリ粉物なので、腹が減ってない時に食べるには、ちょっとつらい味でした。
食の探求も楽ではないのです(←ただの食い意地)
次回予告
長い記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございます!2日目にして有名店を食べ倒しましたが、
食の街ペナングルメはまだまだあります!
次回はペナン3日目。ペナンの卸売り市場見学と市場メシ。ペナンで一番長いカフェと水上集落見物に、福建式えびラーメン「ホッケンミー」の2軒食べ比べです。励みになりますので、これからも応援よろしくお願いします^^
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