現地ならではのおいしさを探して、ゆるゆると旅します

世界一周 めし旅

グランドキャニオンの夕日と朝日。

投稿日:

こんにちはミャーです。メキシコシティでのスペイン語学校2週間が終わりまして、少しはスペイン語にも慣れてきました。といっても、

店で超簡単な注文とかできるレベル。

でも以前はGoogle翻訳で訳しても、どの単語が何を示してるのかさえチンプンカンプンでしたからね。スペイン語の仕組みとか、ほんの少しだけ理解できました。さてブログは8月16日の水曜日。ラスベガスを発ちグランドキャニオンへ!近くで1泊して夕日と朝日、両方楽しんできました。

※文中のレート換算はサンフランシスコで実際にセディナカードを使い調達したレートを四捨五入して、1ドル($)=142.9円で記載しています。その後レートは更に悪化していくんですけどね(泣)


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ラスベガスからグランドキャニオンへは約4時間半の道のり。

ラスベガスの宿を引き払い、朝9時頃に出発。結局ラスベガスではですね、トータル225$(32,153円)のマイナス。一時は負けがこんで15万円近いマイナスになりそうだったので、かなり取り返した方です。

よく頑張ったオレ。

と、負けたのにある種の充実感を抱いております。これがよくないんですよね•••。この借りはどこかでリベンジさせてもらうぞと、性懲りも無く思っている次第です。

途中休憩を挟みながらひたすら車を走らせて、ネバダ州からアリゾナ州へと入っていきます。

途中ミード湖がチラリと見えて、ちょっと気になるけど寄り道する時間はありません。

9時出発だとどうしたって着くのは午後になってしまいますからね。例によってグランドキャニオンについては大して調べてなくて、まずはビジターセンターで情報収集しようというレベル。なので、なるべく早めに着くに越したことはないのです。

ビジターセンターに向かう道の途中、敷地に入る際に料金所がありました。自家用車/private Vehicle は1台35$(5002円)かかります。有効期間は7日間って、

殆どの人はそんな長く居ないから!

デスバレーに引き続き、もうちょい短くて安いの作ってくれと思わないでもありません。

さて、14時ちょうどに到着してみると、頼みのグランドキャニオン・ビジターセンターがあれ?

閉まってますけど!

火水は休みだそうでして、でも他の曜日も8-12時しか開いてないんだからいずれにせよ駄目でしたね。そこそこの入場料を取る割に、謎に営業時間が短いのです。因みにビジターセンターの前にはいくつかの区画に分かれた大きな駐車場があって、もちろん無料で停められます。

ビジターセンターは閉まっているけど、お土産ショップは開いていて、さすがグランドキャニオン。オリジナルのグッズがかなり充実しております。キャップにTシャツと、身につけるのが気恥ずかしいものは定番ですが、

グランドキャニオンにまつわる本とかも置いていて、少し知的な印象。

同じ敷地内にはカフェもありまして、

飲み物はこんな感じ。

食べ物は冷蔵庫で冷え冷えです。旨くなさそうなサンドイッチに9$(1286円)はやだなぁと思ったら、

外にキッチンカーが出ていました。ビーフブリトーが7.48$(1069円)。

味はそこそこですが、温かい飯なだけありがたいです。

※グランドキャニオン・ビジターセンターはこちら↓

マーサーポイント/Mather Point でグランドキャニオンにご対面!

ビジターセンターから徒歩7分。最も手軽にグランドキャニオンを拝めるのがマーサーポイントです。これからの行動計画を練る前に、まずは一度御体を拝んでおかないとですね。

標識に従って歩いていくと、

おお、あれがマーサーポイント!

向こうにはアメリカ横断ウルトラクイズ以来、何度も写真や映像で見たグランドキャニオンの姿が覗いています。

これがマーサーポイントですね。「近くまで来たんだから、やっぱグランドキャニオンくらいは行かないとね」そんな感覚で寄ってみた身としては、

思ったより興奮している自分に驚いています。

ドーン!!!

ほほぅ、何だかよく分からないけど凄い迫力です。今居るこちらがサウスリム(南縁)、遠く向こうに壁のように切り立っているのがノースリム(北縁)でしょう。もちろんノースリムにも行けるのですが、東西に谷が続いているので迂回路を通って4時間かかるそうです。

ムリムリ諦めよう。

こちらのサウスリムの方が有名スポットも多くメジャーらしいですしね。

それにしても包丁のように鋭い尾根だとか、不思議な形の岩山が見渡す限りです。

マーサーポイントの左手にも展望スポットが見えるので、行ってみましょう。

こちらはまた、より視界が開けた感じでして、

うへぇすごい。地面が割れてますよ。

ハーミッツ・レスト・ルート/Hermits Rest Route のバスで名所巡り。

さて再びビジターセンターの前に戻ってきて、漸くこの後の行動方針を検討します。ビジターセンターこそ閉まっているものの、

屋外にはこのような看板があって、それなりにグランドキャニオンの楽しみ方を説明してくれています。上の写真はリム・トレイルといって、グランドキャニオンのサウスリム沿いに歩いてみましょうというもの。

うん、却下。

わざわざ歩かずとも、リム沿いの景色が良い場所をポイント毎に見れれば満足です。

こちらはブライト・エンジェル・トレイルといって、谷の中へと降りていくトレッキングコース。こっちは少し惹かれますが、最低でも2時間は必要な様子。

ちょっと来るのが遅すぎましたかね。

という訳で、残された選択肢はサウスリムの縁に沿って点在する絶景ポイントを見て回ること。ビジターセンターから東西に分かれてあるのですが、東は自家用車で行けるものの、特に人気スポットが多い西方面は車両乗り入れ禁止。園内を4路線走っているバスの一つ、ハーミッツ・レスト・ルートというのを利用する他なさそうです。

そのバスの出発地点となるバス停、ヴィレッジ・ルート・トランスファー/Village Route Transfer(↑の地図)までは車で向かったのですが、案内マップには少し離れた駐車場しか載っていないんですよね。

そこで取り敢えず行ってみて見つけたのがこの辺り↑の駐車場。敷地続きにロッジがあったので宿泊者専用かと注意して見たのですが、何も書かれていないので多分大丈夫。

駐車場に車を置いて、坂を降りてバス乗り場へ。

案内のバスは無料で乗り放題。この路線ではバスは日の出の1時間前から日没の1時間後まで走っていて、7:30から日没までは10分間隔、それ以外は30分間隔となっています。ほどなくやってきたバスに乗り、降りる時はベルを鳴らす仕組み。

ただ一つ注意しなければならないのは、東方面/Eastbound、つまり帰り方向のバスは停車しないバス停があるということ。これバス停の案内↓に書いてあったの気づかなかったんですよね。

先に比較的遠くにあるモハベポイント/Mohave Point まで行ってから、戻りながらあちこち見てこようとして大失敗しました。

手前(東)から順に見て行くのが正解です!

因みにこれが各停留所にある乗り場の目印。eastbound/westbound と駅名の下に書いてあるので、行きたい方向の場所で待ちます。

そんな事情もあって、結局ハーミッツ・レスト・ルートではモハベポイントとパウエルポイント/Powell Point しか見られなかったのですが、その景色はかなり素晴らしかったです。

まるで要塞のような形の岩が建ち並び、ドワーフかなにか住んでいそうな不思議な景色。

大地が割れてしまったかのような荒々しさです。

谷をうねうね縫って流れる茶色い川はコロラド川。こんな所をカヌーかなんかで下ったら、さぞかしスリリングだろうなぁ。

そう思っていたら、初めてここを手漕ぎボートで下ったパウエルさんの石碑が、パウエルポイントにありました。

というか後で調べたら、コロラド川をボートで下り、下からグランドキャニオンを見上げるというツアーが結構出ているんですよね。それなりに値段はするけれど、これは参加してみたかったです。

パウエルポイントにはこのように、谷に突き出た断崖からグランドキャニオンを一望することもできて、とても迫力のある景色を楽しめます。

一歩間違えたら谷底までまっ逆さま。毎年落ちる人がいるそうなので、気をつけましょう。

ビジターセンターより東側の見所は、自家用車で回れます。

ハーミッツ・レスト・ルートのバスで最初に乗ったバス停(ヴィレッジ・ルート・トランスファー)までバスで戻り、再びレンタカーに乗り東(イーストリム)へ向かいます。

ビジターセンターを超えて更に東へ。この辺をGoogleマップの経路検索すると、有料道路という表示が出るのですが、

要は入場料が必要なエリアという意味です。

最初に払った入場料以外に徴収されることはないのでご安心ください。

リパンポイント/Lipan Pointからモランポイント/Moran Point、グランドビューポイント/Grandview Point と3箇所を順に見てきました。

大きな括りでは似たような景色かもですが、実際見るとそれぞれ特徴があって見飽きることはありません。

すごいなグランドキャニオン。ちょっと舐めてました(反省)。

リム(崖っぷち)の展望スポットを見て回るだけなら、バスや車でお手軽にいけます。体力も全く必要なくて、車を降りたらすぐ圧倒的な大地のパワーを感じられる。

さすがアメリカでもトップクラスの観光地だけありますね。

こんなに格好いいのなら、もう1泊して谷底トレッキングか川下りをすれば良かった。と少しだけ後悔したのでした。

グランドキャニオンのパワフルな夕日。

再びビジターセンターに戻る途中、前を走る車が突然停車して「道の真ん中でなんと迷惑な」と思いながらも後ろにつけて停車すると、

うぉっ鹿がいた!

いきなりすぐ側に現れて、こちらを覗いているのでびっくりしました。

反対側にはもっといますね。ご家族でしょうか、お父さんの角がご立派です。さて、ビジターセンターに戻ったのは、マーサーポイントで夕日を見ようと考えたから。夕日が綺麗なスポットは幾つもあるようですが、一番お手軽なのがマーサーポイントなのです。

間に合うように少し急いで戻ってくると、ちょうど西の空がオレンジに色づいてきた所でした。

ちょうど日が落ちる場所は断崖に遮られ、雲も出ていますがどうでしょう。雲と崖の間で、ワンチャン太陽が見えそうではあります。

皆さん思い思いの場所を見つけて、静かに夕日を待っています。なんかこういう時間て、良いですよね。いよいよ雲の下に太陽が覗くと、

橙の光が一気に広がり、辺りを包み込みます。

なんて静かで力強い夕日でしょう。僅かな隙間から我々を包んだのはほんの束の間。みるみる太陽は沈み、崖の向こうへと消えていったのでした。

真っ暗キャンプ場とグランドキャニオンの朝日。

日が落ちると一気に空は暗くなり、急ぎ今夜の宿へ向かわねばなりません。明朝の朝日を見たいので、グランドキャニオンから比較的近い宿を予約していたのです(グランドキャニオンの中は高いので)。

途中のスーパーで食料を買い出し。今回の宿はワンダーキャンプ・グランドキャニオン/Wander Camp Grand Canyon といって、なんとグランピングの施設なのです。ベッドの入った大きなテントに泊まれるそうで、

人生初のグランピングに、少しだけど期待してしまいます。

近いといってもビジターセンターから車で40分。途中から脇道に入り、真っ暗な砂利道をそこそこ長く走らされます。うぉぉ、パンクが怖い。敷地に入ると係のお姉さんが出迎えてくれて、車に乗ったまま説明聞いて、そのまま指定されたテントへ移動します。

え、これ?

中はベッドに簡素なテーブルとスツール、電池の切れかかったランプ以外何もなくて、テント内は飲食禁止。調理できる場所は少し離れている上に先客が占拠していて、

スーパーで買ったバナナとかを車の中で食べる始末。

グランピングとはなんぞや•••。これで13,431円はちょっと切なくなります。

星空だけは綺麗でしたけどね•••。翌朝は朝4:30に起きて、トイレとシャワーに行ったのですが、

真っ暗で何も見えん。

スマホのライトでなんとかトイレだけ済ませて、もうグランドキャニオンに行っちゃいましょう。トイレと暗闇の砂利道に時間を取られ、ビジターセンターに着いたらもう明るくなっていました。

まずい、朝日に間に合うか⁉︎

また鹿さんが出てきましたが、今は時間がありません。小走りになりながらマーサーポイントを目指します。

450mがとても長く感じます。

谷が見える場所に来たら、なんとかまだ日は出ていませんでした。よかった間に合った。

安心した所で間もなく太陽が顔を出し、

立派なお姿を現しました。マーサーポイントは朝日に関してもベストスポットとは言えなそうですが、充分雄大な朝日を楽しめました。

朝日を受けてこちら側の崖が赤く染まり、

我々もまた赤い光に包まれたのです。ああ、ありがたや。

朝日を見終えて今回のグランドキャニオンはこれで終了。11:45からのツアーを予約してあるので、すぐにアンテロープキャニオンへ向かわねばなりません。

次回はアンテロープキャニオン。砂岩のカーブと光の織りなす幻想的な場所です。ロウワーとアッパー、2つのツアーに参加して来ました!


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