リアルタイムでは本日コルカタからバングラディシュのダッカへ。
なかなかカレーの国々から抜け出せません。
さてブログはムンバイの街歩き。ムンバイの街の雰囲気とともに圧巻の洗濯場ドービー・ガートなどをご紹介します。バスや鉄道の移動手段と、
もちろんストリートフードも!
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ムンバイ街歩き、まずはインド門から!
宿からも近いムンバイ南部、東海岸沿いにあるインド門はムンバイのランドマークで、いつ行っても大勢の人が詰めかけています。ムンバイ観光で人気のエレファンタ島へ行く船も、ここから出ています。実はエレファンタ島にも行ったのですが、
イマイチ面白くなかったので割愛!
行くまでのドタバタ具合は、インドっぽくて面白いんですけどね。インド門からはお向かいのタージマハル・ホテルもよく見えます。
インドの大財閥タタの創業者が、白人専用だとホテルに入館拒否されて「じゃあ、もっと凄いの作ったるわ」と拵えたのがコレです。
コルカタの予約してたホテルに拒否られたので、ボクもやっていいですか?
何がある訳でもないですが、ムンバイ来たなあと思える場所です。
そのインド門の近くには、スターバックスもあります。
何故かセキュリティの厳しい入口を抜けると、
本当にちゃんとスターバックスです!
変なインド・アレンジとか、ありませんからね。寧ろ日本のスタバよりお洒落なくらい。
カフェラテのトールが247ルピー(380円)もするんですから、インドでは高級店です。でも他の旅行者とも、
インドでスタバの中って、めちゃくちゃ落ち着くよね〜。
と深く頷き合ったように、インドの街に疲れを感じた時の避難場所には最適です(笑)
建物も人も動物も!色々な表情を楽しめるムンバイ。
歴史あるムンバイの街は、イギリス統治時代の建物も多く残っており、何気なく歩いているとハッとする風景を見ることができます。
噴水広場や、
鉄道会社。写真だけ見ると綺麗な街に見えるかもしれませんが、騙されてはいけません。
空からはクラクラする陽射し、バックミュージックは鳴り続けるクラクションです。
建物に気を取られたら、牛のう○こを踏みますからね。とはいえそんな素敵建築もあれば、
街のど真ん中で草クリケットをしていたり、
一歩路地に入ると、いきなりローカル感が増したりするのがムンバイの街。
色々な表情を見せてくれて、歩いていれば何かしら面白いものが見つかる街です。
それはもう、エレファンタ島以上に(笑)
石窟遺跡があるエレファンタ島も、実際遺跡よりインド人を見てる方が面白いくらいでした。
散策の足にバスを是非。
UBERがあれば面倒な料金交渉無しにタクシーやオートリクシャーを呼べますが、毎回使うと罪悪感を覚えるもの(←私だけですか?)。お金の面でもそうどし、
なんか街に入り込んでない感。
そこで是非攻略したいのがバスなのですが、乗れるまでに3日かかりました。バスルートはGoogle maps で経路検索するとバス番号まで出てくるしなんとかなるのですが、実際の車両に書かれているそのバス番号がこれ。
読めます?これ128番なんですよ。
酔っ払いながら作ったフォントじゃないかと疑いながら、バスに乗らずにホゾを噛んでいたのです。そして3日目にしてようやく気づきました。
横には普通の数字が書いてる!
走ってくるバスを狙って停めることはできないけれど、止まったバスなら乗れそうだぞ。そしてムンバイのバスは、大概停まります。という訳で、
憧れの2階建バスに乗れました!
もちろん2階の席に陣取ります。勝手に乗っていれば、集金係のオジサンが来てくれるので、降りる駅を伝えてお金を払うだけ。
この時は3.5kmの距離で20ルピー(31円)。
安い!
でも渋滞が酷くて、その3.5kmに1時間かかりましたからね。
歩いた方が早いじゃないか。
でもバスには時間じゃない特典があって、人もバイクもリクシャーも牛も、全部ごちゃ混ぜで歩きづらい街が、
上から見れば良い景色!
私としてはインドさんとは、本来これくらいの距離感でお付き合いしたいのです。
鉄道も、3人聞けばなんとかなる!
ムンバイ市内でも、ちょっと離れた場所へ行くには鉄道が便利だったりします。改めて書きますが長距離鉄道は結面倒だったりするのですが、近距離線は簡単。
地図アプリで駅さえ調べておけば、チケットオフィスでそれを伝えて切符を買うだけ。今回はボンベイ・チャーチゲート/Bmby Church Gte 駅から、マハラクシュミ/Mahalakshmi 駅まで5駅10分ちょっと。
料金10ルピー(15円)って安っ!!
これで約6kmの距離を移動できるのですから、路線さえあればバスより速くて安いのです。さて切符を買ってみたものの、どこから乗ればよいかよく分からない。駅員さんが見当たらないので、
ちゃんとしてそうな人を選んで聞いて回ります。
「1番か2番線にくるのに乗ればいいよ」という情報を得て待っていたら、列車が到着しました。
あ、あれかも。近寄って運転手さんに聞くとこれでOKでした。
日本に比べるとかなり幅が広くてゆったりした造り。時間と曜日によるのでしょうが、発車後も混むことなく余裕で乗れました。
ただし女性専用車両があるので、男性は気を付けましょう。
これとは別の便で知らずに乗って、次の駅まですごい恥ずかしかったです。
走行中も開けっ放しのドアで、遮るものの無い車窓風景も楽しめます(笑)
インドらしい光景を見るなら洗濯場ドービー・ガート。
マハラクシュミの駅を降りてすぐの場所にあるのが、有名スポットのドービー・ガートです。
駅の上、やや北寄りを通っている橋(↑)に、ドービー・ガートの展望スポットがあります。
駅を西側に出ると、橋は目の前。その中程に、
ぴょんと突き出しているのが展望台。そこからの光景は、圧巻です。
高層ビルを背景に、とことん手作業の洗濯風景。
一面に干された洗濯物に、
よくまあ、そんな高いとこに。
と感心し、
揉んで叩いて踏んで踏んで、
身体全体を使ってひたすら洗う。見てる方は清々しさすら感じますが、毎日やってる方は大変なのでしょう。実情を知らずに安易に可哀想がる訳にもいきませんが、カーストの問題もあるのでしょうしね。
ここに住んで、ここで仕事して、一生ここで過ごすのかなとか、想像してしまいます。それを観光で来て写真撮るって、どう思われてるのとか、色々考えてしまいます。が、中に入るとしっかりチップを要求されるらしいので、
彼らは彼らでしたたかに環境を利用しているのかもしれません。
ディープスポットの一種なのかもしれないけれど洗濯場特有の清涼感もあり、インドの色柄鮮やかな衣類が並ぶ様も美しい。ムンバイで特に印象に残った場所のひとつです。
この後歩いて行ける範囲を周り、レースが開催されていない競馬場とか、
海に突き出たバッジ・アリー廟(改装工事中)へも行きましたが、
ご紹介するほどでもない感じ。
それよりも街歩きの楽しみ、ストリートフードについて書きましょう。
ムンバイ名物のコロッケパン、ワダ・パーヴ/Vada Pav。
ムンバイに限らずインドの街はどこでもストリートフードが充実していて、道にせり出した固定店舗から屋台、売り歩きまでいて、あちこちで立ち食いするインド人の群がりを見かけます。
このお店もその中のひとつ。人が多くて人気がありそう。何を食べているのかと見てみると、
あ、これムンバイ名物B級グルメのワダ・パーヴだ!
ということで早速ひとつ購入、13ルピー(20円)です。
手のひらにすっぽり収まる小ぶりなバーガー型のパンに、コロッケが挟まれています。
間には当然の如くカレーソース、赤と緑の2種類が入ります。正直食べるまでは少し疑っていました。コロッケパンって当たり外れの幅が大きいじゃないですか。口中の水分を持ってかれるやつも多いですよね。でもこれは違いました。
パンの柔らかさ、コロッケの比率、ソースの量、どれもドンピシャ!
値段が値段ですし、それぞれの素材は唸るようなものではないけれど、
それでここまで完成度を高めてくるのが驚きです。
さすがインド、食べ物に関しては信用できるのです。
びっくりするほど具材やソースを入れ倒す、カチョリ・セヴプーリ/Kachori Sev Puri。
再び街を歩いていると、インド版ホットサンドのようなものを発見。食べてみようかと思ったけれど、ふと見た隣の屋台に目を奪われました。
豆好きには堪らないこれは何?
とと聞くと、カチョリ・セヴプーリというスナックだそう。
1皿30ルピー(46円)です。早速ひと皿オーダーしてみると、
穴の空いた小麦粉の器に豆カレーとマッシュポテトを詰めて、
たくさんの種類のソースを次々と。
さらにそこへ刻んだ胡瓜、トマト、青菜の和物、ピーナツに砕いた揚げ麺。ソースと具材を10種類以上重ねていきます。
え、まだ入れるの?
と驚くほど。30ルピーでここまでするのか。日本だったらオペレーション効率がどう、原価がどうと、なんとか減らす方向へ向かうものですがインドでは関係ないのですね。
だってこの方がウマイじゃん。
という声が聞こえてきそうです。
完成したセヴプーリがこちら。口に放り込んだ途端、賑やかな食感に甘くて塩っぱくて辛くて、口の中が大変です。
全てがごちゃ混ぜで、押すな押すなのお祭り騒ぎ。
やはりインドは、食べ物もインドなのだなあと深く頷いたのでした。
次回予告
ムンバイ最強のローカルレストランとの噂を聞きつけて訪問した、B Bhagat Trachand。その周りにはBだけじゃなくRやら何やら類似店がたくさんあるカオス状態。でも後追いができるのも頷けるほどの、激旨カレー定食が待っていました!次回Bhagat Trachand の、本命と類似店食べ比べをお届けします!
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