こんにちはミャーです。今日はスロベニアのリュブリャナから、イタリアはベネチアへ移動しています。
ベネチア物価ヤバそう(泣)
最初4泊しようと思ってbooking.comで検索したら、最低価格18万円〜ってビックリですよ。とりあえず今回は、ドミトリーの空きがあった2泊だけの短期決戦です。さて、ブログは5月9日。ボスニア・ヘルツェゴビナのトラヴニクから、本マグロの町クロアチアのザダル/Zadar まで一気にバス移動です。
※文中のレート換算はアテネで実際にセディナカードを使い調達したレートを四捨五入して、1€(ユーロ)=147円で記載しています。
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トラヴニク→ザダルのバス移動。本当にここからバスが出るのですか⁉︎
サラエボを経ずに小さな町トラヴニクに来たのは食べ物以外にも決め手があって、ここからザダルまで直行するバスが出ているから。クロアチアの交通の要衝スプリト/Split あたりで乗り換えかと思ったら、ちゃんと直通バスがあるんですね。チケットはこちらのget by bus のサイトでオンライン購入済み。指定された乗り場はこのスーパー↓の前なのですが、
え、ほんとにここ⁉︎
確かに道路にはBUSと書かれた車止めスペースはありますが、他にはチケットオフィスどころか貼り紙ひとつありません。次々とローカルバスが着いては出ていくものの、
行程7時間以上の、長距離国際バスが出る場所には到底見えません。
だってトイレもないんですよ∑(゚Д゚)
バス旅も数をこなすと、トイレ対応力やトイレ判断力はかなり強化されますが、スタート地点にトイレが無いのは中々のハードモード。本当にここにバスが来るのか問題に続き、トイレ問題を抱えて不安が募ります。
来た時には誰も居なかったバス停に、朝9時半の出発時間が近づくと、スーツケースを持ったローカルグループが集まってきました。
うん、バス来るのか問題はたぶん大丈夫。
予定時刻を過ぎてもバスが来る気配はありませんが、仲間がいるだけで安心です。
風が出ていて、拭き晒しで身体を冷やすこと40分強、9:45にバスが到着。まだ体感レベルにありませんが、潜在的お手洗いメーターはかなり上がっている筈。
7割位の先客がいて、町で停まる度に客は増え、バスはまもなく満席に。
このバスは背もたれを倒せるだけじゃなく、横にスライド出来る仕組みになっていて、なるほどそれは頭いい!と感心したものの、
通路めっちゃ狭くなるんですけど。
着々と南下を続けてバスは山間から草原の広がる平野部へ。
うん、そろそろ催して参りましたよ。
出発して約2時間後、最初の20分休憩です。
よーしよし、タイミングは完璧です!
最初の休憩まで乗り切れればこっちのもの。ところで休憩の案内は、ボスニア語(多分)でアナウンスされるのですが、車掌さんは休憩のたびにわたしの所へ来て英語で説明してくれます。なんと行き届いたサービス。外国人はわたしだけなんでしょうね。
ここで隣に座っていた女性が降りて、代わりに大柄な若者軍団が乗車。車内の男性比率は一気に高まります。このバスにはひとつ難がありまして、それは空調の悪さ。満席の車内は酸素が足りないんじゃと思うほどの男臭さ。
ああ〜息苦しい。
その後10分、5分と休憩時間は徐々に短くなり、車内は心身共に酸欠状態。カーテンの足りない窓からは強い直射日光が照り続けてきます。
う〜なんか気持ち悪いかも。
車酔いとは別の、ひたすら息苦しい状態異常です。
クロアチアの国境を越え、スプリトの町も超え、アドリア海と赤屋根のクロアチアらしい景色。ザダルの町はもう少しです。
いくつもの島で外海と隔てられたザダルの海はとても静か。この海のどこかで本マグロを蓄養しているのでしょう。
海を見てるだけで唾液が分泌されますね。
「おいおいそれは大丈夫なのか」と、ちょっと不安定な建物に気を取られているうちに、バスはザダルのバスターミナルへ。
時刻はちょうど18時。予定より1時間15分遅れて8時間15分かかりました。
ザダルの宿は旧市街ど真ん中のちょっと良いドミトリー宿。
「うへぇ気持ち悪い」とヘロヘロになりながらバスを降り、バスターミナルから旧市街にある宿までは1.8km。余裕で徒歩圏内なのですが、歩き出すと右足親指に違和感が。
あー痛風きちゃった(泣)
前にトルコで疑わしい状況はありましたが、今回は紛れもなく痛風の症状。今はまだ歩行能力3割減程度ですが、一晩経って急激に悪化するケースもありますからね。唐突ながら、今夜が峠です。
右足を庇いながら、ゆっくり歩いて旧市街を目指します。バスによる気持ち悪さと痛風のダブルパンチ。でもこのまま塞ぎ込んで過ごす訳にはいきません。何せザダルは本マグロの町。
ほらほら見てください↑ もう今年は終わっちゃってるけど、毎年マグロと寿司とワインのフェスティバルが開催されているのです。
直近のデータがパッと出てこなかったのですが、2014年のクロマグロ(本マグロ)輸入量ではクロアチアは第3位。1900tも日本に送ってくれているのです。そのクロアチア産 本マグロのメッカがここザダル。
地中海で獲った若いマグロをアドリア海で育て、美味しくいただく為の締め方や保存など、日本から魚の手当ての技術も移植しているのだとか。
落ち着いた雰囲気の旧市街を、やや足を引きずり歩きながらも、頭の中はマグロの作戦会議で一杯です。
やはりベストなシナリオは、魚市場で格安激旨な本マグロを確保して、スーパーで日本米を見つけ出し、宿のキッチンで調理して、
ほかほか特盛り本マグロ丼キャー。
まさに夢のような展開ですが、実現するにはいくつものハードルを越えねばなりません。
それぞれの難易度と代替案などに考えを巡らせていると、いつの間にか眼前に
どーんとベルタワー。
そしてこの塔の目の前が、今回泊まるドミトリー宿なのです。なんと素晴らしい立地でしょう。
ブティック・ホステル・フォーラムは今回1泊2971円。旧市街の外の宿よりは高いのですが、立地もさることながら、相部屋の造りも贅沢仕様。
この廊下だけはちょっと気持ち悪いですが、
ビリヤードがあったり
寝転がれるコモンスペースがあったり、
部屋は基本4人相部屋。4人ごとに専用のシャワーとトイレがついているし、しっかり壁と天井が組まれた2段ベッドなので静かで快適です。そしてもちろん、共用キッチンがあるのですが、、、
嘘でしょ∑(゚Д゚) トースターと電車レンジしかないじゃない!
ガス台どころか、電磁調理器も鍋もまな板も無いのです。早くも計画は音を立てて崩れ始めている模様。これはまずいぞ…。
スーパーでお米をチェックするも…。
気持ち悪いし足は痛いしキッチンは使えないし。ザダル満喫ベストプランという名の妄想は、脆くも崩れかけております。でも諦めるのはまだ早い。まずは明朝に魚市場へ行って、判断はそれからに致しましょう。一応セカンドベストの選択肢として、ザダルでマグロ料理を出す店もチェック済みですしね。
ということで、やって来たのはスーパーマーケット。マグロと寿司のフェスティバルをやってる程の町ならば、ワンチャン日本米があるかも!とお米コーナーへまっしぐら(足痛い)。
期待を込めてジグザグ視線を走らせますが、
無い…無いですよね。
もう少しで「電子レンジで米を炊く方法」とかググる所でしたよ。とはいえ魚市場はまだ見ていません。パンでマグロを美味しく…いやパスタか。頭の中は諦め悪く思考が巡ります。いずれにしても今日はマグロはやめておいて、
アイスとか、
トマトとか、
マギーのカレーラーメンとかで体調回復を図るのでした。日清カップヌードルが喰いたい(泣)
次回はザダル滞在の前半戦。魚市場に魚介がおいしいローカル食堂、そして本マグロ大トロのマグロ丼です!!
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