アジア スリランカ 旅のブログ

【スリランカ】圧巻のシーギリヤロックと、日本人漫画家のお宿。

投稿日:

メリークリスマス!皆さまいかがお過ごしでしょうか。

わたしは前に書いたように今、男ひとりのクリスマス in モルディブなのですが、キラキラしたリゾート感に撃沈する心配をしていたのが、

嘘のように楽しい!

見たことがないほど美しい海に、毎日のアクティビティとまったりタイム。ローカル島なので人の温もりもあって、モルディブ料理も日本食を思い出すシンプルお魚ごはんで大満足です。さて、ブログはキャンディを発ちバスに乗ってシーギリヤへ。嘘つき客引きをかい潜り、バスでぼったくられ、ようやくたどり着いたシーギリヤ。何はさておき向かったのは、

スリランカNo.1の人気スポット、シーギリヤロック!

そして今回の宿泊先は、

漫画家東條さち子さんが建てたゲストハウス岩見荘!

スリランカに行くことを決めた後、たまたま見つけたこのマンガ。

本当は有名なバワ建築のホテルに泊まろうかと思っていたのだけど、マンガの内容が面白くて、そこに書かれている宿に実際に泊まってみることにしました。東條さんにも会えて、充実のシーギリヤ2泊3日です。


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嘘つき客引きにバスのぼったくり。一筋縄じゃいかないスリランカバス移動。

キャンディからシーギリヤに行くには、1日に1本しかない(2本あるという説も聞きました)7時半のバスに乗るのですが、

あっさり寝過ごして、乗れませんでした。

仕方がない。通常ルートのダンブッラ/Dambulla 乗り換えで行きましょう。キャンディからはスリランカ各所にバスが出ているので、数百メートルに渡ってバスが並び、乗りたいバスを探すのもひと苦労。Goods Shed Bus Stand の敷地内の、

この825番の辺りで聞けば、直行バスもダンブッラ行きが見つかるはずです。

↓この飲食店の前あたりです。

という訳で、ダンブッラに行きたいと言ってみたら、ミニバスに案内されました。エアコン付きで220ルピー(132円)、値段はだいたい相場並みだし、すぐに出発するというし、

よし乗っちゃえ。

1列席に座れて快適だと思ったけれど、途中で補助席まで埋まって、

やっぱりそんな訳ないよね。

と思ったのでした。8時半過ぎに出発したバスは、10時45分にダンブッラへ到着。ミニバスを降りて水を飲んでいると、

嘘をついたのはこの人です。

ハイ!シーギリヤに行くの?じゃあそこからバスが出るよ。

と50mほど先の場所に案内されました。怪しいけれど、この時点ではただの親切な人の可能性もある。とりあえず言われた場所で様子を見ていたら、

でもバスが来るのは1時間後だよ。来てからも、30分は発車しないよ。トゥクトゥクなら30分でシーギリヤに着いちゃうよ。

なるほど、トゥクトゥクの客引きでしたか。ということは、

少なくとも彼が連れてきたこの場所には、バスが来ないな。

と判断して逆方向に歩いていくと、

100m先に停まっていました。しかも、もう出発するところ。

危ない危ない。

と乗り込みながら「いくら?」と聞くと「1ドル!」

ローカルバスでドル払い自体ありえないでしょ。

スリランカのバスは運転席脇に大荷物を置ける場所があります。
盗られないか心配だったけど、大丈夫でした。

「とにかくもう出発するから乗れ」と急かされて、次を待つのもイヤなのでとりあえず乗り込み、よーく観察していたら、ローカルの人が払うのはせいぜい20~40ルピー。ネットで見ても40ルピー(24円)が正規料金。

最初は立ちでしたが、お客は結構入れ替わるのですぐ座れました。

ところが支払いの段になって強硬に100ルピー(60円)を要求してきます。近くの乗客に「100ルピーじゃないよね?」とふってみたけど、気まずそうに目を逸らすばかり。仕方なしに払いましたが、

ローカルバスでぼったくりって、初めてです。

教訓:事前に正しい料金を把握しておいて、黙ってその金額を払うべきでした。いくら?と聞いた時点で、カモだと判断されたようです。実際帰りはそれで40ルピーでした。

↓キャンディからのバスはこの辺で降ろされ、シーギリヤへのバスもこの辺りから発車します。

シーギリヤ2泊の宿は、漫画家東條さんの経営する岩見荘。

たかが数10円の金額以上に精神的ダメージを受けたスリランカのバスですが、言えばどこでも降ろしてくれるのが良い所。Google maps を見ていたら、宿の近くの場所を通ったので、停めてもらいました。看板が出ている脇道に進み、500m位歩くと岩見荘です。

綺麗な3階建てのゲストハウス。ゲストハウスといっても、ドミトリーは無くて全て個室。

広々とした部屋に、

庭を望むバルコニーが各部屋についています。

そしてトイレはウォシュレット!

さらに湯舟にジャグジーまで!と言いたい所ですが、偶々だと思いますが初日は不具合でお湯がでず水シャワー、翌日直してもらったけれど、湯舟に貯めるほどの温水が出るわけではなく、お風呂に漬かるのは厳しい。

ちなみにジャグジーは動きません(笑)

この辺のうまく回らない感じは、東條さんのマンガを読んでいれば、

むしろ面白がれる感じで全然オーケー、想定内です。

それでもベッドは寝心地が良くて、夜裏庭に行くと蛍がふわふわと飛んでいて、もろもろの移動は共同経営者のスリランカ人、ニッサンカが送ってくれて、

何だかんだ居心地が良い宿でした。

アゴダ予約で今回は2泊10,692ルピー(6415円)です。

何はともあれ、シーギリヤロック!

宿のコイン式洗濯機で溜まった洗濯物を済ませたら、シーギリヤロックへ出発です。自転車使っていいよとのことで、ローカルな道を通ってキコキコ進みます。

正面入口の少し手前、右に入った所に Sigiriya Museum というのがあって、外国人向けチケットオフィスはここにあります。

Google maps ではその近くに「シギリア入場券売り場」または「Sigiriya Rock Foreigner's Entrance」という紛らわしい表示が出ますが、ミュージアムで買うのが正解です。

大人1人5460ルピー(3276円)!ちょっとびっくりする価格ですね。

シーギリヤロックの入口前で自転車をとめていると、お猿が先客の荷物を物色中。邪魔されると思ったのか、こちらに本気の敵意を向けてきたので、

見て見ぬふりをしました。

食べものは絶対残していかないようにしましょう。さて、チケットを見せて入場するとすぐに、

遺跡公園といった趣の庭園が広がります。

シーギリヤロックというのは、密林に突然聳え立つ大きな岩ですが、その岩の上は、

1代限りの王宮があった場所。

父王を殺して王位についたものの、復讐の恐怖から狂気に駆られ、こんな所に王宮を作ってしまったというお話。そして恐れていた通り、その狂王は弟に攻め滅ぼされてしまったのでした。色々残念な王様でコメントしづらいですよ。

元王宮の遺跡なので、麓の庭園も、緑と石と水、自然と人工物が絶妙に溶け合った素敵な雰囲気を醸し出しています。気持ち良い場所だなあと歩いていると間も無く、

シーギリヤロックとご対面です!

いやぁ凄い!めちゃくちゃ格好いい。この天辺に住みたくなる王様の気持ちも分からなくはないですよ。この岩にこれから登るわけですが、

まずは石の階段から。

こんな大きな岩をくぐり、

ひたすら上へ。

雰囲気があって既にテンションは上がっていますが、この階段、

急な上にステップの奥行きが狭いので、ちょっと怖い。

油断すると後ろに倒れそうになるので注意が必要です。

最後に壁のような階段を登りきると、岩に据え付けられた通路へ。

のしかかるような圧迫感の岩崖と高さに、息切れから緊張のドキドキへと変化しますが、

眼下に広がる一面の密林に、興奮のドキドキも加わって、

今なんでドキドキしてるんだっけ。

となります。

その先には、岩に沿って垂直に登る螺旋階段。細い鉄棒で岩に繋がれている感じが、

今にも落ちそうで一層ドキドキ。

登った先には、シーギリヤレディーと呼ばれる、豊満なトップレスの女性たちの壁画が綺麗な状態で残されています。これも狂王のご趣味でしょうか(←たぶん違う)

※シーギリヤレディは撮影禁止です。気になる方はググってみてください。

シーギリヤレディーを見たら再び螺旋階段を降り、今度はミラーウォールが現れます。

昔は本当にピカピカに磨かれて、向かいの岩壁に書かれた絵が映っていたとのこと。

そして7〜13世紀にかけての落書きが多く残っていて、言語学的にも、当時の社会を知る上でも有益な情報源なのだとか。

それにしても、良くこんな所でピカピカの壁を作ろうなんて思いましたよね。

普通の発想なら、壁が落ちないようにするだけで精一杯ですよ。

ミラーウォールを抜けると次はライオンテラス。今は前脚しか残っていないのですが、昔はライオンの頭まであったとのこと。休憩できる広場になっているので、岩の天辺に登る前に暫く腰を下ろして体力を回復させます。

ここからが、ますます高所恐怖症殺しの急階段なのです。

下から見上げるとこんな感じ。そして途中から下を見下ろすと、

おぉぉ、凄い!

階段を登りきると、頂上は宮殿後の遺跡があります。建物自体はありませんが、なんとなく敷地の様子が偲ばれる基礎や通路が残っています。そして何と言っても、

遺跡から360°広がる一面の緑!

吹き抜ける風が心地よく、ぼーっと景色を眺めたり、本を読んだり。

インスタ映え系の写真も撮れそうです。

古びたレンガに芽吹く緑と、空高く聳える岩を覆う芝生。遺跡と自然の調和した感じは、

どこか天空の城ラピュタを思い出す世界観です。

シーギリヤロック自体も圧倒されるほど美しいですが、途中のドキドキ体験や上からの絶景も含めて、

想像を遥かに上回る、圧巻スポットでした。

高い入場料も全然元が取れたと思います。降りる時は途中からルートが変わり、大多数の送迎付きの観光客は降りていって左方向の駐車場へ向かいますが、自転車できている私は元の正面入口へ。

正面入口を入ってすぐの脇道には、シーギリヤロックと麓の庭園を一緒に見られるビューポイントがあるので、余裕があったら立ち寄ってみると良いかもです。

遅めの昼食は、Mili’s Restaurant でコットゥ。

シーギリヤのローカル食堂をGoogle maps で探していて、口コミ評価が高かったここで、お昼をいただきました。店の人も穏やかで気配りがきいた良いお店です。

シーギリヤロックで汗を掻いた後の、

コーラがうまい!

エッグコットゥ350ルピー(210円)は、は気持ち塩気が強めで、疲れたカラダに美味しい。

スリランカでも定番のヨーグルトドリンク、ラッシー200ルピー(120円)は濃厚ミルキーでさらに美味しい。

中途半端な時間の昼食だったので、遅めの時間に部屋で食べられるように、カレー風ピラフのビリヤニ500ルピー(300円)を持ち帰りしたのですが、これはやっぱり出来立てで食べるべきものでした。

宿に戻ると、宿の経営者にして漫画家の東條さんが戻ってきていて、ご挨拶。大学生でコロンボでインターンをしているという日本人の女の子も含め、3人で暫くお話しできました。

スリランカ定番の水牛ヨーグルトにヤシ糖をかけたスイーツ、カードをご馳走になりました。

スリランカ人に対する毒舌が冴え渡っている東條さん。マンガの中では、周囲のスリランカ人との関係も良くなって軌道に乗ってきた感じの終わり方でしたが、

大変な状況は、その後もずっと続いているとのこと。

下巻が出たのが1年半前で、その時作っている途中だった屋上レストランは、今日初めてここで料理を提供したとのこと。

何事もスムーズにいかないスリランカ。

ここまでの旅でも色々ありましたが、全く別次元で苦労されている東條さんの話を聞いていると、

他人ごとだから、めちゃくちゃ面白い(すいません)

ちなみに、とても人懐こくて笑顔が素敵なスリランカ人(というかシンハラ人)ですが、実は噂話と陰口が大好きだそう。外国人にはその笑顔のままで、相当辛辣な悪口を言っているそうです。油断しちゃダメですね。

次回予告

シーギリヤではシーギリヤロック以外にもうひとつお目当てがあって、それは、

象!

シーギリヤロックを望む象ライドと、国立公園での象サファリ。

象尽くしのシーギリヤ2日目

をお送りします。


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