こんにちはミャーです。リアルタイムでは本日スコッチウイスキーの聖地アイラ島へやって来ました!グラスゴーから飛行機で45分、ここも長年憧れた場所の一つです。
うーん感無量(ほろり)
3泊で蒸留所のツアーを3つ予約しましたからね、酔い潰れないように気をつけて楽しんできます!さてブログは6月15日の途中から。グルメ市場でフライシュケーゼを食べた後、少しは観光ぽいこともしておこうとレーマー広場に向かいます。
※文中のレート換算はアテネで実際にセディナカードを使い調達したレートを四捨五入して、1€(€)=147円で記載しています。
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旧市街の中心レーマー広場。
フランクフルトは観光地というよりドイツ有数の大都会。あまり名所らしき場所は多くなさそうでして、危うく迷走のあまり、
“もじゃもじゃペーター博物館” に入りそうでしたもん。
入口のお土産ショップで我に返って事なきを得ました。とりあえずフランクフルトと言えばレーマー広場、有名どころに避難して一度冷静になりましょう。
お〜これはまた可愛らしい建物ですね。ゴツゴツして装飾が豪華な石造りに見慣れていたので新鮮です。
広場は観光客で溢れ、華やかな雰囲気が漂っています。
「再建された木造建築が美しい」らしいのですが、これが木造のやつでしょうか。
ふーむ、わからん。
こちらの建物は教会なので中を拝見してみましょう。
お、なんかシンプルですね。
ステンドグラスが目を惹くくらい。ふむふむなるほど、次へ行ってみましょうか。
大聖堂に登ってみました。
フランクフルトほどの都会なら、きっと大聖堂もあるだろうとGoogleマップを見てみたら、やっぱりありました。
Googleマップ上は日本語だと「大聖堂」。ドイツ語ではKaiserdom St. Bartholomäus ですから、聖バーソロミュー帝国大聖堂ということなのですが、
ちょいと省略が過ぎませんか?
入場無料で中へと入ると勿論かなりの大きさなのですが、先ほどの教会でも感じたシンプルな内装。ドイツの教会ってこうなんですかねと思っていたら、
壁に架かっている紋章の彫刻がとても雰囲気があって素敵でした。それぞれ意味や謂れがあるのでしょうね。
このお方はドラゴンなのか鹿なのか…。
フレスコ画で表すようなキリスト教名場面集も、ここでは彫刻で描かれます。
こちらは最後の晩餐ですよね…。
こんなコミカルで良いのですか∑(゚Д゚)
こちらは一転してシリアス。というか目のあたりが皆さん劇画調でギッとした感じなのですが、
右から3番目だけ雰囲気違いませんか⁉︎
予想と違う方向で素敵な大聖堂だったので、興が乗ってタワーにも登ってみることに。
大聖堂の入口に向かって右から裏へ回ると、大聖堂の塔へ登る入口があります。
めちゃくちゃ地味で見落としてしまいそうですが、向かいに小さなチケット売場があります。店番のお爺ちゃんに3€(441円、安い!)を払って中に入ると、ものすごく狭い螺旋階段。
そうか、自力であの高さまで登るのか…
今さら膝が痛いのを思い出しました。
まあ、忘れられるくらい回復してきているのは良いことです。暑い、狭い、息苦しい。3重苦に堪えながらひたすら登ると、塔の上の方をぐるりと360°囲む回廊に出ます。金網の上から覗く感じにはなりますが、
あ〜風がとても気持ちいい!
大都会フランクフルトなので歴史的な街並みが眺められる訳ではないけれど、川がある街の景色はやはり綺麗。
マイン川と高層ビル、フランクフルトらしい景色はとても素敵です。
レーマー広場も見えていますね。ちょっとだけ体力が要りますが、値段も安いしここは中々に素敵スポットかもしれません。
フランクフルトはビールじゃなくてアプフェルヴァインなのです!
話は飛んで、翌日6月16日の金曜日。この日の書くことといえばレストランに1軒行ったくらい。なので前回の記事を途中で切り上げて、こちらとガッチャンコ(死語)した訳です。そうつまり、
フランクフルト観光はこれでお仕舞い。
まあ美味しい市場2軒で満足しましたからね、あとやることと言えば、フランクフルト名物のアプフェルヴァインを体験することです。
アプフェルヴァイン専門店だという目当ての店は、宿からだとSバーンのFrankfurt (main) South 駅が最寄り。駅を降りるとここでも青空市が出ていました。
品揃えは昨日のとかなり似ていて、平たい桃もありますね。
こちらは色々な味に調味したオリーブのお店。ミュンヘンを思い出しますね。
ソーセージにハム、
サンドイッチも美味しそう。雰囲気に釣られて買い喰いすると今日の計画が滑るので、ここはがまんです。
こちらがアプフェルヴァイン専門レストランのApfelwein Wagner。開店時間に合わせての訪問なので、先客はいませんね。
店の中は余計な装飾などない質実剛健。適当な所に座ろうとすると「そこはダメだ、こっちのテーブルにしてくれ」と、こちらも質実剛健なサービス。
というかちょっと怖いんですけど。
ニコリともしないスキンヘッド親父にぶっきらぼうに言われれば、多少威圧感を覚えますよね。
メニューはドイツ語なのでGoogle翻訳を使おうとしたら、英語メニューを出してくれました。そのタイミングでメニューを見ずに、取り敢えずのアプフェル・ヴァインをオーダーします。
とりビーならぬ、とりアプですね。
いえいえ上手いこと言おうとしたのではなくてですね、この手の親父にはこちらとしても、知ったフリでの役作りで対抗するのですよ。「やるなコイツ」と思わせたい訳ですね。
日夜日本の酒場で繰り広げられている駆け引きですが、ほらほら今親父さん、
口の端がちょっとだけニッとしましたよ。
アプフェルヴァインというのは英訳すればアップルワイン。林檎の醸造酒ですが、世界的にビールのように飲まれているサイダー(Cider) =シードルより炭酸はぐっと少ない。アルコール6%と少し高めなのですが甘くなくて、でもフルーティで。僅かに渋みを感じるのは、フランクフルトではナナカマド属の果実を加えるかららしいですね。うん、じんわり沁みる系の美味しさです。
アプフェルヴァインを飲みながらメニューを検討して選んだのがリップヒュン/Rippchen という豚肉料理。これもフランクフルトの郷土料理らしいのです。塩漬けにした豚肉を、この店では茹でるかグリルか選べるのですが、リップヒュンの王道は茹でらしいので、そちらを選択。ザワークラウトとマッシュポテト(これはパンとの選択)が添えられています。ひと口切って食べてみると、
歯切れが良くてさっぱりして美味しい!
分厚い骨付きリブ肉ですが、赤身部分は脂っ気がまったく無くて、大きくカットするとモソモソします。薄めに切って肉の滋味を味わい、アプフェルヴァインで追いかける。ふむふむ、旨いですね。
途中で親父に声をかけ「旨いねこれ」と言いながらグリューネゾーセ/Grüne Soße を追加注文します。すると今度ははっきりと、ニカリと笑ってくれたじゃないですか。ねえ親父さん、今の笑みには、
お前わかってるじゃねーか。
のニュアンスがありましたよね⁉︎ どうやらグリューネゾーセは正解だったようです。
グリューネゾーセはこれまたフランクフルトの郷土料理で、サワークリームにハーブを混ぜたものだそう。色々な料理に合わせるらしく、親父さんも、
うちのは自家製のスペシャルだぜ!
と得意そう。この店のグリューネゾーセは7種のハーブを使っているらしく、心地よい青臭さがとても爽やか。なのですが、正直に言えばどうもこのリップヒュンとはさほど合わない気がします。もっとコッテリした料理には抜群でしょうね。とはいえどちらもそれぞれ美味しいので、交互に楽しめました。最後は腹がキツくなりながら何とか完食してお会計は25.8€(3793円)。帰りには表情がだいぶ緩んでた親父さん、今回はこちらの勝ちで良いですよね?
次回はフランクフルトを離れて、ルクセンブルクへ移動します。元々行くつもりが全くなかった国ですが、ドイツを北上していってアムステルダムを目指すよりこちらの方が安上がり。そんな理由で経由他として選んだルクセンブルクは、思いの外に素敵な町でした!
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