アイルランド ヨーロッパ 旅のブログ

ロンドンからダブリンへ!まずはアイリッシュパブでギネスを一杯。

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7月23日の日曜日。17日間のイギリス滞在を終えて、次の目的地はお隣アイルランドです。ロンドン市内の宿から地下鉄に乗ってヒースロー空港を目指します。アイルランドはイギリスと食・酒文化的に共通点も多いですが、

そこはなんと言ってもギネスの国!

大好きなギネスビールが待っているぞと、心躍らせて空港へ向かったのでした。

※文中のレート換算はアテネで実際にセディナカードを使い調達したレートを四捨五入して、1€(€)=147円で記載しています。


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オイスターカードの返金をして、いざアイルランドへ!

ロンドン市内の宿からヒースロー空港へは地下鉄で移動します。ロンドンで使えるチャージ式の交通カード、オイスターカード(Suicaみたいなやつ)は券売機で残額の返金をしてもらえるのですが、10£を超えていると機械じゃ対応不可で窓口に行かねばならないのですね。そして出がけに調べたところ、ヒースロー空港の窓口である

ビジターセンターは土日お休み∑(゚Д゚)

地下鉄に乗る前に券売機でチェックしてみたら、残額は14£(2556円)とても微妙なラインです。

問題はヒースロー空港までの運賃が分からないことですよ。運行会社のサイトも見たけどよく分からんし、万がいち4£を下回ると返金を受けられず丸々損しますからね。仕方ないので途中の乗り換えで一度改札を出るという小細工をしてみました。

結果ヒースロー空港駅での残額は6.15£(1123円)。

くそぉ、小細工要らなかったですね•••。

イギリスの通貨はもう要らないので、残りを綺麗に使い切らねばなりません。

空港の高いコーラだって買っちゃうのです。

今回のフライトはAer Lingus の14:20発15:45着の便で片道167.8£(30,640円)。ロンドンとダブリンに時差はないので、1時間半弱で着く予定です。

ヒースロー空港の保安検査は、靴は脱がされポケットのものは金属じゃなくても全部出せと。ちょいと面倒な感じでした。

前回のヒースロー空港は飛行機の遅延で空港泊と良い思い出は無いけれど、今回は特に遅れもなく順調に進み、

到着は少しだけ遅れて16時。とりあえずスマホの電源を入れると、

なんとロンドンのSIMが生きています!

最初にSIM探さなきゃと思っていたのでこれはラッキー。当座のユーロも持っているし、アイルランドはスムーズに進みますね。

入国審査もまたスムーズで、16:15にアイルランドへ無事入国。シェンゲン協定国の滞在制限である90日間も迫っているので出国航空券とかすぐ見せられるように準備していたのですが、滞在予定の日数を訊かれただけで済みました。

空港から市内へは、直通バスのダブリン・エクスプレスで。

ダブリン空港から市街中心部への行き方は色々ありますが、調べた感じ一番簡単でお値頃なのが直通バスのダブリン・エクスプレス/Dublin Express のようです。

空港出口の近くにはこのように発車時刻の案内もあり、本数もかなり多そうです。

案内表示に従って乗り場まで来てみました。Googleマップの経路案内で出てきた便に乗ろうと思って訊いてみると、

ちょっとだけ降りる場所が変わるけど、すぐ出るバスがあるぞ。

とのこと。ダブリン・エクスプレスはルートが色々あって、それぞれ停まるバス停が違うのでちょっと面倒なんですよね。言われた便は予定してたのと川を挟んで反対側に停まるようで、全然オッケーなのでチケットを購入。10€(1470円)で確かカードのみの受付でした。

ほらほら急いで!

と急かされて小走りで移動。キャリーケースは荷室に預けて飛び乗ります。

バスは30分ほどでダブリンの中心街に到着し、

降りたのはアストン・キー/Aston Quay という停留所。

おぉ、ダブリンだ!

小雨が降ったり止んだりしていて肌寒く、イメージの中のダブリンらしい町の景色です。

※今回ダブリン・エクスプレスを降りたのはここ↓です。

ダブリン5泊のドミトリー宿。

今回のアイルランド滞在はダブリンで5泊のみ。その後は一気にカナダに飛んで、ユーコン川をカヌーで降るツアーに参加するのです。

バスを降りた場所は町の中心を流れるリフィー川の南岸。ここから南に1本入るとテンプル・バー通りという飲食街が広がっているのですが、まずは宿へ。川を渡り1.5kmほど北に歩いた所です。

やたら緑の人が多いのは、何かスポーツの試合があったのでしょうね。

緑はアイルランド・カラー。3月のセント・パトリックス・デイでは完全に緑に染まるそうで、一度見てみたいものです。

キャリーケースをゴロゴロ転がして、30分近くかかって宿に到着。今回はこちらのリーヴィン・ホステル/Leevin Histel のお世話になります。

チェックインするとリストバンドを渡されて、これが鍵になるというシステム。

5日間シャワー含めて付けっ放しです•••。

1泊32.2€(4733円)でこの時のダブリンとしてはかなり安い方。場所は中心街からやや離れてるものの徒歩圏内だし、1部屋4ベッドでカーテンもあって、プライバシーは良好です。

フロア毎に大型のシャワー&トイレ部屋があって使い勝手は悪くないのですが、

滞在中わたしのフロアは水しか出ず、別のフロアのを使っていました。

WiFiは中の中の下、共有スペースは広いけれど居心地は微妙。肝心のキッチンはというと、

コンロが無い代わりにレンジと小型オープンが充実しているという不思議な構成です。全てにおいて満足しそうになるとハシゴを外してくる、なんとも中途半端なドミ宿でした。

とりあえずコーヒー飲んで落ち着きましょう。

まずはアイリッシュ・パブでギネスを1杯!

宿で暫し休憩し、さて今夜のご飯はどうしましょう。今歩いてきた道を引き返して中心街に行く気力は•••

うん、無いですね。

ダブリンの主要な移動手段であるローカルバスや路面電車も、まだ乗り方が分かりません。リープカードという交通カードが無いと、たぶんとても面倒なんですよね。

Googleマップをポチポチしていると、中心街と反対側の北方面に評判の良いパブを発見したので行ってみましょう。

途中の公園には素敵な池があったり、

庭付きの集合住宅が続いていたり、いいですねダブリン。町の中心から少し離れただけでもとても住み心地が良さそうじゃないですか。

この辺にアパートを買ったりしてね、

のんべんだらりと呑み暮らしたい。

そんな妄想は、不動産屋の店頭を見て一瞬で砕け散りました。

3ベッドルームのこちらのお家は659,000€(約9700万円)ですって。

1ベッドルームでも219,000€(約3200万円)だそうでして、

それならチェンマイのがいいや!

と節操なく宗旨替えです。

町中のスーパーに寄ってみると、

コーラの500ペットが2.8€(412円)って、

こんなとこで暮らせるか!∑(゚Д゚)

ロンドンもたいがいでしたけど、ダブリンも負けず劣らずですね。

お菓子すらおいそれと買えないですよ。

さて、やって来たのはこちらのザ・ボールド・イーグル/The Bald Eagle というお店。Googleマップの業態名にガストロパブとある通り、レストラン要素の強めなパブのようです。

もちろんカウンターでギネスだけ1杯なんて使い方もできるのですが、入口にちゃんと係の子がいて、席まで案内してくれました。

イギリスのパブは基本放置プレイでしたからね。

安心できてとてもありがたいのです。

店内はいくつかの部屋に別れているようで、結構奥まで続いています。写真を加工しているけれど実際は薄暗い店内。

目を凝らしてメニューを検討します。まず飲み物はギネスでいくとして、料理もギネスで攻めましょうか。アイルランド名物料理のひとつ、ギネスシチューを頼むと、

あごめんなさい、今日は終わっちゃったの。

ならばアイリッシュ・エールを使ったフィッシュ&チップス19€(2793円)でいきましょう。

まずはギネスの1パイント6.3€(926円)が出てきました。

お〜クリーミィ!!

いくつかの基準を満たした完璧な樽生のギネスをパーフェクト・パイントと呼びますが、これこそまさに。さすが本場、文句のつけようがありません。

フィッシュ&チップス用に塩胡椒とケチャップにマヨネーズ。モルトビネガーは袋入りです。

最後にフィッシュ&チップスが到着。写真だと小さく見えるかもですが、かなりの大きさ。アイルランドのエール(ビールの一種)を使った衣はザクっと歯応えがあって、モルトビネガーをたっぷりかけてもふにゃふにゃになりません。

まるで天麩羅蕎麦用の天ぷらのようですね。

鱈のような風味の白身は臭みもなくしっかりと食べ応えがあります。後で訊いてみたら、やはり鱈なんですって。

太めのカットのチップスは中がマッシュポテトのように滑らかで、塩味がごく抑えめ。胡椒をふってマヨネーズと合わせたりすると、

口の中でポテサラの出来上がり。

皿の上にはタルタルソース。それに緑のはグリーンピースとミントのペーストで、爽やか優しい豆の風味が嬉しい。うんうん、この店の料理はどれもレベルが高いですよ。

2杯目は5Lamps という地元ダブリンの蔵元が造る、レッドエール6.3£(926円)。落ち着いたコクがあって、これも旨いですね。

アイルランド初っ端としては大満足で食事を終えて、会計は合わせて31.6€(4645円)。パブではあるけどフルサービスのお店だし、チップ込み35€を置いてきました。

次回はダブリンに着いたら真っ先に行こうと決めていた、ギネス・ストアハウスの見学。ガイドが付かず自分で好きに見られる見学施設はとても充実していて、レストランやバーもたくさん。お酒繋がりでアイルランドを代表するウイスキー、ジェムソンのBow St. Experience Tour についても書きたいと思います。


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