前回書いた通り、キャンディではホテルに辿り着くまでひと苦労でしたが、今回の料理教室は、
輪をかけて辿り着くのが大変でした(泣)
またも余計な時間と出費を強いられましたが、なんとか到着。でも行ってみたら、料理上手なお母さんに習うような、素朴で温もりのある、マンツーマンの料理教室でした。
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料理教室の場所がさっぱりわからない。
アジアで大活躍した配車アプリのグラブはスリランカでは使えないので、今回はUBERを使いました。目的地まで10分で着いて166ルピー(100円)の予定なのですが、
そもそも開催場所がよく分からない状況。
数日前に主催者から「airbnbの住所は間違ってるから正しくはここね」と連絡が来たのですが、そもそも地図アプリに料理教室の場所が登録されていないのです。UBERに乗ってから料理教室に電話をかけて、ドライバーから先生に道を聞いてもらったのですが、
5分経っても10分経っても話が終わらず、最後はガチャ切り。
どうしたの?場所わかったの?とドライバーに聞いたら、
She is crazy 💢
なぜかケンカしちゃったみたいです。とりあえずgoogle mapsに住所を打ち込んだ場所へ向かうことに。そしてその近辺で書き込みをしてもやはり見つからず、もう一度電話して聞いてもらったら、
もう、全然違う場所でした。
料理教室は10時半スタートで、余裕を持って10時に出発したのに、着いた時には既に11時。10分のところを1時間かけたのみならず、
166ルピーが513ルピー(308円)になってしまいました(泣)
とっくに教室は始まっている時間ですが、幸い今回はマンツーマン。「気にしないでいいわよ。じゃあ始めましょう」と言ってくれたお母さん先生ですが、UBERドライバーに対しては、
あいつら道知らないし、全然使えないわよね 💢
とバッサリ。いや、というか...先生もドライバーもairbnb も地図アプリも、
どれかがまともだったら、すんなり来れたと思うんですが(涙)
さあ、気を取り直して料理教室スタートです。
アットホームな料理教室 A Sri Lanka Cooking Experience。
今回ここを選んだのは、口コミ評価が高かったのと、スリランカのスタンダードなカレーを複数作ることができそうだったから。実際に行ってみて、
お母さん先生の人柄もよくて楽しい体験になりました。
料理の前に、伝統的なスリランカの竈門を見せてもらい「こうやってココナッツの殻で火を焚くの」と。ココナッツは庭でも取れるけれど、大変だから最近は買ってくることも多いそう。
この竈門で料理すると、味も違うのよ。
とのことですが、今日は扱いが簡単なガスコンロを使います。ちょっと残念。
そして下準備としてココナッツミルク作り。やっぱり新鮮な物が良いので、手回しのグラインダーで毎日作っているそう。やらせてもらったけど、結構ラクに削れます。
削り終わったら水を加えて混ぜ合わせ、漉したら完成です。
チキンとダルと隠元豆とナス。4種のカレーを作ります!
今回作る4種カレーの材料は、全て用意済み。
スパイス類は、ターメリックにチリパウダー、シナモンにディルシードとマスタードシード。クミンやコリアンダー、カレーリーフなどをブランドしたカレーパウダーというミックススパイスは、通常のものとローストしたものがあります。
ターメリックやチリは、庭で取れたものを乾燥して砕いた自家製。上の写真は粉にする前の乾燥ターメリックです。他にもここではランペと呼ばれるパンダンリーフと、
スリランカカレーには欠かせない、カレーリーフも庭に植ってました。羨ましい。
香味野菜として、ニンニクに玉ねぎ、トマトとガランガル(生姜によく似たもの)。それにしてもこの材料って、
バリ島の料理に酷似しています。
カレーリーフ以外すべてかぶってるかも。パンダンリーフやガランガルは東南アジア全域でよく使われるものだし、食文化の繋がりが感じられます。
ダルカレーとチキンカレーは作り方が似ていて、まず素焼きの鍋に材料を入れて、
ココナッツミルクも加えて、まぜまぜ。
そうしたら蓋をして火にかけで、弱火で煮ていきます。
ダルカレーは、仕上げにテンパリングという工程があって、これは南インド料理と似ていますね。ココナッツオイルを熱して、カレーリーフや唐辛子、玉ねぎ、ニンニク、マスタードシードなんかを投入し、
煮上がったダルカレーにかけるのです。この料理で使う油は、これだけ。このテンパリングによって、
油少なめながら、鮮烈な香りと食べ応えを加えることができます。
た、たまらん香りです。
チキンカレーには、煮詰まってきたところでココナッツミルクを追加。これでより濃厚なクリーミーさを出していくようです。続いて隠元豆のカレー。
マスタードシードをたっぷり用意し、カレーリーフや玉ねぎと一緒に油炒め。
結構しっかり火を入れる感じです。
そこに生の隠元豆を投入して素材の水分で炒め煮に。
ナスは短冊切りにして、外がカリカリになるまで揚げます。
油を切って粗熱を取ったら素焼きの鍋に移し、ニンニク、唐辛子、玉ねぎ、各種スパイスを加えて
手でまぜまぜ。
ところどころ手でまぜまぜが入りますが、作る時も手を使い、食べる時も手で食べる。抵抗がある人もいるかもしれませんが、
食材の手触りや温度を、見て嗅いで触って、5感をフル活用して楽しめます。
あとは付け合わせのパパダムはハサミで切って、
カラリと揚げたら、今回の料理はすべて完成です!作ってみて思ったけれど、
スリランカカレーって、材料も作り方もかなりシンプル!
もちろんプロの料理人が腕をふるう高級レストランなどではまた違う可能性はありますが、お母さん先生は、基本の香味野菜とスパイスは共通で、メイン食材に応じて少しずつ足したり引いたりしている感じ。
そしてシンプルな分、素材にはこだわってなるべく手作りしていました。
お米はお母さん先生が既に炊いてくれてました。南インドでは、お米は茹でると聞いたことがあり、スリランカのお米も粘りが無いさっぱりした味なので、やはり茹でるのかと思ったら、普通の炊飯器で炊いていました。
全ての料理を食卓に並べて、食べるのはひとりで。
ちょっと寂しいけれど、気楽です。
取り分けたご飯に全てのカレーを盛り付けて、
それぞれの味を確認したら、まぜまぜして手で食べます。
※フォークとスプーンは用意されていました。
うん、美味しい!
約1時間の調理の間、良い香りで食欲を刺激されていたので、一層美味しく感じます。
大量に見えたカレーも全て食べきり、これ以上入らないくらい満腹。マンツーマンの料理教室は初めてでしたが、気になったことは何時でも質問できて、1対1で話していると、話している内容も理解しやすい。だいぶスリランカ料理のことがわかってきて、
大変な思いをして来た甲斐がありました。
料金は2028円。マンツーマンが保証されている訳では無いかもしれません。ここに限らずキャンディでは多くの料理教室があるようなので、料理好きの人は参加してみたらきっと楽しめると思います。
↓A Sri Lanka Cooking Experience の正しい場所はこの辺
次回予告
キャンディは実は、目ぼしい観光スポットが少ないようなのですが、圧倒的に有名なのが仏歯寺。ブッダの歯が収められている由緒正しきお寺です。その仏歯寺とキャンディの市場見学、そして美味しいお店情報を一気にご紹介します。特に、
これぞ理想的なローカル食堂!
といえるお店を発見したので、ぜひご覧ください。
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