昨日の投稿では「過去イチ先行き不透明」と書きましたが、無事アルバニアの町ジロカストラに到着しました!さてブログは4月14日の金曜日、ロードス島滞在3日目はロドスの町で見逃している場所を散策します。そして何より切実なのが、
安くて旨いギリシャ飯を探すこと!
毎回食事のたびに数千円が飛んでいっては旅も厳しいのです。
※文中のレート換算はアテネで実際にセディナカードを使い調達したレートを四捨五入して、1€(ユーロ)=147円で記載しています。
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ロドス旧市街〜港散策
一昨日の旧市街散策では南側の門から入ったので、今度は東側から行ってみましょう。
相変わらず町と遺跡が一体化して面白いですね。遺跡を見ながらお茶できるカフェやレストランもたくさんあります。
これは前回は見ませんでした。かっこいー。
一旦北の方へ城郭の外に出ると、トルコから来た時に着いた港の近くに出ました。到着時は港から東に歩きましたから、今度は西に歩いてみましょう。海岸沿いのプロムナードが気持ち良いですね。
何隻か貝殻売りの船が停泊していて、
風が吹くとシャランシャランと心地よい音を奏でます。い〜ですね、緩みますね。
これが海の門でしょうか。ひと際立派、大きな門です。
登れる遺跡発見。とりあえず登ってみましょうね。
再び海岸沿いに戻ると、突き出た突堤の向こうに風車とニコラス要塞が見えます。この風景はロードス島に来る前にも写真で見ましたから、きっとロードス島らしい1枚です。さて、今回の記事はあてもなくブラリ散歩をしているような始まり方ですが、もちろん目的地はありまして、それが
次にご紹介するサンドイッチ屋!
安い!旨い!ロードス島のサンドイッチ。
初日の夕食は32€(4704円)、昨日は17€(2499円)。両日とも昼メシを抜いているから良いようなものの、毎食数千円を払っていてはさすがに懐がもちません。安くて旨いギリシャ料理を探すのは重要な命題です。
Googleマップのソート機能で安い店暫りで探し、高評価だったこちらのお店、
おお!確かに安い!
高いのでも2.5€(368円)。これで美味しければ大ヒットですよ。どれにするか迷いますが、響き的にはスペシャルでしょう。それにオムレツを付けられるのですからオーダーはSPECIAL and OMELETTE でいきましょう。
いつだって玉子は正義なのです!
手渡されたサンドイッチは熱々カリカリに焼かれたパニーニのようなパンに挟まれています。
ん?パニーニ?
中はハムとチーズと胡瓜。そこに薄焼きの玉子が挟まれています。
うん、旨い!
この味のホットサンドなら日本で600円くらい取れますよ。ギリシャで初めて日本よりコスパが良いと感じる食べ物で満足。でもですね、ひとつ疑問が残ったのですが、
これってギリシャ料理なんでしょうか…。
マンドラキ・マリーナで巨像を偲ぶ。
サンドイッチ屋さんから東に歩くと海に出て、そこがマンドラキ・マリーナ/Mandraki Marina。
観光船がずらりと並び、観光客が楽しそうにそぞろ歩く。こういう雰囲気も良いですね。
ダイビングやスノーケリング、海からロードス島の名所を見ることのできるクルージングなど色々なオプションを提供しています。中でも人気なのが日本でいうグラスボート。海面下に窓がついた船で、エーゲ海の中を覗きましょうというヤツです。ちょっと乗ってみたいけど、
これは一人だとなんか恥ずかしい。
何でしょうね、こういう恥ずかしい基準て。
マリーナを北へ向かって歩いて行くと、立派な正教の教会が見えてきます。そしてその右手に伸びている堤防に進むと、
なぜか鹿の塔。
そして向こう岸のニコラス要塞の手前にもたぶん雌鹿の塔が建っていますね。おそらくこの両鹿の位置に紀元前3世紀の昔、太陽神ヘーリオスの巨像が建っていたそうです。その大きさはなんと、
NYの自由の女神くらい!
ロードスの巨像として知られるその像は、バビロンの空中庭園などと並ぶ古代世界の七不思議に数えられたとか。
紀元前にそんなデカい像があったら、そりゃービビりますよね。
現代でも見てみたいですもん。再建計画は資金面で頓挫してるらしいですが、クラウドファウンディングで世界中から集まんないですかね。
考古学博物館ほか2件、混合チケット使い切ります!
ロードス島初日にグランドマスターの宮殿で買った混合チケットは、宮殿を含めて4つの施設に入れるものでした。残りの3つは近所に固まっているし、せっかくなので全部見てみましょう。
ここはDecorative Arts Collection。看板すら無いやる気の無さで、中は撮影禁止ですが、
撮影したいものはありません(断言)
Googleマップに載っている写真は殆ど別の場所のです。いくら抱き合わせ商法とはいえヒド過ぎると萎えかけましたが、
次のOur Lady of the Castle (Panayia)はガンバッテくれました。キャッスルと言っても教会らしいのですが、
建物の構造自体がとても素敵。
滑った感じが堪りません。中かの骨格みたい。
これは当時の宗教画ですかね。
錬金術?説明がなくて分かりませんが、想像が膨らみますね。さて、気分も乗ってきた所で3つの内では一番規模の大きいロードス考古学博物館へ行きましょう。
おお!
入った所から建物が凄いじゃないですか。元は病院だったらしいのですが、中々の大病院ですよ。
中庭には無造作に積まれる砲弾。ん?砲弾でいいんですよね?病院に?
そしてこれはライオンで良いんですよね?こんな顔の役者さんがいたような気がしますが思い出せませんね。
面白系の展示ばかりではなく、ロードス島ゆかりの紋章とか、
古代ギリシャ時代の彫像とか。ふむふむ考古学博物館らしくなってきましたね〜。などと感心した所で、
あ、転送されちゃう!(Gantz)
もう充分満足したのですが、博物館はまだ奥があるようです。
階段の奥にはハーブが香る庭園があって、ファンタジーな壁画が色々。
これはドラゴンかと思ったらグリフォンだそう。身体がライオンで頭と翼が鷲だと解説されてるのですが、
先生ぇ、頭が鷲に見えませーん。
こっちはペガサスに乗った英雄ベレロフォンが怪物キマイラを倒すとこ。お〜ファンタジー。
まだまだここに載せきれない展示もたくさんあって、それらがあまり整理されないまま点在している不思議な博物館。雑然とした感じがある意味リアルで、ファンタジーRPGの世界っぽくて面白いです。ある意味では、グランドマスターの宮殿より楽しめたかも。
だって、こんな風に放置してる博物館てあります?笑
博物館を終えて帰ろうとして思い出しました。この辺に騎士の道/Street of the Knights of Rhodes という中世そのままの道があったのでした。
ほほう、ここを騎士さまが歩いていたわけですね。雰囲気があって想像が捗りますね。
京都みたいに騎士コスプレの衣装とか貸してくれたら楽しそうですね。着ないけど。
ギリシャ料理の代表格スブラキは食べておきたい!
博物館や騎士の道見学を終えて14時過ぎ。ちょっと休憩したいですね。
旧市街にはこんな店もあって惹かれますが、なんとなく足が向いて一昨日の店へ。
うむ、やはりロードス島では昼ビールです。わたしは普通の中ジョッキですが、ロードス島ではブーツ型ジョッキが現役です。
昭和な方は懐かしいですよね?
大きいのは2ℓくらい入りそうなのを欧米系の人がゆっくり楽しんでいます。ゴポッてなる所を見てみたいですね。
さて、一旦ホテルに戻り夕食の時間まで待機。この日の目当てはギリシャの串焼き肉スブラキ/Souvlaki です。
旧市街から20分ほど南に外れた住宅街。ここに安くて旨いスブラキの店があるようなのです。
おお、ここですね。まだ時間が早いからか人の気配がありませんね。中を覗いてみると、
椅子上がっちゃってる!
貼り紙を見る感じ4月19日まではお休みなのでしょう。トルコでのラマザンの悪夢を思い出しますが、こちらはさしずめイースターの悪夢でしょうか。
さて困った。安くて旨い店というテーマでチェックしてた他の店はここからかなり遠いのです。それにもう口がスブラキになっちゃってますからね。
そうだ、初日の店もスブラキやってた!
予算優先かスブラキ優先かと問われれば、今日に限ってはスブラキと答えましょう。どうせこの店4Rodies に来るなら、一つやってみたい事もありまして…。
まずは前回同様ロドスのピタ。ホカホカ生地にビーツとヨーグルトのディップが旨いんですよね。
スブラキの前にもう一皿。ギリシャのトリカラ/Trikala という地域のポークソーセージです。そう、
やりたかったのは豚肉祭り。
蛸祭りはお値段高すぎて断念ですが、豚もトルコでは食べられなかったですから。久々の豚肉はそりゃあ旨いに決まっています。というかこのソーセージ、皮はバリっと香ばしく、中はブリンブリン。パンチの効いた雄々しい味わいでかなり美味しい!写真では分かりにくいけど、ボリュームも相当です。
続いては待ってましたのスブラキ。20お肉が綺麗に揃っていて、一瞬、細長〜い1本のお肉なのかと思いました。串から外して食べてみると、
うん、これは素直に美味しい。
程よく脂身も混ざり、豚らしい肉と脂のコンビネーション。表面を綺麗に揃えてるから焼きムラや肉汁の抜けも防げてるんでしょうかね。お肉のコンディションがとても良いのです。
ヨーグルトに胡瓜とニンニクを混ぜたザジキは、スブラキには定番で合わせるものだそう。爽やかで口をリフレッシュしてくれて、無限に食べ続けられそうです。付け合わせに米を選べるのも嬉しい。こうなると日本人としては我慢できなくなりますね。人が見てない隙を覗って、
最後の一本は串から直接食べちゃいました。
まあ、お行儀の悪いこと。
お行儀が悪いのはこの子も同様。お客にご飯をねだり過ぎて、座布団みたいになってますから。胸のお肉かわいい。
今日も食後のデザートとリキュールをご馳走になりました。ギリシャではデザートのサービスが結構多いですね。お会計は炭酸水も飲んで23.5€(3455円)。蛸を頼まなかったので前回より少し安いですね。料理のクオリティを考えると充分満足なコスパです。
イースターの聖金曜日。
ホテルに戻り寛いでいると、窓の外から歌声が聞こえてきました。何だろうと思ってベランダに出てみると、
神輿のようなものを担いで、その後を追いゆっくりと歩く人々。みな寂しげで優しい旋律の歌を厳かに歌っています。調べてみるとこれはギリシャ正教のイースター(復活祭)行事のひとつ。イースター前の金曜日は、十字架からキリスト(の像)を下ろし、夜には棺に移して町を歩く”葬列”なのだそう。土曜から日曜に変わる深夜12時には、キリストの復活が宣言され、お祝いの料理を振る舞うのだとか。
その料理、是非とも食べてみたいですね。
明日からのアテネ滞在がイースターともろにぶつかって不安もありますが、こんな光景が見られたのは素敵な体験でした。
さて次回はロードス島から飛行機でアテネへ。移動でほぼ1日が潰れ、空きっ腹に中東料理を貪る1日となりました。
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