アジア マレーシア 旅のブログ

この旅で最高のニョニャ料理店!LIMAPULOの絶品濃厚ラクサ。

投稿日:2019-10-02 更新日:

おはようございます、ミャーです。

突然ですがマレー語で美味しいはバグース!

これを言うだけで良い笑顔をもらえるので、マレーシアではばんばん使いたい言葉ですね。さて、話はクアラルンプール最終日の9月27日(金)。この日はウォーキングを兼ねて全て徒歩移動の、文字通り“食べ歩き”です。

  • チキンライスの有名店と中華街散策
  • ペナン発祥の超メジャー菓子パン“ロティボーイ”
  • バグース連発!この旅最高のニョニャ料理店 Limapulo。

早速いってみましょう!


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中華街にあるチキンライスの有名店 Nam Heong 。

チキンライスといえば昔はオムライスに入っているケチャップライスを連想したものですが、今では日本でも東南アジア式チキンライスが知られるようになりました。シンガポール、タイが有名ですが

マレーシアも負けていません。

各地に美味しいチキンライスがゴロゴロしているのです。日本語サイト、英語サイトを見比べて、いくつもの有名店の中から選んだのが、このNam Heong。KLの中華街の中にあって、ホテルから1.4km。当然歩いて行きます。

店頭にはローストとスチーム、2種類の調理された丸鶏が10羽以上。これだけでも大勢のお客さんが押し寄せる人気店なのがわかります。

日本人客も多いようで、メニューには日本語表記もあります。記入式のオーダーシートがあるので、これに書いて渡せば良いのかもですが、分かりにくいので相談しながら口頭オーダーしました。

スチームチキン(蒸し鶏)1人前5.7RM(148円)とチキンスープで炊いたご飯1.6RM(42円)に肉団子2個2.6RM(68円)と中国茶1.1RM(29円)。肉団子は2個以上から好きな個数を選べます。

こうして値段を書き出してみると、すごい安いですね。

チキンは胸肉を使用。しっとりしていながら少し弾力のある噛み応えで、

ぎゅっと噛むとじわっと旨味が出てきます。

底に溜まっているさっぱりタレだけでも美味しいのですが、そこに生姜、唐辛子、甘めの醤油のミックスタレをつけると、更にご飯が進む味に。

この調味料の組み合わせは、シンガポールと一緒ですね。タイのカオマンガイでは、これが味噌系のタレに変化します。

肉団子スープはあっさりしていて、時折挟むと食事にリズムが生まれます。さすが有名店、なかなか美味いぞとひとしきり食べ進めながら、何気なくオーダーシートを眺めていると、

これは追加オーダー後に撮った写真です

今食べているのが胸尾/Breast Meat で、その2つ上に鶏腿/D stick との表記を発見。

あーーー!モモ肉隠してる!

メニュー表の方には何も書いていないのに、実はモモ肉という選択があったんですね。幸いチキンはさほど大きくないので、まだ入ります。

おばちゃん、モモ肉追加で!

スチームチキン腿6.7RM(174円)。

おお、見るからに脂がのって、食べ応えがありそうです。

骨を残したままぶった切っているので、所々小骨も含んでいて、やや食べづらい。そこを気にしたら骨ギシの旨い肉にはありつけませんから、それは良いのです。ただ、口に入れてギュムギュムとしっかり目の噛み応えを楽しんでふと、

あれ、思ったより旨味がこない。

胸よりたっぷりの脂と肉の旨味を期待していたのですが、ちょっと肩透かしです。たまたまの個体差だったりするのかもしれませんが、これだったら食べ易くて調理法に合っている胸肉の方がよいかもしれない。

せっかくお宝発見!と思ったのに、残念です。

ほぼ開店と同時に行きましたが、食べ終わる頃には7割がた席が埋まり(それでもまだ11時前)、その内の半分以上が日本人客っぽい。ちなみに、どローカルなお店にも果敢に挑もうというこのブログですが、日本人や観光客が多い店を回避する意図は一切ありません。

何にせよ、美味くてその土地の食文化を体験できる店で、更に土地の人の生活に根差していればベストです。

クアラルンプールの中華街散策。

Nam Heong のある辺りは中華街になっていて、店から1本西を南北にのびるJalan Petaling という通りは、中華街っぽい装飾のアーケードです。

この通りが中心に見えるんだけど、どの中華街に行ってもあるような乾物屋さんや中華食材の店が見当たりません。通りに出ているのは、

こんな感じでお土産物屋さんが殆ど。

あ、ちょっと中華街っぽい。それしても期待してたのとは違うなぁと思いながら、ふと横を見ると、

おお!市場があるじゃないですか。

ようやく生活感のある場所が見つかって、喜んで中へ入ってみます。

豚を売っているのは、イスラムがマジョリティのこの国では、中華街らしい要素です。

魚に野菜にひと通り揃っています。

見たことない大きくて平べったい豆。

これは何だろう。マレー人のおばちゃんも気になったようで「これは何?」って店の人っぽいおじさんに聞いたのですが、

いや、俺もしらん。

おじさんも客だったみたいです。

市場の一角は広い食堂スペースになっていて、何軒もの屋台が出ています。

揚げ物を真剣に選ぶおじちゃん。

この豆腐のスープが妙に美味しそうでした。

食べたばっかだけど、豆腐ならノーカンでいいか・・・いやいや我慢です。

↓中華街にある市場はこちら

アジアで大流行した噂の菓子パン、ロティボーイ。

もう今さら感があるくらい、アジアのあちこちで流行した菓子パン、ロティボーイ。ご存知のかたもいらっしゃるかもしれません。実はこれ、マレーシアのペナンが発祥なんです。

じゃあペナンで食べなさいよ。

と言われそうですが、商業施設に寄ったら売っていたものだから、買ってみました。

クアラルンプール女子に混ざって行列にならびます。

これが有名なロティボーイ。表面はメロンパンみたいなクッキー生地で

コーヒーの風味が良い香り。

なかはふんわり軟らかで、塩気のあるバターが入っています。

日本でいうと、塩パンみたい。

うん美味い。これは焼き立てを食べるのが醍醐味ということですが、残念ながら今回はほんのりあたたかい程度。焼き立てだったら、これ相当美味しいですよ。

もう1個、バターミルクボーイも買ってみました。

なんだろう。ヤマザキパンのナイスティックの中身みたいな、あれ系のバター入りみたいな感じです。←わかりづらくてスミマセン

2つ併せて6.35RM(165円)。焼き立てを見かけたら、ぜひ。

↓ペトロナス・ツインタワー下の商業施設スリアKLCC内。地下鉄駅の直結口から入ってすぐ右側です。

この旅最高のニョニャ料理店!何もかも美味くバグース連発のLIMAPULO

中国とマレー料理の融合、さらにインド系の料理文化も取り込んで、その全貌がまったく見えてこないニョニャ料理。少しでも理解を進めるため、“ニョニャ料理の凄腕料理人が開いた名店”があると聞き、やってきました。

お洒落な店が並ぶ区画。店名のLIMAPULOの下に小さくBaba Can Cookと書かれています。中国系移民とマレー人妻の間に生まれた人々を、女性はニョニャ、男性はババと呼ぶのですが、つまりこれ、

ババ(男)だって料理できるもん。

ということでしょうか。凄腕料理人の矜持が垣間見える一文です(←うそです)

お洒落エリアの店だけあって、なかなか雰囲気も良い感じです。

一番奥にひとつだけ、ひときわ古めかしいテーブルがあり店の人がお食事中。たぶん、この人が元凄腕料理人のおじいちゃんかな。

メニューブックは写真のみで料理名や値段は乗っていません。まずはこれで、食べたいものをイメージして、こちらをチェック。

とはいえ、やっぱり分かりづらい。その分かりづらい分、

ホール担当の女性がしっかりメニュー選びの相談にのってくれました。

まずはビールでディナー気分を盛り上げるのです。

1品目、アペタイザーとして頼んだパイティー/Pai Tee 10RM(260円)が到着。何の気なしに手で摘んで口に放り込んだら、

サクッじゅわ〜。な、なにこれ超うまい!

相変わらずアホなリアクションですが、これにはちょっと驚きました。

米粉を揚げた極薄のハット型に、カブか大根のようなものを煮しめたものを詰め、ゆで海老をオン。

この中のやつが、じゅわ〜の素です。甘しょっぱいおつゆがたっぷりで、

何度食べても快感。

パイティー自体はあちこちで見かけてたニョニャ定番の料理ですが、食べるのは今回が初。どこで食べてもこんなに美味いんでしょうか。

パイティーを食べ終える前に2品目。来ました、ニョニャラクサ!9.9RM(257円)です。

ところで最近まで散々悩んだラクサ問題。

アッサムラクサとクアラルンプールラクサ、カレーラクサにカレーミー。呼び名がごちゃごちゃで情報も錯綜していますが、上記の内アッサムラクサ以外は全て、ココナッツミルクを使ったカレー麺。ココナッツミルクの割合や麺に傾向はあるらしいけれど、

つまり日本で一般にラクサとして知られているものです。

このニョニャラクサも同様にココナッツミルク系カレー麺ですが、スープが濃くてドロドロなのが特徴とのこと。

うん、たしかに!

このドロドロが伊達ではなくて、口に含むと旨味の洪水。それでいて、しつこさを感じさせないのはスパイスの効能もあるけれど、スープ自体がさらさら部分とドロドロペーストのミックス構造になっているからでしょう。

分厚い油揚げみたいな具材がスープをたっぷりと含んで・・・

くぅぅ、堪りません。

もうひとつ大豆系の具材。これまた違う食感でスープを絡めて、、、

た、、、たまらん。

そして麺は嬉しい、2種ミックス麺!

これやっぱり、汁の絡みと食感の妙ですごく良いアイディアだと思うんですよね。それにしても、ペナンでもイポーでもカレー麺を食べてきて、どれも嘘偽りなく本当に美味しかったけど、

それでも、ここのがマイ・ベスト!

スープも麺も2種ミックスの組み立てとは、なんて奥深いのでしょう。ああ、また食べたい。これを書いている今、いま食べたい!我慢しきれない時は、これ(↓)に頼りましょう...。

 

少々取り乱し気味なので呼吸を整えて3品目。

Large Chili Garam 時価(この時は60RM1560円)。

我が“おひとり様”史上、初めてオーダーする時価メニューです!

このお店、洒落てるし接客もしっかりしてるし美味しいし、その割に値段はすごく良心的だと思うのですか、

この料理だけ飛び抜けて高い!

おひとり様でも居心地の良いお店です

この次に高いメニューが32RM、ほとんどの料理は20RM未満なので、通常の3倍もするメニュー。そりゃあ気になります。肝心の味は、

たっぷり入った海老味噌が、辛味と旨味の複合調味料とベストマッチ!

伸ばすと10cmはあろうかという大きな海老が6尾、1人には多すぎる量ですが、それでも飽きずに一気に食べてしまったのだから、

その美味しさは、推して知るべしです。

最後はデザート。これだけ食べてまだデザートが入るというのが我ながら驚きですが、本当に美味しいと変な胃のもたれ方をしないですよね。

ABC 4.5RM(117円)。これまでマレーシアかき氷といえばチェンドル/Cendol ばかり食べてきましたが、Ais Batu Campur 略してABCも人気のかき氷。一般的にはチャンプルとあるように、豆やスイートコーンなどたくさんの具材が入るようですが、

この店のものはかなりシンプル。

一見茶色い氷の塊のようですが、台湾の八寶冰のように、具材が下に隠れているパターンです。

チェンドルと同じように緑色のゼリー(これ自体もチェンドルという)が入っていて、他に黒いゼリーとピーナツ、スイートコーンが入っています。黒糖に似たニュアンスのパームシュガーにココナッツミルクで味付けされており、

ちょっと具材が違うくらいでチェンドルと一緒じゃん。

と思ってしまいますが、個人的にはピーナツが入った分だけこっちの方が好みです。まぜまぜして食べるとネットに書いてあったのでやってみると、

うーん。食べものに見えなくなってきました。

まあ旨ければよいのです。お会計は店の中央にあるレジに行ってするのですが、そこには最初店の奥にいたおじいちゃんが。

とってもバグース!でしたと伝え

お礼を言って支払いをします。合計103.85RM(2700円)。それなりの金額ですが、もし海老をたのまなかったら37.85RM(984円)。海老なしでも充分に豪華な夕食にデザートまでつくので、

内容を考えたら激安です!

レトロな店内に、おじいちゃんがハマりすぎです

マレーシア滞在中、ニョニャ料理店はここを含めて5軒行って、どこもハズレは無かったけれど、頭ひとつ抜けて美味しかったのがこの店です。次回KLに来るときも必ず再訪したいですが、できれば何人かで行ってもっと色んなメニューを試してみたい、そういうお店でした。

次回予告

クアラルンプールを出発しマラッカへ!当初はマラッカに2~3泊して一度KLへ戻ってきてバンコクへ飛ぶ予定だったのですが、マラッカに行ってみると朝イチのKL空港直行バスに乗れば、充分フライトに間に合うことが判明。

予定を変更して、マレーシア最後の地となったマラッカ4泊。

次回から数回に分けてお送りします!


↓日本で手軽にラクサを楽しむなら、こういうものもありますよ~。


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