クアラルンプールでの5泊を経て、マレーシア最後の街マラッカへ向かいます。
私はただ夕陽が見たかっただけなのだ。マラッカ海峡に沈む夕陽はとてつもなく大きく赤い、と聞いたことがあった。沢木耕太郎 深夜特急
しびれます、深夜特急。間違いなく人生に影響を与えた本のひとつ。 さすがにリアルタイムではありませんが、大学生の時に読んで、強烈な憧れを抱いたものです。そこで印象的に語られたマラッカの夕陽を
果たして今回、見ることができるのか!?
マラッカ篇スタートです。
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クアラルンプールからマラッカへは、圧倒的にバスが便利。
クアラルンプール・マラッカ間は約150km。電車も走ってはいるのですが、到着駅から市街までが遠すぎて不便。公共交通機関の移動ではバス一択で間違いないようです。
実は前日夜からまた体調を崩していて
バスの予約どころか出発できるか怪しい状態。結局当日12時のチェックアウトぎりぎりまで寝ていたら、ある程度回復してきました。予約していればKL市内でピックアップしてくれるバスもあるようですが、予約無しで乗るには市内中心部から南へ10kmほどの
TBSバスステーションへ行かなければなりません。
普段であれば電車を乗り継いで行くところですが、体調が悪いときは無理しません。
グラブでびゅん
です。高速代を入れて28.28RM(735円)かかりました。郊外にあるのは渋滞を避けるのに良いのかもしれませんが、それにしたって、もうちょい街の近くにしてくれてもいいのに。
館内に入るとチケットカウンターがずらり。まさかと思うけど、
「予約でいっぱいです」
なんて言われないか、少しだけ緊張します。
買えた!
20分後に出発の次の便もまだガラガラ。座席を指定してくださいと言われて
イポーへ行くときを思い出し、画面の希望する席をタッチしていたら「タッチパネルじゃありません。押してないで口で言ってください」
なんか叱られちゃった。
ちなみに叱られたのは上の写真に映り込んでいる男の人じゃなくて、きれいなお姐さんです(←だから何だ)。料金は11.4RM(296円)、保険代が0.4RM乗っています。
チケットカウンターの向かいにあるエスカレーターで搭乗ゲートへ。ここでチケットをチェックされます。
搭乗ゲート5番はここですね。結局バスは、5分遅れて出発しました。
バス車内は、通路を挟んで1列と2列の広々設計。道もよく整備されてるし、
なんて快適なんでしょう。
順調に進んだバスは2時間10分でマラッカ北方郊外にある、マラッカセントラル/Melaka Sentral(地図は下に掲載)というバスターミナルへ到着。マラッカ市街へはここから更に車で5km弱あります。
バスを降りた所から一旦建物に入って、ローカルバスの乗り場へ移動します。
この青い看板を見つけて Domestic Bus と書かれている方向に向かえばOK。
表示されている場所から外に出ると、こんな感じで路線番号順に乗り場が並んでいます。googlemapでホテルまでの経路を検索すると、17番のバスを使用すると良いらしい。とはいえ
google先生は経路に関してけっこう嘘をつくので
17番で待っている人に聞き込み確認します。うん、やっぱりここで良いっぽい。だいたい30分間隔ということだけど、時刻表なんかないのでひたすら待ちます。
来た!と思ったら隣だった...
結局30分きっちり待ってバスが到着。
宿泊先最寄のDataran Pahlawan Jalan Merdekaというバス停まで運賃は1.5RM(39円)とめっぽう安い!とはいえグラブを使っても9RM(234円)
乗っちゃっても良かったなぁ。
日本人経営の宿ラベンダーゲストハウスが素晴らしい!
今回の宿は、圧倒的に口コミが好評のゲストハウス。ご夫婦で経営されていて、奥さんは日本人のかた。立地も申し分なくて料金も1泊約1000円とお値打ち!シャワートイレは共用ですが、しっかり個室です。
清潔な室内で、ベッドもシンプルだけど何故か寝心地がよい。シャワーとトイレも充分な数があるので、使いたいときに使えないということが無いし、荷物をかけるフックが沢山あったり、シャワーヘッドの位置だとか、
もう何から何まで目が行き届いていて、細かい不満も一切ないのです。
共用スペースもこの通り、
居心地がよくて住みたくなります。
更に驚きなのはこの値段で朝食付き!
ちゃんと朝めいめいに作ってくれます。いたれり尽くせりな上にもうひとつボーナスがありまして、
子猫のココちゃん付き。動くものが大好きなので、プラプラしたものを見せるといつでも遊んでくれます。
いかん、もう住んでもいいですか?
スタッフも皆んないい人だし、おすすめのお店はハズレがないし、
絶賛おすすめのゲストハウスです。
猫が嫌いじゃなければ鉄板だと思います。
初日の夜は、ホテル目の前のナイトマーケットで軽めに。
だいぶ回復してきたとはいえ、まだまだ本調子には程遠く、この日は無理をしないで身体も胃袋も休ませることに。週末に2か所で開かれるナイトマーケットの内、片方が目の前でやっているとのことで、覗いてみました。
おお!けっこう人が出て盛り上がってますよ。テーブルがあって飲み食いできる場所と、奥の方は左右に100mくらい露店が広がっています。
まずは液体で弱った胃袋を刺激します。マンゴージュース3.5RM(91円)。果汁100%じゃなさそうだけど、安いですね。
インドネシアのルジャックみたいな、フルーツをスパイス漬けにしたもの。
今日は普通のフルーツがいいので遠慮しておきます。
タコ焼きとどら焼きは、何故かフィリピン・インドネシア・マレーシア共通で屋台の定番。ピーナツとかチョコとか・・・
アンコはどこいった!?
お!これは軽くて良さそうです。APAM BALIKと書いてありますが何だかわからない。1個0.5RM(13円)と激安なので2個買ってみました。
これはね、あれです!
ホットケーキの端っこのパリパリした所。
あれをそのまんま1個にまとめた味と食感で、甘くして砕いたピーナツが入っています。あの端っこって、こっそり偏愛している人が多いと思うのですが、そういう人には堪らないお菓子ですね。
これも何だか気になって質問してみたけど、
何を言っているか全く分かりません。
試しに1個買ってみようと思って「1個ください」と言ったら
「あ、いいよ。味見してみなよ」
“あらあら、そんなつもりで言ったんじゃありませんのよ”という状況ですが、もちろん遠慮しないで一番右のを味見させていただきました。
あ、これ旨い。
味はシンプルな塩味の粉物ですが、食感が絶妙。外は固くて中がもっちり。
言葉にするのが難しいのですが、ほぼ快感レベルの食感です。
濡れせんべいが好きな人はハマると思います。
3種類あるのでせっかくなら全部食べてみたいと
ミックスにできますか?
と聞くと、
いいよ。いくら分ずつにする?
ほんとは2RM単位だと思うのですが、ちょっとずつがいいと言うと、
じゃあ1RMずつ入れてあげる。
何から何まで融通きかせてくれて、ありがとうございます。3種類で3RM(78円)。真ん中のはバリっとした食感で、左のはモチっとグニっとしていました(←わかります?)。甘辛いソースもつけてくれて、
これがまた食が進む味!
胃の調子が~なんて言っていたのを忘れて、一気に食べきってしまいました。
マラッカ発、クアラルンプール空港直行のバスがありました。
当初2泊を予定していたマラッカ。10月2日にクアラルンプールからバンコクへの飛行機をおさえてあって、一旦KLに戻って宿泊しないとと思っていたのですが、
宿の壁に貼ってあった情報を何気なく見ていたら、
マラッカからクアラルンプール空港まで直行バスが出てる!
フライトは13:30発なので、7:30発のバスに乗ればマラッカから直で行けそうということで、早速翌朝バスチケットを買いに行ってみました。
チケットカウンターは少し分かりづらいというので、宿のスタッフさんが地図を見ながら教えてくれました。
西側から見たメディカルセンターの建物。こちらから見て左側にあるセブンイレブンの、裏手にあるStar Mart Expressというブースです。
“起きて半畳、寝て1畳”を地で行く狭さ。
あまりの狭さに嫌になったのか、お店の人はどこかへ行って不在だったけど、セブンイレブンで買い物してたら戻ってきました。
ホテルでは空港まで2時間10分とあったけど、こちらには3時間かかると書かれています。実際乗ってみて、3時間が正解。1人35RM(910円)です。
買う時にパスポートの提示を求められますが、持ってなかったら
名前が証明できるのがあればいいよ。
とのことで、エアチケットのメールを見せたらOKでした。無事前売りチケットをゲットできたとなるとマラッカ泊は
2泊から4泊に延長!
早速ホテルに戻って延泊をお願いし、マラッカを楽しむ体制が整ったのでした。
↓チケットカウンターはこの建物の中です
次回予告
マラッカ篇は時系列ではなくて、内容ごとに分けて書いていきたいと思います。次回はラベンダーゲストハウスにお奨めしていただいたマラッカグルメ3店舗のご紹介!
- マラッカの本当に美味しいチキンライスは実はこっち?一級棒鶏飯粒
- インドネシアからわざわざ食べにくる!お粥と手打ち麺の名店
- アイスにフルーツ、盛り盛りのチェンドル
引き続きお付き合いください。
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