めしレポ(記事) アジア フィリピン

フィリピン行くならぜひ食べたい!知られざる愛されフード「パレス」について。

投稿日:2020-04-09 更新日:

冒頭から恐縮ですが最初にお願いです。何の因果かこのページを開き、上の怪しげな写真を見てそっと閉じようとした方、もうちょっとだけ読み進めてみてください(笑)。なにせ今回ご紹介するのは、多くのフィリピン人にこよなく愛される安くて美味しい料理なのに、

もったいないことに、その見た目の悪さで日本人に喰わず嫌いされているに違いない隠れた実力派。

パレスについての話だからです。鍋にビニール袋が浮いている時点で逃げたくなる気持ちはわかりますが、どうか堪えてやってください(笑)。日本人にとってフィリピン料理といえばシシグやシニガン、セブ島名物のレチョンなどが有名でどれも美味しい料理です。もっと有名なのはマクドナルドが負けた唯一のファストフードチェーン「ジョリビー」。

でもパレスは、ファストフードチェーンのジョリビーよりも更にB級な位置づけで、なのに味はA級という素晴らしく模範的なローカルフード。3ヶ月半滞在してフィリピン料理を食べまくった筆者が、

皆さまに一番知ってほしい料理がパレスなのです。

美味しいパレスにありつくには多少のコツが要るし、見た目やローカル極まる店のシチュエーションにハードルが高いと感じるかもしれません。そもそも日本語での情報自体がかなり少ないので、今回その魅力と食べられる店やコツ、注文の仕方まで徹底解説します!きっとパレスについて一番詳しい日本語サイトですよ〜。


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パレスってどんな料理?

パレス/Pares というのは、長時間煮込んだ牛スープ料理。あまり知られていないけれど、実はパレスには2種類あります。

庶民の味方!安旨パレス

上の写真のものがスタンダードな安旨パレス。地域や店にもよりますが、日本円にして1杯30〜40ペソ(60~80円ちょっと)でご飯がついてきます。1食でこの値段は、物価が安いフィリピンでもかなりお値打ち。その分、牛の正肉などは殆ど使っていなくて、それ以外のありとあらゆる牛の部位(詳細は後述)が牛骨と一緒にコトコトと煮込まれ、醤油やオイスターソースに加えて、胡椒やスターアニス、場合によっては生姜なども入り、少しトロみをつけてあります。

じんわり滋味深く、それでいて身体がカッカしてくる庶民の活力の素!

朝イチで食べると「今日もがんばるぞー!」とスイッチが入る美味しさです。もちろんちゃんとしたパレスには、臭みなどありません。このスープに酢や辛味ソースを好みで加えて、風味付け程度に醤油を使って軽く炒めたご飯にかけて食べるのが王道。気分を変えたいときには、マミという麺を入れるバージョンも用意されています。

濃厚で上品な豪華バージョンのパレス

もう1種類のパレスは、牛の正肉を使った豪華バージョン(上の写真)。まるでビーフシチューのような濃厚さで、シチューと違って滅法ご飯が進む味です。私が食べたのはマニラから少し離れた地方のローカル食堂。値段も通常の2倍と高級ですが、それでも1杯75ペソ(160円位・卵は別料金)です。牛スープであることを除けば2種類それぞれ全く違う料理ですが、

どちらも魅力的でとっても美味しい!

でもフィリピンの多くの人がパレスと聞いて思い浮かべるのは、前者だと思います。

パレスはフィリピン人にとって、ラーメンのようなもの?

冒頭パレスのことを「愛されフード」と書きましたが、パレスはフィリピン料理の中でも特殊な位置づけ。まず、長時間煮込む必要があるので家で料理することは少ないそう。聞いたかぎり作り方を知らない、自分では作れないフィリピン人が殆どでした。とはいえパレスは、決して“ご馳走”という位置づけではありません。なにしろ値段が安いし、そしてやっぱり、

この見た目ですからね…

主に屋台で提供されて、ハイカロリー・ハイコレステロールのパレスを好きだと言うと、中には「そんな品のないものを」と眉を顰める人をいますが、多くの人からは「あっはっは、私も大好き!」と喜んでもらえたりします。高尚ではないけど熱狂的なファンも多く、広く親しまれている愛されフードなのです。

そんな所も、日本でいうとラーメンの位置づけに近いかもしれません。

朝昼晩いつでも気軽に食べられて、安くて旨い。飲むのが大好きなフィリピン人の、〆の定番もパレスだったりします。

美味しいパレスを食べるには、少しコツが要ります。

なぜ日本人にパレスが知られていないかを考えると、先に述べた見た目の悪さの他にも、

レストランでは食べられない。

という問題があります。パレスを出す店は殆どの場合、パレス1品勝負。そして特に安旨パレスの方は、殆どの店が屋台か2~3坪の小店で、

店名すらないことが多いのです。

そうなると旅行雑誌はもちろん、Tripadvisor やGoogle maps といったネット上の口コミにも全く出ておらず、頼りは地元の人への聞き込み。少しハードルが高いと思われるかもしれませんが、フィリピンの人は多かれ少なかれ皆んな英語を喋りますし、驚くほどフレンドリー。その辺のカフェで知らない人に声をかけてもきっと喜んで教えてくれると思いますが、

簡単なのは泊まっているホテルの従業員や、食事したレストランのスタッフに聞くこと。

数人に聞けばきっと良い店が見つかるはずです。それでもハードルが高い方の為に、マニラ市のマカティにある屋台をご紹介します。

なかなかディープですよね(笑)

左側がパレス屋台です。

1杯40ペソ(80円ちょっと)でご飯付き。上の写真のおじさんがいると、汁だけお替りをくれたりします。

味は生姜が効いてかなり美味しい!

この記事の末尾に詳しいレビューのリンクを貼っておきますので、よかったらご覧ください。ただしこの店、朝早め7~8時に行くのが吉です。一度11時頃に行ったら、ご飯のコンディションがいまいちで、スープのキレも無くなっていました。パレスに限らずフィリピンのローカルフードを楽しむときは、開店に合わせて行くのがコツだったりします。

ちなみにもう1つの豪華版パレスについては、食べた店がマニラからバスで1時間以上かかる英語学校の近所だったのでちょっとご紹介しづらい。そこで私は実際に行っていないけれど、行こうと思っていたマニラ近郊の店の地図を貼っておきますので、ご参考ください(ここもちょっと中心街からは外れているのですが…)。

詳細解説!パレスの注文方法について

さて、うまく店まで辿り着いたとして、もちろん店にはメニュー表など絶対にありません。戸惑う方もいらっしゃるかもしれないので、注文の仕方も詳しく解説しておきましょう。

超簡単なシンプルオーダー

まずパレス注文の仕組みですが、基本は牛スープであるパレス/Pares とご飯/Rice。これだけならば、鍋を指さして指を1本立てるか、

Pares with rice please !

と言えばOK。通じれば文法なんて適当で大丈夫。ポイントは、パレスの“パ”を強く発音することだけ、楽勝です!殆どの店ではご飯の代わりに麺も選べるので、そちらを試したい時には、

Pares mami please !

と言いましょう。マミというのはフィリピンの卵麺のことで、癒し系のやわやわ食感です。もちろん、マミ入りのパレスにご飯を付けることも可能です。

こんな麺。これに牛スープをかけてくれます。

トッピングも楽しもう!

続いてトッピングをする場合。冒頭の写真に写っていた怪しいビニール袋ですが、あれは牛内臓の各部位をトッピング用に分けて温めているのです。店によって選べるものは違いますが、一例はこんな感じ。

一番上がマミ(麺)でその次のスタンダードなパレス。3~6番目が各部位トッピングバージョンとなります。それぞれの意味は以下の通り。

  • Soup #5・・・Butt and Ballとも。牛のお尻とタマタマで、クニっとした食感
  • マタ/Mata・・・牛の目玉。刻んであり見た目の抵抗は少ない。コリコリグニグニ食感で美味くもマズくもない感じ
  • ウタク/Utak・・・牛の脳みそ。白子のような触感で意外と淡泊
  • ブラロ/Bulalo・・・牛骨髄。骨の中のトロリとした部分で、ややこってり

一見キワモノ系に見えるかもしれませんが、思い切って食べてみると全然そんなことありません。良い店で食べるとどれも牛出汁をしっかり吸って、クセもありませんよ。私のお勧めはウタクとブラロ。特にブラロはフィリピンではよく食べられる重要食材なので、好奇心旺盛なかたは、ぜひ試お試しを。

文化の違う国に行き、土地の人が日々食べているものにトライすると、よりその国が身近に感じられて楽しいですが、パレスはまさにうってつけ!ローカルと一緒に屋台でパレスを掻き込んだら、きっとフィリピンがより好きになれる思いますよ。

パレスについて書いてある『世界一周めし旅』旅のブログ(リンク)

ここまで読んでいただき、もしパレスに興味を持っていただけたなら、このサイト『世界一周めし旅』の旅のブログも読んでいただけると嬉しいです。2019年4月に日本を出て、約1年間アジア諸国を食べまわってきました。記事は5~8月、英語学校と地方旅をしにフィリピン滞在した時のものです。より臨場感のあるパレスのレポートをお楽しみいただけると思います。

↑先ほどご紹介したマニラ市内のパレス屋台をご紹介しています。

↑パレスの作り方の概要を教えてもらった時の記事です。

↑学校の近くにあるパレス屋台へ皆んなで行ってきました。フィリピン人先生はもちろん、一緒に行った日本人生徒も皆んなパレスを気に入りました!

↑豪華バージョンのパレスを初めて食べて衝撃を受けた時の記事です。

英語学校に通っている期間中、学校の目の前に美味しいパレス屋さんがオープンしました。たちまち学校にはパレス・ブームが到来!それまで週1金曜のお楽しみだったパレス大好きな先生が、毎日食べ続けて釣られて皆んなでパレスパーティー!楽しかったです。

↑3ヶ月過ごした英語学校を卒業し、旅立ちの朝にパレスパーティー!最後もやっぱりパレスなのです。

こうやって見てみると、結構パレスについて書いていますね。思い入れの深さが伝わったら嬉しいです!


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