旅のブログ 日本

徳島④ 旅の第1ステージ最終回は『居酒屋』という名の居酒屋。

投稿日:2020-04-06 更新日:

徳島篇の最後、そして旅の第1ステージともいえる約1年間、ここまでの旅の最終回となる今回は、徳島市街で良さそうな店を探していて見つけた、その名も極めてシンプルに『居酒屋』。名前だけでもインパクトがありますが、そこの店主の酒に対するこだわりはかなりのもので、日本酒を中心に良い酒が揃っていて、

もちろん酒に合う料理も充実しているとの情報。

好奇心を掻き立てられて、飛び込んできました!


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常連が集うお店は、開店直後の口開けを狙う。

徳島市街を流れる新町川の畔から、路地に入った静かな場所に店はありました。白地に黒文字で「居酒屋」とだけ書かれた袖看板。やらわかな灯りに照らされた暖簾も無地のもので、気取りのないあたたかな店構えを見てほっとしました。

だってもしかしたら、アクの強い店主が延々と日本酒の蘊蓄を語り、店主信者の常連さんが有り難く拝聴する店だったりするかもじゃないですか。

店構えを見てそれはないなと安心し、中に入ろうと覗くと店内は満席。18時半とまだ早い時間だったけれど、これはいかん。翌日開店と同時に出直すことにしました。

もちろん予約を取ることもあるけれど、こういう飲み屋へひとりで行く時は、なるべく予約をしないのが私的には望ましい。なんでしょうね、

きっと「わざわざ予約してきた人」という構えた感じが、飲み屋に行くのに少々気恥ずかしく感じるのだと思います。

さておき、翌日5時半に行くと先客はおらず、無事に入ることができました。それでもカウンターだけの店内はほとんどの席に予約が入っているようで、店主は忙しそうに料理を準備しています。

おしぼりを貰い、まず1杯目は何にしようかと店内を見回すと、

お、クラフトビールがあるじゃないですか。

キリンが展開しているタップマルシェという仕組みで、キリンのものもそうではないものも含めて1台で4種類のクラフトビールを生で提供できるものです。今回のように主目的は日本酒だけど「最初の1杯はビールが飲みたい」という時に、小さめグラスで提供されて銘柄の味わいも楽しめるクラフトビールはどんぴしゃ。

さすが、わかってらっしゃる。

早くも期待感が高まります。

今ある銘柄を聞いて注文したのは、ファーイースト・ブルーイングの東京IPA。徳島まできて東京というのも何ですが、IPAを飲みたい気分だったのです。お通しの胡麻和えにホップのほろ苦さがよく合います。グラスは薄張り(口にあたるグラスが薄くて美味しく感じるのです)だし、お通しの器も素敵。

うんうん良い店だぞ。

さて、料理はどうしよう。奇をてらわずに、それでいて酒飲みのツボをおさえた品揃えは好感がもてますが、

豊かな海が目の前の徳島で、おいしい日本酒に合わせるなら、やはり刺身を中心にいきたい所です。長いアジア放浪で、刺身にもまだまだ飢えていますからね。いくつか注文し、同時に店主におすすめの日本酒を相談します。

どんなものがお好きですか?

お好みがあれば合うものをお勧めしますよというスタイルです。ビールやウイスキー、ワインは前職の商売柄それなりに勉強しているけれど、日本酒は語れるほどのものを持ち合わせていません。ここは素直に自分が飲みたいイメージを伝えるのが吉と、

ピーンと澄んだ、凛とした酒をお願いします。

そういうのが飲みたいのだから仕方がないけれど、我ながら少し面倒くさいオーダーです。どこの誰とも知らない所見の客が相手で、幾通りにも解釈できる割には具体的な要望をされてピタリと止まってしまった店主。心なしか、

2人の間の空気の方がピーンとしてきました。

心配になってオーダーし直そうかと思った矢先、

はい…これなんか良いと思います。

と出してきたのは大信州の超辛口純米吟醸。もちろん初めての飲む銘柄です。

なみなみ注いでくれたグラスに口を寄せて啜ると、

ああこれ!描いていたイメージどんぴしゃ。

思わずほぉと溜め息が漏れます。これで店主に対する信頼は確たるものとなり、あとは存分に酒と料理を楽しむだけです。

酒に続いて出てきた白子をぽん酢で。新鮮そのもの、とろりと濃厚な白子を、ぽん酢と紅葉おろしの清涼感が追いかけていきます。そこに大信州をくぴり。

はぁぁ〜幸せ。

ヨコの刺身というのは何かと聞くと「マグロの子供です」というのでメジマグロのことでしょうか。もっちりとした弾力が官能的で、

若魚らしいあっさりめの旨味を厚めの切りつけで調整し、すこぶる美味い。

山葵ではなくホースラディッシュ(山わさび)というのがまたツボにはまって、日本酒がくいくいと進んでいきます。途中で酒が無くなったので同じものをおかわり。せっかくだから他のものも試したい気もするけれど、ここはどんぴしゃの酒を選んでくれた店主に敬意を払います。

口コミで海老パンが美味しいと書かれていたのでたのむと、ここ最近良い海老が入らないとのことで品切れ中。この頃には席も大半埋まっていて、常連さんが食べていたおでんが美味しそうだったので真似っこです。卵、こんにゃく、牛すじ。

出汁がキリっとして牛すじはホロホロ。うーむ、これまた美味い。

もっと色々食べたいけれど、2杯目の日本酒の残っている量に合わせてこれで打ち止め。最後の卵と日本酒の残りをきっちり同時に仕上げて、お会計は4150円。混み始めた店にあわせて、さっと引き揚げます。お腹も酔いも八分目、いや七分目でしょうか。いつも食い散らかしているだけではなくて、

たまにはこんな小粋な飲み方もしたくなるのです。

そしてそんな飲み方をさせる、粋で素敵な「居酒屋」でした。

次回予告

徳島篇も終了し、ついにこの1年間の旅を書き終えてしまいました。コロナが猛威を奮うなか、いつ旅を再開できるかわからない状況ですが、

まだブログはおわりません。

実はこのブログを始めた時に用意していた「めしレポ」というカテゴリがあるのです。そこに書こうと思っているのは、旅先で見つけた幸せな日常食について考察したり、まとめ記事的に紹介したりするもの。「旅のブログ」を書くのに精一杯で放置してきたカテゴリですが、少しずつ書いていこうと思います。毎日更新は難しくなると思いますが、引き続きお付き合いいただけると嬉しいです。ひとまず区切りがついたので改めて御礼を言わせてください。

ここまで読んでいただいて、本当にありがとうございます。

たまに不安になることもありますが、読んでいただいている皆さまのお陰でこれまでブログを続けることができました。心から感謝しております。


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