フィリピン 旅のブログ

1泊2日のマニラ・カジノチャレンジ【後編】

投稿日:2019-07-04 更新日:

朝ごはんはマカティの屋台メシ。

土日を利用したマニラでのカジノ遊び2日目。泊まっていたマカティの近所で松浦さんと朝ごはんです。

時刻は7:00AM、以前このブログでも紹介したパレス(Pares)の屋台に向かったものの営業しておらず。日曜だからか、時間がまだ早かったからか分かりませんが・・・うーん残念。気を取り直してその横で営業中の屋台を覗いてみました。

10種類くらいの総菜が並んでいて、お米のクオリティもなかなか良さそう。それぞれ1品選んでよそってもらいます。

昨日の朝食べたローカル食堂街のように、こうして作り置きの総菜を食べさせる店は、フィリピンのいたるところにあります。

食器にビニールをかぶせて、洗う手間を省いているのは屋台でよく見るスタイルですが、

持ち帰りじゃないのに、ご飯をビニールに入れる理由は謎です。

わたしより遥かに海外経験が豊富な松浦さん。

どローカル屋台に付き合ってくれる、ありがたい先輩です。

奥のはおそらくアドボですが、手前の豚肉を煮た料理はなんていうんでしょう。茄子も入って比較的あっさり目の良い味付けですが、

やっぱり熱々の料理が食べたい。

とはいえオカズ1品にご飯がついて1人65ペソ(138円)。フィリピンのコンビニ飯よりははるかにコスパが高いです。

リゾーツ・ワールド・マニラで最後の勝負。

12時には空港へ向かわなければならない松浦さんと、最後の勝負にリゾーツ・ワールド・マニラ(カジノ)へ。昨日負けているわたしは、なんとかプラスに持っていこうと気合を入れてバカラに臨みます。

開始30分、じりじりとチップが減って、最後のワンベットに。

バカラというのは、プレーヤーかバンカーのどちらかに賭けるだけの単純なゲームで、

当たるかどうかには技術の入る余地がほぼない、勘と運の世界です。

※資金管理やベット額のコントロールには、色々なノウハウと考え方があります。

それでも出目の偏りというのは起こるもので、どちらかの勝ちが続くことをツラと言ったり、両方の勝ちが交互に出ることをテレコと言ったりします。そういった出目の流れに乗るのがある種の常套手段なのですが、この時はちょうどテレコの出目ができ始めていた所。流れにのってベットした所、よし勝った!

これはもう、流れの強さを信じて行くしかない!

2倍になって戻ってきた全てをそのままベットし、再び勝ち。更に全額をベットして勝利をもう2回。最初のベットを1とすると、1が2に、2が4に、4が8になり8が16に。

4連続勝利で、最後のワンベットから16倍に!

ここからは1回のベットを8にして勝ち続け。テレコからツラに転じた流れも捉えて、更に行きます。

気が付いた時には、1人で始めたテーブルは客で埋まり、周りを2重3重に取り囲む人垣が。

カジノではテーブルに座らなくても、外からベットできるので、勢いに乗ったテーブルには人が集まってくるのです。前日も含めた敗けを、ほぼ取り戻した所で流れが切れたので休憩。久しぶりにエキサイティングな勝負ができました。

でもここで終われないのがヘボな所。

この後、ルーレットとブラックジャックでちょこちょこ負けて、やっぱりマイナスでのフィニッシュとなりました。しっかり勝ちで終えた松浦さんは、さすがです。

フィリピン国鉄、ハードルが高すぎやしませんか?

リゾーツ・ワールドのタクシー乗り場で松浦さんをお見送り。2日間、誕生日名目でちょこちょこご馳走になってしまいました。本当にありがとうございますm(_ _)m

さて、ここから学校までどうやって帰ろうとgooglemapを開いてみたら、1kmそこそこの距離に駅を発見。

フィリピン国鉄のNichols駅で、ここから1時間おきにアラバン(Alabang)行きの電車が出ている様子。アラバンまで行ってしまえば、あとはバンという移動手段があると聞いていたので、とりあえず駅に向かってみます。

歩行者が殆どいない幹線道路沿いをテクテク。

近くまで行くと、確かに駅らしきものが見えます。

しかし、三叉路の中洲のような場所にある駅まで、どうやって行けと。

横断歩道は欠き切れ、3~4車線の車道が入り乱れる滅茶苦茶な状態ですが、暫く様子を見ていると、たまに歩いて突っ切っていく人が。今更引き返すわけにもいかないので、流れを見極めて気合で渡ります。こういう時にビビって走ったりするとむしろ危ないので、向かってくる車と早めに目を合わせて、

今このペースで進んでるからね。こっちが渡るのが先だからね。

とか、

そっちが先行ったらその後ろを通るからね。

とか。目と多少のジェスチャーでこちらの動きをドライバーが予想し易いように伝えながら進んでいきます。

まあ全然伝わっていない可能性もありますが・・・

それなりに向こうもスピードを調整してくれたり、フィリピンのドライバーは比較的優しい気がします。

いくつかの幹線道路を超えると、

今度は道ですらない空地を突っ切ります。

ホームレスが自作のトイレを作っていたりして、なかなかディープな雰囲気。更にその横でカップルがチューとかしていたり、

アジアの混沌とは何か違う気がしますが、カオス感は相当なものです。

最後の3車線道路を超えると、ようやく駅に到着!

ちょうど反対方向の電車が来たところです。草ぼうぼうの線路がいい味を出しているなあと思っていたら、

更に味のある電車が到着。

銀河鉄道999かと思いました。

フィリピンの人曰く、これは電車じゃなくて機関車らしい。本当か知らないけど、確かに電気通している気配は微塵も感じません。

いずれにしても、こんなのに乗れるのは楽しそうと思ってチケットブースに行くと、

次のアラバン行きは2時間後。

やっぱりgooglemap通りにはいきません。キップを買おうかと思ったら、まだ売らないとのこと。仕方ないから2時間、本でも読んでいるかとホームへ向かった所、ガードマンのおっちゃんに呼び止められます。勝手に入っちゃ行けないのかもしれないし、一旦戻って話を聞いてみると、

おまえ、次の便は2時間後だぞ。アラバン行くならジープに乗れ。

と真面目な顔で忠告されました。確かにジプニーなら、2時間待っている間に余裕でアラバンまで行って帰ってこれます。とはいえ、フィリピンの乗り物で一番ローカル感のあるジプニー。その路線も支払い方法も、謎が多くてよくわかりません。トライシクルは全然問題ないけど、

なぜかジプニーには心理的ハードルがあるのです。

ガードマンのおっちゃんに

ジプニー乗ったことないんだよ。よくわかんないから、電車待とうかと思って。

と言ってみたものの、こちらの心情を理解してくれる気配は微塵もありません。

簡単だ。手を挙げて、止めて、乗れ。ほらそのジープだ!

こちらが手を挙げる前におっちゃんが手を挙げているので、仕方なしに右に倣えで手を挙げると、ジプニーが目の前に停車しました。

実際に乗ったジプニーは撮る余裕がなかったので、これは後で撮った別のジプニーです。

乗車口の後ろにまわると、中にはギッチリ人が。地べたに座っている女の子までいます。

これじゃ乗れないじゃん、おっちゃん駄目だよ。

乗れない口実ができたなぁと思ったら、サササっと人が詰めてくれて、なんとか1人分のスペースができました。

ああ、ありがとう(涙)

ギチギチの車内で様子を伺うも、どのタイミングでどう支払えば良いか見当がつきません。

同じタイミングで乗った人もいないので、それに倣うこともできない。

隣に座ったお兄さんに聞いてみるものの、英語が話せない様子。

しばらくそのまま乗っていたら、隣のお兄さんが降りて別の人が隣に。この人は英語が喋れたので、

アラバンまで行きたいだけど、どうすればいいの?

と聞いたら、助手席の集金係の女の子に確認してくれて、21ペソ(45円)と判明。お金も集金係に手渡しリレーしてくれました。

ジプニーでは運賃を客同士が手渡ししてドライバーに渡すと聞いていましたが、こういう感じなんですね。

その後、お兄さんも降りたので席がずれて、わたしが集金係に一番近い席に。

料金手渡し係として、最も重要なポジションです。

タガログ語なので何を言っているかはさっぱりですが、お金を落とさないように気をつけて、せっせと受け渡ししました。

向かいのおまえも、もっと働け(心の声)

ちなみに、乗車時に混乱したのが、数人の乗客が集めていた黄色い封筒。それを地べたに座っていた女の子が回収して下車していったのですが、後で聞いたら物乞いの一種で、裏にシンジケートが絡んでいる噂もあるそうです。

危うく運賃を入れて渡すところでした。

ともあれ、一回乗ってしまえばこっちのもの。あとは行き先と降りる場所さえ分かっていれば、次回も何とかなりそうです。

アラバンのフェスティバルモールで、アドボライス。

せっかくアラバンで乗換えなので、フェスティバルモールという近隣でも大きな商業施設に寄っていくことにします。帰りのバンもそこから出ているらしいのです。ジプニーが停まった幹線道路からモール迄の道には、ローカル売店と路上の物売りがずらり。

磔の刑にあっているお人形さんや、

可愛らしい子ウサギも売っています。

それまさか、食べる用じゃないですよね?

可能性を払拭できないところが恐ろしい。

フェスティバルモールには、マニラに負けず劣らず大勢の人が。

中はイオンみたいに膨大な数のテナントが入っていますが、通路の出店が多いのと、

メイン通路のど真ん中にゴーカート場を作っちゃったりするのは新鮮な感覚です。ちょこっと文房具を買い足したあとは、学校のローズ先生から聞いていたアドボライスが美味しいお店でお昼ご飯。

ホセ(jose)の、竹包みアドボライス。

巨大なモールなので、目的の店までだいぶ歩かされましたが、ありました!おシャレで高めなフィリピン料理のお店、ホセ(jose)です。授業中の雑談で、ここのアドボライスとポキポキが美味しいと聞いて、行けるチャンスを伺っていたのです。

スタッフさんは皆とてもフレンドリーで笑顔が素敵。席を用意するまでに、アラカルトかビュッフェどちらが良いか聞かれます。一人ならビュッフェの方が色々食べられそうだけど、今回は食べるメニューが決まっているので、アラカルトを選択。先に注文を聞いて、料理を始めててくれるとのこと。

程なく席に通されて、待つこと20分。きました、アドボライスです。

で、でかい・・・。とても食べ切れる大きさじゃありません。

テーブルまで丸ごとの竹で持ってきて、サイドテーブルで上半分を取り外すのですが、実物は写真映りよりはるかに大きいです。

おそらく吉野家4杯分以上。

味は独特の漢方っぽい香りが食欲をそそって、かなり美味しい。醤油を使った甘辛系だけど、フィリピン料理としては抑制が効いていて食べ飽きしません。

もう1つ頼んだポキポキは、インゲンがシャキシャキ。フィリピンでは野菜はクタクタにしちゃうことが多いので、この食感は新鮮です。

底には皮を剥いだ大きな茄子に、玉子の衣をつけたものが。

トロットロで、茄子うまい!

結局アドボライスは半分弱を残してギブアップ。でもフィリピンでは、大概のお店で残ったものを持ち帰れるので安心です。テイクアウトして、翌朝ヤゴウさんに食べてもらいました。

ビール1本も入れてお会計は715ペソ(1516円)。やはりこういう店は1人だと高くつきますが、

サービスチャージ10%はなかなか取るなぁ。

そりゃあ笑顔も素敵なはずです。

アラバンからは、バンで帰宅。

フェスティバルモールからは、パシータ行きのバンという移動手段があると聞いていたので、それらしき所で聴き込み。なんせ大きなモールなので、バン乗り場も複数あるみたいです。別の場所から乗れると教えてもらって発見できました。

なぜかバンは行き先表示が一切ありません。

何の変哲もないバンが並んでいて、呼び込みのおじさんがいたら、それがバン乗り場ということのようです。

目的地まで直行してくれる便利な移動手段ですが、ひとが集まるまで出発しないので、時間が読みづらいのが難。この時はわたしが最後の1人だったので、すぐに出発しました。

日本の感覚だと8人乗りのバンに、ドライバー入れて19人。

きっつきつですが、バスより遥かに早く着きます。パシータまで10kmちょっとを1人45ペソ(95円)、高速を使って、25分。バンのルートがちょうど学校の近くを通るので、パシータからトライシクルに乗る手間も省けてかなり便利。

フィリピン英語学校に入って7週間。だいぶ旅の感覚が無くなってきていましたが、

初めての乗り物のドキドキ感や、少しづつその国での行動が広がっていく感覚は、やっぱり楽しい!

学校を出た後に予定している、フィリピン地方旅がますます楽しみになってきました。

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