アジア インドネシア 旅のブログ

東ジャワの黒い牛汁めしラウォン/Rawon。旅は電車でジョグジャカルタへ!

投稿日:2019-09-09 更新日:

ブロモ山のサンライズ・ツアーから宿に戻り、その日はプロボリンゴにもう1泊。翌朝の電車でジョグジャカルタへ移動しました。今回は、プロボリンゴで見つけた美味しい牛スープと、プロボリンゴからジョグジャカルタへの移動の話です。


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雑貨屋で食す、不意打ちの美味スープ。

ブロモ山から帰りの車中、ぐぅぐぅ眠れたので体力は少し回復。

それより何より、腹が減った!

夜中1時から起き出して、約10時間もパンケーキ1枚で活動してきたのだから当然です。とはいえホテルの前は何もない辺鄙な通り。ホテルの従業員さんに、どっかこの辺で美味しいご飯食べられるとこない?とダメ元で聞いてみたら、

そこ!向かいの店は美味しいよ。

なるほど。ただの雑貨屋にしか見えなかったけど、ご飯を食べられるとは気づきませんでした。最初は聞かれて面倒だから目の前の店を紹介したのかとも思ったけど、「そこで何食べたらいい?」と聞くと、

ラウォン!あと、トゥトゥとナシゴレンもいいな。

おお、具体的におすすめメニューが出てくるのは期待が持てそうですよ。早速行ってみることに。

雑貨屋の奥に、テーブルが2台。ご飯を食べたい言うと、めちゃくちゃ愛想のいいお母さんが、カタコトの英語で対応してくれます。

おお!写真付きで英語対応メニューまである。値段書いてないけど、そう高くはならないでしょう。まずは、ホテルスタッフが最初にお勧めしてくれたナシ・ラウォン/Nasi Rawon。説明を読むと、

ストロングでリッチで、トラディショナルでインドネシアな、黒い牛スープ。

なんて魅力的なキャンプションでしょう!これはマストでオーダーするとして、腹ペコペコなのでもう少し食べたい。ナシゴレンはお米かぶりになるので、もう一つのお勧め、トゥトゥを探します。

ん?ないな。

「お母さん、トゥトゥがお勧めって聞いたんだけど、あります?」と聞いてみたものの、

トゥトゥ?トゥトゥって何?(首をかしげて、キョトン顔)

うん、トゥトゥって何だろうね・・・。ふたりで首をかしげ合ってみたけど、しょうがない。結局焼きそばみたいな料理、ミー・ジャワ/Mie Jawaを頼みました。

テーブルに4皿も並ぶと豪勢!

右のスープとご飯がラウォン陣営、左の麺とチキンに目玉焼きがミー・ジャワ陣営です。ラウォンは、牛肉たっぷりでスープにも肉の旨味が染みわたっています。そして僅かに感じる香ばしさと苦味が全体を引き締めて、

うっ、すごい旨い。めちゃくちゃクセになる大人味のスープです。

正直、こんな辺鄙なとこにある雑貨屋で、まともなものを食べられると思っていないかった(←失礼)ので、その美味しさに不意打ちの衝撃です。

これ赤坂あたりのバーで「ちょっと変わった〆がありまして」なんて言って出されたら、毎回頼んじゃうヤツですよ。

そんでもって次に誰かを連れて行って、

「知ってる?この店の〆がちょっと美味いんだよね」なんて言っちゃうヤツですよ。

ご飯にも絶妙に合う味付けで、ここは赤坂のバーでもないので、当然ぶっかけ飯にしてかっこみます。

後で調べたら、この料理は東ジャワ、それもプロボリンゴやその近くのインドネシア第2の都市スラバヤ辺りの名物料理だそう。

クルウェ/Kluwekかそれに近い名前(何種類か呼び名があるみたい)で呼ばれているパンギノキの種を使い、それでこの黒さになるんだそうです。

パンギノキの種はマレーシアでもニョニャ料理に使われるみたい。とはいえ、初見なのでこれが味にどう影響しているのかよく分からない。よく分からないけどとにかく美味い!ミー・ジャワの方は、甘辛い濃いめの味付けで、

昨日の夜コンビニで買った焼きそばUFOといい勝負。

お腹いっぱい食べて、飲み物も追加して会計は67K(502円)。お母さんと「美味しいですね!」「そう。また食べにきてね」「明日の朝出発なんです」「朝6時からやっているから出発前にこれるよね?」なんてお誘いをいただいて、向かいの宿に戻りました。

6:50発ジョグジャカルタ行き列車。

8月30日(金)、6:50発の電車でジョグジャカルタ/Yogyakartaへ向かいます。チケットはネットで事前予約してクレジットカード決済済み。ちなみにこの時はTicket.comを使えましたが、

本来このサイトはインドネシア国内のクレカ以外は受け付けないようです。

ジョグジャからジャカルタのチケットを取る時は、どのカードも撥ねられて、結局こちらのサイトを使いました。

traveloka

最初に滞在国をインドネシア、言語を英語に設定したら、あとは感覚で予約できます。

プロボリンゴの駅内は、電光掲示とか一切ありません。事前にメールで「出発1時間前までに乗車券を発券してね」と来ていたので、青とオレンジのこの機械で発券作業です。

メールについてきたバーコードを右の黒いスキャナにかざしたら、乗車券が出てきます。簡単!

改札のお兄さんに確認したら、列車は時刻通り。15分前に戻ってくれば大丈夫だよというので、一旦駅舎を出て朝ごはんを探しに行きます。

ラウォン、再び!

駅周辺200mlくらいをぐるっと回ってみたけど、6時台だとまだどこもやっていません。唯一、駅の目の前にある屋台が営業中。前に垂れ下がっているメニューを見てみると、

あ!ラウォンがある!!!

昨日食べた、黒い牛スープ料理ですね。ナシチャンプルとかは作り置きのオカズを盛るだけですが、ラウォンはオーダー毎に小鍋で温めて出してくれます。

テンペとサンバルが付いて、最初からぶっかけ飯スタイルで登場。

昨日のより脂や皮なんかの部位が多い。スープは、昨日感じたクセになる苦味は抑えめで、全体的に一段落ちる。

けど、一段落ちてもまだまだ美味しい。

多少ぶれてもラウォンのこの味、やっぱり好きです。コーヒーと併せて15K(113円)、安い!

ラウォンを食べた屋台の隣には、揚げ物屋台。インドネシアのあちこちでよく見るやつです。丁度良いので、少し買って行って電車で食べることにします。

4つ入れてもらって10K(75円)。紙袋に入った茶色いドロドロソースは、意外とクセ無くて、

うん、まあまあ。

やっぱり、電車はバスより全然快適。

時間ほぼぴったりに電車がやってきました。どこにもジョグジャカルタ行きとは書いていないので、駅員さんに確認して乗り込みます。指定席なので、車両番号と席番号を頼りに自席を探します。

清潔で、結構席もゆったり。

足もそれなりに伸ばせて電源もとれる。揺れが殆どないので、PCを開いての作業も余裕です。

サスペンションのいかれたバス旅に比べたら、極楽!

途中何回か、10分前後の停車があって、喫煙者はホームでタバコタイム。写真の彼と仲良くなって、ジョグジャカルタの美味しいもの情報を教えてもらいました。

6:50出発の電車は14:40にジョグジャカルタへ到着。約8時間だけど、バスに慣れた身体には電車の8時間は超快適。あっという間でした。

ジョグジャカルタ駅。さすがにこれまでのインドネシア旅で訪れた街とは規模が違います。

人がいっぱい!

古都ジョグジャカルタは観光都市でもあるので、タクシーの勧誘も多い。でもしつこくされないので、ウザくはありません。予約してあるホテルまでは、グラブで向かいます。

渋滞もなかなか。都会だなぁ。

ジョグジャカルタ5泊の宿と、闘病生活。

ジョグジャカルタはインドネシアを代表する古都。見どころも沢山あるので、とりあえず5泊を予約していました。

連続の真夜中ツアーで体調が怪しかったこともあり、1泊2115円で広めの個室をおさえ、

予約サイトでこんなロビーの写真も見ていたので安心していたら・・・

水シャワーでした(涙)

溜まった洗濯ものを片付けて、夜ごはんを食べに行き、宿に戻ってきたころから本格的に体調が悪化。

水シャワーを浴びたら、身体の震えがとまりません。

喉の痛み、咳、寒気と関節痛。とにかく疲れて眠くて、身体が動かない。フィリピンで買っておいた綜合風邪薬を飲んで、コンコンと眠り続けました。

朝食付きの宿で、毎朝声をかけると暖かいごはんを作ってくれます。本当に助かりました。

熱々のスープがありがたい。

豆腐と玉子が入ったオポル・トゥルル/Opor Telurという料理。タイカレーを連想するココナツミルク煮なんだけど、辛さはほぼ無くて優しい味が嬉しい。

丸3日間は、外食をする気力もなくて、1日1回のコンビニが限度。

歩いて3分のインドマートが頼みの綱です。

インドマートで5K(38円)で売っている激安のフルーツジュース。果肉ごとミキサーにかけたようなドロドロのもので、

朝食以外はこれを主食にしていました。

結局ジョグジャカルタではずっと宿に引きこもり、概ね回復した時には予定の5泊がほぼ終了。延泊しても良かったんだけど気分転換も兼ねて、いったん近郊の超有名スポット「ボロブドゥール寺院」へ1泊旅行に行き、その後再びジョグジャカルタに戻ってくることにしました。ボロブドゥール寺院といえば、2012年に米CNNが発表した

「驚くほどすばらしい訪れるべき地球上の場所27選」第1位

になって一躍注目された超メジャー絶景世界遺産です。そして評価された絶景というのが、

遺跡から見る夜明けの景色。

そう、再びのサンライズ・ツアーです。学習能力が無いとご指摘を受けそうですが、わたしじゃないのです。

インドネシアよ、どれだけ朝日が好きなんだ。

郷に入っては郷に従え。インドネシアを楽しむには朝日は避けて通れないのであります。


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