アジア フィリピン 旅のブログ

ビガンで必食!一番美味いエンパナーダはどこ?

投稿日:2019-08-12 更新日:

昨日、ビガンの夜の風景を貼り忘れたので改めて。しっとり落ち着いて、本当にきれいな街です。

さて、今回から3回くらいに分けて、ビガンの美味しいものをご紹介してきます。そもそもビガンへは、

フィリピン各地の郷土料理の中でも、イロコス地方が特に美味しそう!

と思って来たけど、大正解です!わざわざ食べに行きたいレベルのものが目白押しでした^^ ※ビガンはイロコス地方の中心都市のひとつです。

今回はその中でも、一番有名なイロコス名物「エンパナーダ」!

もうイロコス風エンパナーダには、ベタ惚れです!おすすめ店3店舗を食べ比べて理解した、エンパナーダの美味しさの鍵と、作り方の手順もご紹介します。


ブログ村ランキングに参加しています。下のバナーをクリックしていただけると、ポイントが上がる仕組みです。ブログを続ける励みになるので、1日1回クリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
↑↑↑このバナーです。怪しいサイトには飛びませんので、ご安心ください↑↑↑

にほんブログ村


1軒目:EMMA'S EMPANADA

ビガン到着初日、最初に行ったのがエマズ・エンパナーダ(EMMA'S EMPANADA)です。観光案内所のお兄さんイチオシ!

プラザ・バーゴス(PLAZA BURGOS)という広場の南側に、写真のような簡易食堂がずらりと並んでいますが、

これが全部エンパナーダの店!

EMMA'Sは真ん中らへんの奥側です。

この木の看板が目印ですが、奥まで入らないと見えません。遠慮せずズカズカ入って行きましょう。

そもそもエンパナーダって何かというと、

小麦粉の皮で、挽肉・玉子・野菜を包んで揚げた軽食。

元々スペイン料理だったものが、フィリピンの、特にイロコス地方で独自発展しています。

目の前で調理行程を見ることができます。

生地を伸ばして、具材を包んで、揚げる。

単純だけど、都度都度きちんと手作りしてくれるのが嬉しいですね。生地が黄色~オレンジなのは、一般的にはアナットーという実による色付け。

皮は薄くてパリパリ、中にはギッチリ具材が詰まっています。白い野菜は未熟のパパイヤで、薄めに味をつけてあります。

挽肉もあらかじめ美味しく味付けされているけど、フィリピンの水準からすると、控えめ。

それもこれも、このスカン・イロコス(SUKAN ILOCOS)というイロコス地方特産の、旨味たっぷりの茶色い酢、

これをかけて初めて完成するように計算されているのです。

EMMA'Sでは、見た限り全て揚げたてを提供。ほんの少し油の重たさを感じるものの、

充分に満足できる美味しさです!

カセドラルや噴水といった、中心街の観光スポット至近なので、観光ついでに小腹がすいた時にぴったりです。

ちなみに、エンパナーダの店では大概、このオコイ(OKOY)というものも売っています。試してみたら、

そのまんまジャコのかき揚げ。

油が重いのと、ジャコの塩気が強くて、あまり魅かれませんでした。ちなみにエンパナーダ、オコイともに1個35ペソ(74円)。

お手頃なのも嬉しいですね。

※地図は登録がなかったので、代替の場所です。

2軒目:IRENE'S VIGAN EMPANADA

このアイリーンズ・ビガン・エンパナーダ(IRENE'S VIGAN EMPANADA)も、観光案内所のお兄さんオススメ!夕方4時半に行ったところ、

作り置きのが並んでいました。あらら、ちょっと残念。上の段にある小さいのは何か聞いたら、エンパナディタ(EMPANADITA)といって、中身は挽肉とじゃが芋で皮も少し厚いとのこと。

エンパナーダには酢をかけて、エンパナディタには酢をかけちゃだめよ。

なるほど、そういうものなのですね。

スカン・イロコスがカップに入って出てきました。

まずはエンパナアディタを・・・

結構冷めてました。皮が厚いのでモソモソする。

中身も皮も、インド料理のサモサみたい。スパイスが効いていないサモサですね。揚げたてだったら、これも美味しいと思います。

エンパナーダは熱々ではないけど、まだ熱い状態をキープ。

エマズよりも具材がみっちり!食べ応えがあります。

玉子のとろけ具合も申し分なし。これは美味い!通りかかって、現在進行形で揚げていたら、ぜひリピートしたい。この店はエンパンーダ40ペソ(84円)、エンパンディタは確か20か25ペソでした。

3軒目:Casa Jardin EMPANADA & OKOY

最後はカーサ・ジャーディン・エンパナーダ&オコイ(Casa Jardin EMPANADA & OKOY)。googlemap上ではCJ's Empanadaと略されています。この店を教えてくれたのは、2日目に行ったクラフトビールの兄さん。その店については、次回書きますが、そこのお奨めはハズレ無し。CJ'sも素晴らしかったです!

半屋外の広い店内は、レンガと植物で良い雰囲気。

メニューはエンパナーダだけで9種類。といっても、中の具材を増やしたり、減らしたりというバリエーションです。

欲張りたいけど、バランスも大事!

ということでALL MEATは避けて、DOUBLE DOUBLE SPECIAL70ペソ(148円)をオーダー。肉と玉子が2倍という豪華エンパンーダです!

この日は開店間もなくで他にお客さんもいないので、作るところをしっかり見せてもらいました。まず、仕込んでおいた生地。周りの固くなった部分を切りはずして、中だけを使います。

これがパパイヤ。薄ーい味付けのザワークラウトみたい。

綿棒で伸ばした生地に、中央を揚げてリング状に敷きます。

ダブルなので玉子を2個。

ここで、1個は全卵、1個は黄身だけというテクを披露。

やるなぁ、分かってらっしゃる!

続いて挽肉。

それ、丼めしにドカンと盛っていただけないでしょうか。

ぜったい、ご飯にも合うと思うんですよね。

全部盛ったら、真ん中からパタンと折りたたみ、

クイクイっと形を整えます。

余っている端っこを、皿を使って切り落としたら、後は揚げるだけ。

ここでも、テクが発動。

初め高温で揚げて、浮いてきたら温度を落としてじっくり。

うむむ、単純に見えて、かなり気を使ってる。これが日本だったら、十中八九揚げる前の段階まで仕込みで作っておいて、下手したら下揚げも済ましちゃうかもしれません。

これをオーダーごと1個1個というのは、頭が下がります。

出来上がりがこちら。

さすがDOUBLE DOUBLE。なかなか迫力がありますよ。

玉子の黄身のバランスが絶妙!そして、この3軒目でエンパナーダの美味しい訳が、ようやく分かってきました。

肉汁、野菜汁、とろーり玉子、それに油とイロコスの酢。

つまり、

それぞれ違う旨味と粘度の美味しい汁が、口の中でお祭りをしているのです。サクサク衣から溢れる旨汁!それが鍵だと思うのです。

玉子の片方を卵黄だけにしたのは、味が薄まらないようにするよりむしろ、汁感を損なわない為だったんじゃないかと。 更に、

皮のパリパリ、パパイヤのしゃくしゃく、玉子のトローリに挽肉。固いものは一切ないのに、食感も楽しい。

だから1個食べても飽きないんですね。

翌日、思わずの再訪!どの店も美味しいけど、このCJ'sは一歩抜きん出ているように感じました。

2回目は夕方に行ったら、この込みよう。テイクアウトまで受けていて30分は待ちました。

でも、その価値はある!

飽くまで個人的な食経験の範囲内ですが、多々ある“包み揚げ系”の料理、例えば春巻き、揚げ餃子、サモサ、揚げピザ。誤解をおそれずに言えば、

このエンパナーダが今の所NO.1!!!

それくらい、惚れました。ビガンへ行く機会があったら、ぜひ揚げたてのエンパナーダにトライしてみてください。必食です!


↓ブログ村ランキングへの応援クリック、よろしくお願いします。

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ

にほんブログ村

-アジア, フィリピン, 旅のブログ

Copyright© 世界一周 めし旅 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.