9月23日(月)、イポー3泊を終えてクアラルンプールへ電車で向かいます。発車時刻は午後イチなので、イポー最後の朝ごはんを食べにKedai Kopi Keng Nam というお店へ。イポー名物のホワイトコーヒーがイポーで一番美味しくて、海南風カレー・ミー(麺)とカヤライスが地元の人に大人気。
しかも朝しかやってない!
なかなか魅力的な事前情報です。朝ごはんの後はイポーの市場見学。食の都を支える市場は、規模もクォリティもさすがでした。
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ホワイトコーヒーに、カレー麺とカヤライスが人気の朝だけ食堂。Kedai Kopi Keng Nam
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毎日6時〜11時の朝だけ営業しているこのお店、7時半に着いた時には8割がた席が埋まり、周囲が閑散としている中で、この店だけ人が集まっています。
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平日の朝なのに、皆んなゆったりと過ごしている雰囲気が心地よい。
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麺を茹でるところからは、濛々と湯気が立ち昇り、起き抜けの胃袋を刺激します。オーダーをどこですれば良いのか尋ねると、
コーヒーはあっち、カヤライスはそっち。
それぞれ分かれているらしく、とりあえず指さして教えてくれた奥へ行ってみます。
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一番奥で聞いた人がコーヒーとカヤライス/Kaya Rice、カレー・ミー/Curry Mie の注文を捌いてくれました。お会計も、料理が来たときにそれぞれ支払うキャッシュオン式です。
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ホワイトコーヒーのホット2RM(52円)。
こっくりとして、まろやかで、やっぱりすごく甘い。
甘すぎてよく分からないけど、確かに美味しい気がします。
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海南風のカレー・ミー6RM(156円)。カレースープもミントの葉で爽やかに食べられるのも昨日のカレー麺に似ていますが、
スパイスとスープの旨味が一体となって、これは旨い!
そして昨日と一番違うのがこの麺。
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ペナン島のホッケンミー(福建麺)と同じ
2種ミックス麺です!
食感が賑やかで楽しく、スープの絡みも良い。汁あり麺だけを比べたら、昨日の店よりこっちが好きです。
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最後はご飯に甘いジャムがかかっている、カヤライス3.5RM(91円)です。カヤというのは、マレーシアやシンガポールでよく食べられている
ココナッツミルクと卵を使ったジャムのこと。
カリカリに焼いたトーストに塗るのが定番で、それは食べたことがあるのですが、お米にジャムってどうなんでしょう。人気と聞かなければ絶対たのまない料理を、恐る恐る口に入れてみると・・・
あれ?おいしい。
もち米にはほんのり塩味がついていて、それがジャムの甘さとうまくマッチしています。お米自体が甘いのであれば、おはぎのようにお菓子ととらえられるのですが、そうではない。
スイーツともご飯とも言えない、なんとも不思議なメニューです。
まだまだ想像もできない美味しさって、あるものですね。
食の都を支えるイポーの市場 Pasar Besar Ipoh。
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イポー滞在の最後になってしまったけれど、生鮮市場を覗いておこうと地図であたりをつけた場所へ行こうとしていたら、
朝食の帰りに別の市場を発見!
地図上でこの建物は、スーパーマーケットと書いてあったので気がつきませんでした。
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中に入ってみると様々なスパイスに
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新鮮な野菜がたくさん!もう市場としてはピーク時間を過ぎた空気なのに、それでもこの量。
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少量ずつ買っていく個人のお客さんも多そう。
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イポー名物のもやしは、ドラム缶サイズの巨大バケツで育てられていて
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市場でお掃除して出荷しているようです。
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脇へ回ってみると、びっくりするほど広い敷地に、奥の奥まで市場が続いています。
うおぉ興奮してきた。
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奥の方は鮮魚区画になっていて、魚介の鮮度もなかなかです。
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海老、かに、
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貝屋さん。
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赤貝に似た小さな貝。これ食べてみたかったなあ。もっと早く市場に来るべきでした。他にも活けのナマズや田うなぎ、カツオに似た魚など、種類も豊富です。
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たまご屋さんだけで何軒もあります。
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精肉区画はほとんど店仕舞いしていたけど、見たところ牛と鶏肉のみ。
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右に掛かっているこちらがマレーシア産でキロ当たり32RM(832円)、左のはインドからの輸入ものでキロ24RM(624円)。
マレーシアの肉は美味いんだぜ!
と誇らしげに言うお兄さん。日本の牛肉も美味いんだぜというと
高すぎて食ったことないよ。
それは残念です。でも彼がいう通り、マレーシア牛は見た感じなかなか旨そうです。焼いてみたいなぁ。
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市場の反対側の出口には、地面に商品を並べてるおじさんが数人。
日本刀を地べたで売っちゃだめですよ。
本当にガラクタのようなのを並べてるおじさんもいて、さすがに誰も買わないよなと思ったら
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真剣に品定めしてる。
その電話買うんですか?
イポー発クアラルンプール行き、3時間弱の電車旅。
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さて、クアラルンプールへの電車は12:36発。チケットは鉄道会社であるKTM(マレー鉄道)の公式サイトでオンライン購入済みです。アカウント登録させられますが、クレジットカードも使えて簡単に買えました。
12時前にホテルをチェックアウトして歩いて駅へ向かいます。イポーへはバスで来たので今回初めて見る鉄道駅はなかなか立派。
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駅前にはウェルカム・イポー的フォトスポットがありますが、わたしにとってはさよならイポー。
ありがとう、美味しかったよ!
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構内のチケットオフィスに行って、オンライン購入したメールを見せると
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チケットを発券してくれました。
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駅前のインド菓子売りのおじさんに、車中で食べるスナックを詰め合わせてもらったら準備万端です。
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ホームには勝手に入れないようになっていて、電車が近づくと改札の位置に電車番号の札が掲示されます。これが出たら、チケットを見せて入場できます。
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悪いイタチのような顔をした電車が到着。なかなか速そうです。
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座席は2×2列でゆったり。オンラインで最前列を指定したので、
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真横に荷物置きがあるナイスポジション。ぐうぐう寝ているうちに、列車はクアラルンプール市内に入っていました。
Next stop is Kuala Lumpur.
アナウンスが聞こえ、慌てて降りようとしてふと気がつきました。
電車内の電光告知に、クアラルンプール駅の次が終点KLセントラルだって書いてある。
急いで調べたら、今は中心駅がKLセントラルに移っていて、市内の移動はそっちからが便利だそう。
危ない危ない。降りてしまうところでした。
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KLセントラル駅で降りると、さすがASEANを牽引する国の首都。大きくてきれいで機能的。日本語表記も文で書かれていて、
品川駅にでも来たかと思いました。
クアラルンプール駅からKLセントラル駅間の短時間でネットを当たり、ホテルへはLRTとかMRTの地下鉄みたいなもので行けるとのこと。
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自動券売機は英語対応していて、説明無しでも使えるくらいのユーザビリティ。運賃はチャージできるカード利用と、キャッシュ利用で違うのですが、カードはデポジット式じゃなくて買取になるようなのでキャッシュを選択。
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1回使いきりのトークンが出てきます。
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改札の黒い所にトークンをタッチして入場、出るときはコインスロットにトークンを入れると出られます。
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インバウンドが広がっている今、日本の鉄道が外国人には分かりづらいとか、ホームドアが無いことの危険性が指摘されていますが、インドネシアもマレーシアも、その点はずっと日本より進んでいる気がします。
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車内も広めで快適です。
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1回乗り換えてホテルの最寄駅、Bukit Bitang に到着しました。市内中心部にある雑多な繁華街は、新宿3丁目と歌舞伎町みたい。歩いて3分のところにある今回のホテルは、OYO321ホテルデレガントです。
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フィリピンやインドネシアでも利用したホテルチェーンです。1泊1730円に10RM(260円)の観光税が現地で徴収されます。
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ツインの個室に
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トイレとお湯シャワー付き。贅沢ですが結果これで大正解。到着まもなく疲れがどっと出て寝落ちして、起きても倦怠感がおさまりません。お昼を食べてないのに全く食欲がわかない胃のもたれ感から考えるに、
これはペナンとイポーでの食べ疲れに違いない。
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ホテルの前は、クアラルンプールでも有数の規模の屋台街で、この通りが夜になると
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こんな状況に。いつもならテンションが上がって食べ物を物色するところですが、
胃袋はピクリとも反応しません。
あちこちから漂うドリアンの匂いに、気持ちが悪くなるばかり。
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これは緊急事態だと、この日は生野菜入りのサンドイッチを軽く腹に入れるに留め、翌日1日を糖質ゼロのプチファスティングすることに決めたのでした。
※先日このことをチラリと書いて、何人かの方からご心配の声をかけていただきました。この場を借りて改めてお礼を申し上げます。おかげさまで今は復活し、無茶をしないよう気をつけながらマレーシア食を楽しんでいます。
次回予告
クアラルンプール到着から一夜明けた2日目。倦怠感はおさまったものの、食欲が湧かない状況に危機感を覚え、プチファスティングとウォーキングを実施。次回このブログとしては異例の「食べない1日」。ちゃんと書けるか自信がありませんが、引き続きお付き合いいただけると嬉しいです。
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