フィリピンの各街を訪れるたび、その街のクラフトビールを楽しむのが習慣になってきました。ビガンには、美しい街に似合うハイセンスな、自家醸造クラフトビア・レストランがありました。
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読み方が難しいぞ、CALLE BREWERY
場所は市街地やや南側、観光していて気軽に歩いて行けるところ。広い敷地の邸宅風1軒がまるごとレストランです。先に地図を載せておきます。
店名は、何て読むのが正しいのでしょうか。CALLEはスペイン語で「通り」の意味。スペイン語でLLは、その単語によってジャかリャと発音し、CALLEの場合はジャの音なのでカジェだそうです。
でも、店の人に聞いたとき、「カリェブルワリー」って聞こえたんですよね。
まあ、どっちかだと思います(汗)
入って目の前には、大きなカウンター席。その後ろには広いダイニングフロアが広がっていて、ひとりでも、大人数でも気兼ねなく楽しむことができます。
自家醸造ビールとアメリカ式BBQ
気になるメニューの内容は、
これがビールメニュー(と一番下に軽食メニュー)です。1杯350mlが120か140ペソ(254円、297円)、550mlが180か210ペソ(382円、445円)。アンヘレスの激安クラフトビールには及びませんが、
充分リーズナブルな価格、いや安いですよ。
ただ、6種類の内2種類(上掲写真の左上と右下)が切れていました。
左上のVIGAN COMMONって、一番看板商品っぽいじゃないですか。残念。
ちなみに気づかなくて頼まなかったけど、FLIGHT180ペソ(382円)は、4種類のビールを120mlずつ楽しめる飲み比べセット。頼まなくて損したんじゃないかと今、計算してみたら、
得でも損でもありませんでした(ほっ)
アルコールがそれほど強くないという人は、これから試すとよさそうです。
フードメニューはこんな感じ。シーフードかお肉かで、メインを選んで味付けやサイドを選んでいく流れ。
1人でも、大人数でシェアしても楽しめる
上手なメニューの組み立てです。今回はワン・ミート・プレート280ペソ(594円)で、Beef Burnt Endsをチョイス。2種類選べるサイドディッシュは、Sauteed VeggiesとBaked Beansにしました。野菜、足りてないですからね。
ちなみに肉ページに記載があるSMOKED MEAT(燻製肉)という表現や、Beef Burnt Ends、Pulled Porkというのは、
テキサスとかそっちの方の、本格的アメリカンBBQを連想する表現。
あっちでは、スモークできるBBQマシンで肉を焼くんですよね。10年くらい前あたりから、日本にも来はじめていました。
そして、これが庭にあるBBQマシン。ほ・・・本気です。
こういう食器の使い方にも、フィリピンっぽくないセンスを感じます。
手前がSauteed Veggiesで左がBaked Beans。右はフィリピンの米粉を使ったお菓子で、上はDirty Rice。白米かこれかを選べるのですが、
Dirty Riceはチリコンカンをご飯に混ぜて炒めたこの店オリジナル。
ただ塩味が殆どなく、あくまで肉やサイドをおかずに食べるご飯の位置づけです。ビアレストランのセットにデフォルトでご飯が付いてくるというのが、
お米大好きフィリピンっぽい(笑)
さて、このお肉。写真じゃ小さくみえるけど、150gありますからね。
日本人の感覚からしたら1人には充分な量です。
燻しながら焼かれた肉は旨味がぎゅっとして、噛み応えはあるけど、硬いと思う前にホロリとほぐれていく。そして、
マリネされているこの甘辛いタレが、とにかくビールが欲しくなる!
さらに店オリジナルのソース2種(甘いのと、スパイシーの)で、さらにビールが進む味に!ビール屋さんのフードとしては、文句のつけようもありません。
醸造施設も見せてもらいました!
飲みながらCALLE BREWERYについて色々聞けました。設立は昨年、もう少しで1周年を迎えるそうです。マニラの醸造家がサポートについて、
醸造はアメリカで学んできたので、アメリカンスタイルのクラフトビール。
だからフードもアメリカンBBQなんですね。
「そんなに興味あるなら、うちの設備見てみる?」
と、レストランの裏にある醸造棟へ連れて行ってくれました。
糖化、発酵、熟成。全てこの中で行われています。
あ、今飲んでるやつ、これだ。
「設備は日本から持って来たんだよ。」
と言っていたような気がします。リスニング苦手だけど、たぶん。
さて、肝心のビールは・・・
1杯目、BOGITE in ANTONIO American Style IPA。IBU(苦さの単位)60だけど、それほど強い苦みは感じません。柑橘を思わせるホップの香りが爽やかで美味しい!
2杯目、CANYON ni PANDAY American Pale Ale。モルトの旨味、苦み、ホップの香り、どれも突出せずバランスがとれていて美味しい。これがこの店のビールとど真ん中の味かもしれません。
3杯目、SALAKOT ni DIEGO Blonde Ale。IBU18%と非常に低い。苦みが殆どなくて、フルーティで飲みやすいビール。最初にこれから飲むと良いかもしれません。
4杯目、じゃなくて別日の1杯目。実はこの店、ビガン最終日に再訪しました。ビガンにはもう1度行きたくなる良い店が多かったけど、この店もその1つです。ESPADA ni LAPU-LAPU Wheat Ale。苦みが少なくすぅっと入ってくる、でもキレはあるという美味しいビールです。
2回目訪問時に食べたスナックメニュー。豚のホルモンをカリカリに揚げて、玉ねぎのピクルスを添えたもの。食器や色遣いが、毎回オシャレ。
トイレまでオシャレで、醸造施設感のあるバルブのモチーフがいたるところに。洒落ているだけではなくて、醸造所を見せてくれた男性スタッフ、トップ画像のビールを注いでくれている女の子。皆な笑顔がステキで話していて楽しい。そして、
この店で得た「美味しいもの情報」がとびっきりの上ネタ!
昨日ご紹介したCJ'sのエンパナーダもそうですが、次回ご紹介する「シナングラオアン」もこの店で教えてもらいました。それまで全く聞いたことも無かったシナングラオン、びっくりするほど美味しい、ビガングルメのダークホースでした!
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