2012年に米CNNが発表した「驚くほどすばらしい訪れるべき地球上の場所27選」第1位に選ばれた、ボロブドゥール寺院の夜明け。おそらくインドネシアのジャワ島では最も有名な観光地です。ジョグジャカルタからボロブドゥールへ移動して前泊、サンライズ・ツアーの内容をご紹介します。
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ジョグジャカルタ市街からボロブドゥールへは、グラブで楽をします。
9月4日(水)ジョグジャカルタのホテルをチェックアウトしてボロブドゥール/Borobudurへ出発。とはいえ体調にまだ不安が残る状態なので無理は禁物です。グラブで呼んだ車でホテル間を直行し、翌早朝にボロブドゥール寺院を観に行くという
余裕たっぷり楽々プランにしました。
助手席に乗り込み、ドライバーさんにジョグジャカルタ近辺の美味しいもの情報を教えてもらいながら1時間ちょっと、ボロブドゥールのホテルに到着です。161K(1208円)かかったけど、超絶楽ちん。
ボオブドゥールの宿は個室お湯シャワー付き!サンライズ・ツアー手配も勿論OK。
予約したのはチェムパカ・ゲストハウス/Cempaka Guest House。agodaで241K(1808円)。
今回はさすがに個室&お湯シャワー必須!
という条件で探しました。
ベッドは広いし、
お湯もちゃんと出る!中庭があってヴィラタイプの、なかなか快適なホテルです。
朝ごはん付きの宿で、チェックインの時にどれにするか選びます。予約サイトの口コミで評判がよさそうなナシゴレン(Fried Rice)とコーヒーをお願いしました。
ボロブドゥール寺院の夜明けを見るには、マヌハラホテルのサンライズ・ツアーに参加する必要があります。直接ボロブドゥール寺院のチケット売り場に行っても、中に入れません。とはいっても、
朝の4時までにマヌハラの受付に行ってお金を払えば、誰でも参加できます。
以前はマヌハラホテル宿泊者と外部客で値段が違ったそうですが、ホテル営業をやめた今は一律1人475K(3563円※外国人料金)。そして宿泊したチェムパカ・ゲストハウスで申し込むと、同料金の475Kでマヌハラまで送ってくれて、もし天気が悪くて日延べしたいときも対応してくれるとのこと。
その場で475Kを払って、翌朝4AMのピックアップを約束しました。
ボロブドゥールの昼ごはんと夜ごはん。
ホテルスタッフに「どこかお勧めの店ない?」と聞いて昼食にやってきたのが、こちらワヒド・ボロブドゥール/Wahid Borobudurです。13:30に訪れたら、先客がいないどころか、
「今、料理できる人がいないの。30分待ってくれたら戻ってくるけど・・・」
いいんですよ。今日はなんにもやることがないから、お茶でも飲んで30分くらい余裕で待ちますよ。
「ごめんね、飲み物も30分後になるの・・・あ、よかったらプール入る?」
なかなか面白い子です。
本当に言っていた通り、30分で料理人が戻ってきて、ようやくオーダーを取ってくれます。そして料理するのにさらに30分。お待ちかねのお昼ごはんです!
ナシ・プチャル・ウンパル/Nasi Pecel Empal。茹で野菜に、ピーナッツソースをかけて食べる料理。フィリピンのカレカレとかなり似ているピーナツソースは、インドネシアでも常食ソースです。Empalは焼肉という意味らしく、玉子焼きに牛肉がついてきました。
さらにもう1品、ソト・アヤム/Soto Ayam。これもインドネシア中で見かける国民食。鶏のスープに春雨入り。さっぱりしていて美味しいです。
タマンリンドジュースは、砂糖なしにしてもらって丁度良い。ジョグジャカルタ近辺ではタマリンドのジュースや果実をよく見るなと思ったら、
街路樹からしてタマリンドでした。
フィリピン~インドネシア~マレーシア。食材についてはかなり重なりあっているのがよく分かります。がっつり食べて税10%が乗って、お会計は102.3K(767円)。待ち時間のことを考慮しなければ、場所代込みで納得の値段です。
宿に戻って写真の整理などをしつつ、夕方を待って再び町へ。夜ごはんを食べに行きます。
ボロブドゥール寺院の正面を走る通りに沿って、屋台や店が並んでいます。ヨーヨー釣りみたいな露店があったりするけど、
どことなく寂れた気怠い雰囲気。
翌朝うじゃうじゃと出てくる欧米人はどこに行った?という程、観光客が見当たりません。店もレストランというより、屋台か小店がほとんど。そのなかで感じがよい1軒に入りました。
ミー・ヤミン/Mie Yaminとバクソ/Bakso。汁なし麺に牛団子のスープです。
ミー・ヤミンの味は可もなく不可もなくだけど、バクソはなかなか美味しい。
そして、グァバのフレッシュジュースが6K(45円)と激安&激うま!ボロブドゥールは小さい街のあちこちに、安くて美味しいフレッシュジュース屋さんがあるので、嬉しい。さて、夜ごはんも済んだ所で、さっさと宿に戻って早めに就寝します。
ボロブドゥール寺院サンライズ・ツアー
朝4時出発と聞いていたけど、ちょっと早めに起き出して一服していると、宿スタッフのお兄さんに声をかけられます。
バイクで順番に送っていくから、もう準備できているなら出発する?
なるほどそういう仕組みなんですね。ホテルはマヌハラまで歩けるくらいなので、バイクだと3分少々。
マヌハラでは宿の兄さんがチケットを買ってくれて、
懐中電灯を貸してくれます。ちなみにこのチケットは戻ってきて朝ごはんを食べるのに必要。そして、サンライズツアー用の入り口まで連れて行ってもらったら、あとは自由行動です。6~9時に戻ってきて、朝ごはんを食べてねとのこと。
サンライズツアー用のゲートには、開門待ちの人が少々。この門が開くのが4AMです。ちょっと早めに来たので、ほぼトップ集団入り。
時間丁度の門が開き、ボロブドゥール寺院へ向かって歩きます。どっちが寺院かも分からないけど、本気で撮影する人なんかは既に下見してあるみたいでスタスタ。はぐれないように後ろをついていきます。
遺跡まで来ると、本当に真っ暗。懐中電灯を頼りに上まで登り、4:30AM。東側で景色がよさそうな場所に陣取ります。
5:00、地平線がうっすら赤く色づきはじめます。
5:20には、朝靄に包まれた森が姿を現します。
地平線を境に、モノトーンと茜色の対比が美しい。
そして5:45頃、ついにご来光。
すっごいです。写真のまんまです。
なんかもう、綺麗すぎて非現実的。嘘みたいだけど、本当にこんな色をしています。刻々と明るさが変わっていく、
日の出前後の30分は本当に目が離せません。
夢現のような気分を引きずりながら、明るくなった寺院を見学。あちこちでガイドさんが説明している内容を小耳に挟みつつ進みます。あ、言い遅れましたが、ボロブドゥール寺院は仏教遺跡です。それも、
カンボジアのアンコールワット、ミャンマーのパガンと並んで、世界3大仏教遺跡。
なので構造や、ストゥーバの模様全てに意味があって、ウンチクを語るガイドさんのトークにも熱がこもっています。そんな真面目な情報は、全て心地よく耳を吹き抜けていくのですが、
19世紀に発見されるまで1000年以上も埋もれていた。
それを見つけたときの、インディージョーンズ的なロマンには、憧れます。
寺院は9層からなるということだけど、登るのはさほど大変じゃない。体力の要らない絶景です。
仏教とか美術に詳しかったら、より楽しめるのでしょう。わたしのレベルでは、
この子かわいい!
とかが、せいぜいの感想です。
この子も、よく見るとかわいい。きっと性格が良い子だと思います。
納得するまで堪能したら、三々五々マヌハラへ戻るのですが、その途中、右に行く脇道があり、
ここを登ったDagi hillからボロブドゥール寺院を遠望できるとの情報。
それは是非見てみたい、と足を伸ばしてみたら、
遠望すぎて、いまいちよく分かりませんでした。多分真ん中のです。
出発地点のマヌハラホテルに戻って、懐中電灯を返却すると、チケットと引き換えにお土産の布をくれます。そして2階に朝ごはんがあるから、どうぞ、と。
おお、豪華なビュッフェです。インドネシア料理に洋食も。
バナナは揚げたてです。
せっかくなので、しっかりと食べさせてもらい、帰りは歩いてホテルへ戻ります。ここで一つの懸念が持ち上がります。いや、実は最初から違和感を持っていたけど、深く考えないようにしていたんです。「だって、やっぱり変だもん」と思いながら、宿泊しているホテルに到着すると、
「朝食は何時にご用意しますか?」
たぶん、この宿に泊まってサンライズツアーに参加しない人って、ほとんど居ない気がするんだけど・・・
みんな朝ごはん2回食べるんでしょうか。
できるだけ遅い時間にしてもらって、
2回目の朝食に、がっつりナシゴレン(インドネシア風チャーハン)
これがかなりハイクオリティで、結局全部食べきりました。食休みもかねて、チェックアウトの12時ぎりぎりまで2度寝を楽しみ、ふたたびジョグジャカルタに戻ります。今回は3泊。
風邪で何もしてないジョグジャにリベンジです。
手始めとして、行きにグラブで楽をした分、帰りはローカルバスとトランスジョグジャという公共交通を利用。次回、最安値でのボロブドゥール寺⇔ジョグジャカルタ移動からお届けします!
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