めしレポ(記事) アジア カンボジア

胡椒の聖地!カンボジアのカンポットで“生胡椒”を存分に味わおう。

投稿日:2020-04-11 更新日:

カンボジアといえばアンコールワット。多くの人が憧れる仏教遺跡ですが、もしあなたが食べることが大好きなら、きっと素晴らしく楽しめる旅行先がもう一つ、カンボジアにはあるのです。

町の名前はカンポット/Kampot。

カンポットペッパーという世界的に有名なブランド胡椒の産地なのですが、日本では手に入りづらいフレッシュな生胡椒、そしてそれを足すだけで料理が一変する究極の調味料 “塩漬け生胡椒” を手軽に存分に楽しめる、

フードラバー垂涎の町です。

たくさんあるカフェやレストランでは、生胡椒を使った土地の料理や西欧料理が食べられて、皿に胡椒農園見学も充実している、1年間アジアを食べ歩いてきた中でもイチオシのカンポット。今回の記事は読んでいただいている皆さまに「ちょっと行ってみたいな」と思ってもらい、もし行ったらカンポットペッパーを120%楽しめるよう、現地で編み出した裏技も含めてご紹介したいと思います!


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世界に冠たるカンポットペッパーの実力

中世より「世界一おいしい」とヨーロッパで評されてきたカンボジアの胡椒。その中でも特に気候や土壌が胡椒栽培に適しているカンポットとその隣町のケップで、認定ガイドライに基づいて伝統手法で育てられたものだけが、カンポットペッパーを名乗ることができます。オーガニックで手摘み。

丁寧にハンドピッキングされた、鮮烈な風味をもつ胡椒は、黒白赤の3種類に加え、ロングペッパーという別品種も。さらに生のグリーンペッパーや加工された胡椒調味料まで、ひと口に胡椒と言っても日本にいると想像ができないほどの、彩りと味のバリエーションを楽しむことができるのです。

今でこそプレミアム胡椒として世界に出荷しているカンポットペッパーですが、実は1970年代に内戦で一度絶滅の危機にさらされます。そこから奇跡の復活を遂げ、今の地位を取り戻した裏には、倉田浩伸さんという日本人の素敵なドラマがあって、そんな話も知っておくと、よりカンポットを楽しむことができると思います。

※上手くリンクが貼れないので、「倉田浩伸 カンポットペッパー」で検索してみてください。

カンポットへの行き方

カンポットには空港がないので、より大きな都市からバス(またはバン)移動が基本となります。首都のプノンペンからなら約150km4時間ほど。2019年11月に私が旅した時は、カンポットからプノンペンで8USD(900円弱)でした。

ホテルか町にある旅行会社に行けば、手配してくれると思います。他にもアンコールワット遺跡のあるシェムリアップから直接行ったり、シアヌークビルでビーチやカジノを楽しんでから向かったり、陸路国境を越えてベトナムのカントーへもバスが出ていたり、胡椒以外にも組み合わせて旅程を組むことができます。

楽しみ方① まずは町中心部にあるカンポット・ペッパー・ショップへ!

ホテルにチェックインしたら、何はともあれまず向かいたいのが胡椒屋さん。町の中心部にあるカンポット・ペッパー・ショップ/Kampot Pepper Shop へぜひ!

ボー・ツリー・ファーム/Bo Tree Farm という胡椒農園直営のお店で、同社の全製品がここに揃っています。

奥からブラックペッパー、レッドペッパー、ホワイトペッパー。この3種類は全て同じ胡椒の実からできます。緑色の胡椒の実を乾燥させたものが黒、完熟させて乾燥させると赤、赤の果皮を取り除いたのが白というわけです。一番手前のものはロングペッパーという別の品種。フルーティで少しクセのある独特の香味が特徴です。ひと通り味見をさせてもらって、胡椒の基礎知識を身に着けたところで、ここで買っておきたいのが、これ。

生のグリーンペッパーを塩漬けにしたものです。50gの小さい袋で3USD(330円位)で、もう1サイズ大きいものもあります。この塩漬け生胡椒がですね、

今回特にイチオシしたい絶品なのです!

これを活用したカンポット満喫の裏技をこの後ご紹介しますので、まずは1袋だけでも買っていただきたい所です。

楽しみ方② 裏技あり!町のレストランで生胡椒料理を楽しむ

先に書いたように、カンポットは西欧系の旅行者が多い町なので、至る所にカフェやレストランがあります。リバーサイドで優雅に食事をできる店もあれば、ローカル食堂もあるのですが、写真の『レモングラス・ビストロ』はその中間のようなお店。適度に洗練されて、適度にローカル。現地で知り合った、カンポットに詳しいオーストリア人に教わりました。ここに限らず、あちこちで食べられる胡椒料理が、

海老と野菜のグリーンペッパー炒め3.5USD(380円位)

魚介を生のグリーンペッパーと炒めた料理。海老以外にも蟹やイカなど色々バリエーションがあります。噛めばプチプチ弾けるグリーンペッパーは、ピリリとするけれど乾燥胡椒とはちがい爽やかな刺激がすっと抜けていきます。

1皿にかなりの量の胡椒を使いますが、恐れなくて大丈夫。生産地だからこそ楽しめる新鮮な香味が口から鼻に抜けていき、海老や野菜もますます美味しく感じます。そうなると勿論ビールが美味しい!そしてカンボジアで嬉しいのは、

ビールが安い!

こと。

この店では1本1USD(110円位)しますが、店によっては0.5USD(55円位)で生ビールが飲める店も普通なのです。

そしてここからが 裏技!

実はカンポットに行ってみると分かるのですが、町の飲食店で食べられる胡椒料理は、たいがい上で紹介した系統のもので、意外とバリエーションに乏しい。もちろんこれだけでも充分生産地ならではの楽しみではあるのですが、世界のカンポットペッパーに胸をときめかせて訪れると、若干肩透かし感も否めません。そこで登場するのが、先ほど購入した塩漬け生胡椒!

例えばその辺のレストランに行って、アメリカンブレックファーストをオーダーします。

そして店員さんの隙をついて(見られても怒られないと思いますが)、持ち込んだ塩漬け生胡椒をちょい足し。すると何の変哲もない朝ごはんが、

途端にカンポットらしい絶品料理に早変わり!

料理の格が2段階くらい跳ね上がるのです。生のグリーンペッパーをそのまま塩漬けしているので、噛むとかシュッという小気味よい音が弾け、ジューシーで塩と胡椒が一体になったジューシーさが堪りません。

先ほどご紹介した生グリーンペッパーもフレッシュな香味を楽しめますが、これはよりシャープで鮮烈な香味が口と鼻を駆け抜ける感じです。胡椒自体が万能にして世界中で愛されている普遍的なスパイスなのに、更にみずみずしさが加わったこの塩漬け生胡椒は、

もう究極の調味料と言って過言ではないと思っています。

もちろん胡椒が合う料理には大概相性が良くて、

他の店で鴨肉に合わせたら、これがまたうっとりする美味しさ。

付け合わせのポテトだって、驚くほど上等な味に早変わりです。バターをたっぷり使った料理にだけは合わなかったけれど、大概の肉料理や魚料理、チャーハンなどのご飯ものに、それこそ白いご飯にそのままかけても!変わったところだと、

アイスにかけても激旨です!50gの小袋でも結構たっぷり楽しめるので、これで3USD(330円位)はとってもお得。幸せな胡椒まみれのカンポット滞在にするためにも、1袋購入するのを強くお勧めします(笑)もちろん気に入ったら沢山お土産に買っていきましょう。

楽しみ方③ 胡椒ファームへ行ってみよう!

カンポットを訪れる前に一番気になっていたのが、胡椒農園見学に予約が必要かどうか。ネットで調べても、情報があまりなかったのです。でも実際に行ってみたら、そんな心配は杞憂。いつでもウェルカムで素晴らしく整った見学体制に驚きます!見学で特に人気なのがラ・プランテーション/La Plantation。

ベルギー人とフランス人のご夫婦がオーナーだというこの農園は、敷地全体がセンス良くスタッフさんのホスピタリティも素晴らしい。全て英語ですが、いつ行っても少し待てば無料の見学ツアーに連れて行ってくれるし、10種類以上の胡椒と胡椒調味料のテイスティング会も無料です。

赤黒白3種の胡椒を使ったLok-Lak Beef というクメール料理7USD(760円位)

レストランは敷地内にカンボジアのクメール料理を出す店と西欧料理の2軒があって、胡椒を使った料理が楽しめるし、カフェでは園地で獲れたフルーツを使ったシェイクがとても美味しくて、

バナナシェイク2USD(220円位)を頼むとサービスで出してくれたバナナチップスには、

塩漬けペッパー入り!でもこれ、先ほど紹介したBo Tree Farm の塩漬け生胡椒とは違い、グリーンペッパーを一度茹でてから15か月塩漬けしたもの。塩漬けペッパーといっても色々なタイプがあるのです。美味しいけれどBo Tree Farm のジューシーさありません。

もう1軒訪れたのは、散々激賞したBo Tree Farm。

ラ・プランテーションに比べると小ぢんまりとしてアットホームな雰囲気の農園です。

色々な国から来ているボランティアの若者数名が運営を手伝っていて、訪ねたときも丁度柱を装飾中。行ってすぐ友達のように接してくれてかわいい犬もいるので、たわいない話をしながら寛いで過ごすことができます。

料理も素朴で、ライム・ココナッツ・ライスという塩漬け生胡椒を使った料理が3.5USD(380円位)。ココナッツの果肉を使ったチャーハンのような料理です。塩漬け生胡椒を褒めたら、「好きなだけ入れていいよ」と瓶ごと出してくれる太っ腹な対応。観光客も少なくて、ゆっくりできる農園です。

さて、農園へ行くのに問題なのは移動手段。カンポットの中心部から、例えばラ・プランテーションまでは18kmあるのです。私はレンタルバイクを借りて行きました。ツーリスト向けにある程度整った町なのでホテルに言えば手配してくれると思います。この時は24時間で5USD(550円位)。

仮にガソリンを満タンにしても3~4USDと値段も安く簡単に借りられます(この時は国際免許の提示は求められませんでした)。でもカンボジアの道はなかなかハード。原付は何度かしか運転したことがない私は、町中の舗装工事の砂利に滑って転倒してしまいました。更に道のりの半分以上は、オフロード。

見えづらいデコボコが至る所にあって、運転にはかなり神経を使います。それはそれでアドベンチャーっぽくて楽しいのですが、心配な方は、

こういうトゥクトゥクを捕まえたり、タクシーを呼んでもらって、連れて行ってもらうと良いと思います。特に短時間に強い雨が降ったりすると、

こうなります。上手な人は渡れるのかもしれませんが、私の腕前ではアウト。見事に泥の中でスタックして、必死になって手押しで脱出しました。数時間たつと砂利を積んだトラックがやってきて埋めていくのですが、そういう場所が何箇所かあるのでドキドキします。そういうものも含めて楽しめる人であれば、レンタルバイクもエキサイティングです!

道中ではカンボジアの豊かな自然や、

ひたすら真っすぐ続く線路。ツーリスト向けの町とは全然違う、ローカルな村の様子も見られるし、想像を絶するほど荷物と人を積んだ曲芸のようなバイク乗りとはしょっちゅうすれ違い、面白いですよ。自力で行ってもタクシーに乗っても少し遠出になりますが、道行も楽しめるのでお勧めです。

隣町ケップも捨てがたい!

カンポットの隣町ケップは、海沿いの長閑な町。ケップから胡椒農園へは、カンポットからより近いくらい。海を見ながらのんびりしたい人はケップ泊を選びます。でもカンポットに泊っても、胡椒尽くしを楽しむなら是非足を伸ばしたいのがこちらの蟹市場/Crab Market。

目の前の海で籠漁をして獲ったばかりの蟹を、その場で売ってくれます。

ビルビルビル!とすごい勢いで脚を動かす新鮮そのものの蟹。掌サイズの小さいものがキロ8USD(880円位)で、もっと大きいのだと10~11USDが言い値です。少し値引いてくれると思うので、交渉してみましょう。この時は小さいのをキロ7USDにしてもらい、500g購入。3.5USD(390円位)を払いここで食べたいと言うと、

調理屋さんのおばちゃんがいて、たった1USD(110円位)で料理してくれます。

料理はある程度味付けを指定できるけれど、基本は先ほどご紹介した魚介のグリーンペッパー炒めです。

薪の直火で一気に調理され、受け取ったら飲み物を売っている店に持っていき、ドリンクを買ってテーブルを使わせてもらうという流れです。

この蟹料理がトータル4.5USD(500円位)。小さい蟹なので実は殆どないのですが、脚の根本から吸うと、

少量の蟹肉が、蟹出汁とソースの混ざった極上汁と一緒に口の中に飛び込んできます。

食べた瞬間鮮度を感じて、きっと驚きます。日本ではまず食べることのない新感覚の蟹料理にはもちろん生グリーンペッパーがぴったり。手や口を汚すので、ティッシュなどを持って行った方が良いと思います。

カンポットペッパーを日本で買える?

ぜひ現地に行って思う存分楽しみたいカンポットペッパーですが、鮮やかな緑色をした生のグリーンペッパー以外は日本でも手に入ります。ご紹介したラ・プランテーションの商品はアマゾンや楽天市場に日本代理店が出店していますし(↓)

Bo Tree Farm の塩漬け生胡椒は見つからなかったけれど、それに似たタイプのものは見つかりました(↓)

塩漬け生胡椒と書いてあっても、黒く乾いて皴々のものはご紹介したタイプとは異なりますのでご注意ください。現地で買うより値段は高いですが、一度買ってハマったら、カンポットへ行ってみるというのも良いかもしれません。


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