フィリピン 旅のブログ

バースデイケーキの恐怖。フィリピンよ、それは流石にやりすぎだと思う。

投稿日:2019-06-26 更新日:

知れば知るほど、フィリピンにも美味しいものがあることが分かってきましたが、どうにも一つだけ受け入れられないのが、甘すぎる味付け。

誤解しないでいただきたいのは、どの料理も甘い訳ではないということ。

むしろ甘くない料理の方が多いと思います。でも、時々不意打ちのように出くわして思うのです。

どうしてそれ、甘くしちゃったの!?

ジョリビーの甘いスパゲッティソースも、今となっては可愛いものです。

シーフードレストラン“ABOVE SEA LEVEL”

「ボラカイ島でシーフード食べられなかった」と言ったら、フィリピン人先生が教えてくれたこの店。学校から歩いて15分位のところにあります。

2階に上がっていくと、店内はこんな感じ。

ローカル食堂に慣れ過ぎて、ちゃんとした店舗に違和感を感じるようになってきました。

先にカウンターで注文と支払いをするスタイル。お奨めを聞いたら、一番左のGIANT BUTTERFLY SQUIDと、一番右のSEAFOOD FESTIVALとのこと。3人で量もちょうどよさそうなので、その2つをオーダー。合わせて560ペソ(1187円)と、3人で割るとシーフードにしては手頃なお値段。

広い店内に、壁のグラフィック。新しそうなお店です。

待つこと暫し、料理が到着しました。うん、見た目は悪くないですよ。

この店のスペシャリテだと言っていたイカの丸ごとフライ、BUTTERFLY SQUID。ネーミングから察するに、蝶に見立てているようですが、

宇宙人にしか見えませんよ。

でもこのフライ、イカが柔らかくてなかなか美味しい。スパイシーな衣がビールに合います。

ビールは1本50ペソ(106円)。コンビニで買っても40ペソ弱するので、良心的な値段です。さて問題はこちらの、

シーフード・フェスティバル。ムール貝にエビ、カニが入って色づいたご飯も美味しそう。フィリピンにはスペイン料理のパエリアから変化した「バレンシア」という料理があるそうですが、それとは違うみたいです。

フォークもナイフも無く、ビニールの手袋だけが渡されます。

なるほど手で食べるのね。望むところです。

この時は男子のみ3名の漢メシなので、気兼ねがなしにワシワシいきます。ムール貝は身が小さめだけど、なかなか良い味。エビは可もなく不可もなく。海鮮のクオリティさえ大丈夫ならハズしようがない料理だと思ったのですが、

米が甘すぎることで、全てが台無しに。

スプーンじゃなくて、カップ単位で砂糖をブチ込んだような甘さです。カニは渡り蟹系なので身が少ないのは想定内ですが、その分ダシとしての役割を期待するじゃあないですか。

甘さで海の幸の旨味は、完全にふっ飛んでしまっています。

ああ、もったいない・・・。

追い打ちをかけるのが、無料サービスのレモネード。

色もなかなかですが、甘さのインパクトはそれ以上。

料理の味を飲み物で流すという発想は・・・・・・無いですよね(涙)

バースデイ・ケーキに油断してはいけない。

学校に入って、誕生日のお祝いが頻繁にあります。もう良い歳なので、自分の誕生日はとっくにどうでもよくなっていて、

誕生日に、ひとり日高屋で飲んでいても全然平気。

という身には、これはこれで新鮮な気分です。

ボラカイへ一緒に行ったメリさんのバースデイケーキ。

チョコこってりで、すっごく甘いけど、美味しい。

レストランに頼んで出してもらったバースデイケーキ。写真ぼけぼけですが、

ココナッツとクリームチーズが意外に相性良くて、すっごい甘いけど美味しい。

フィリピンの伝統的な米粉菓子(プト等)は、それほど強烈な甘さじゃないので、ケーキのようなハレ感のあるものは、思い切って甘くしているのかもしれないですね。

さて、問題はこちらのケーキ。

6月は先生・生徒合わせて5人の誕生日が重なっているということで、学校が用意してくれたバースデイケーキ2種。かくいう私もその一人に含まれていて、ありがたくもお祝いしてもらいました。

ここで質問。どっちのケーキの方が美味しそうですか?

日本人生徒の見た目の評価は、圧倒的に奥の白い方。どこからか「白いのはアイスケーキらしいよ!」なんて噂も回って、白い方から無くなっていきました。

うん、確かに美味しそう。

と思って食べてみると、アイスだと思っていたのは、卵白と砂糖で作ったメレンゲでした。砂糖の量は並大抵ではないけれど、これはこれで理解できます。想像を超えたのは、メレンゲの間に層を成し、外側全体を覆っているクリーム。

想像を絶する量の砂糖と、それと同量使ったのかと思う程の塩。

バタークリームのような、こってりした脂肪分と相まって、

食べ物としては最大級の破壊力を生み出しています。

お祝いにいただいた食べ物に文句を言うなんて、どういう人だと思われるかもしれませんが

食べた後に腕が震えて、暫くまっすぐ歩けなくなったときは、さすがに怖かったです。

これまで20年の社会人生活で不摂生し続けてきましたが、フィリピンではしっかり自己管理しなきゃと、改めて感じたのでした。

とはいえ、こういった「やりすぎの味」はフィリピン料理のごく一部。

多くの料理は日本人の味覚にも美味しく感じられると思いますよ。

P.S. 誕生日当日は、一日中先生がたにハッピーバースデーを言われ続けました。多分これまでの44年間の合計を超えたんじゃないかという位。ありがたいですね。平日にも関わらず飲みに集ってくれた皆さまも、ありがとうございます。

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