マスフニ&ロシにワローマスカレー。モルディブ飯の話についつい熱が入ってしまいましたが、今回登場するガルディアが、
実は今回のモルディブ旅で最大の収穫。
マレ2日目の夜と3日目の朝。立て続けに食べたガルディアをご紹介します!
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ガルディアの前に、ツナの話を少し。
鰹節市場に行って気づいたのですが、英語でコミュニケーションしていてツナ/tuna というと、カツオもマグロもごっちゃになるんですよね。向こうもツナには色々あるのは分かっているようだけど、英語の名前が分からない。そもそもツナってどこまで含まれるのかというと、スズキ目サバ科マグロ族の魚が範囲なので、マグロ族の下に属する、
マグロ属、カツオ属、スマ属、ソウダガツオ属などは全部ツナ。
日本でツナ缶をよく見ると、マグロやカツオだけだったり、ミックスだったりします。カツオの英語名を調べると、bonito や skipjack tuna が出てきますが、向こうもそんなのは知らないので、
一律で「ツナだよ!」となります。
という訳で先にお断りしておくと、これからご紹介するカツオ汁ぶっかけ飯、もしかしたらカツオじゃないかもしれません...魚ってムズイですね。
カツオ汁をご飯にぶっかけ。こんな料理が日本以外にあったなんて!@Retreat Delight
ネットでモルディブフィッシュ(現地名ワローマス)を調べていて見つけたのが、ガルディアという料理。この時勘違いしていて、
実はガルディアには普通モルディブフィッシュは使わない
のですが、とにかくそれを食べようと宿スタッフに聞いて、向かったのは朝食で来たフードコート。ガルディアを置いているのを確認して、リトリート・アンド・ディライト/Retreat & Delight という店に入りました。
なんでガルディア知ってるの〜。
と驚かれたので「わたしはワローマスとガルディアを求めてモルディブに来たのですよ」と言っておきました。
水を断って、コーラ19MVR(135円)をオーダー。日中は暑いので炭酸が欲しくなるのです。
続いてガルディア60MVR(426円)が到着。本当にお米と透明なスープがセットで出てきました。スープには、カツオらしき切り身がゴロンと入っています。まずはスープをひと口。
おお!見た目だけじゃなく、味も澄んでる。魚の旨味が穏やかにジワジワときます。
辛さも油分も一切ない料理って、本当にかなり久しぶり。
皿には副菜など色々のっていて、上から見るとこんな感じ。スープから時計回りに、ドラムスティックリーブス(ワサビノキの葉)、芋、モルディブフィッシュ、クリマス、辛味噌みたいなペースト。
スープをご飯にかけて食べてみると、
繊細な味のダシ茶漬けを食べているみたい。
でもガルディア本来の食べ方は、手で揉み込むように混ぜて米に汁を吸わせ、リゾット状態にして食べるのだそうです。うん、その食べ方も美味しい!
ライムを絞ると爽やかなキレが生まれ、
ドラムスティックリーブスを混ぜると、ほろ苦さが味に複雑さを加えてくれます。辛味噌ペーストは旨味の塊で、
色々混ぜれば混ぜるほど、日本食に近かった味が異国情緒を帯びてきます。
スタートが日本の味に近いだけに、その劇的な変化が面白い。日本の味と共通するところ異なるところがクッキリと見えて、
食文化のダイナミズムと可能性を大いに感じさせるのです。
こういう体験すると、食をテーマに旅をしている甲斐があるというものです。ましてや日本を離れて8か月、こういうさっぱりすっきりした料理は滅多に食べられないので、感動もひとしお。モルディブに来て良かった〜と心から思ったのでした。
翌朝も連続でガルディア!@アラカルトカフェ&ビストロ/A La Carte Cafe & Bistro
ガルディアの衝撃が大きくて、翌朝起きて真っ先に頭に浮かんだのが、
ガルディア食べたい!
でした。この日は午前中からローカル島のリゾート滞在に出発するので、その前にもう一度!ということで、再びフードコートへ。昨晩の店は朝はガルディアをやってないというので、また別の店へ。
この店は昨日と違ってライスとスープだけのシンプル仕様。
ガラスの器に透明のスープが涼しげです。
ちなみに暑い国だからか、昨日も今日も料理は熱々ではなく温めで出てきます。16%の税・サービス料が乗って58MVR(412円)。
スープは昨日より更にさっぱり。おそらく昨日のはなんらかのダシが加わっていて、こちらは本当に魚を水で煮ただけだと思います。でも後でローカル島で作るところを見せてもらったり、レシピを調べたりしたのですが、
どうやらこの超シンプルな味が、ガルディアのスタンダード。
日本人の感覚から見ても極めてシンプルで薄味で、日本から旅行で来た人には逆に物足りないかもしれません。
その薄味にライムをひと絞り。アラさえ使わず、魚の身肉のみの旨味だけ。良く噛むとじんわりと美味しい素朴な料理だけど、これを美味しいと感じられるのは、モルディブの人たちの舌が繊細なのだなと感じ入ったのでした。
話は変わりますが、マレ島のカプセルホテル Nap Corner では1人の日本人男性に会いました。
春に日本を出てから初めて会う世界一周旅行者。
ちょうどわたしと逆に、ネパール、バングラディシュ、インド、モルディブときて、これからスリランカに行ってニューイヤーイブを過ごしに一気にニューヨークへ飛ぶとのこと。
ショーゴさんアメリカ旅を楽しんで!
タイミングが合わずご飯は一緒に行けなかったけど、旅の情報はもちろん、意外と会わない一周仲間に会えて嬉しかったです。
次回予告
市街地であるマレ島でモルディブ料理に感激して、いよいよリゾートエリアへ出発します。といってもいわゆるリゾートアイランドではなくて、地元の人が暮らすローカル島。
割安に泊まれ、1人旅でも利用しやすい、
ディフューシ島4泊をお届けします!
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