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【ネパール】イエティ航空のマウンテン・フライトで、エベレストを観に行く。

投稿日:2020-02-25 更新日:

ネパールに来たからと言って、そう簡単に観ることができないエベレスト。カトマンズからだと地図上の目分量で東にざっくり150kmは離れています。トレッキングして近くまで行くのが最良なのはもちろんですが、なにせ、

エベレスト方面のトレッキングは、猛者がひしめく本気モード。本気と書いてマジと読むのです。

※注: 山を知らない初心者のイメージです。

もちろんカトマンズの街中から見ることはまず不可能だし、カトマンズ近郊の村、ナガルコットまで行っても時期や天気によっては見れなかったり、見れてもかなり遠いらしい。ナガルコットは良い雰囲気の村だというので、この後行くのですが、

まずは何はともあれ、エベレストは観ておきたい...できれば楽をして。

そんな思惑にピッタリなのが、このマウンテン・フライト。カトマンズのトリブバン空港から1時間、ヒマラヤ山脈を見ながら飛んで、また同じ場所に戻ってくる遊覧飛行です。実はゴアで一緒になったジョージから聞いていたのですが、3社運行しているうち、定評のあるイエティ航空のものに参加してきました。


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マウンテン・フライトは、朝イチ6:45発の便一択!

ホテルに事前に依頼して、170USDで取ってくれたチケットは6:45のフライト。1日に何便か飛んでいるのですが、

エベレストを綺麗に見ることができるのは、朝イチの便。

ということで、問答無用でこの便に。書面には出発の1時間半前には来ていることと書かれていますが、ホテルに手配してもらったピックアップは朝5時。

真っ暗な街を走り、トリブバン空港に着いたのは5時半を少し回ったところでした。もっと遅く来た人も多いので、1時間半前ルールはさほど厳格ではなさそうです。

DEPARTURE と書かれた出発ロビーへ進むと、

チェックイン・カウンターがあり、ここで搭乗手続きを済ませます。当然だれも荷物の預入れなどしないし、どうせここに戻ってくるしで、普段の空港よりだいぶゆるい雰囲気。

ボーディングパスも、手書きでユルユルです。実は今回のチケットは3日程前に予約してもらったのですが、余裕で予約できました。それもそのはず、

人が多ければ便を増やして対応するので、よっぽど運が悪くなければ予約できるのだそう。

とはいえ早めチケットを抑えるに越したことはないですが、旅行会社に頼むと割高なので、現地で直接イエティ航空を訪れて買うこともできるそうです。そういう時に、街中に事務所があるイエティ航空は便利です。

↓イエティ航空の事務所

この日は朝イチで3便。保安検査を終えて搭乗開始を待ちます。問題はこの飛行機が、

飛ぶかどうかです。

さすが世界最高峰の山々、天候不順は当たり前で欠航も良くあるらしいのです。もし欠航しても、翌日の便に振り替えてくれる素晴らしいサービスなのですが、

それ次第でカトマンズ滞在の日数が変わってくるのです。

よしよし、オンタイムって出ているぞと安心していたけれど、フライト予定時刻間際になっても搭乗開始になりません。どうしたのかと思ったら、

あ、遅延でた!

しかも山のウェザーリポート待ちって書いてある。取り敢えず7時半まで遅れるのですねと、

ミルクティーを飲んでひと息。100ルピーって、町場の3倍ですよ。

ちなみに搭乗ゲートエリアには、このような売店があって、軽食も売っていますが、高いし美味しくなさそうだしで、帰ってホテル朝食を食べるまで我慢です。暖房など無いロビーで、

空腹と寒さでガタガタ震えます。

あと40分はシンドイなあと思っていたら、6:55に搭乗を開始しました。あ、飛ぶんだよかった。

ヒマラヤ山脈見放題、約1時間の絶景フライト。

30人乗りの小型プロペラ機に分乗し、午前7時いよいよフライトです。

左1列、右は2列の席配置ですが、真ん中の通路席は使わないので20人が定員。ヒマラヤ山脈に沿って東に飛んで、ポイントで折り返して帰ってくるので、

行きは左から、帰りは右からヒマラヤ山脈を望めます。

「どっちでもちゃんと見れますよ」とは言うものの、やはり行きに見たいですよね。今回たまたま左側でラッキーでした。

最後尾なので、この機唯一のCAさんの待機席からも近く、色々教えてくれてラッキー。お茶目で面白い、素敵なお姉さんです。

離陸前に、ちょうど朝日が昇るところですが、窓がイマイチ綺麗じゃなくて大丈夫なのこれ?と心配していたら、

ちゃんと見れるようになりますよ。

とのこと。機内の暖房が効きはじめるにつれて、

窓が結露し始めて、

上空に至る頃には綺麗になりました。

なるほど、良く出来てる。

でもやはり、マウンテン・フライトの機体は窓の掃除もキチンとしているようで、ネパールに来る時に乗ったビーマン・バングラディシュ航空の窓より遥かに綺麗です。飛び立った瞬間に、山に囲まれたジオラマのようなカトマンズの街を一望し、

間も無くヒマラヤ山脈が見えてきます。ここで、せっかくこのブログを読んでいただいている皆さまに残念なお知らせなのですが、

実際はこの写真の何倍もすごい!!!

我がiPhone ではこれが限度ですが、やはり8000メートル峰の迫力は、只者ではないのです。さらにもう1つ残念なお知らせがあって、

どれが何ていう山か、殆ど忘れちゃいました。

我ながら残念極まる次第で、つつしんでお詫び申し上げます。

事前にちゃんとこのように、

山々の名前がわかるパンフを貰えますし、機内ではCAさんが席を回って「あれが○○ですよ」と教えてくれるのですが、まあ素人には、

インド人とスリランカ人が見分けられないレベルで、山の見分けも難しいのです(正直)。

それでも川のように流れる雲海に感嘆したり、素人なりに素晴らしい景色を楽しんでいると、

きたー!エベレスト!!!

さすがにコレだけは覚えています。拡大すると、

あの、奥にピョンと飛び出ている高いのがエベレスト、ネパールではサガルマータと呼ばれる山です。

ついに地球の一番高い所を、視界に収めることができました。

エベレストの右の台形みたいなのが、ローツェです。ローツェ聞いたことある!かっこいい!正直、エベレストを間近に見られるというほど近くはないですし、小型機とはいえ2重の窓越しの景色ではあるのですが、

それでも大満足!

フライト途中では、順番にコックピットに入れてもらえるサービスもあり、

眺めは客室からの方が良いけれど、なかなか見れない視点を楽しめるし、

ヒマラヤ山脈との距離だけじゃない、そこから連なる山々の壮大さが半端じゃありません。

アホみたいな感想ですが、

地球ってすごいなあ。

と、心から思いました。同時にこんな雄大で秘境のような景色の、

登るだけで気が遠くなりそうな山の上に、

村があって棚田があるという、異世界感。

もう、川が龍でも驚かない。

いや龍の1匹や2匹、きっと飛んでるよねと思うような、非現実的な世界なのです。帰りのフライトでは、

シャンパンを振る舞ってくれて、

絶景×シャンパンでこの上なく良い心地に。約2万円が高いと思うか安いと思うかは、人によって違うと思いますが、わたしは行って良かったと心から思いました。

次回予告

おそらくネパール料理でダルバートに次いで食べられいるのが、ネパール版の餃子モモじゃないかと思います。次回はカトマンズの美味しいモモ屋さんを、

3軒まとめてご紹介します!

カトマンズには最初に2泊、ナガルコットから帰ってきた後に1泊、ポカラの後に3泊と、都合6泊したのですが、お店の紹介は分かりやすく纏めて、ジャンルごとにしていきたいと思います。


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