カナダ 南北アメリカ 旅のブログ

ユーコン3日目、雨風雷とユーコンの夕焼け。

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こんにちはミャーです。リアルタイムでは本日アメリカを出てジャマイカへ。移動の待ち時間にこれを書いています。それにしてもアメリカ横断のレンタカー、事故に関する連絡はその後一切なく、代わりにHertz を名乗る怪しい番号から超過料金の連絡が矢のように来ています。電話番号をググると、詐欺報告の口コミが多数。でも併せて送られてきたメールには、こちらの電話番号どころかレンタカーの詳細情報がしっかり書かれてるんですよね…。今回は直接Hertz を予約した訳ではないので、間に入った予約サービスの会社経由で確認中ですが、

なんかもう、超面倒くさい•••。

さて気を取り直して、ブログは8月1日の火曜日。ユーコン川下りの3日目です。朝起きると、前日の比じゃないくらい全身バッキバキ!筋肉痛に加えて、疲労感もそこそこ溜まってきている感じです。それでもまだ疲れより楽しさが勝っているのですが、まさかこれほどシンドイ1日になろうとは…朝のうちはまだ知るよしも無かったのです。

※文中のレート換算はバンクーバーで実際にセディナカードを使い調達したレートを四捨五入して、1カナダドル(CAD)=106.8円で記載しています。


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放置された外輪船。

慣れか疲れからか初日よりぐっすりと眠れて、7:30に起床。

今日も朝靄が煙るなかゆっくりコーヒーを飲んだりしていると、良い匂いが漂ってきました。

この日の朝食はフレンチトーストに豪華厚切りハム。それにフルーツとヨーグルトです。キャンプ先で黙っていてもご飯が出てくるって、

なんて贅沢なんでしょう。

来る前は色々手伝ったりするものだと思っていたのですが、実際にやることは焚き火用の枯れ枝を集めるくらい。自分たちのテントを張ったりしまったりしている間に、料理の準備も片付けも、ガイドのSさんとサポートのBさんでテキパキとやってしまうのです。

この日は少しゆっくりで、10時頃にキャンプ地を出発。20分ほど漕いだ所でフータリンカのシッピング・ハブという場所に上陸します。

岸辺から奥の敷地へと歩いていくと、

でっかい廃船!

これはゴールドラッシュの時代に活躍した蒸気式の外輪船。冬の間は川が閉ざされるので、船をこうして陸に上げて越冬するのですね。

看板に写っている男性は、先住民にして船長にまでなった方だそうです。結局蒸気船はアラスカハイウェイの建設により不要となり、この船もそのまま放置されてしまったのだそう。

これが船の後部に付いていて、外輪船を駆動させていたようです。

なんか結構新しく見えますね。

わたし的には歴史より大自然を楽しみたい派ですが、ゴールドラッシュや先住民の遺構もユーコン旅に彩りを与えてくれて良い気分転換です。

パイク釣りと座礁船の跡。

廃船を後にして、再び川へと漕ぎ出します。今日は相方がチェンジして、最若手のAさんとのコンビ。わたしが後ろなので舵取りもしなければなりません。

昨日より早いペースでSさん艇が進んでいくので、必死になって後を追います。途中で指摘されたのですが、どうやらパドルをもっと深く入れなきゃ駄目だとか。ぐっと深く入れて、ぐい〜と漕ぐと、

これはヤバい、めちゃくちゃ疲れる。

12時頃に本日の釣りスポットに到着。今日も狙いはパイクです。同じ船のAさんと陸に上がり、近くで釣っているとAさんの竿にパイクがかかりました。ガイドのSさんが「写真撮るからちょっと待って〜」とこっちへカヌーを漕いでくる途中、

Sさんの竿にもヒット!

こちらは70cm以上ある大物です。いいなあ〜。

でもこれでパイクも食べられそうなのでひと安心。再びカヌーを漕ぎ出して、

川の真ん中に浮かぶ大きなウッドデッキのような場所に上陸。こちらはなんと、SSクロンダイク号という大型船の残額だそう。

操船をミスって座礁させちゃったらしく、なる早で操業を再開するためにエンジンやら上物を引っ剥がして新造船にリユースしたんですって。

その残骸が今もこうして残っているという訳で、おおらかというか何というか…。

また暫くカヌーを漕いで13:30頃。そろそろ空腹もピークというタイミングで、Sさんから集合の合図がかかります。4艘のカヌーを連結して流れに身を任せ、川の上でのフローティング・ランチです。

朝のうちに作ってくれていたサンドイッチが配られて、これが今日のお昼ご飯かと思ったら、

Sさんの船に赤い暖簾がかかりました。

え、ラーメン∑(゚Д゚)

予め用意していお湯を沸かし直し、船の上で手早く調理をしていきます。うん、キャンプでインスタントラーメンは家で食べるより数倍うまいと思いますが、

カヌーの上はさらに格別!!

さすが日本人のツボをおさえていますね。とはいえ上陸しての休憩が無いものだから、朝からバキバキの身体は悲鳴をあげています。ひぃひぃ言いながら食後にまたグイグイと漕ぎ進めていくと、急に雲行きが怪しくなり、雨もパラついてきました。

Sさんの指示で一旦川辺に停泊して様子見。遠く対岸の向こう側では濛々と煙が上がっていて、どうやら山火事ではないかとのこと。

煙が少し赤みがかっていて、おそらく下の炎を映しているようです。空は暗雲に覆われて風が強まり、雷もゴロゴロ言い出しました。

うわ、怖いですね。

剥き出しの船の上で轟音の雷に15分ほど耐えていると、雨も雷もおさまってきました。さすがプロのガイドさん、状況を読んでの対応は見事です。ところが雨は止んだものの風は相変わらず強いまま。再び漕ぎ出したのですがもうですね、少し操船を誤ると

川の上でクルクルくるり…。

真っ直ぐ進むのがとても難しいのです。技術が足りない部分は必然的に、力技で解決するしかありません。エイヤっエイヤっと気合いで漕ぐこと1時間半。

18時になってようやく本日のキャンプ地に到着しました。

はぁ•••シンドイ。

Sさんが釣ったパイクも引き上げて、さっそくキャンプの設営にかかります。

旨々パイクとユーコンの夕焼け。

今回の野営地は川辺からぐっと急坂を登った場所。

荷揚げするのはハードだけど、その分眺めは素敵です。

リバービューの特等席を確保して、テント設置も完了です。雲も流れて日も出てきたので、水着を着て川に飛び込みます。水は冷たくて頭を沈めるのに勇気がいるのですが、

これがシャワー代わりなので致し方無し。

汗を流してさっぱりし、川から上がると身体がポカポカしてきて意外と気持ち良いのです。

夕方になると連日雲が出てきていたので、何気にこの日初めてユーコンの夕日を見ることができました。

iPhoneだと中々伝わらないですけどね。とても静かで美しい景色でした。

夕ごはんはクリームソースのフェットチーネに薪火焼きチキン。サラダとガーリックトーストです。

パイクは塩焼きとホイル焼きに。ウェールズ人Pさんの濡れてしまったブーツを乾かすのに、焚火のそばに掛けてありますが、

魚臭くて煙臭い靴はいかがなものか。

パイクは身が厚いので、皮が黒くなるまで焼かないと駄目だそう。頃合いに見えるけどまだ食べられません。

まだかまだかと待っていると、ようやくお許しが出てさっそくご相伴にあずかりました。

ほぉ〜弾力がすごくて旨味が強い!

その弾力から貧乏人のロブスターとも呼ばれるそうですが、カマスに近い魚らしく独特の香りが食欲をそそります。少し身に水分を含んでいるようで、カマスみたいに開いて一夜干しにしてみても美味そうです。

この日は滞在中で一番オーロラが見える可能性が高い日だそう。期待して待っていたのですが疲れに負けて早めに寝てしまいました。後で聞いたら、残念ながらオーロラは出なかったとのこと。明日がラストチャンス、見られると良いのですが…。


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