サンフランシスコはアメリカの都市でも比較的、名物料理が豊富な印象がありまして、その方向性も多様性に富んでいます。色々な国の移民が持ち込んだ食文化が変容したものや、誰かが思いついて人気が出たものなど、
成り立ちもそれぞれで、ある意味掴みどころがない。
短い滞在日数で実際に食べられたのはほんの僅かですが、今回はその中から軽食系の2品をご紹介します。
※文中のレート換算はサンフランシスコで実際にセディナカードを使い調達したレートを四捨五入して、1ドル($)=142.9円で記載しています。その後レートは更に悪化していくんですけどね(泣)
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マフィンの中に半熟玉子のレベル・ウィズン。
最初にご紹介するのはレベル・ウィズン/The Rebel Within という、丸ごと半熟玉子が入ったソーセージマフィン。クラフツマン・アンド・ウルヴス/Craftsman and Wolves という店が開発して多くの媒体に取り上げられ有名になり、提供店も増えて広まっていった朝食メニューなのだそう。
せっかくなので発祥の店でと、BARTという電車に乗って店に向かいます。空港では短期滞在だからと交通系ICカードではなく1回券を買ったのですが、今回駅に行ってみたら1回券とか売ってないんですよね。
結局クリッパーカードという交通系ICカードを買う羽目になりました。発行料に3$(429円)かかります。
パウエルストリート駅から乗って2駅、16th St Mission 駅で降りて徒歩10分。
こちらがクラフツマン・アンド・ウルヴスです。
中はお洒落なカフェの雰囲気で、写真じゃイマイチ伝わらないかもですが、
なんかすごくキラキラオーラ。
東京でいうなら青山あたりにありそうなイメージです。むむ、ちょっと気圧されますね。
ショーケースの中には美味しそうなペストリーが並んでいて、
見目麗しくお高そうな雰囲気を発散しています。いや、お高そうなんじゃく実際にお高いんです。このパンいくらだと思います?
8.25$(1179円)もするんですよ!!
どんなに旨くても2度は来ないぞと思いつつも、せっかく来たなら値段にビビってはいられません。この一見シナモンロールに見えるやつ。5.7$(815円)もするけど、美味しそうなので頼んでみましょう。
そしてこちら(写真中央)が名物のレベル・ウィズン。8.95$(1279円)もするけど勿論オーダーします。すごいなこれ、主原料は粉と玉子ですからね、
どんだけ粗利を稼げるのか、想像するのも恐ろしい。
カウンター奥にはサンドイッチのメニューなんかも貼ってあり、
こちらは飲み物のメニューですね。朝ごはんなのでコーヒー3.75$(536円)をいただきましょう。レジで注文して支払い。コーヒーとパンはその場で受け取り、レベル・ウィズンは温めてから持ってきてくれるそうです。
モーニング・バンというこちらのパンは、シナモンではなく蜂蜜にレモンシュガーとバニラ風味だそうで、うん確かにそんな感じです。普通に美味しいですけどね、お皿とかカップがなんかいちいち格好いいんですよね。
自然体に見せて計算し尽くしてる系のやつ。
擬人化したらさぞかしお洒落なモテ男子になりそうで、きっとわたしじゃお友達にはなれないタイプですね。
なんて考えていると、ほどなくレベル・ウィズンを持ってきてくれました。お洒落ピクルスと岩塩が添えてあります。
さっそくナイフで半分に割ってみると、
お〜見事な半熟ですよ!
マフィン生地はホコホコざっくりとして、細かく刻んだソーセージが入っています。生地の食感に黄身がトロリと絡んで、確かにこれはとても美味しい。それほど量もないしコスパ的には厳しいですが、さすが元祖。良く研究された洗練の味わいなのでした。
ザクっと食感が楽しいダッチ・クランチのサンドイッチ。
続いてご紹介するのはダッチ・クランチ/Dutch Crunch というパンを使ったサンドイッチ。アメリカでもサンフランシスコでしか食べられないという情報で、ならば是非!と食べられるお店を探しました。
幸運にも宿の近くに評判の良い店が見たかって、こちらがそのバイト/Bite というお店。
中に入ると狭いスペースにカウンターがあり、どうやらテイクアウト専門店のようです。
メニューの種類が尋常ではなくて、正面のこの黒板の他にも、
サイドにもまだ沢山あるんですね。
これは自力で選ぶのムリですよ。
勘で買ってダッチ・クランチじゃなかったら目も当てられません。店員さんにゆっくり確実に伝えます。「ダッチ・クランチを使っていて、人気なのはとれですか?」。
するとこちらのゴーダグッド/Gouda Good がお勧めだそう。ロティサリーチキンにゴーダチーズが入り、ペッパーハウスソースというので味付けされているようです。税が乗って14.11$(2016円)を払い、ホテルに持ち帰ります。
半分に切ってくれた断面を見ると、チキンの他にもキャベツやトマト、玉葱などの野菜がぎっしり。
このマダラ模様がダッチ・クランチの特徴で、米粉などを溶いたペーストを塗ってから焼くのだそう。表面がカリザクな食感は、大量の野菜とソースの水分に対し良いアクセントとなり、とてもバランスが良く仕上がっています。
うむ、やはりアメリカのサンドイッチは旨いな。
アメリカといえばハンバーガーの印象が強いですが、実はサンドイッチこそがアメリカが誇るべき料理なんじゃないかとも感じます。具材がみっちり沢山で、バリエーションも豊富。このダッチ・クランチのサンドイッチもとても美味しかったです。
次回はサンフランシスコ名物グルメの贅沢料理編。挽肉に法蓮草がたっぷりのスクランブルエッグ料理ジョーズ・スペシャルと、魚介がてんこ盛りのトマトスープ料理チョッピーノ。それぞれ発祥のお店で食べて来ました!
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