アメリカ合衆国 南北アメリカ 旅のブログ

手作りソウルフード食べ放題と、ナッシュビル名物激辛ホットチキン。

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こんにちはミャーです。世界一周を急遽中断して帰国してから1か月ちょい。”実家の事情” とお伝えしたのですが•••

やっぱ当面、旅行復帰はムズそうです。

老いてきた親をひとり残しておけない状況になったのがその理由。人生計画を練り直さねばですが、一応まだ世界一周完遂も捨て去った訳ではありません。まずは家のことを第一に、焦らずゆっくり様子をみながら色々考えていきたいとおもいます。さてブログは昨年(2023年)の9月9日土曜日。メンフィスを出て同じくテネシー州のナッシュビルへ向かう所からです。

※文中のレート換算はサンフランシスコで実際にセディナカードを使い調達したレートを四捨五入して、1ドル($)=142.9円で記載しています。その後レートは更に悪化していくんですけどね(泣)


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お昼は手作りソウルフードが食べ放題!

メンフィスからナッシュビル/Nashville は移動距離にして約340km、車なら3時間ちょっとで着くようです。ふと思いついて、Googleマップの経路表示を貼れないかやってみたら意外と簡単にできちゃいました↓ お〜旅ブログっぽい。

アクティブな人なら朝イチに出発し、お昼はナッシュビルで食べるくらいの距離。でも朝寝はしたいし休憩もじゃんじゃん取る所存ですからね。となれば途中のどこかでお昼を食べたい所です。いつもなら無計画に走り出して、結局マックとかタコベルとかに入っちゃう流れですが、

今回ちょっと頑張りました!

ネット情報をコツコツと漁り、途中通るジャクソン/Jackson という小さな町で、良さげな店を見つけたのです。

という訳で、昼12時少し前に到着したのが、こちらのBrooks Shaw's Old Country Store というお店。なんとこちら、

ソウルフードが食べ放題!

しかも口コミによるとビュッフェ形式なのに丁寧な手作り料理を出していて、おいしい「家庭料理」を満喫できるというのです。レストランの建物に入ると受付があり、まず名前と携帯番号を訊かれます。「そんなに待たないと思うけど、準備が出来たらテキスト(SMS)が届くから戻ってきてね」とのこと。

一旦外に出て、少し時間を潰しましょう。敷地の中には昔の鉄道車両が展示されていて、広い駐車場をアンティークショップやアイス屋さんが取り囲んでいます。後でHPをチェックしてみたら、ここはかつて、

テネシーTOP10トラベル・アトラクション

に選ばれた事もあるのだとか。10分も待たずにショートメールが届き、受付に戻るとここで飲み物の注文とお会計。甘くないアイスティーとビュッフェで20.09$(2871円)を先払いすると、席へ案内してくれました。

席は広々ボックス席を独り占め。ビュッフェの場所などフレンドリーに説明してくれて、飲み物は注文したのを持ってきてくれるとのこと。早速ビュッフェ台へと行ってみると、

おっこれは良い感じ!

種類も内容も、なかなかに充実しています。

これはいきなり皿に盛るんじゃなく、まずは全体を把握しませんと。そう思うくらい品数が多くって、フライドチキンに豆に米に、ラインナップも如何にもソウルフードな感じでテンションが上がります。そうそうこの高揚感はまるで、

ソウルフード食堂の、カウンター内に入った気分ですね!

温度管理もちゃんとしていて、とても美味しそうに見えます。

ふむふむ。

なるほどなるほど。

これはちょっと困りましたね。全体把握を済ませて素早く脳内シミュレーションをした結果、

全種類の完全制覇は厳しいやも•••。

ふむ、目安は3つに2つといった所か。1/3を見切る感覚で素早く取捨選択を繰り返しながら、皿の充実度を上げるべく料理を盛っていきます。

こちらがその成果。第一皿目はサラダとパンです。こういうビュッフェで野菜を摂らないとアメリカでは深刻なビタミン不足に陥りますからね。

そしてこれが第二皿。フライドチキンやレバーにお豆。カラードグリーンを真ん中に配置して、ギリギリ茶色一色を回避しています。取り分けてる時から刺激されていた食欲のままに料理を取りかかるとですね、そのクオリティの高さに驚きました。

すごい、どの料理もちゃんとしている!

日本の安めなビュッフェにありがちな、冷食や工場生産の気配は微塵もありません。ほとんどがシンプルな料理なのに、不思議と丁寧な手作りを感じさせるのです。

お皿2枚にトマトスープで胃袋はもう目一杯。車に戻って牛のように午睡をしたい所ですが、がんばってもうひと仕事いたしましょう。

デザートコーナーからちょこっとずつ。バナナとベリー系のパイと、ビスケットにカスタードクリームを纏わせたもの。ウォルマート(スーパーマーケット)で買えるようなのとは明らかにレベチな美味しさなのですが、

やっぱアメリカらしくとても味が強い。

腹13分目くらいのはち切れそうな腹をさすり、車へと戻りました。

ナッシュビル名物激辛ホットチキン!

夕方にナッシュビルへ到着したものの、一向にお腹がすく気配はありません。仕方ないよね、お昼あれだけ食べたんだだもの。

今回の宿は郊外にあるレッドルーフ・イン+ ナッシュビル・ノース。ホテルズ.com で予約して、2泊で21,391円でした。ナッシュビルはカントリー音楽のメッカですが、実はあんまり興味は無いのです。町に出る気もせず、夜はゆっくり宿で過ごすことに。

夜も更けてくると、さすがに小腹がすいてきます。アメリカのモーテルには冷蔵庫と電子レンジはほぼ確実にあるので、レンチンで食べられるものをいくつか、非常食として車にストックしておいたのですね。

今回はこの組み合わせでいきましょう。豆と人参入りのフライドライス(炒飯ではない)は少し切り込みを入れて袋ごとチン。チリビーンズもカップごと温められます。アメリカ南部のスーパーはチリビーンズの品揃えがすごくって、ついつい手に取ってしまいます。

うん、悪くない。悪くはないですよ。

前夜を軽く済ませ朝ごはんも抜いたので、胃袋の調子は完璧に回復。11時の開店に合わせてやって来たのはボルトンズ/Bolton’s。ナッシュビルの名物料理だという、ホットチキンの専門店です。訪いを入れると掃除をしていたお爺ちゃんが「うーん今日スタッフが遅れてな、まだ来てないんじゃよ。ちょっと開店遅くなるかもの」とのこと。オーケー今日は時間に余裕もありますからね、「じゃあ待ってるよ」と答えて車の中で時間を潰します。

10分ほど待つと遅れていたスタッフがやって来たようで、来て即開店。

あれ、仕込みとか必要ないんですか?

と不思議に思いながらも、カウンターに並んで注文します。

このメニューだとよく分からないけれどアントレ/Entree とあるのは単品で、Plate にするとサイド2品を選べるとのこと。チキンのテンダーズを頼みプレートにしてもらって16$(2286円税別)です。

※アメリカの飲食店でアントレ/Entree は、主菜=メインディッシュの意味で使われることが多いです。

チキンは辛さを選べるようになっていて全6段階。「食べたら目を擦る前に手を洗え」「返品不可」「選択は自己責任で」等と書いてあって、少々ビビります。ふとブログのネタ的に一番辛いのにすべきか迷いましたが、いやいやちょっと待て、

優先順位を間違えてはいけません。

ブログ的に “オイシイ” ことより、自分が食べて “美味しい” ことのが遥かに大事です。うん、マイルドにしておこう。

辛さ対策に甘い紅茶も購入し、料金はトータル21.31$(3045円)。「できたよ」と呼ばれて受け取ったら、持ち帰っても良し、好きな席で食べても良しです。天気が良いので外で食べることにしました。

選んだサイドメニューはグリーンビーンズとコールスロー。特に可もなく不可もなくという味ですね。

そしてこちらがホットチキン。テンダーズ/Tenders を選んだので、部位はササミです。少しパサついてるのが気になりますが、柔らかいお肉に厚めの衣がカリサクです。そして肝心の辛さですが、

おっとマイルドでも相当辛いですよ(汗)

辛いの苦手じゃないのですが、口の中が熱くて火を吹くレベル。甘い紅茶を口の中で留めていると落ち着くけれど、飲み下すとすぐに辛さが痛さとなって襲いかかります。この辛くてスパイシーな衣を受け止めるのに、ササミは少々役不足。ホットチキンにはもも肉の方が合いそうな気がします。

ホットチキンを食べた後は、前もって予約していたジャックダニエルの蒸留所見学へ。更にナッシュビルのソウルフード店で夕食と、長くなりそうなので続きは次回。ジャックダニエル蒸留所、かっこよかったです!


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