本日、10か月ぶりに日本に戻ってきました!家は千葉県ですが、なんかそのまま帰るのがもったいなくて、
関空で降りて寄り道してます。
大阪で3日ほど過ごしながら、その先を考えたいと思います。世界旅の再開は4月から。4月1日に成田発バンコク行きの航空券を確保してあるので、そこから先のルートを考えなくちゃです。さて、ブログはティルヴァナンタプーラムからコルカタへ。半分自業自得なのですが、タイトル通り宿の予約トラブルに遭遇。でも急遽取った別宿が、
それを帳消しにする心温まるゲストハウスでした。
下がったり上がったり、こういうのも旅の面白さですよね。
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朝ごはんを食べて空港へ。
1月14日(火)、ティルヴァナンタプーラムのホテルで南インドの定番朝ごはん、ティファン類を食べてゆっくり過ごし、トリバンドラム空港/Trivandrum International Airportへ。
UBERで呼んだオートリクシャーで間違えて国際線の方へ行ってもらったのですが、国内線はT1ターミナル。全然場所が違いました。
こっちが国内線。遠回りになったので、30分少々204ルピー(314円)と、ちょっと多めにかかってしまいました。
13時25分発のインディゴエア便は、まずはチェンナイへ。スカイスキャナーで探して一番安い航空券がチェンナイ乗換えコルカタ行きで、10,570円でした。インディゴは機内食が出ないので、お昼ごはんにカップヌードル250ルピー(385円)をもらいました。
スリランカ、モルディブ、インドと汁麺を食べる機会が無かったので、久々。チキンキーマ味はどんなかなあと楽しみにしていたのですが、
お湯少なくない?
塩っぱすぎてよく分からないけれど、日本のカップヌードルのカレー味の方が好きです。
チェンナイの空港では、一度制限区域を出て保安検査をやり直さないとで、ちょっと面倒。でも定刻通りコルカタに到着しました。
チャンドラ・ボース国際空港からはUBERで市内へ。
コルカタのチャンドラ・ボース国際空港ではUBERが市民権を得ていて、国内線では到着ロビー目の前の17〜22番ピラー(柱)がピックアップ場所に指定されていました。
さすがコルカタ、所々大渋滞でピクリとも動かないところも。1時間かかってようやく到着した場所には、
ホテルなんかどこにも無い!
探し回って、人に聞いても全然見つからず、ようやく思い至りました。
そうだアゴダアプリの地図を見よう。
すると1kmちょっと離れた場所にあることが判明。Google maps には何度も騙されているのに、また同じ失敗をしてしまいました。
薄暗いコルカタの街を歩き、ようやくホテルに到着したのは既に夜7時過ぎ。でもまだトラブルはここからだったのです。
理不尽な対応にホテルと喧嘩して、急遽別宿をが探すハメに...。
アゴダでとったビーウ・ゲストハウス/BEEU GUESTHOUSE 、予約した時点で2泊2692円をクレジットカードで支払い済なのですが、チェックインをお願いして言われたのが、
うちは現金しか受け付けない。前払いで払ってくれ。
耳を疑うような話ですが、実は心当たりがあって、予約する時にそんな口コミを見てはいたのです。でもその口コミから何か月か経っているし、さすがに解決しているだろうと立地と値段のバランスが良いここを予約したのです。
半ば自業自得。
とはいえ支払い方法の変更だけなら受け入れられる話ですが、問題はその現金払いの金額です。
2576ルピー(3967円)。アゴダ経由の料金2692円から、
5割増しじゃないですか!
一方的な値上げは受け入れられないし、だいたいこちらは既に支払い済みなのにどうするんだというと、
ふん、それはうちは関係無い。あんたとアゴダで話してくれ。
小馬鹿にした顔でいうフロントの兄さんにプチンときで、思わずこちらも声が大きくなります。すると後ろで聞いていたマネージャーのような男が出てきて、宥めるように説明するのですが、結局言っていることは同じ。
- 我々はブッキングエージェントと係争中なんだ。
- 現金払いしか受けないし、アゴダの料金など知らん。
- 返金にしろ何にしろ、アゴダと話してくれ。
酷い話ですが、売る側が売らないというんじゃお手上げです。かと言って、
こんな態度を取られて「はい分かりました」なんて絶対イヤ。
ということで、このホテルは捨てて、他を探すことにしました。この辺りはホテルがあまり無いエリア。2km以上離れた場所に見つかったホテルは2泊で3224ルピー(4965円)と、ビーウ・ゲストハウスの提示より更に高いですが関係ない。再び歩いて向かいました。
歩きづらい道を、キャリーケースを引いてトボトボ。さすがに疲れてきました。
住宅街に入り、人気が無くて心細くなります。ほんとにこんな場所にあるのかと心配になってきた頃、ようやく到着しました。
まるで田舎のオジイチャンの家みたい。寒くて暖かい宿、レイクランド・ゲストハウス/Lake Land Guesthouse。
中に入ると机に向かってオジイチャンがひとり。先程いきなりネット予約したばかりなので、向こうは勿論こちらの予約を把握していません。英語が苦手なオジイチャンは、それでも一生懸命こちらの言うことに耳を傾けてくれて、予約内容の確認が取れました。昔ながらの手書きの宿帳に書き込んでいると、英語が喋れる若旦那もやってきました。オジイチャンも若旦那も、
毛玉の浮いたセーターに毛糸の帽子。
格好も素朴なら人柄も同様で、ニコニコといかにも人が良さそう。まるで人里離れた田舎の、オジイチャンの家に来たみたいに暖かく迎えてくれたのです。
南インドから来ると、1月のコルカタは朝晩涼しいのですが、それでもセーターに毛糸の帽子は着込みすぎじゃないかと思ったけれど、部屋に通されてみると、
なぜか随分と寒い。
多分日当たりの問題とかでしょうが、部屋の中はむしろ外より寒いくらいです。試してみたけれどお湯シャワーも出ません。予約トラブルで気分が沈み、晩ごはんを食べる気にもならず、アゴダに抗議と対応依頼のメッセージを書いてさっさと寝るつもりでした。すると9時半を回ろうかという時間に内線が鳴り、出てみると若旦那からです。
ミスター、ご飯食べていないよね。良かったら用意しましょうか。お代はいらないから。
こんな時間にわざわざ用意してくれて、しかも無料って...しかもご飯の話など一切していないので、こちらが部屋から出てこないのを見て「この人、ご飯も食べ逃したのだろうな」と察してくれたのでしょう。そんな心配りが嬉しくて、ありがたくご馳走になることにしました。
間も無く従業員のオジサンが部屋までご飯を運んできてくれました。
ダル(豆)のカレーとチキンカレーを用意してくれたのですが、
これが泣けるくらい美味しい。
多少不味くても美味しく感じる状況ですが、このチキンカレー、本当に美味しかったのです。地元千葉県柏市の、インドカレーの伝説の店、ボンベイのカシミールにかなり似た系統の味(←皆さん知らないですよね、すみません汗)。美味しいカレーと心尽くしに、
身体も心もポカポカになったのでした。
裏手にある厨房には、いつも従業員のオジサンたちがいて、顔を出すとお茶を飲ませてくれたり。
面倒なトラブルに遭ったけれど、それを帳消しにしてくれるくらいのホスピタリティで、
本当に、捨てる神あれば拾う神ありだなあ。
としみじみ感じたのでした。
朝食はオジサンにお願いすると、近所で買ってきてくれます。
プーリとダルカレーのシンプルなセットに甘いものがつきます。
この宿の人たちみたいに、素朴で美味しい朝ごはんでした。ところでアゴダの対応ですが、やりとりした結果以下の申し出を貰いました。
- ビーウ・ゲストハウス分の支払い済み料金は全額返金。但しアゴダの問題でクレジットカードへの返金ができず、アゴダコインか銀行送金からの選択。
- 当初のビーウ・ゲストハウス料金と、レイクランド・ゲストハウスで払った料金の差額についても、補償するとの申し出をもらいました。でもレイクランドの領収証が必要とか、タイミング的に間に合わないし面倒なので辞退しました。
少し融通が効かない印象でしたが、納得できる対応をしてくれました。今アゴダを見てみたら、ビーウ・ゲストハウスは予約取れなくなっていたので、きちんと対処されているようです。よかったよかった。
次回予告
コルカタには2泊しましたが、動けるのは実質1日。前旅で一度来ている街なので、今回はピンポイントで、
ヤギの生贄の儀式を見に、カーリーテンプルへ!
そしてインド最終日に何を食べようかと悩んだ結果、
インドのストリートフードを思う存分食べちゃう!
という企画を実行しました。これが楽しくて美味しくて、さすが大都市コルカタ。ストリートフードのバリエーションも食べきれないほど豊富なのです。おそらく前後編に分けて書くことになると思います。
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