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台湾8日目:安平観光と絶品「牛肉湯」2019.5.1

投稿日:2019-05-06 更新日:

令和元年、おめでとうございます!

日本人と全く喋っていないので全然実感ないのですが、せめて令和1食目はハズレないものを食べようと、観光スポット赤崁楼のすぐ近くにある有名店へ朝ごはんに向かいます。

台湾30食目:福泰飯棹で「サバヒー湯」他

ひっきりなしにお客さんが来る人気店。

一応メニューはあり、まずは定番の肉燥飯(台北でいう滷肉飯、魯肉飯と同じ)をオーダー。これ以外にも食材がいろいろ並んでいるので、赤いシャツのお母さんと話してオーダーを決めます。日本人もよく来るようで、ちょっとだけ日本語通じるし、指差しでもなんとかなります。

牡蠣もいいけど、魚も旨いらしいです。

お、これはサバヒーですね。

虱目魚と書く、台湾南部やフィリピンで熱愛されている魚です。

台湾では虱目魚粥が人気で、前旅ではよく食べました。これをスープにしてもらいましょう!

お母さんから蝦捲(シュリンプロール)はいらないの?と聞かれ、それもオーダー。そうでした、蝦捲も人気メニューでした。

3品で140NT$(508円)。肉燥飯はこっくり味付けされた豚肉がよい味。蝦捲はサクサク軽くて朝から揚げ物でも全然いけます。サバヒーは養殖されていて脂がすごく多い魚だけど、ここのは肚の部分なのに脂が強すぎず美味しい。すごく抑えめの味付けで、朝の胃に優しく入ってきます。

さすがの安定感。どの料理もちゃんとして、ちゃんと美味しい。

驚くようなことがないのは、昨日のエビ飯と一緒。それなのに満足感が全然違うのは何故なんだろう。今はそれが何かわからないけど、好みだけじゃない何かがあるような気がします。

久々の観光!安平老街と安平古堡。

彰化の扇形車庫を空振ってから、ろくに観光をしていないですからね。ちょっと足を伸ばして台南の西側、安平(あんぴん)へ。歩ける距離じゃないので、バスで向かいます。

このバス停から77番か99番のバスです。こんなのもgooglemapでさくっと出てくるんだから便利になりました。台南のバスは、ほぼ18NT$均一だそうで、もちろん悠遊カードや一卡通でOKで、乗るときと降りるときにピッとすれば大丈夫。

バスを降りると、海が見えました!

安平老街というのは、昔の良い雰囲気の街並みが残っているという有名スポットですが、すてきな風景はごく一部です。

ここが一番のステキスポットです。多分。

沖縄のシーサーを思い出します。台湾を通って伝わったんですよね、確か。

朝早めだったからか、人も少なくて、どこが見所かよくわからんですが、写真はそれっぽく撮れてますか?

老街のすぐ隣には安平古堡があります。これは、1620年代にオランダが築いた城砦ゼーランディア城が、その後、鄭成功によって漢民族の支配下に移り、台湾統治の足掛かりになったところです。当時の壁が一部残っていて、

その前でビールが飲めます(喜)

鄭成功にちなんで成功啤酒。台湾ビールがオリジナルラベルまで作っています。

こういう商売っ気は大賛成です。釣られて朝ビールやっちゃいました。

上にある資料館では、当時の中国とヨーロッパの武器とかが展示されています。かっこいい。キングダム読みたくなりますね。この日はなぜか入場無料になっていました。多分レイバーデイのサービスなんだと思います。

働いてないのに、スミマセン。

台湾31食目:文章牛肉湯の「牛肉湯と牛雑湯」他

安平老街、安平古堡から東へ20分くらい歩くと、この牛肉湯の名店「文章牛肉湯」があります。

そりゃーそうです。古壁だけ見にわざわざバス乗って行きません。本命はこちらです。

文章牛肉湯メニュー

招牌牛肉湯(小)100NT$はもちろん頼まないと。せっかくバスまで乗ってきたので、更に牛雑湯(牛モツスープ)もいっちゃいましょう!あとは忘れちゃいけない牛肉燥飯、滷肉飯の牛肉バージョンです。全部で220NT$(798円)。

テーブルを確保して、注文内容を記入した伝票を渡したら、提供までに調味料を取っておきます。左から千切り生姜、玉ねぎと醤油ベースのタレ、みたらし団子みたいな甘しょっぱタレ、みそっぽい醤タレです。

きました、きました。おー豪勢!

まずは、牛肉湯。肉からでたダシがすっごく美味い。肉は熱々スープをかけただけなのでほんのりピンクで赤身の旨さがしっかり。玉ねぎ醤油タレとすっごく合います。牛肉燥飯もうまいけど、牛肉のレベルが高いので白飯で食べたほうが良かった。もったいない。

牛雑湯も臭みは全くなく、牛肉湯よりまろやかなスープがうまい。モツは色んな部位があって、これは醤油タレは勿論、他の2種のタレとの相性も良いですね。生姜をたっぷり入れて食べていたら、汗が止まらなくなりました。

これは、わざわざ行く価値ありました!好吃です。

人の手が入らぬ魅惑の湿地帯

台湾では常に、googlemapを見ながら動いていますが、安平の北にとても魅力的な地形が表示さているのが気になっていました。

どうです、気になりません?

1本北に入っただけで人が全然いなくなったけど、何が見えるか行ってみました。

おおお、街の裏側にいきなりの大自然。西表島にでも来たみたいです。

どうにか川べりまで出られないかと探っていくと、

人が通れる道を発見!黒島探検を思い出しますね。蛇が出ないといいけど。ちょっとビビリながら下に降りて大木を超えたら、

オヮゥッ!蛇じゃなくて、虎がいました。びびった。

人が住んでいるんでしょうか。今はだれもいなそうだけど「お邪魔しまーす」と声をかけて進むと、

川に出たところで行き止まり。ちょっと怖いので早々に引き返します。

それにしても、これだけの川で舟一艘も見かけない。野鳥の群れがいくつも飛び交って、鳥の鳴き声で騒々しいくらい。一体ここは何だろうと思ったら、

鹽水溪口重要濕地(國家級)という看板を発見。

人の手が入らないよう、保護区に指定されているようです。なるほど!この湿地に分け入るツアーがあったら、ぜひ行ってみたいですね。

台湾32食目:再發號百年肉粽 「特別八寶肉粽」他

日本にもある“ちまき”ですが、ここでは具沢山の贅沢ちまきを食べられると聞いて訪問。日本語メニューもあるので、安心です。

日本語メニュー

お、ビールがある!せっかくなので、ツマミになりそうなイカサラダも頼みましょう。

150NT$もする贅沢な「特別八寶肉粽」とイカサラダ60NT$、ビール50NT$で計260NT$(943円)です。このちまきが、写真じゃよく分からないでしょうが、

かなりでっかく、もはや小吃ではない。

割るとこんな。栗とか椎茸とかも入ってますが、とにかく肉がゴロゴロ。

ちょっと値段が高い気もしますが、2人で分けるとちょうど良いかもしれません。クセもなく、日本のちまきと近い、美味しいちまきでした。

おやつ:冰鄉の「八寶冰 」

言わずと知れた超有名店、冰鄉です。ことりっぷ女子(←聞いたことないけど、イメージです)に限らず、台南でかき氷と言えば真っ先に挙がる人気店。でも、20時近くにいったら、結構すいていました。昼間通った時は超満席だったのに。もしかしたらマンゴーかき氷が売り切れたんでしょうか。

マンゴー切れてても大丈夫。わたしの目当ては「八寶冰」です。

まー、なんて地味な。

でも、トッピングされているピーナッツが良い仕事してます。合うんですね。

掘り進めると、底に色んなのが隠れていました。

豆、豆、豆、雑穀、白玉。豆っ喰いとしては、たまりません。

こういうババ菓子的な伝統甘味、しみじみして、いいですよね。それをこういう年配のご夫婦なんかが、ひと皿をわけ合って一日の終わりに食べにくるなんて、

すごく素敵な、日常の幸せを感じる一幕でした。

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