こんにちはミャーです。リアルタイムでは昨日から、クロアチアのドブロヴニクを出てお隣のボスニア・ヘルツェゴビナ、モスタールという町に来ています。初日1食目から
山盛りの旨い飯に完全ノックアウト。
アホみたいに高いドブロヴニク旧市街に比べると、物価も1/3以下とかですからね。嬉しくて涙が出ます。さてブログは4月25日、アルバニアのベラト2日目です。町にいると何処にいても目につく、山の上のベラト城に登ってきました!
※文中のレート換算はアテネで実際にセディナカードを使い調達したレートを四捨五入して、1€(ユーロ)=147円で記載しています。
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アルバニアのトロトロ牛スープ、タスチェバプで朝ごはん。
前日にベラトに着いてすぐ昼ごはんを食べたRestaurant Bar Çuçi。料理の腕は間違いないと分かったので、アルバニアの定番牛スープのタスチェバプ/Tasqebap も食べてみたい。ジロカストラのローカル店で食べて美味しかったので、別の店でも試してみたかったのです。
朝9時半に行くと、店内はキッチリ満席。でもタイミング良く会計してるオッチャンがいたので、すかさず席を確保します。
朝ごはんですからね。いつものように欲張らず、タスチェバプだけをメニューを見ずに注文します。
お〜ローカルっぽい。
黄色みがかった茶色いスープは前に食べたのよりトロみが強く、玉葱と肉の旨味がしっかり。素晴らしくまろやかで優しい味です。
うわぁ、これは朝ごはんにピッタリですね。
食べるにつれ身体がポカポカしてきて、1日のエネルギーをもらえる感じ。この感覚は、フィリピン庶民の強い味方、牛内臓スープのパレスを思い出します。
具材が牛肉と玉葱だけというのもシンプルで好ましい。スープにパンを浸して食べると、もう何も要りませんね。ふと卓上調味料に気がついて、
もしかしたら酢も合うかも。
パレスには酢を入れたりもしますからね。
紫色の酢はワインビネガーでしょうか。酢にも旨味があるので、入れると味が締まると同時に広がりも出ますね。
はぁ…これはもう沁み沁み旨い。
少ないながらのアルバニア料理体験で、タスチェバプが一番「幸せな日常食」を感じました。お会計は300レク(396円)。安い!
ベラト城〜カラサ地区をぐるり一周!
旧市街大集合のベラトでも最も古い町並みのカラサ/Kalasa 地区は、山の上にあるベラト城(Googleマップにはベラティ城と表記)の城郭の中にある町。ジロカストラ城のように、いかにもお城な建物が残っている訳ではありません。残っているのは城門と城壁の一部、
その中の古い街並みとあちこちに散在する遺跡、そして山上からの景色を楽しむ場所なのです。
もちろん行ってみるまで知りませんでしたけどね。
マンガレム地区の東脇を通る坂道を、ひたすら登るとベラト城。ハイキングとも言えない距離ですが歩くとまあまあキツくって、今調べてみたら登り口から距離1km、高低差133mだそうですよ。こういう、息切れしてへばるには恥ずかしい位の登りには、
写真撮るていで密かに休憩作戦が有効です。
非常に使える旅ハックですので、皆さん覚えておきましょう。そんな訳でわたしのカメラロールには、道々の写真が色々。
アルバニアは猫も多いけど野犬が元気なんですよね。夜になると毎晩のように吠え合い追いかけ合って抗争を繰り返しているご様子で、さながら1980年台のヤンキー全盛時代のようですね。
おそらく昨晩は頑張ったのでしょう、昼は戦士の休息です。などと考えながら犬の写真を撮っていると、上から降りてきたのはオーストラリア姐さんじゃないですか。
お〜また会えましたね!
おそらく還暦は超えているであろうに健脚の姐さんは、山上の宿にご宿泊。これから下の町へ散策に行くのだそう。「あら、あっちにショートカットの登り道があったのに。ここからならずっと左左と行ったら良いわよ」とのこと。姐さんあのですね、
登る高さが同じなのにショートカットって、傾斜が急ってことですよ。
なんですか、脳筋なんですか?
心の中で失礼なことを呟きながら、笑顔でお礼を言って別れます。ほどなく上の写真の二股の分岐。
言われた通り左へ行きましょう。Castle of Berat と書いてありますしね。
馬放し飼い!
ふぅ、ようやく天辺の城門に辿り着きました。
門は2段構え。ここまで登らせて疲れたところにこの堅固な城門では、敵もかなりやる気を失うでしょう。
門をくぐるとアルバニアらしくレースのお土産がお出迎え。毎度毎度、洗濯物かと思いますよね。
この城門はガッツリ登れるやつでして、登って遊べる遺跡好きとしてはこれは嬉しい。
山を登るのは嫌だけど、遺跡に登るのは楽しいの何ででしょうね。
写真の女性、かなり恐る恐る降りていますが実際に足場が狭くて結構怖いのです。
こっちに登ってあっちに登って、ひと通り楽しんで景色もそれなりに綺麗です。さて、ここから先はどっちに進んで良いやら皆目見当がつきません。
やはり姐さんの助言に従って、左左で行ってみましょう。
カラサ地区は旧市街の中でも最も古いというだけあって、屋根の色に重みがありますね。
まさか中世から葺き替えてない訳ないでしょうけど、気分は中世。
城門から左方向に進むと間もなく、説明書きのある教会がありました。でもですね、この後何箇所かこういうの見るのですけど、
基本ぜんぶ閉まってました。
夏になったら本気を出すパターンでしょうかね。城壁沿いにそのまま突き当たりまで行くと、下界から見上げていたあの国旗たなびく砦に辿り着きました。
なるほど、あの砦が展望台だったのですね。
上からはベラトの町を一望できて、これはこれでとても素敵なのですが、圧巻は川向こうのゴリツァ地区。
うお〜こんなんなってたんですか⁉︎
イキってジオラマ作ったら「こんな地形ねーよ(笑)」って言われそうな出来栄えじゃないですか。これを見れただけでも、ここまで登ってきた甲斐があるというものです。
展望台の景色で、登ってきた労力分のモトは取れたので、残りは余生。
うんうん良い雰囲気だね、なんだか分からないけど。
と寛容な心で楽しむことが出来るのです。
うんうん、良い雰囲気だね(以下繰り返し)
ところでカラサ地区を歩いていてよく見るこの赤と黒の花。決して大量に咲き乱れたりせず、色合いのアクセントとして絶妙なバランスで咲いているのですが、
アルバニアの国旗🇦🇱を連想します。
Googleにアルバニア国旗と入れると「怖い」と出てくるくらい強いイメージの国旗だけど、この花を見て印象が少し変わりました。今調べてみたら、この花はたぶん赤と黒のケシ。
国旗にちなんで、アルバニアの国花だそうですよ。
やっぱなぁ。日本で言えば丹頂ツルみたいなものですよねって、日本の国鳥は丹頂じゃなくてキジなんですか∑(゚Д゚) 嘘でしょ⁉︎ キジってかなりのヘン顔ですよ。
カラサ地区見学も半ばを過ぎたので、ちょうどあったカフェで小休憩しましょう。暑くなってきたので冷たいのが良いですね。「すいません、コーヒーを冷たくできますか?砂糖もミルクもいらないんですけど」
ああ、アイスコーヒーね。
おお、素晴らしい。昔は「そんな飲み方するの日本人くらいよね」って感じで、外国で注文するのに苦労したものです(年寄り語り)
さて、ひと休みしたら後半戦に行きますか。
西側の方へ行くとこの廃墟の向こうに、展望台とはまた違った景色が広がります。
茶色い教会がおそらくHoly Trinity Church。教会自体も素敵ですが、ここの斜面一帯が緑と白い花で埋め尽くされていて、
とても心和む風景です。花は季節次第なのでしょうか。
とても繊細で不思議な形の花びらで、カラサ地区全体の中でもかなり好きな場所でした。
再び旧市街の細路地に戻り写真を撮りながら歩いていると、近所に住んでるというお爺ちゃんから声をかけられます。「ナイスな写真スポットを教えてやるから着いてこい」と有無を言わさず連れ歩き、言われた場所で撮っていると「そうじゃない、縦で構えてもう少し上、こうだ」と人のスマホを動かして構図を修正してくるのですが、
お爺ちゃんワイン臭いよ。
まあこれは可能性としてはいくつかありますね。
- ガイド料をせびる
- 物を買わせる
- スリ
- 本当に親切(もしくは暇つぶし)
酔っぱらいだからスリは無いにしても、暇つぶしはあり得ますね。確率は上から50%、30%、0%、20%といったとこでしょう。さて結果はといいますと、
ガイド料をせびるでした〜(捻りないなぁ)
言われて撮ったのが上の写真ですからね…この写真じゃガイド料は払えんぞ爺ちゃん。
変なお爺ちゃんでの気疲れは、猫で癒しましょうね。
挨拶代わりにスリスリしつつも、まだ気は許しませんの顔。
なかなか上手く触るじゃねーかの顔。
陥落。
カラサ地区散策の最後は、オヌフリ・イコン博物館。入場料400レク(528円)かかるのですが、ここが結構よかったです。古い教会の中にイコン画を集めた博物館を作った感じで、教会内部は精巧な木彫に目を見張ります。
残念ながら写真は一切禁止なので、外側だけ。さほど大きな施設ではないのですが、木工芸品や宗教美術、イコンに興味がある人、もしくは教会の雰囲気が好きな人なら満足できそうです。
昼ハズレ夜アタリ。
ベラト城=カラサ地区から下界へ降りてきて、坂を降り切る途中でお昼にします。ここも事前にチェックしておいた店。
ラインナップはベラトではお馴染みの感じですが、少し違う物にも挑戦してみたいような。とメニューを眺めていると、
お、ピグレットって仔豚じゃないですか。
日本ではめったに食べられませんからね。これにトライしてみましょう。
下山記念にビールで乾杯。KAONはアルバニアの首都ティラナのビール。蓋を金具でカチャンと留める瓶が可愛らしい。味は軽くて昼に飲むにはうってつけです。1本130レク(172円)という値段もありがたい。
前菜に茄子の詰め物料理もいただきましょう。茄子の他には玉葱、トマト、米が入っていて、全て
飲めるレベルの極やわらか仕上げ。
さあ、メインの仔豚グリルがやってきましたよ。仔豚と言うからにはきっとアッサリしてクセもなく、その柔らかさは…
か、硬い(泣)
素材なのか焼き方なのか、これは相当に顎が疲れます。味は塩胡椒にオレガノ、そこにレモンを絞るシンプル仕立て。まずくなりようが無いのですが…
硬い肉をギュムギュムと500g。しばしば骨を噛んでひぃ〜となりながら、無事完食しました。全部で会計は1250レク(1650円)。店の場所は…まあ載せなくていいですね。
連日動き回って疲れも溜まり、お腹の仔豚肉も溜まったままで夜になり。うーん、どうもレストランで食事する気分になりませんね。
こういう時はローカルなファストフードのお持ち帰りが一番。と町をぶらつき見つけたのがこちら。
アルバニア軽食といえばのジロ/Giro かスフラキ/Souvlaki を食べようと思って聞くと「ジロあるよ〜」と英語メニューを見せてくれます。ピタラップのジロをテイクアウトでお願いしてホテルで早速。
お〜これこれ!
日本で言えばオーロラソースに近い甘めのソースがたっぷりで、ジャンキーな味が今は嬉しい。肉の味もしっかりしていて、おいしいのです。因みにこれは、トルコにもギリシャにもあった料理とほぼ同じですね。やはりこの辺りの食文化は色濃く繋がっているのでした。
ついでに思わず買ったブリトー。うん、旨い。絶対にアルバニア料理じゃないと思いますけどね。お会計は1個だいたい200レク(264円)でした。
次回はアルバニアの首都ティラナへバス移動。3泊したティラナでは、
観光をボイコットしてゴロゴロ三昧!
自炊と諸々の買い出しで潰した3日間を一纏めに書いてしまいます。
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