2回牛スープの話が続いたので、気分を変えて観光のお話。ご紹介するのはバンコクの西はずれにある仏教施設、ワット・パークナム・パーシーチャルーン/ Wat Paknam Bhasicharoen。幻想的な緑色の天井が美しい、
バンコクの超有名インスタ映えスポットです。
ワット・パークナムと併せて当初はダック・ヌードルの話を書こうと思っていた(前回記事の次回予告にもそう書いていました)のですが、せっかくならインスタ映え繋がりと思い、予定変更。
上から見下ろす風景が有名な、ラチャダー鉄道駅市場
を併せてご紹介します。
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牛スープの「ラーントムヌアパーミヤオ」から、ワット・パークナムへ。
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ワット・パークナムへは、前回ご紹介した《絶品!牛スープ第2弾》のお店、ラーントムヌアパーミヤオから向かいました。ふらふら下町散歩を楽しんでいるうちにバス通りまで出てきたので、
今回初のバスに乗って移動してみます。
バンコクのバスは路線番号で管理されているのですが、町中を網羅する路線網はそれはもう複雑。到底旅行者が把握しきれるものではないのですが、そこは便利な今の世の中、
ご多分にもれず便利アプリがあります。
これを使えば地図上で行きたい所を指定して、どの路線に乗ればよいか一目瞭然なのです(それでも運行によって停まらないバス亭があったり完全に使いこなすのは難しいですが)。
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今回はこの111番のバスがワット・パークナムの途中まで行ってくれるようなので、バス停で手を挙げて止め、乗り込みます。
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乗ったら空いている席に座って待っていると、車掌係のおばちゃんが来て料金を回収します。アプリを見せて「ここに行きたい」と伝えると料金を教えてくれるのです。今回はSoi Thoet Thai29 というバス亭まで6駅8THB(28円)。
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バスの中はガラガラ。
木の床がなんとも言えず素敵です。
ViaBusアプリによると、降りたバス停からはソンテウ(乗合ジープ)でワット・パークナムまで行けるようなのですが、しばらく待っても来る気配はなく。1.5km 徒歩20分程度なのでそこからは歩きで向かいました。
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途中にも何軒か仏教寺院があって、ちょこっとずつ寄り道して参観させていただきます。
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タイの仏様は、ありがたさの中にどことなく人間臭さがあって、親しみを感じますね。
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途中Khlong Dan川をまたぐ橋を渡ります。
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バンコクは実は網の目のように川や水路が張り巡らされていて、水側から見るバンコクの生活はまた違う側面がありそうです。小さな橋を渡る際は、そんなバンコクの裏側の生活が覗き見られるようで、
毎回少しだけワクワクします。
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郊外の住宅街を抜けていくと、ようやくワット・パークナムの参道に到着。
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この参道がワット・パークナムへの道です。広い敷地内にはいくつか仏教施設が並んでいるのですが、
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有名な緑天井があるのは大仏塔。まずはそちらへ向かってみます。
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これがその大仏塔です。1~5階まであって、外階段で2階から中に入ります。
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大仏塔の中は土足厳禁なので入り口で靴を脱いでいきます。盗られないか心配な人は、2階入り口にビニールの袋を用意してくれているので持って上がりましょう。
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2階は広大なフロアの奥に仏様が3体。週末はエレベータを使えるようですが、平日は階段一択です。
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途中のフロアは仏像が並ぶ階や
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博物館のような展示がされているフロアがあります。この辺はあとでゆっくり見るとして、まずは天辺へ!
美しさに呆然、ワット・パークナムの天井画。
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5階に着いた早々、目は天井に釘付け。
あまりの美しさに口を半開きにしたまま呆然としてしまいます。
エメラルド色の仏塔を中心に天井がドーム状になっていて、星空のような天井画はそれ自体が自然に発光しているかのよう。
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四方どの方向から見ても同じように見えるのですが、思わずぐるぐる回ってしまい、そして最後は壁の近くの床に座り込んで、ただただ天井を見呆ける。
来る人来る人が写真を撮って、見呆けて、また写真を撮って・・・
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中心の仏塔上部には小さな仏様が入っていて、周りを囲む赤い仏様から樹が伸び光を生んで・・・仏教には全く詳しくありませんが、なんとなく曼荼羅を連想させる神々しい世界観です。
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写真で見ても美しいですが、
光と色彩の絶妙なニュアンスが神秘的で、実物のほうが尚一層美しい。
いつまでも見ていたくなりますが、せっかくなので本堂の方へも行ってみましょう。
本堂には金箔ピカピカの仏様と象。
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大仏塔をいったん出て、今度は本堂へ。残念ながら本堂の大仏様がおられるお堂はメンテナンス中なのか入ることができませんでしたが、正面にはルアン・ポーソッド師という偉いお坊さんの棺と仏像が安置されています。
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全身ピカピカですが、この仏像と隣の象に金箔を貼ることでご利益が得られるのだそう。
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そしてなんと、ご利益の内容は良縁と交通安全。
それってつまり、旅の神様じゃないですか!
いや神様じゃないですね。いずれにしてもこれは是非、今後の旅の成功をお祈りしたいところですが、金箔がどこ売っているのか皆目わからない。10分ほど観察を続けたのですが、皆んな仏様の前で一心にお祈りをささげ、いつのまにか金箔を手にしているのです。
お祈りの作法も独特で、一見の外国人には敷居が高い。
仕方がないので諦めて、心の中で旅の成功をお祈りしました。
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帰りは再び参道を戻ったら右へ。橋を越えて路地を行くと、1km弱 10分程度でMRTのバーンパイ駅/Bang Phai Station に着きます。
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来るときはバスを使ったり変なルートで辿り着きましたが、MRTを使えば駅からさほど遠くないですね。インスタ映えスポットにはおそらく2通りあって、
写真に映すときれいに見える場所と、写真以上に実物が素晴らしい場所
がありますが、ワット・パークナムはどちらかと言えば後者。幻想的な光の加減は、ぜひ肉眼でご覧いただきたい不思議な美しさでした。
もう1つのバンコク超有名インスタ映えスポット、ラチャダー鉄道駅市場。
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MRTタイ文化センター駅/Thailand Culture Center Station を出ると目の前にあるショッピングセンター。この裏手に有名なラチャダー鉄道駅市場があるのですが、市場を楽しむ前にまずは有名なインスタ映えスポットを目指します。
市場を見下ろす有名な光景は、このショッピングセンターの駐車場から。
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まずはショッピングセンターに入り、エスカレーターで4階を目指します。
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4階から北側にある立体駐車場方面へ。通路を抜けていくと、
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ありました。駐車場です!向こう側に人がいますが、ここが噂のインスタ映え写真スポット。早速向かってみると・・・
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おおー、これですこれです。
カラフルな市場を眼下に一望できます。
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いやぁきれい!
きれいだけど・・・ひと目みたらもう満足。ワット・パークナムとは違ってまさに写真通り。それ以上でもそれ以下でもないという感じですね。インスタ映えはこれくらいにして、
さっそく市場へ行ってましょう!
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上から見て分かったように、市場の中はずらーっとテントが連なる屋台街。大勢のお客で溢れかえっています。
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服や雑貨屋さんもたくさんありますが、メインはもちろん食べものの店。
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目立ったのはこういう、ソースに絡めたシーフードをテーブルにぶちまけて、手づかみで食べる店。10年くらい前に日本にも上陸して話題になりましたね。
さすがに1人でこれは寂しすぎる。
と冷静な判断を働かせて探索を続けます。
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虫も売っていますが何となく見世物の雰囲気を感じます。
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各種串ものの屋台に
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マンゴー。んんん・・・ちょっと高くない?
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びよーんと伸びる面白スイーツとか、うん、何となくなんですが・・・
観光市場っぽいニオイが強い気がします。
たとえて言うなら、台北の士林夜市みたいな。こちらは観光客だし観光でも全然良いのですが、なぜか胃袋を刺激されません。
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市場の奥側はずらりと並んだバー区画。
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ハッピーアワーなんかもあって、意外とオトクに飲めるようなので、ちょっと1杯。
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シンハーが出しているユー・ビール、大瓶で100THB(353円)でした。結局この市場ではフード類は一切食べずビールのみ。確かにお祭りのような非日常的な雰囲気はたっぷりある市場なのですが、
街中がリアル夜市のようなバンコクです。
本物のストリートフードを求めるならわざわざここに来なくても、というのが正直な感想でした。やっぱりこういう所は、
人と一緒に来てワイワイやるのが正解。
1人旅の寂しさを少し感じてしまった、ラチャダー鉄道駅市場でした。
次回予告
1回空けて次回は再び牛スープ!《絶品!牛スープ第3弾》として、ローカルのグルメ通が「バンコクで一番」と言った店ヘンチュンセンをご紹介します。実はすでに2回通ったこのお店。12種類の牛モツを出す、噂に違わぬ絶品のお店でした!
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