アメリカ合衆国 南北アメリカ 旅のブログ

グルメ天国!フィラデルフィアのレディング・ターミナル・マーケット。

投稿日:2024-09-11 更新日:

前回はフィラデルフィア名物のチーズステーキについて書きましたが、フィラデルフィア滞在中にチーズステーキ巡りと並行して足繁く通っていた場所がありまして、それがレディング・ターミナル・マーケット/Reading Terminal Market。

これアメリカ版デパ地下じゃんか!と驚いた、ワクワク食べ物天国なのです。

毎日通って広い施設内を隈なく見てまわり、山ほどある旨そうなものの中から必死に選んだ3食+αをまとめてご紹介します。

※文中のレート換算はサンフランシスコで実際にセディナカードを使い調達したレートを四捨五入して、1ドル($)=142.9円で記載しています。その後レートは更に悪化していくんですけどね(泣)


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レディング・ターミナル・マーケットって、どんなとこ?

1893年に衛生面などの理由から、それまで屋外にあった公設市場を屋内に移設したのがこのマーケットの始まり。フィラデルフィア市内中心部のこの場所は、もともと駅があった場所で、建物は鉄道車両の格納施設だったそうです。

実はフィラデルフィアに着いた日に、レンタカー会社から宿まで歩く途中にこの前を通り、外からもわかるタダならぬ活気を感じていたのです。その場でGoogleマップをチェックして、翌日さっそくやって来たのですが、結局フィラデルフィア滞在中は毎日通うことに。

中に入るとこの様に、広いフロアにぎっちりお店が並んでいます。その数は100軒を超えるそうで、今回のアメリカ横断旅で見たどのフード市場よりも規模が大きい。

いきなり旨そうなサンドイッチに目を奪われますが、一旦我慢して全体をチェックしてみます。

なるほど、持ち帰り系のお惣菜屋さんだとか、

アメリカらしい、でっかいパイの店。

このドーナツも、いかにもアメリカっぽくて美味しそう!つい辛抱できずに買ってしまいました。持って帰って宿で開けてみると、

うわっ、ヘニャヘニャになってる∑(゚Д゚)

アメリカのドーナツって、柔らかいやつが多いですよね。食べてみたらやっぱり美味しいのですが、甘さがあと4割カットだとちょうどいい。

生鮮3品の店もしっかりあって、この八百屋さんはアメリカとしては良心的な値段の印象。自炊用にちょこちょこ買い物しました。

魚屋さんもなかなか充実した品揃えで、

鮮度というか、扱いが丁寧で清潔感があって素敵。残念なのはいかんせん値段が高い(泣)。鯛が1LB(ポンド)14.99$ということは、1kgあたり4718円もします。

貝もとても旨そうだし、

蟹も惹かれますね。

悩みに悩んで、この冷凍クラブケーキを買って帰りました。ボルチモアで食べて激旨だったので「あの味がこの値段で⁉︎」と期待値マックスだったけど、やはりボルチモアの味には及ばなかったです。

精肉店に行くと、アメリカでは珍しく薄切り肉が充実。これこそフィラデルフィア名物のチーズステーキ用お肉ですね。

薄切りといえばとても目をひいたのがこちらのハム屋さん。さすがサンドイッチ王国アメリカ!何種類か買ってチーズと一緒にパンに挟めば、それだけで激旨サンドイッチになるに違いありません。

Hatville Deli のコーンビーフ・サンド。

アメリカのハムって、ドイツとかとまた違う魅力があるよなぁ。と唾液を溜めながら考えていたら、

今度はベーコンののお店を発見。

すごいな、ベーコンだけでどれだけ種類があるんだろ。ますます唾液が溢れる所ですが、

先へ行くと同じ店がサンドイッチ屋さんを出してるじゃないですか。天井からぶら下がってる写真がまた美味そうなんだ(涎)

「よし決めた、ここにしよう」と席に座ってメニューをチェック。ひと通り流し見るに、やはり天井からぶら下がっているPOPの、パストラミ・スペシャルとコーンドビーフ・スペシャルが看板メニューっぽい。どちらにするかとても悩むところだけど、メニュー表ではコーンドビーフが上に載っているから、そちらにしてみます。因みに欧米のコーンビーフは日本の細かくほぐしたのとはちょっと違っていて、たぶん塊肉で作って切って食べるのが一般的だと思います。

単品だと8.5$だけどコンボ(セット)にすると11.75$。税8%乗って12.69$(1813円)です。コンボにはドリンクとチップスが付くのですが、チップスは袋ポテチ。珍しくはないけれど、ご飯にポテチを合わせる感覚はいまだに慣れないですね。

ポテチをぱりぱり喰みながら待っていると、さぁさぁサンドイッチが来ましたよ!フォークがぶっ刺さってて仏前に供えたくなりますが、まあいいでしょう。

食べやすいように半分に切ってくれていて、断面はこの通りテンション上がるやつです。堪らず大口開けてガブリといってみると、

うんうん•••うん見た目どおりのうまさだね。

おいしいんですけどね、ちょっとテンション上げ過ぎていたというか•••。もう完全に事前イメージの範囲内で、冷たいライ麦パンが若干パサついてたのが残念。これ持って帰ってトースターで少し焼いたら、きっととんでもなく美味いはずです。

全米No.1の絶品サンドイッチ TOMMY DINIC’S!

さて、気を取り直してまた別の日のこと。レディング・ターミナル・マーケットの情報はネットでも色々出回っていて、いくつかある超人気店の中でも有名なのが、こちらのTOMMY DINIC’S。

なんでもTV番組か何かで全米No.1に選ばれたことがあるのだそう。アメリカのサンドイッチの美味しさはこれまで山ほど体験してきましたからね、ここも期待が持てるというものです。

メニューは極々シンプルで、6種類のサンドイッチに3種類のトッピングが選べます。プルドポークも気になるけれど、ここはスタンダードな(たぶん)ローストポークで。トッピングのグリーン(緑野菜)は何?と訊くと「ブロッコリーラーブよ」とお姉さん。

なんと!図らずもアトランティックシティで食べた絶品サンドと同じ組み合わせだ。

飲み物にコーラゼロを頼んで合わせて18$(2572円)を支払います。

TOMMY DINIC’S には席がないので、市場の真ん中へんにある共用の飲食スペースへ。

席を確保して包みを開けるとこの通り。かなり薄切りのローストポークとチーズが絡んだブロッコリーラーブ。唐辛子ローストっぽいのが添えてあります。「どれどれ全米No.1はいかほどか」と挑む気持ちで食べてみると、

あ、すごいわこれ。素晴らしいわ。

アトランティックシティのが絶品だったので、正直ガッカリする流れだと思っていたのです。まさか、あれを超えてくるとは!薄く細かいローストポークはほわんと柔らかく、強い味付けじゃないのに存在感がある。ブロッコリーラーブの鋭い苦味をチーズがまろやかに包んで、バランスもドンピシャです。パンの下半分は肉汁を吸って蕩けてるのに対し、上半分はサックリした歯応えをキープしています。これはもう確定でいいでしょう。

このDINIC’Sのローストポーク+ブロッコリーラーブ、人生のサンドイッチ第1位です!

でも実は同率1位がもう一つあって、それはこの後のニューヨーク編で書きたいと思います。

因みにこちらが助演男優賞受賞のブロッコリーラーブさん。市場内の八百屋さんに売っていました。

行列のできるソウルフード店 Ma Lessie’s Chicken & Waffles。

また別の日のことですが、マーケットを歩いているとひときわ長い行列のお店を発見しました。

揚げ物の匂いが食欲をそそり、何の店だろうと近づいてみると、

この上なく良い色合いに揚げられた大量のフライドチキン。脇にはキャットフィッシュ、つまりナマズもありますね。この色は上から当ててるライトの効果もあるのかもですが、わかっていても抗えない嗅覚と視覚による複合型奇襲です。

こびりつきが凄すぎてもはや原型を留めていないワッフル焼き器。ここからもまた、甘ぁい良い匂いが漂ってくるんですよ。

寸胴鍋に大量のコラードグリーン。ここまで見れば間違いないですね。今回のアメリカ横断旅のメインテーマとして食べ歩いてきた、ソウルフード系統のお店です。

メニューを見ると、アメリカ南部で馴染みの品書きが並んでいます。既に買って帰る気満々で、列に並びながらメニューをチェックします。

ナマズにも惹かれるけれど、様子を伺うにどうやらフライドチキンとワッフルの組み合わせが一番人気なので素直にそれを試しましょう。Chicken & Waffles のセットメニューはワッフルの違いで4種類あって、選べるサイドが1品付くようです。

Chicken & Waffles のClassic Waffles 13$にサイドはSauteed Cabbage を選択。追加でRice & Gravy 3$を注文しました。お会計は税が乗って19.87$(2839円)。お店の脇にも専用のイートインスペースがありますが、今回は宿に持って帰って食べることにします。

ずっしりと重さがある袋を下げて宿に帰り、共用スペースでさっそく開けてみると、

お〜なんか迫力がすごい!

日本でチキン&ワッフルというと「なんかオシャレ〜♡」という扱いですが、これは真逆のガテン系漢メシな佇まいです。

ちょっと気圧されたので先にサイドからつついてみましょう。サイドといっても山盛りのをギュウギュウに詰めてくれたので結構な量ですよ。ふむふむ、ライス&グレイビーはお米ポソポソだけど濃厚ソースは悪くない。キャベツは肉の旨味と脂がたっぷり吸って好きな味です。よし、肝心のチキンいってみますか。

ガブリといくとまず感じるのが、とてもしっかりした肉の弾力。かといって固いわけではまったくなくて、心地よく「肉喰ってる感」を楽しめるのです。肉に負けないよう衣は厚めでスパイスが効いて、その塩梅がとても良い。これは日本のKFCとかとは全然ちがう、

無骨で真面目なガテン系のフライドチキンですね。

派手さはないけど、腹減ってる時に無性に食べたくなる系です。ワッフルも同様に、分厚くてホクホクで、気を衒わない美味しさでした。

アメリカ最古のアイスクリームショップ Bassetts Ice Cream。

人気店がひしめくレディング・マーケットの中でも、おそらく一番有名なのがこちらのアイス屋さん、バセット・アイスクリーム/Bassetts Ice Cream です。1861年創業で、現存する中ではアメリカで最も古いアイスクリームショップなのだとか。

1893年にこのレディング・ターミナル・マーケットができた際も、最初期から出店している希少なお店です。

フレイバーは40種類近くあって、フルーツ系からバースデイケーキ味なんてのもありますね。せっかくならアメリカっぽいものをと吟味して、バターペカンをチョイス。

コーンやカップも色々選べるので、ピーナッツコーンにしてみました。スモールサイズで9$(1286円)を払いながら、

10$きってる安い!

と一瞬思ってしまったのはかなりアメリカ物価に毒されてますね。日本で1000円超えアイスなんて「てやんでい、べらぼうめ」案件ですもんね。

スモールサイズの筈だけど、たっぷり盛りで2スクープ。ペカンナッツが沢山入って、アイス自体もコクがあって美味しい。とても食べ応えのあるアイスでした。

観光も少しだけしましたよ。

フィラデルフィアには5泊していたのですが、アメリカ横断旅の疲れもありレンタカーのトラブルもあり。あまりアクティブに動きまわる気分ではなくて、観光は少しだけ。

アメリカの独立宣言が成された独立記念館のツアーに参加したり。

ここはネットで予約しないと入れないのですが、建物の前でスマホで予約できるしお値段なんと1$!憲法起草した部屋とかあって、ガイドさんが詳しく解説してくれます。

せっかくフィラデルフィアまで来たのだから、プロバスケNBAの76ers のホームスタジアムを見に行こうと、地下鉄に乗って郊外へ。

まだシーズン始まってないので期待はしていなかったのですが、やはりショップも何も開いてなくて切ない気持ちで帰ってきました。

町中に戻りスポーツショップでアレン・アイバーソンのユニフォームを見て溜飲を下げ、フィラデルフィア観光は終了。またいつか、NBAのシーズン中に訪れたいですね。


次回はフィラデルフィアからバスに乗ってニューヨークへ!3泊だけの短期滞在ですが、美味しいものを色々堪能してきました。


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