アジア ネパール 旅のブログ

絶景だらけのナガルコット2日目① 雲海リゾートとパノラミック・ハイキング・トレイル。

投稿日:2020-03-01 更新日:

カトマンズから比較的近く、手軽に絶景のヒマラヤ山脈を見ることができると人気の村ナガルコットですが、もうひとつ日本人に有名なのが、ノリタケ食堂。木梨憲武にそっくりの先代が日本人旅行者との絆を築き、数々の旅行記に登場している、

いわば伝説の店です。

ずっと昔に何かでその話を読んで以来「ネパールに行ったらぜひノリタケ食堂に!」と思っていたのですが、想定外の結末に。同じく日本人に人気の宿 雲海リゾートの絶景と、その先にある魅力的なトレッキング・ロードと併せて、ナガルコット2日目の前半の様子を書きたいと思います。

※1ネパールルピー=0.97円。ほぼ日本円と同額なので、ネパール篇では個別の日本円換算は記載しないこととします。またネパール篇で単にルピーと記載したものは、ネパールルピーのことだとご理解ください。


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村じゅうを歩き回っても、ノリタケ食堂が見つからない!

ナガルコット2日目、朝日を期待して日の出前に起きてみたけれど、

この日は一面の霧の中。

そそくさとベッドに戻ります。昨日行ったビュータワーは標高2100m、村の中でも1900mもあるナガルコットは、この時期朝晩の冷え込みが厳しいのです。エアコンの無い室内で布団の中に避難して、暖かくなってきたところで行動開始です。

目指すはノリタケ食堂。Google maps で経路検索すると、村を西に外れて約2kmの距離です。最後は道が途切れて点線になっているけれど、近くまで行けば看板が出ているだろうと、この時はタカをくくっていました。

昨晩は真っ暗で諦めた道は、村のメインロードから降りていく崖のような急坂。昼間に見てみても、とても夜には歩ける道ではありません。そこを抜けて村のメインロードを外れると、

リアルな生活感の漂う長閑な雰囲気。よくこんな寒そうな家で暮らしているなと思うのですが、実際ナガルコットには、

冬場でも裸足にサンダルの人が普通にいて驚きます。

暇そうに歩いているからか、道端で遊んでいる子供たちに、遊んでもらえました。

日本人そっくりの顔ですね。

ドーンと展望が開け、棚田(畑?)が広がっています。

よくこんなに、山を切り拓いたものだと感心します。気持ちの良い散歩を楽しみ、Google maps の点線が出ていた場所に辿り着くと、

谷の向こうにヒマラヤ山脈がクッキリ!

地図はここからヒマラヤが見える方向に分け合ったところを示しているのですが、

看板はおろか、どこにも道などありません。近所の人に聞いてみてもノリタケ食堂など聞いたこともない様子。

うむむ、またグーグルマップに騙された。

ナガルコットではNcellのSIMカードを入れていても殆ど電波が届かないので、wifiのあるホテルに一旦戻って仕切り直しです。戻りながら何人かにノリタケ食堂の場所を聞いてみたけれど、誰ひとり知らない。こんな小さな村で食堂のことを誰も知らないなんて、

幻だったんじゃと、疑いたくなります。

宿に戻り、今度はmaps. meを開いてみると、

あー、やっぱり全然違う場所を示しています。今回はGoogle maps の方にたくさん口コミが出ていたので信用したのですが、やはりmaps. meの方が確度が高いようです。最初と正反対。ホテルから北に進路を取り、地図が指し示す場所まで来てみたものの、

うーん、コレじゃないよなあ...。

やはりノリタケ食堂はどこにも見当たらないのでした。

雲海リゾートの絶景と、ノリタケ食堂の顛末。

打つ手なしと諦めて、その先にある日本人宿の雲海リゾートへ。ナガルコット村の中心部がある高台の、北の端にあるゲストハウスです。予約サイトに出てこなかったし、部屋は暖房がないドミトリーだという情報なので諦めたのですが、

ここからの眺望、特に雲海に浮かぶ朝日は最強と言われています。

せっかくなので、可能なら見るだけでもと寄ってみたのです。

オーナー夫妻の奥さんの方が日本人と聞いていたけれど、この時は不在で旦那さんがいました。そうだ、日本人宿ならノリタケ食堂を知っているだろうと聞いてみると、

ああ、ちょっと前に道路拡幅に引っかかって、店を閉めたんだよ。

また別の場所で再開する準備を進めているようなので、今回は本当にタイミングが悪かったようです。痛恨だけど仕方がない。聞くとここでも食事できるというので、お昼をいただくことにしました。

誰もいないレストランフロア。一昨日までひとり日本人が泊まっていたようですが、今はいないとのこと。1月のこの時期、雲海リゾートだけじゃなくナガルコット全体がとても静かです。窓からヒマラヤ山脈が見えているので、近づいてみると、

すっごい、まさに絶景!!!

屋上からの景色はさらに凄くて、それこそ朝日は幻想的で最高だそうです。うーん、こんなに素晴らしいのを知っていれば、無理してでもここに泊まれば良かった。

山々に見惚けているうちに、料理が到着しました。

ミックス・トゥクパ 350ルピー。鶏肉と、卵焼きを細く切ったものが入っています。

パスタのようなツルツルの丸麺は噛む前に切れてしまうほど柔らかく、スープは少し酸味のある不思議味。でもこの景色と、寒い土地での熱々の汁麺は、

何にも替えがたいご馳走です。

ナガルコットらしい眺望と雰囲気を楽しむなら、ナガルコット・パノラミック・ハイキング・トレイル/Nagarkot Panoramic Hiking Trail。

雲海リゾートの脇からは、下に降りる細い道が伸びていて、ナガルコット・パノラミック・ハイキング・トレイルに繋がっています。

逆(下)からの写真です

最初は石畳の整備された道ですが、

段々とオフロードの急勾配に。途中かなり急になりますが、ずんずん進むと、山肌に沿って伸びるトレッキング・トレイルに繋がっているのです。

この道を超えた先は、

一気に視界が開けてパノラミックな眺望!

進めば進むほど急坂を降るので、

帰りがシンドイぞ、もうやめとけ。

と理性が囁くのですが、それでもあと少し、あと少しと、先の景色が見たくて足が動いてしまうのです。

道から突き出た、見晴らしの良い岩を見つけて乗り移り、何もせずただ景色に見とれる。

体を動かして少し汗ばんだところに、心地よい風が吹き渡ります。

時節柄がここにも旅行者の姿は殆どなく、時おり郊外の住人が村への行き来に通るのみ。トレッキング・トレイルと名付けられていますが、生活道路としても機能しているのです。心ゆくまで景色を楽しんだら、

帰りは心臓破りの急坂です。

ビュータワーに比べて時間は短いけれど、体力的にはキツい登りなのです。でも翌日朝食の前にもう一度来てしまうほど、魅力的な景色と雰囲気でした。

※このトレッキング・トレイルはGoogle maps だと大まかな場所しか表示されません。maps. meには具体的な道が表示されるので、行かれる方は事前に地図をダウンロードしたほうが良いです。

※トレッキング・トレイルの西側に、整備された道路が通っています。かなり遠回りになりますが、急坂を避けて行き来することも可能です。

次回予告

トレッキング・トレイルの後は、ネットの情報を頼りに穴場の展望スポット探し。四苦八苦して辿り着いたのは、事前情報とちょっと違うピースフル・コテージというホテルです。その展望テラスで、

絶景を眺めながらの絶品ダルバート!

2泊だけの滞在だったけれど、存分にナガルコットを楽しみました。


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