マレーシアのクアラルンプールで、丸亀製麺を経営するトリドール社のお店「ボートヌードル」で食べて、
これは一度本場タイの店にも行かねば!
と思っていたのですが、バンコクでそのボートヌードルの有名店を見つけて行ってきました!さらに麺つながりということで、バンコク郊外の絶品アヒル麺のお店も併せてご紹介します。
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小盛りの麺を次々たいらげるボートヌードルの有名店ルアトン・ヌードル/Baan Kuay Tiew Ruathong。
ボートヌードルのタイ語での呼び名は、クイッティアオ・ルア。元々は水上マーケットなど
船の上で小盛りの麺料理を商っていたことが始まりのようです。
街中で食べられるお店を探してネットを検索し、英語のサイトにもあたってようやく見つけたのがこちらのお店。BTS線の戦勝記念塔駅から約600mの所にあります。
改札を出て、正面の高架道を通って行きます。
この戦勝記念塔をぐるりと囲むように高架歩道が繋がっていて、正面の向こう側へ右から回り込むように進みます。
この道沿いに下に降りることなく、直接店の目の前まで行けるのです。
川を越えたところから降りると、目当ての店に辿り着きました。なかなか立派な建て構えのお店です。
店頭では数種類のスープが入った鍋のまわりに大量の丼を並べていました。
次々と仕上がっていく麺料理は見ていて楽しい。期待を高めてお店に入り案内を乞うと、
席へ案内されて、バサリとメニューを放っていかれました。
あれ?バンコクで初めての塩対応です。
微笑みの国タイでも、たまにはこんなことがありますよね(笑)
品揃えは麺各種と一品料理が13品。それとドリンクとデザートです。
肝心の麺のメニューはこのように、スープが4種類あって、そのうち2種類は豚と牛の選択が可能なので計6種類。麺のタイプが5種類あるので、
6×5=30パターンの組み合わせからの選択となります。
お店のスタッフさんに口頭でオーダーをするのですが、悩んでいても相談に乗ってくれる気配は無く、システムの説明もないので
仕組みを知らずに初めてきちゃったら、戸惑いますね。
料理の質問をしてもびっくりするほど塩対応だったので、
相談はあきらめて勘で注文します。
満遍なく5種類の麺をそれぞれ異なるスープと組み合わせてオーダーしました。1杯12バーツ(42円)と、
態度はよくないけど値段は良心的です。
5杯の麺料理が一斉に到着。
おー、ずらりと並ぶさまは壮観です。
ピンクのこれはイエンターフォー。豆腐を紅麹で発酵させた紅腐乳をつかった客家料理起源の、タイではポピュラーな麺料理です。組み合わせたのは米粉/Rice Vermicelli と書かれた細い米麺で、タイ語が読めないのでその時はわからなかったけど、後で宿のタイ人に教えてもらったら、
これがセンミーで間違いないそうです。
素麺とか、パスタで言うとカッペリーニほどの極細麺で、
噛み切るときの食感が楽しい。
スープともよく絡んで、これは美味しいですね。ピンク色の発酵食品ということでちょっとドキドキしたスープも、柔らかな酸味でクセもなく美味しく食べられます。
同じくイエンターフォーの河粉片/Wide Rice Noodle です。
群馬県桐生の「ひもかわうどん」を連想する薄くて幅広の麺。
麺というより、もはや布のようです。
これは生麺を茹でたもので、口に入れると1枚の薄いままの部分と、折り重なって厚くなった部分でそれぞれ違う噛み応え。
クニっとしたりシコっとなったり、口の中で官能的に変化します。
タイでの呼び名はセンヤイ、この麺好きです。
続いてトムヤム・スープの河粉丝/Rice Noodle。タイ語で言うとセンレック。日本人にもお馴染みのタイの炒め麺料理パッタイに使う麺です。
甘酸っぱ辛いスープは、我々のイメージするタイ料理らしい味。麺とは・・・いまいち合っていないような気もします。充分美味しく食べられますけどね、センミーの方がもっと合う気がする。
これはThicken Soup Noodlesと英語で書いてあって、何のこっちゃなのですが、
豚の血を使ったスープ、ナムトックです。
これも今この記事を書きながら、チェンマイの宿の人をつかまえては確認して、ようやく何だかわかりました。そういわれてみれば、ちょっとコクのある酸味を感じたような・・・
血と言われなければ全然気にならないくらい、クセの少ないスープでした。
麺は粉丝/Glass Noodle。タイ語でいうとウンセン 、つまり緑豆でつくった春雨のことです。日本の細くて真っすぐな春雨より、若干太い麺を使っていました。
最後は汁なし麺/Dried Noodles(beef)で、麺は面线/Egg Noodle。タイ語でバミーと呼ばれる卵麺、今回唯一の米粉ではなく小麦の麺です。
砕いたナッツが香ばしく、オヤツ感覚で食べられる麺です。さて、これでオーダーした5種類は全て。それぞれはほんの2~3口ずつなのですが、
さすがに5杯食べるとけっこうお腹が膨れます。
量感がわからず頼んでいた蟹肉のお団子/Fried Crab Meat Balls 59THB(208円)を食べたら、もう完全に満腹です。さあお会計して帰ろうと思ってふと視界に入ったのが、
各テーブルにセットされている小皿。最初は取り皿かと思ったけど、どうやらココナッツミルクで作ったデザートらしい。
目の前にあるとつい食べちゃうでしょう?という罠に、まんまとひっかかり1つ。
パンダンリーフの甘い香りが素朴なスイーツでした。お会計はホールスタッフに声をかけ、テーブルの皿をカウントしてもらって伝票を受け取り、それを持ってレジへ行きます。
お会計の時にこの店で初めて笑顔を見れました。
妙につれない接客に違和感はあるものの、麺料理の味自体は充分満足水準。びっくりするほど美味しいという訳ではないけれど、色々な種類の麺を食べ比べられるのは楽しいです。これでタイの代表的な麺は一通り把握できたので、
今後どこの屋台に行っても堂々と注文できますね。
そういう意味でも、タイの麺のお勉強にはぴったりのお店でした。
噛むほど旨味が出てくるアヒル麺、ダック・ヌードル・ハウス/Duck Noodle House。
今回は麺のお店をもう1軒ご紹介します。このお店はTwitterで情報を得て、曰く「バンコクで食べた中で一番美味しかった」という言葉に釣られ、訪問しました。最寄り駅はMRTのフアランポーン駅/Hua Lamphong Station。1番出口を出て約1km 12分の場所にあります。
大通りから1本入ると生活感のある下町のような街並みに代わり、歩いていて楽しい道のりです。
店に到着したのは水曜の15:40。既にほかに客はおらず何となく営業もひと息ついた雰囲気。後で分かったのですが、googlemapには9:30-21:00営業と書いてあるものの、
実際は9:00-16:00の営業だとのこと。
もしかしたら語学力の問題で聞き間違えた可能性もゼロではありませんが、実際に16:00には店終いをしていたので、おそらく16時閉店で間違いないかと思います。もし行かれる際にはお気をつけください。
ともあれ、たまたま閉店前に滑り込みセーフ。閉店前のガランとした店内ですが「まだ大丈夫だから食べてって~」と心よく迎えてもらいました。
メニューもらい内容をチェックすると、ダック・ヌードル・ハウス/Duck Noodle House という店名通りのアヒル肉/Duckに加え、ガチョウ肉/Gooseも楽しめるお店。お肉ガッツリのプレートもあったり、
アヒルかガチョウ肉入りのスープとご飯のセットもあるのですが、今回のお目当ては麺!
アヒルかガチョウを選び、更に5種類の麺と汁あり、汁なしから好きな組み合わせを選択することができます。
今回はアヒル肉に、小麦の幅広たまご麺/Broad Egg Noodle 60THB(212円)の汁ありをチョイス。
肉厚にカットされたアヒル肉がゴロゴロと沢山入っています。皮は香ばしく火が通り、肉自体はしっかりした噛み応え。
と言っても固いわけではなく、噛むほど美味しい肉自体の味が滲み出できます。
うん、これは旨い!
幅広たまご麺は平べったいきしめんのような形状で、卵を使っているので
むしろ生パスタのタリアテッレに近い。
やや甘めのスープが絡みすぎないちょうど良い塩梅で、啜り込んだ時の口の中のバランスが絶妙です。
例によって卓上の調味料で味を変えていくと、また違った表情が楽しめます。これは前評判通り、美味しい麺料理だなあと満足しながら店内笑眺めていると、
あ、ここもミシュラン?
違いました。ミシュランじゃないけどTrue You というタイのグルメランキングで星4.5という評価のようです。といっても
仏暦2559年は西暦2016年でちょっと古い。
ランキング評価はともかく、アヒルがこれだけ美味しいなら、ガチョウもきっと旨いに違いないと思わせる美味しいお店なのは間違いない。次また行く機会ぎあれば、ぜひガチョウに挑戦したいと思います。
食べ終わる頃には店もすっかりお片付けモード。間に合ってよかった〜。
次回予告
次回はいよいよバンコク篇最終回。今さら私なんかが紹介するまでもない、日本人に大人気の超有名店。プーパッポンカレー(蟹のカレー)の、ソンブーン本店です!
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