夜行バスで朝に到着したハンピ1日目。宿にチェックインして軽い昼寝をした後は、歩いていける見どころ2か所をまわります。まずは象が頭を撫でてくれるというヴィルーパークシャ寺院。そして、
ハンピで一番有名な絶景スポット
マタンガヒルに登ります!
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象好きには堪らない、ヴィルーパークシャ寺院/Virupaksha Temple。
ハンピ村の船着場兼ガートの正面にあるヒンドゥー教のお寺ヴィルーパークシャ寺院は、ハンピの玄関のようなもの。まずはご挨拶に行かねばなりません。誰にってもちろん、
象です。
スリランカですっかり象の魅力に目覚めましたから、象関連のネタは見逃すわけにはいかないのです。
お寺に入るには裸足になる必要があります。靴預かり所は、外国人とみればふっかける定番のようなイメージでしたが、
料金なんと2ルピー!(3円)
もう、ハンピのことはだいたい信用していいような気がしてきました。ここは本当にインドですか?
カメラを使う場合は入場料50ルピー(77円)を払います。
門にはイケメンの牛がいて、皆んな御利益目当てで触っていきますが、私のご挨拶したいのは象なのです。
門をくぐると猿が出迎えてくれますが、やはりご挨拶したいのは象なのですよ。
門の先の広場には牛の像がありますが、
そっちの像じゃなくて、象なのですよ。
見当たらないので象の匂いを嗅ぎ分けて、左は向かってみると、
いた!
ちょうどご飯タイムで奥に引っ込んでいましたが、
間も無く移動を開始。所定の位置にスタンバイして、お仕事開始です。
さぁ頭を撫でてもらおうと思ったら、あっという間に子供たちに囲まれる象さん。さすがにこれをかき分けていくほど大人気なくはありません。仕方がない、先にお寺でも見るか。
さすが王都だっただけあり、お寺も雰囲気があります。
ヒンドゥーの神様は、どこで見ても大概かっこいいですよね。詳しいわけではないけれど、見るのは好きです。
善悪入り乱れてるのが良いですよね。
水を飲む子猿。ハンピは猿も比較的大人しい気がします。食べ物を狙って人を襲うところとか、見なかったけれどたまたまでしょうか。
ぐるりとひと周りして、再び象へ。子供たちは居なくなったので、今度は大人の時間です。この象さん、
ハンピで一番よく仕事するともっぱらの評判。
お金を渡すと鼻で受け取り、控えているおじさんにすっと渡し、返す刀で頭を撫でてくれるという寸法です。
うん、絶妙なところに絶妙な後頭部が写り込んでいますが、こんな感じです。お金は10ルピー札(15円)でOK、コインはやめましょう。もちろん10ルピー払ってやってもらったのですが、
なんかとても、ほっこりします。
象といえばヒンドゥーの神様ガネーシャ。ガネーシャは富の神様ですからね。今年の金運は、これでもう間違いないでしょう。
ヴィルーパークシャ寺院を出ると、右手には何やら遺跡っぽいゾーンがあります。
地図にも載っていない名も無き遺跡がごろごろあるのがハンピです。打ち捨てられた遺跡を縄張りにしている犬に追いかけられたりしましたが、
こういう立派なのもあります。
もちろん巨大な岩もそこかしこにあって、
巨石に埋もれるように遺跡があったり。もう、こんなのがそこら中にあるので、目移りします。
延々と続いてそうですが、そろそろお昼を食べないと。
ということで、宿向かいのRavi’s Rose という店でパニールカバブマサラとナン260ルピー(400円)を食べたのですが、味はまあまあ、特筆することこともなかったので、さくっと次へ行きます。
ちょっとハードで、ちょっと怖い。でも絶対に見たい、マタンガヒルからの夕日!
ハンピ村から1.4kmほどの場所にあるマタンガヒル/Matanga Hill は、ハンピらしい岩だらけの絶景を見ることができる、一番メジャーな展望スポットです。
殊に天辺から見る夕日は格別!
とのことで、タイミングを合わせて行ってみました。
ヴィルーパークシャ寺院から東に伸びる道をまっすぐ進みます。登り始める前から、遺跡感を楽しめる通りを歩き、
この階段から登り始めました。因みに階段手前を右に曲がるルートと2通りあって、後者の方がメジャーなようです。帰りはそちらを通ったのですが、前者のルートはお寺の遺跡観光付きで、おすすめです。
階段の先には、ゴロゴロ転がる岩の間を通る道。
落ちてきやしないかと不安になるやつや、
誰かが意図的にやったんじゃないのと思うものも。実際、どうしてこのように岩だらけの土地になったのかは解明されていないようですが、
巨人が遊びで積み上げたという言い伝えがあるとか、ないとか。
確かにちょくちょく遊び心を感じます。
途中のお廟のようなものがあり、
愛敬のある神様が祀られています。丘の裏側に出ると、ヒンドゥー寺院の遺跡があって、
これが結構見応えあります!
ガイドつけてないし、いつの何だか全然わからないですが、ほぉー、ふーむ、と感心しきり。
白髪のサドゥー(行者)、シンプルな出で立ちがかっこいいですね。
うーむ、これはなかなか。
殆ど人がいない穴場スポットで、朽ちつつある廃墟感が風情を醸し出しています。さて、この遺跡の先からが、本格的な丘への登り道。
最初は普通の階段ですが、
徐々に険しくなってきます。
途中の、遺跡を一望できる大岩でひと休み。
最後は岩自体が道になり、
落ちたら死ぬよね!
というルートを経て頂上へ。急坂もあるし、怖い場所もありますが、距離は短いので耐えられます。体力的にはさほどキツくないし、子供も60代以上の方も登っています。
頂上には石造りの建物が立っていて、その屋上が天辺。
天辺に出ると、
ドーン!!!
ハンピらしい岩だらけの絶景が、パノラマで広がっています。
うーん、何なんだここは。
まるっきり現実感のない不思議風景。ハンピはその実力の割に有名ではないという話を前回聞きましたが、交通の便が悪いという理由の他にも、推測するに、
この光景の異常さと迫力が、写真じゃ全然伝わりきらないから。
じゃないでしょうか。
特に風景写真において、このブログの実力不足はハンピに限りませんが、他の人のブログや、それこそプロの撮った写真を見てもそう思うのです。もし上の写真で少しでも、
へぇー、すごい景色!
と思った方は、実物を見たら圧倒されると思います。
暮れゆくハンピを眺めながら、インド人の観光客とお喋り。インドでこんなにまったりした雰囲気を楽しめるなんて。
完全に陽が落ちるまで見届けてから、急いで下山します。暗くなったら足元危ないですからね。
来た時と別ルートですが、こっちも結構怖くないですか。
景色に目を奪われたら死んじゃいます。
今もし地震がきたら...なんて縁起でもない妄想をしながら、早足で帰ったのでした。
ハンピで一番お気に入りの店、チル・ハングアウト/Chill hang Out。
夜ごはんは、宿オーナーおすすめのチル・ハングアウトへ。2泊3日の滞在中、3回行ったお気に入りのお店です。屋外階段を2階に上がり、店内はテーブル席と寝っ転がれる寛ぎ席があります。
とにかく居心地が良くて、各席で充電できるし、強力じゃないけどWIFIも使えます。そして勿論、
ごはんが美味い!
この日食べたのは、スペシャル・ターリー220ルピー(339円)。
ダルカレーに、インゲンとトマトのカレー。更にパニールのカレーで3種類。パニールは揚げてあって、厚揚げそっくり。パニールはインド版のチーズですが、食べ味は木綿豆腐にも近いと思います。
今旅で大好きになったジーラライスはクミンシード以外にカレーリーフなどか入って賑やか。
お願いしたら、セットのナンをチャパティに変えてくれたり、融通が効きます。他のお客がビールらしきものを飲んでいるので聞いてみたら、
250ルピー(385円)でひとっ走り買いに行ってくれました。
缶はテーブルの下に隠してね。
と言われたので、裏サービスなのでしょう。客の半分くらい飲んでいて、全然隠しきれていないけれど。そういう意味でも、ハンピでは貴重なお店です。
↓Google maps に登録が無いのですが、場所は前回ご紹介したFunky Monkey の向かいです。
次回予告
ハンピ2日目は、田園風景と岩山が広がる長閑な川北エリア。レンタルバイクで見どころを巡ります。滝に湖、再びビュースポットへのハードな登り。実際に見てきたおすすめスポットをご紹介します。
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