ブログではスリランカ篇が始まったばっかりですが、リアルタイムでは今日からインドに入ります...という予定だったのですが、この記事を書いていて、
あ、モルジブフィッシュって元々モルディブじゃん。モルディブ行かないとじゃん!
と思い立ち、確認したらコロンボから近いし、航空券は安いし、手配しちゃったインド行き航空券のキャンセル料もそんな高くないし...
急遽全て手配し直して、モルディブに行ってきます!
新婚旅行のメッカモルディブを、40過ぎた男のひとり旅で、果たして楽しめるのか?
我ながら痺れる展開です。
さて、話はコロンボ初日の夜、偶然再会したジェフリーと夜ごはんに行くところから。そして翌日のコロンボ街歩きと、ホテルの人に教わった美味しいスリランカカレーの店をご紹介します。
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初スリランカカレーは、ローカル食堂 New Ruhunu Food Center で。
遅い昼食のコットゥがまだ胃に残っているけれど、夜になったので約束通りジェフリーと夜ごはんへ。土砂降りの雨の後なので、宿から近い店を選びました。
マレーシアのインド料理屋やミャンマーを思い出させる、出来合いのカレーをカウンターで注文するタイプのお店です。
野菜4種のカレーが150ルピー(90円)。
目の前の料理を指差しで選べます。
さらに魚のカレー160ルピー(96円)と、コーラ80ルピー(48円)もオーダー。テーブルで待っていると、料理が到着しました。
赤米にざっくりカレーがかけられて、パリパリのパパダムが乗っています。
野菜カレーは右上から反時計周りに、オクラ、空芯菜、ダル(豆)とあと1つはうろ覚えだけど確かカボチャ。単独ではシンプルに思える味も、
混ぜ合わせていくと複雑で多層的な味になって、美味しい。
いや、今思い出すと特別美味しいお店という訳ではないのですが...。
魚のカレーはコクがあって、これが加わると一気に味に深みが出ます。ちょっと残念なのは料理がぬるいのと、お米がポロポロすぎること。
スリランカのお米は基本ポロポロするけれど、ここのはちょっと行き過ぎています。
先に言ってしまうとスリランカの飲食店は、結構当たり外れが大きい印象です。このお店はまあまあか、ちょっと下という所。
それでもウマイウマイと食べていたのですから、スリランカカレーの実力は推して知るべしです。食後はジェフリーと街をぶらつき、
ちょっとだけカジノで遊んで、
ホテルに戻りました。
※コロンボには、ルーレットやバカラができるちゃんとしたカジノが数軒あります。ルーレットはダブルゼロがないヨーロピアンスタイルで、ミニマムも低くて良心的。フォート駅から近いBally’s では、料理やお酒も無料で、無料の会員カードを作ると帰りのトゥクトゥクがサービスになりました。
↑レストランはお奨めではないので地図を省略。かわりにカジノの地図を貼っておきます。負けても大丈夫なお小遣いの範囲で遊びましょう。ミニマムが低いので、2〜3万円でそれなりに遊べます。
フォート近辺のコロンボの街と、ローカル市場。
明けてスリランカ2日目、ホテルで朝ごはんを食べて、街歩きに出かけました。オランダ、そしてイギリスと植民地支配が続いたスリランカは、その時代を反映したコロニアルな建物が多く、
所々オシャレに見えたりします。とはいえ少なくとも、バスターミナルと鉄道駅が集まるフォート/Fort 近辺はそんなオシャレ要素は見せかけだけで、
実際は道端でガラクタのようなものを並べて売っているローカルな雰囲気。
うん、こういう感じが好きです(笑)
スリランカで初めて電話が通った記念のオブジェ。
それオブジェにするほどです?
どの国に行っても必ず見かける宝くじは、
洗濯もののようにピラピラ吊るされていて、風情があります。
今年4月に起きた自爆テロは、イスラム過激派組織がキリスト教会と高級ホテルを標的に実行したものですが、
街の中心には堂々と、
スリランカ式クリスマスマーケットができていて、びっくり。
スリランカは国民の70%が仏教徒で、キリスト教徒は10%未満のはずですが、けっこうクリスマスムードです。ちなみに電車の中で話したスリランカ人ファミリーは、仏教徒だからクリスマスは祝わないと言っていました。
これはシーギリヤで撮った写真ですが、この食堂の夫婦は、奥さんが仏教徒、旦那さんがクリスチャンで、
仏像と十字架が、同じ神棚に置かれていました。
一部イスラム過激派がいるだけで、思っていたより宗教間で共存できている国なのかもしれません。表からじゃあ、分からないですけどね。
初めての国なので、何はともあれ生鮮市場と思って見つけたここは、
品揃えも活気もイマイチ。それでもスリランカらしいものがないかと、ひと通り見て回っていたら、
乾物屋さんを発見!
スリランカ料理には欠かせない、モルジブフィッシュを見せてもらいました。
おお、やっぱり鰹節にそっくり。
実際の作り方も日本の鰹節に近く、塩水で煮て、燻煙して天日干し。枯節にするカビ付け工程が無いので、荒節に近いものだそうです。味を見るのにちょっと買いたいというと、
チップになったのを出してくれたのですが、これだと量が多すぎる。もっと小さいのない?と聞くと、
ちょっと待ってて、と奥でカットして、
ちょうど良い量を用意してくれました。いくら?と聞くと、
いいよ、持っていきな!
太っ腹でやさしいお父さんなのでした。堅いモルジブフィッシュですが、口に入れて飴のように舐めていると、徐々にやわらかくなり、
噛めば噛むほど旨味が溢れてきます。
うん、本当に日本の鰹節にそっくり。使い方は異なるにしろ、料理のベースになる食材を共有しているというのは、親しみが持てますね。
↓マーケットの場所はここです。
本物のスリランカカレーが食べられると聞いて、ローカルにも愛される人気レストラン、ウパリーズ/Upali’s へ!
宿のスタッフ数人とスリランカ料理の話をしていて、ふと、
これぞ本物のスリランカ料理っていうのは、どこで食べられる?
と聞いてみたところ、
「ウパリーズかな」「うむ、ウパリーズだろうな」
とすんなり意見が一致したお店が、このウパリーズ/Upali’s 。お昼にジェフリーと行ってみました。
観光客も来る有名なお店のようだけど、この日は8割がた地元客。高級レストランのような見えますが、サービスラベルはあまり宜しくない感じでした。
メニューの品揃えはかなり豊富。迷ったけれど、人気だというランチ限定カレーをチョイス。
3種の野菜カレーに、ココナッツサンボールとパパダムがつくというもの。お米は赤米か白米から選べます。
赤米を選び、まずはお米だけ到着。カレーは後からワゴンを引いてきて、
目の前でサーブしてくれます。
手前がニンジン、右が四角豆、奥のはマンゴーで、上にかかっているのはグレービー(汁気のあるカレーソース)とのこと。
それぞれのカレーに使っているスパイスの種類はそう多くなさそうで、
やはり、混ぜていくと味の奥行きや複雑さが生まれてくる感じ。そこは昨晩のローカル店と同様なのですが、
この店は、より立体感があってレベルが高い!
もちろんお米も断然昨日より美味しいです。
パパダムに煮干しのような干し魚、辛味と酸味のきいたココナッツサンボール(奥)を加えると、一層味に膨らみが出ます。
ネットリ濃厚なマンゴーのカレー。贅沢な!と思ったけど、スリランカではマンゴーを使ったジャムのようなチャツネは、飲食店では定番の付け合わせ。家でも日常食材として使うんでしょうかね。
カレーリーフとライムのドリンク250ルピー(150円)は、青汁みたいで手強かったです(笑)この店もスリランカ水準で、日本の大盛りを超える盛りのよさ。お腹いっぱいになって、会計は私の分で784ルピー(470円)。サービス料と税が12%上乗せされていますが、
充分、値段以上のクオリティだと思います。
食後はウパリーズの目の前にある公園を、ジェフリーと散歩。
遊歩道と芝生の綺麗な公園で、
スリランカカップルの、いちゃいちゃスポット。
馬や、
リスなんかの動物を見たり、
子どもたちと遊んだり。人懐こい人が多いスリランカですが、子どもは特に。普段特別子供に好かれないわたしでさえも、向こうから構ってきて、遊んだり遊ばれたりが何度も。
子どもが好きな人は、スリランカきっと楽しいです。
次回予告
コロンボを早めに切り上げて、内陸の街キャンディへ。ドア開けっ放しで走る気持ちの良い列車旅と、辿り着くまでの難易度が高過ぎるホテル、キャンディの街と一番の観光スポット仏歯寺をお届けします。
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