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台湾1日目。果てしなく広がる台湾メシに慄く 2019.4.24

投稿日:2019-04-26 更新日:

日本にいる皆さん、明日からGWスタートですね!10連休何をされますか?もし台北に旅行予定のかた、ひと足先に味わった台湾メシレビュー、ご参考ください!

※文中の日本円参考価格は、1台湾ドル=3.628円で計算しています。

外食天国の台湾

なんでも、台湾人13~64歳の実に68%が、3食全てを外食でまかなっているのだとか(参考HP)。外食が日常に密着し、美味しいものを食べるのに行列もいとわない、

食いしん坊大国、それが台湾です(←断定)

その台湾人の舌と胃袋を満足させるキラ星のようなお店が、そこら中にあり、朝昼晩と毎日の生活を彩る。「幸せな日常食」を探訪する、めし旅的には非常に興味深い国。 2年前に高雄・台南・台北と10日間の旅に来ていますが、とても台湾を喰い切ったという気はせず、今回の「おかわり訪問」につながりました。つまり何が言いたいかというと、

行きたい店や食べたいものが、多すぎる!

台北だけでも事前リストアップで30軒を超えました。

台北は3泊ですよ!喰い切れるわけがない。

アホじゃないので(いや、どうなんでしょう。最近自信がなくなってきました)全部行けないのは分かっています。でも、小吃なら数軒ハシゴできるし、いいとこまでいくんじゃない?と思って、向かった1軒目がこちら。

※小吃(シャオチー):軽く食べられる手頃な料理のこと。1食100円とかで悶絶級の料理が食べられたりするので、軽食と侮ると返り討ちにあいます。

台湾1食目:天天利美食坊の「滷肉飯加蛋」

12時過ぎのピークタイムですが、並んでいるのは数組。すぐに順番が来ます。店に入る前に、台湾でよくある伝票書き込み式でオーダーを伝えるのですが、店のおじさんは一発で日本語メニューを持ってきてくれました。

ピーチの日本人CAですら、わたしには入国カードをスルーしようとし、あげく「Excuse me sir」と言ってきたのに、一発で日本人と見破るとは、やるな。

日本語メニュー

オーダーはもちろん、この店の超看板メニュー「滷肉飯加蛋」。滷肉飯 は魯肉飯と同じ、どちらもルーローファンと読みます。加蛋は、玉子乗せという感じです。それに、台湾グルメのお伴に欠かせないのがスープ!味噌汁特化型の日本と違い、スープの種類が多様で、どれも素晴らしく美味い。今回は、気になったスルメのスープにしました。

書き込んだ伝票

席が空いたら「そこ座って」と示されるので、書き込んだ伝票を渡して着席。料理は1分で出てきました。

滷肉飯加蛋 (大)60NT$。そう、小ではなく大です。

あまりの期待感に、指が滑ってしまいました。

小さめの丼に1杯といったところでしょうか。細かくミンチ状にされた豚バラ肉は甘じょっぱく味付けされ、肉汁と一体になった煮汁がご飯とからみます。そこに半熟のたまごの黄身がからんで・・・

まさに、最強のぶっかけメシ!

前旅ふくめ、何軒か滷肉飯の有名店で食べましたが、今のところNO.1です。

沙茶魷魚羹(スルメスープ)65NT$。一度干した分厚いイカがゴロゴロ入っていて、コリコリして旨い。何より、干イカから出たエキスがとろみのあるスープに行きわたっています。こういうスープが付くだけで、食事がものすごく豊かになりますね。

合わせて125NT$(454円)。安い!

台湾2食目:福州世祖胡椒餅の「胡椒餅」

こちらも有名店。胡椒餅を最初に作った店と言われています。皮を伸ばして、肉とネギを包んで焼くのを目の前で眺めながら待ちます。この店は台湾でも有名な宜蘭のネギを使っているそうです。

焼き上がるまでは注文もなにもとらず、お客はだまって列を作ります。焼き上がるころには、そこそこの行列に。1個55NT$、1個だけ買いました。1個だけです。

指の次は口が滑りそうなので、厳しく抑制しました。理性の勝利です。

道端でバクっといきます。あっつあつ!やけど注意です。

肉プリっプリ、肉汁を吸ったネギがまた・・・。

結構大きくて食べでがあるけど、胡椒も効いているのであっという間に完食してしまいました

食べている間は気づかなかったけど、食後にひとつ問題が発覚しました。

認めたくないけど、認めざるを得ません。

・・・・・・・・・もう満腹。

おかしいですね。スタートダッシュキャンペーンで、3軒は回るはずだったのに。こういうときは、初日プレミアムがつくものですよね?

台湾において、食べる以外のすべては腹ごなし。

そういうことになりました。ここから、腹ごなしに全力を注ぎます。現在13:00、夜ごはんまで5時間程度。

じゃあ、腹ごなしに、九份いきますか。

前旅は、本当に食う以外何もしていないので、九份はおろか台北101も見たことないんです。今回も特に予定してなかったけど、「確かあそこは石段があったから、腹ごなしにちょうどよさそう」ということで、急遽行ってみることに。

googlemap先生の経路検索に従い、台北車站バスステーションに行ってみたら、「ここからは出てないよ。地下鉄で忠孝復興駅へ行きなさい」と。精神的つかれを取り戻そうと、目に入ったお茶屋でタピオカミルクティー。

あ、タピオカで胃を埋めちゃった。

これが本末転倒というやつです。しかも、1ミリもフォトジェニックじゃない容器。

気を取り直して忠孝復興 駅へ行き、1062番のバス亭へ。地下鉄の中で、行き方を説明してあるサイトを見たので、バッチリですよ(←最初からそうすればいいのに)。このサイト、すごく分かりやすくて助かりました。

まあ、お土産ストリートを観に行ったような・・・ちょっと京都の清水寺近辺を思い出しますね。

定番ショット。

名物、ピーナッツ飴粉入りのアイスクレープ。

それは本末転倒って・・・以下略

さあ、腹ごなしも済んだので、街に戻って晩ごはんですよ!

台湾3食目:忠南飯館「紅燒獅子頭」他

このお店は、ご飯がすすむオカズ揃いの人気店ということで、入れない覚悟で行きましたが全然入れた!大き目のテーブルや4名卓、1個だけ2名卓もあったので、そこに通してもらいました。

「ビールは勝手に取ってちょーだい」というスタイル。台湾では多いです。

日本語は通じません。英語を片言で話せる人が1人だけいました。

なので、壁に貼られたこのメニューをどう読み解くか。

あ、オススメが書いてある手元メニューを持ってきてくれました。ベストから2品、おすすめから1品、あとスープも頼みましょう。ちなみにこの店、ご飯はセルフで食べ放題です。

蓬莱米(ジャポニカ米)と在来米(インディカ米)が選べます。ご飯をよそって、オカズの到来を待ちますよ。

まずは絶対外せない、この店の看板「紅燒獅子頭」。肉団子を白菜と一緒に醤油煮にしたやつです。肉団子はふんわりやわらか。ピンポン玉より大きいのが3個入っています。肉の旨味と白菜の甘みが引き出された煮汁が全体にしみ込んで、さらに脂のこってりさも加わって、めちゃくちゃ旨い!ご飯に合わせると更にうまい。

地味に見えるけど、食べて初めてわかる凄い料理です。

これは絶対自分では作れない。何かはわかりませんが、絶妙なスパイスが控えめに効いています。

当然、こうなります。獅子頭オンザライス!これは、もうあれです。

ごはんのオカズ・オブ・ザ・イヤー2019決定!!!

まさか4月に決まるとは思いませんでした。でも、これを抜くものは今年現れないでしょう。

続いて、豆乾肉絲。豆乾という水分を抜いた豆腐(押し豆腐みたいなもの)を細長く切って、やはり細長く切った豚肉、セロリ、生唐辛子と炒めたもの。よおく味が染みた豆乾は、歯ごたえも楽しく、もちろんご飯に合います!

蝦醤空心菜。小エビを塩で発酵させた調味料が蝦醤。コク深くて、これまたご飯がすすむ!

スープも頼んで、このボリューム。これ、3人で食べても満腹になります。「1人1品はオーダーしてね」ということなので、4人できてシェアできたら絶対楽しい!とはいえ今日もひとり飯、

1人でこれは、もうフードファイトの領域です。

お会計して、680NT$(2500円弱)。いや、安いですこれ。3人で食べてたら、1人1000円切りますね。

日本で展開している「まいどおおきに食堂」ってご存知ですか?店名は「〇〇町食堂」とか、その町の名前がついている店。あれは、作り置きのオカズを自分で選んで、ご飯だけよそってもらいますよね。この旅でも訪ねた、大阪の名店「銀シャリ屋ゲコ亭」もそのスタイルです。この店はちょうどそれと真逆で、ご飯は自分で、オカズは作りたてを個別に提供という仕組み。考えてみると、この方が出来立ての料理が食べられて、嬉しいかも。こういうスタイル、もっとあっても良い気がしますね。

とにかく、ご飯とオカズで幸せになれる、素晴らしいお店でした!

初日から、なかなかハードな戦いとなりましたが、明日もがんばります!

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