イジェン山の幻想的な風景に圧倒された翌日、再びの火山サンライズ・ツアーに参加しに、ブロモ山を目指します。イジェン山近郊の町、バニュワンギ/Banyuwangiからは、直接ブロモ山麓の村チェモロ・ラワン/Cemoro Lawangへ行く方法と、近郊の町プロボリンゴ/Probolinggoへ泊まる方法の2パターンあります。今回はその後の移動しやすさも考慮して、プロボリンゴで2泊することにしました。
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宿手配のバンで、ブロボリンゴへ!
英語の通じないホテルスタッフと、2時間かけて交渉の結果、ホテル手配のバンでプロボリンゴへ行くことに。本来チェモロ・ラワン行き200Kの所、手前のプロボリンゴで降ろしてもらって150K(1125円)。ホテルスタッフからは、
エアコン効かないし、あんまりお勧めしないよ。
と言われてたけど、やたら時間かかるし安くもないしで断然、電車の方がよさそうです。前々回に書いたけど、オンライン予約の方法さえ知っていれば・・・。
同乗者は別の宿から乗ってきたフランス人カップル2人だけ。スペース広く使えてラッキー!と思ったら、5分走らせたところでゾロゾロと乗り込み、すぐ満車に。そしてまた10分走らせてバリ島への港でゾロゾロと降りていき・・・
少しでも効率的に客を回転させようと、忙しい。
バニュワンギの町を離れたら車は順調に飛ばし、14時過ぎに一旦ストップ。15分ほど車のメンテナンスです。さぁこれで目的地までいっきに行くのかと思ったら、10分も走らずに再び停車。
ここで休憩だ。飯でも食ってこい。
沢山のバンやバス、外国人観光客が集まるドライブインのような所で休憩タイム。
おなかも空いていないので、飲みものを買って一服してバンの中でひと眠りしていると、新しいお客さんがゾロゾロ乗り込んできます。30分ほどして車が動き出したけれど、最初から同乗していたフランス人カップルがまだ戻っていません。
運転手さん、まだフランス人の客が戻ってないよ!
と声をかけると、「あ、しまった」という顔をして言ったのが、
車が入れ代わったんだ。お前プロボリンゴだよな?このバンじゃないぞ!
なんと、何の説明もなく2台のバンが入れ代わって、乗っていたバンはバニュワンギへ戻ることになったとのこと。荷室に預けていたキャリーケースも、既に別のバンに移動されていました。
ふざけんな!もう少しで荷物と離れて、来た道戻るとこだったじゃないか。
さすがにねぇ・・・ちょっとヒドイです。新しいバンの出発をまた30分待って、ようやく再出発。
車はキレイになりました。
結局出発から7時間、17時過ぎにプロボリンゴ到着。ホテルの前までしっかり送ってくれました。
プロボリンゴ2泊の宿、OYO587
今回は9日ぶりの個室です!
1泊898円でシャワー・トイレ付きの個室に泊まれるなら、全然OKと思っていたら、
水シャワーでした(泣)
バニュワンギから水シャワー4連泊です・・・。
ホテルからブロモ山ツアーに申し込み。
ここもホテルの人は殆ど英語が通じないけれど、単語と単語でなんとかなる感じ。ブロモ山のツアーについて質問すると、どこかに電話をかけて、
この人と話してね。
と電話を渡されます。相手が誰なのかも分からないまま、電話での交渉です。往復の移動、入山料もろもろに朝食もついて400Kとのこと。
高いよ。300にならない?じゃあ350!
相場をよく知らないで交渉してみたら(プロボリンゴからのツアー情報、ネットに殆ど無いんです)、外国人は国立公園の入山料で220K(週末はもっと高い)かかる。自前で乗り合いバスで行けば安いけど、15人集まって1人35K、人数が少なければ負担が増えし、いつ出発するかも分からない。
早いし確実だし朝食もつくし、適正な値段だぞ。
素晴らしく説得力のある説明にすっかり納得し、400Kでその夜のツアーを申し込みました。夜中の2時にホテルに迎えにきてくれるとのこと。じゃあ待ってるから!と言って電話を切りましたが、ふと、
今の人誰だったんだろ。ほんとに迎えにくるのかな?
ちょっと不安になったのでした。
簡単に飯を済ませて仮眠します。
宿の場所がかなり辺鄙なところにあって、夜になると何もないので、15分歩いたコンビニでUFOを買ってきて夜ごはんです。ついでに日本で買っていたアウトドア用のおにぎりも。UFOはピリ辛だけど日本のに近い味。
おにぎりは・・・お湯戻しに失敗し、雑炊になりました(泣)
お湯を沸かしていたときに、さっきはいなかったホテルスタッフが英語で話かけてきました。
お前ブロモ山ツアー行くんだって?ピックアップは1時だからね。
ええ?2時って言ってたよ。と言ってみたけど、1時だ1時!と言い捨てて居なくなりました。仕方ない。仮眠が減るけど12時半に起きるか。
と夜中1時に待っていたけど・・・来たのは2時でした。
くそぉ、やられた。
2:00AM ホテルを出発!
ピックアップした車には、わたし1人。別のホテルに寄って、他のメンバーをピックアップします。同行者は、フランス人カップル1組、オランダ人家族3人(小学生くらいの子供連れ)、韓国人の女の子1人です。
4:00AM ブロモ山の駐車場到着
まずはこの駐車場からブロモ山を見下ろすビューポイントへ登り、日の出を見ます。イジェン山と違って、
整備された道を20分程度登るだけ。
ガイドはつかず「6時には戻ってきてね」と言われて自由行動です。
所々お店が開いているので、水やコーヒー、軽食を買うことができます。お店が途切れると、イジェン山ほどではないけど、満天の星空が現れます。
4:20AM ビューポイント到着。カップラーメンと飲み物が売っています。ヒートテックにTシャツ、ウィンドブレーカーを着用してるけど、
かなり寒い。ホットコーヒー10K(75円)でひと息つきます。
このビューポイントで見てもよいのですが、どうやらこの先、道は整備されていないけれど、まだ上へ行けるようなので登ってみます。
これは帰りに上から撮った写真。下に見える展望台が、ビューポイント。そこから
崖のような道を這い上っていきます。
最初だけ、よじ登るような急坂ですが、その後はちょっと急な山道へ。(注:下のも帰りに撮った写真。実際は真っ暗です)
とはいえ、真夜中にこんな道を歩くので、途中道を間違えそうになることも数度。できるだけ、前に行く人からはぐれないように行った方がよさそうです。
そして火山なので、やっぱり灰やら埃が空気中を飛び交っています。
更に朝日を見たあとは、砂漠へ乗り込むことになるので、
防寒着とマスクは今回も必携。できればヘッドライトもあるとベターです。
4:50AM ほぼ頂上に到着!
30分ほど登ると、頂上から何層かに分かれて、朝日とブロモ山を眼下に見えるビューポイントが現れます。頂上のすこし下に、ちょうど良い場所を見つけたのでそこに陣取って朝日を待ちます。
地平線が綺麗なオレンジに色づいていきます。
刻々と空は色を変え、ブロモ山がその威容を現していきます。
この位の明るさが、一番雰囲気が出て格好良く感じる。
あぁ、もう何でかわからないけど、えらいカッコいい(溜息)
因みにチョコ菓子のアポロみたいな山がブロモだと思っていたら、違いました。これは「バトー山」という一番最後にできた火山だそうで、
ブロモ山はその左脇に見えているクレーターのような裸山。
すっかり日が昇るまで堪能したら、時刻は5:30。
来たとき50分かかった道を、30分で戻らねばなりません。
急ぎ足で戻っていると、朝日に向かって何やら式典の最中。すみません、横お邪魔します。それにしても、周りはの観光客はまだゆっくり景色を見ているけど、
なんで我々だけこんなに急がされるんだろう。
と思って時間ぴったり6:00AMに車に戻ってみると、
- 韓国人女子・・・既に帰着済み。時間厳守。
- フランス人カップル・・・10分遅れで帰着。
- オランダ人家族・・・30分遅れ。たぶん集合時間は理解していない。
うん、こうなる気はしていました。でもこんなとこで置いてきぼりだけはイヤと思って、
どうしても図太くなれない生真面目な日本人です。
さて、時刻は6:30AM。ここからブロモ山の火口の縁ギリギリまで、
ジープに乗換え、馬に乗り、砂漠を渡って山を登り、
なんて書くと冒険っぽいけど、これを気軽に楽しめるのがこのツアー後半戦!中途半端だけど、明日に続きます!!!
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