前回に続いて、ジョグジャカルタのご飯情報をお届けします。今回は、以下の3軒!
- オバマ大統領も訪れたインドネシア各地の料理が楽しめるレストラン
- 出来立てサンバルが自慢のローカルレストラン
- ジョグジャ内でも極狭エリア限定の名物グルメ、オセンムルチョン
合間に、ジョグジャNo.1との呼び声高いマッサージ、Saarah day spaもご紹介します!ジョグジャカルタに行かれる方の参考になれば幸いです。
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ジョグジャ飯③ オバマ大統領も訪れたジャワ料理レストラン Sasanti Restaurant
ジョグジャカルタ駅から北へ約7kmの郊外にあるササンティ・レストラン/Sasanti Restaurant。米大統領が来たというのもミーハー心をくすぐられますが、
それより、インドネシア各地域の料理が一度に楽しめる店
と聞いては行かない訳にはいきません。ちょっと面倒な場所にあるけど、Gojekで呼んだバイタクを使えば、どこでも気軽に行けるので便利です。
オープンエアの気持ち良い店内。内装もサービスもしっかりしていますが、ちょっとサービスが滞ったりすると、
オーナーがすっと来て、フォローしてくれる目の行き届いたお店です。
メニューには、英語でしっかりと料理の説明があり、おすすめを聞いたときの提案もしっかりしています。
お通し的に出てきた、お米で作ったチップス。ほろ苦で食欲を刺激します。
ドリンクは オレンジ、バナナ、苺の3層スムージー Smoothie Delight 50K(375円)をオーダー。
こういう店に来たなら、それらしくトコトン楽しみたい派です。
前菜にBitter Ballen Cheese 47.5K(356円)。ひと口大のクリーミーなチーズコロッケです。
しまった。いきなりインドネシア料理から外れている。
サービススタッフの子がいくつかお勧めしてくれた中で、彼女が一番好きなのを聞いて出てきたのが、これです。この店を訪れた趣旨とは違うけど、
中のチーズとチーズソースでWチーズ。これはこれで美味しい。
続いてはTekwan 30K(225円)という、シーフードスープ。南スマトラの料理だそうです。
干し海老なんかの海産乾物系の旨味がたっぷりの透明スープです。日本以外で海藻を食べるのは珍しい。
すり身団子が、プリふわ食感で絶妙です。
メインは白、黄、赤3種の米に、インドネシア各地の料理を盛り合わせたNasi Champur Nusantara 200K(1500円)。同じような盛り合わせプレートが他にもあったけど、
一番高いやつにしちゃいました。
身がしっかり詰まったエビは、バリ島の辛いサンバルソースで。その横のジャガリコみたいなのは東ジャワの魚のクラッカー。
サーモンを葉っぱで巻いたのと、テンペを甘辛くキャラメリゼしたものは、中央ジャワの料理だそうです。
和牛を使ったこれは西スマトラ料理。上に乗っているソースが美味しい。その左の黄色いのはちょこっと辛いけど、おそらくココナッツミルクを使ってマイルドに仕上げた北スラウェシ料理。
値段はそれなりにするけど、どれも1品1品しっかり料理してあって、すごく贅沢なひと皿。
観光客向けのビュッフェでも多種類の料理を楽しめるけど、完成度がちがう。値段に見合う内容だと思います。
食後のコーヒーまでしっかり美味しく、会計は435K(3263円)。税10%とサービスチャージ7.5%が乗っかります。
今回のインドネシア旅で最高金額のごはん。
それでも納得させるだけのクオリティ、サービス、雰囲気すべて揃った素晴らしいお店でした。
ジョグジャNo.1との呼び声高いマッサージ、Saarah day spa。
ササンティでの食事を終えた後は、評判の高い高級マッサージへ。
病み上がりを口実に、とことん自分を甘やかす作戦です。
トリップアドバイザーのランキングで、長らくジョグジャNo.1スパの座を守っているというこちら、ふらっと訪れるには郊外すぎるので、お店の公式HPから前日に予約しておきました。
今回のプランは2時間で270K(2025円)のコース。インドネシアではかなり高級だけど、日本基準なら全然お安い。ちなみにここでは、
2人がかりで揉み倒す、4ハンドマッサージなんてのもあります。
そんな禁断の体験をしたら戻ってこれなくなりそうなので、今回は自重しました。
問診表のようなものに記入して、簡単なカウンセリングを受けます。きちんと1人1人に合わせて施術しようという姿勢はいいですね。施術室へ向かう前にトイレへ寄らせてもらったら、
各種アメニティが揃って、
空間も異常に広い上に、なぜか椅子がある。
うーん、使い道がわからん。女性だったら分かるんですか?
施術室も充分な広さで、個室シャワー付き。
マッサージも力加減などこまめに確認してくれて、
足先から頭のてっぺんまで、2時間しっかり揉みほぐしてくれました。
最後はシャワーも浴びれて、心身ともにリフレッシュ。噂に違わぬ素晴らしい内容なのですが、唯一の不満は、
スケスケの紙パンツ。
いや、あれはパンツじゃなくて、パンティじゃないか。恥ずかしすぎて穿くのに1分ほど迷いました。
あれで何かに目覚めちゃう男もいるかもですよ。
余計な心配をしつつ、店をあとにしました。尚、ホームページは日本語対応していますが、予約のページは英語のみ。簡単で戸惑うことはないと思いますが、支店もあるので間違わないようにお気をつけください。
ジョグジャ飯④ 出来立てサンバルは格別!Special Sambal Mentah "Bu Saring"
インドネシア料理に絶対欠かせないものといえば、何と言ってもサンバル。香味野菜やスパイスをすり潰した複合調味料で、その種類も地域や作り手によって多種多様。
本来は石臼を使って手作業でつくるものらしいけれど、
どこの国でもそうであるように、今どきは出来合いのものを使う所もあるし、ミキサーを使うことも。そんな中、フレッシュな出来立てサンバルを売りにしているローカルレストランを見つけて、行ってきました!
店内にあるショーケース。ここでオカズを選びます。冷たいまま食べるのかと思ったら、オーダー後に揚げ直してくれて暖かい食事をとれます。
アヒルとテンペ、豆腐と目玉焼き。それにぶら下がっていた豆が気になるのでオーダーすると、
「この豆はちょっとクサいけど大丈夫?」
と心配してくれました。
「大丈夫か分からないから、とりあえず食べてみます。」
それと何か暖かい料理はある?と聞いて、野菜炒めを作ってもらえることに。
料理を待つ間、厨房でのサンバル作りを見させてもらいました。
トマトに生姜、にんにく、唐辛子などを石臼に入れ、すり潰していきます。手慣れているのであっという間にペースト状になるけれど、そこから更にゴリゴリ。これは楽しみです!
揚げてもらった料理4品に、サンバルを落として、ご飯と一緒にいただきます。
う、うまい!めちゃくちゃ爽やかでコクがあって。
これは火を通さずに作るサンバル・マタ/Sambal Matahの一種だと思うけど、店名にあるSambal Mentahって何でしょう。
どういう訳か全然辛くないけど、
混ぜるだけで料理の格が2段階くらい上がります。
これだけでご飯を食べられるし、パスタソースにしても絶対うまい。
サンバルには生野菜がついてきて、
ディップソースとして食べても絶品!
空心菜の炒め物と併せて、ここの所の野菜不足も解消です。途中でサンバルが足りなくなったので、追加サンバルを貰いにいったら、
こっちはかなり辛い!ヒィヒィです。
最初のは外国人だからと、特別に辛くないのを用意してくれたのかも。でも、辛くても美味い!
結局名前が聞き取れなかった「クサイ豆」は、
確かにクサイ。そして不思議な酸味がある。
最初は抵抗があったけど、徐々に慣れてきて完食できました。たぶんこれ、クセになっていく系のやつです。会計は52K(390円)。
料理6品+生野菜+飲み物でこれはかなりお値打ち!
図らずも豪華ディナーとなりましたが、それでも主役は圧倒的にサンバル。看板に恥じぬ、美味サンバルでした。
炭火をぶちこむ驚きのコーヒー Kopi Joss
ご飯情報じゃないので“おまけ”扱いでコーヒーのご紹介。コピ・ジョス/Kopi Jossという、
淹れたコーヒーに炭火を直接放り込むという、ど派手な演出
で有名なジョグジャ名物です。
こんな感じの、屋台に近いお店で飲めます。
囲炉裏みたいな台があり、ヤカンの下には炭火が熾きています。
注文すると、砂糖とコーヒーの粉をグラスに入れて、ヤカンのお湯を注ぎ、
ヤカンの下から赤々とした炭を取り出すと、グラスの中へぽとり。
当然、こうなります。テーブルに運んでくれて飲もうとしたけど、
グラスもあっちっちです。
少し置いておいて、そろそろ飲もうと思ったけど、
いや待て。唇に炭が当たったら火傷するんじゃないか。
間一髪、あと3ミリのところで気づいてよかった。
スプーンで受け皿に取り出して、ようやく飲めました。炭を入れるのは、味がマイルドになるとか、炭の健康効果があるとか、冷めないようにする為だとか、諸説ありって感じですが、
飲んだ感じはいつものインドネシアの、甘すぎるアレです。
コーヒー飲んで胃が荒れる人でも大丈夫なんて話もあるので、そういう人は違いを実感できるかもしれませんね。
↑一応有名っぽいここで飲みましたが、ジョグジャを歩いていればちょこちょこ見かけます。淹れ方からすると、どこでも変わらない気がします。
ジョグジャ飯⑤ 極狭エリア限定の名物激辛屋台めし Bu Narti Super Spicy Meal
今度は辛い繋がりでこのお店。ボロブドゥール寺院に行く前、風邪で寝込んでいたときのホテル至近にありました。ゼィゼィ言いながらコンビニへ行くとき
大勢のお客がゴザの上で何を食べてるのか、気になっていたのです。
風邪が概ね治ったボロブドゥール出発前夜に訪問しました!
おばちゃんの横には、炭火でクツクツ煮込んでいる大鍋が。
大量の肉っぽいものが、赤い油にひたっています。おばちゃんに「これ何ですか?」と尋ねると、
ビーフ!ビーフ!ベリースパイシー!!!
なるほど、どうみても精肉じゃないから、牛モツ系の煮込みのようです。食べる気マンマンのわたしは、風邪が完治していないのも忘れて、
オーイエス!アリ・ラブ・スパイシーフード!(←馬鹿)
尻尾をふりふり、オーダーしたのでした。
他にも何かない?と見ていたら、ちょうど揚げたてのチキンが到着。小ぶりな丁度良いサイズなので、これも載せてもらいました。
料理がくるのを、ゴザに座って待ちます。このゴザ&地べたスタイルは、ジョグジャカルタの風物詩。街中いたるところで目にします。椅子席とゴザ席を併設している店も結構あって、
大概、ゴザ席の方が混んでいる。
大人も子供も、みんなゴザに座ってご飯を食べたり、飲み物片手にまったりしたり。
それだけで、ずいぶん平和な光景に見えるから不思議です。
ほどなく料理が到着。チキンは弾力があるけど柔らかく、
ぴったんこの火入れ具合で美味。
牛煮込みの方はあとでホテルの人に写真を見せて確かめたところオセンムルチョン/Osen Merconという料理。ジョグジャどころか、この一角だけの超極狭ローカルグルメで、同じ名前の料理は他所にもあるけど、ここのとは違うんだそうです。そしてオバチャンが言っていた通り、
火を噴くほどの激辛。たぶん「中本の北極」並みです。
※注:蒙古タンメン中本のこと。激辛ラーメンで有名。
具材はやや筋をかんだ牛肉と、牛皮。あと色々入ってそうだけど、ごっちゃ煮で元が何だかよく分からない。
でも無茶苦茶辛いけど、しっかり旨味があるのでスプーンが止まりません。
汗でTシャツをぐっしょり濡らしながら完食。そして風邪が完治する前に激辛料理をかっこんだツケとして2時間後、
ホテルの部屋でひとり、強烈な腹痛に悶絶したのでした。(←馬鹿)
↓オセンムルチョンは、このお店と周辺何軒かで食べられるそうです。
今回の3店は、どれもオススメ。きれい好きな方は、後半2軒はキツイかもしれませんが、それぞれウリがはっきりしていて良いお店でした。興味が湧いたら、ぜひトライしてみてください。
次回予告
本音で紹介!ジョグジャ飯は、もう1回続きます。次回は、
- ローカル市場で買い食い!
- ジョグジャ王道名物グルメのナシ・グドゥ
- 隠れた実力派の豆入り牛スープ料理ブロンコス
- 臭みが全くないヤギ串、サテ・カンビン
合間に王宮や水の宮殿なんかの観光情報も混ぜる予定です!
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